プリンセスティアーズ第2禁書庫

書いた人：key70

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戦争とは言っても、もともとこれはエルシー自身の招いた災厄であり、相手を傷つけることはエルシーにとって道義的に一切許されない。
追い詰められて結局禁書庫まで逃げ戻ったエルシーは、あるはずもない、極悪魔法の解除手段を必死で探すうち、もう一つの、最後の禁断の魔法を発見する。それは自分の念を込めて自分の分身を作り出すという魔法だった。常識外れの魔法素質を発揮してこの魔法を実行し、１２人に分裂するエルシー。１１人のエルシーそっくりの全裸の美少女が、本物のエルシーを取り囲んで狭い図書室に集う様子は、まばゆいばかりだった。

とはいえ全裸少女が１１名突然あらわれても、服も戦闘装備は一人分しかない。禁書庫を探し回ってなんとか着れるものをかき集める。なぜか隠し扉がいくつも見つかり、衣装が次々と発見されるのはよかったが、どれもエロコスプレ装束そのものだった。極薄体操服、極短スカートの秘書制服、ミニスカポリス、密着純白レオタード、まったく防御する気のない極小ビキニアーマーなどなど。しかし全裸で街に逃げだすわけにもいかず、しぶしぶエロコスプレを装備する１２人の美少女たち。どの衣装も裸より１０００倍恥ずかしいことに全員気付くが、どのコスにも自分では絶対に脱げない（が他人はごく簡単に脱がすことができる）呪いがかかっている。もう後の祭りだった。エルシーの居場所を突き止めた男たちとの戦闘が開始される。

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