あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

治安の良くない路地裏を歩く。
壁の卑猥な落書きや溢れたゴミ箱。
そんな物が当たり前の世界がこの街にあるとは、以前の俺には想像すらできなかっただろう。

半年前。
娘が進学に際して一人暮らしを始め、暫くして妻の浮気が発覚。
体調を崩して病院に行くと、不治の病と診断され余命数年との事。

自暴自棄になった俺は仕事を辞め家を売り、妻からの慰謝料と合わせた金で好き勝手に余生を過ごす事を決意する。

家の売値、退職金、慰謝料。
娘に学費として幾らかを送ってもかなりの額が手元に残ったため、そこそこのホテルに長期で滞在するぐらいは痛くも無かった。

かと言ってこれまで仕事一筋の半生、趣味も無ければ友人とは何年も会っていない。
とりあえずはとパソコンを買い、ネットニュースやSNSなどで時間を潰していると、懐かしい物が目に留まる。

「カードゲームか……まだ続いてたんだな……」

学生の頃遊んでいたコンテンツは、どうやら昨今の流行のひとつらしい。
詳しく調べると、何年か前に開発された立体映像の技術が用いられ、同時のアニメや漫画の再現が可能だとか。
そして……

「……なんだこれ?」

興味が沸き検索を続けていると、やがて内容はアングラなモノが混じりはじめ、さらにはオカルト染みたモノまであるではないか。

「馬鹿馬鹿しい……少し寝てから……」

ベッドに横になって目を瞑る。
が、少しして先程見つけたオークションサイトを開き、検索ワードを入力する。

「うっわ、いい値段すんな……」

面倒だからと即決価格で購入したカード2枚の合計は、残高の1/4程だった。

3日ほど待つと、購入したカードが手元に届く。
その間にいくつかの調べ物を済ませ、目当ての店に連絡を取る。
最速でも準備に数ヶ月から半年掛かるらしい。

構わないと伝え、内容を確認したカードを店に送る。
数日後、店から届いたメールを開くと、

『ご希望のオプションを設定してください』

と言う件名と、様々な項目のチェックシートが表示される。

内容を吟味しながらチェックをし、最後の自由記入の欄に書き込むのに丸一日かかってしまった。
漏れや間違いが無いかを確認してから送信を押す。

今度は半日程で返事が来て、やはり半年後になる旨が
記されていた。
日程が近づいたら再度連絡があるそうなので、焦らずに待つ事にした。

幸いにも時間と金にはまだ余裕あるのだし。


そして半年後。
路地裏を進み、指定された廃墟に入り、壁の模様に送られて来たカードキーを翳す。

ガコンと音が鳴り、床に現れた階段を下って行く。
少し歩くと、受付の様なカウンターがあり、そこに1人の男が居た。

「いらっしゃいませ。失礼ですがIDの提示をお願いします。」

カウンターの受皿にカードキーを置くと男は頭を下げる。

「お待ちいしていました。そちらの通路を真っ直ぐ進んだ右側にIDの記されている部屋がありますので、そちらにお入りください。
それとこれを。」

男は2枚のカードとタブレット端末のようなものを差し出してくる。

「こちらが今回お客様専用の決闘盤です。端末内のデータは好きに使用していただいて構いません。また部屋の内部のモノは全て立体映像ですので、どれだけ毀損しても問題ありません。さらに、完全防音なのでどれだけ声や音を出しても外部に漏れる心配はありません。それでは、どうぞお楽しみください。」

俺は指示された部屋の前に立ち、深呼吸をして扉を開いた。
その部屋は、真っ白い壁しか無い部屋で。

中央に、2人の少女が座っていた。
その内の一人、緑色のポニーテールの少女が俺に気づいて立ち上がり、パタパタと近寄ってくる。
俺の前まで来た少女はこちらを見上げ、笑顔で話しかけてくる。

「貴方がマスターですか?はじめまして!!」
「あ、ああ。はじめまして……」

無垢な笑顔に、思わず手を伸ばしそうになり、

「ウィンダ!逃げて!!」

離れた場所にいる、青い髪の少女が叫ぶ。

「エリアル?」

振り返り、しかしその場を動かないウィンダに駆け寄ろうとするエリアル。
……どうやら警戒されてしまったようだ。

「はあ。」

もういいか。
俺は溜息を吐きながら、決闘盤のボタンを押す。
すると、部屋を二分する様に透明な壁が現れ、エリアルの行く手を阻んだ。

「え?なにこれ!?」
「エリアル!?な、なにをしたんですか!?」

こちらに向き直ったウィンダを無視して操作を続けると、透明な壁はゆっくりと後ろに下がり、エリアルは壁に押されてどんどんと離れて行く。

「え、なに、やだまって嘘嘘嘘、助け、……え?」

このまま押し潰されるのかと壁まで逃げて怯えていたエリアルを無視して壁は停止し、部屋の1/4程度を区切りエリアルを閉じ込めた。
ウィンダはエリアルまで駆け寄り、互いに壁を叩きながら声を掛け合う。
が、

「エリアル、エリアル大丈夫!?エリ……、え?」

どう見ても叫んでいるエリアルの声も、必死に壁を叩く音もこちらには聞こえない。
そしてそれは相手にも同様である。
俺は部屋の中央に椅子を出現させ、そこに腰掛ける。

涙目で、しかし相手を不安にさせないように笑みを作りながら、届かない声を掛け合う2人の少女を眺める。
この店はちゃんと要望通りの用意をしてくれたようだ。
今回、かなりの額で購入したカード2枚には、『精霊』と呼ばれるものが宿っているらしい。
そしてこの店は、それらを要望通りに「準備」して場所と機材を提供する事を生業としている。

今回、俺のリクエストは2つ。
1つは『2人を仲良く生活させること』
準備期間の半年、2人は十分に絆を育んだようだ。
互いに必死に呼び合い、慰め合う声を堪能する。
ちなみに俺は、あちら側の声を聞くために片耳にイヤホンを装着しているため、エリアルの声が聞こえている。

2人が落ち着きを取り戻してきたので、俺は決闘盤を操作し、エリアルの片足に枷とそれに繋がる鉄球を出現させる。

「……え、なに?なにこれ……?」
「エリアル?……マスター!?」

突然の出来事に戸惑うエリアルと、その変化の元凶である俺に詰め寄るウィンダ。

「マスター、なにするつもりですか!?エリアルを出してください!!」

椅子に座り、その様子をニマニマと眺める。
こいつらの生殺与奪の権利は俺が握っている。
まだそれを理解できないのか、それとも悪意や害意が理解できないのか。

親友の危機を笑いながら眺める俺にすら、頼めば要望を通せると思っているのだから。
俺は姿勢を正し、叫ぶウィンダを制止する。

「黙れ。」
「ひっ?!」

思ったよりドスの効いた声が出てしまったが、お陰でウィンダも怯えてくれた。
俺は笑いを抑え、そのままウィンダを睨みながら話しかける。

「エリアルを出して欲しかったら、俺のことを楽しませろ。」
「……え、」
「満足出来たら開放してやる。」
「は、はい……、えっと、……なにを……?」

震えを抑え、首を傾げるウィンダ。
この状況でまだ俺に指示を仰ぐのか。
俺は椅子に深く座り直し、見下すように命令する。

「脱げ。」
「え?」
「聞こえなかったのか?服を全部脱いでそこに立て。」
「な!?……ふざけないでください!!」

少し間を置き、やがて顔を真赤にして俺を怒鳴るウィンダ。
やはりまだ立場がわかっていないらしい。
俺はわざとらしく溜息を吐き、決闘盤を操作する。

「……なにをしているのですか?」
「命令が聞けないなら、罰ゲームだ。」
「まって!!なんで、やめてください!!……エリアル!?」

振り返ったウィンダが見たものは、エリアル側の部屋の天井の隅に開いた穴と、そこから流れ出る水だった。
水はゆっくりと溜まり、エリアルの足元を濡らしている。
イヤホンからは戸惑うエリアルの声が聞こえてくる。

「……え?な、なにこれ?……うそ、ウィンダ、助けて!!」
「マスター、アレなんですか!?止めて、水止めてください!!」
「……」
「……うぅ……、……ま、まってください、脱ぎます。脱ぎますから、水、止めて、うぅ、」


必死な声を楽しみながら、しかし表情を変えないように努める。
無表情で見下す俺と、必死に壁を叩く親友を交互に見て、ウィンダが震える手で服に手を掛ける。
もたつきながら服を脱いでいたウィンダが、薄手の肌着姿で身を抱き俺を見上げてくる。

「……あの、ぬ、脱ぎました。……これで……、」

顔を真赤にして上擦った声で報告してくるウィンダは、俺が決闘盤を操作するのを確認すると、満面の笑顔になり、後ろに振り返って、

「あ、ありがとうございます!!エリアル……え?」

水の勢いが強くなった事に気づき、顔を真っ青にした。

「……なんで……?」
「全部脱げと言っただろ。命令違反だ。」
「……っ……、そ、そんな……あ、まって、脱ぎます!!脱ぎますから!!」

躊躇う様子を見せるウィンダだったが、俺が再び決闘盤に手を伸ばそうとすると慌てて肌着に手を掛ける。

「……うぅ、……っ、すーっ、はーっ、……んっ、」

涙目になりながら深呼吸をして一気に持ち上げ、小ぶりではあるが形の良い膨らみが露となる。
震える手でなんとか脱いだ肌着を、躊躇いながら床に捨て、怯えながらこちらを見て、

「……下も……ですよね。……はい。」

今度は下着に手を掛け、一気に下ろし、膝下辺りで両手を離す。
薄い布が床に落ち、両手で身体を隠しながらなんとか直立する。

「こっちに来い。あと隠すな。」
「……はい。……あの、」

顔を赤くしながら内股気味で目の前に立つウィンダをじっくりと眺める。
染み一つない白い肌。
ふっくらとして、それでいて張りのある確かな膨らみ。
スラッとした腰と、その横で震えるほど硬く握られた手。
もじもじと閉じようとする脚と、その間の毛一つ無く覆い隠すものの無い割れ目。

「……ぅ……ぁ……、ひゃっ、えっ、なにっ、やっ、」

俺の舐めるような視線に耐えられなくなったのか、ウィンダはか細い声を上げる。
堪えるためか目を硬く瞑ったウィンダに手を伸ばし、その胸に触れる。

「……んっ、……やめ、だめ……あんっ、えっ、そこっ、」

しばらくその柔らかさを堪能していると、その先端がだんだんと固くなっていく。
それまでわざと触れないでいたその突起を、両方一気に強くつまみ、少し捻る。
視線を横に向けて耐えていたウィンダだったが、突然の刺激を受け反射的に俺の手を払い後ろに下がり、

「やめて!!あっ……、」

それがなにを意味するかを即座に理解し、一気に血の気が引いてその場に膝から崩れ落ちる。
が、即座に立ち上がり、椅子に座る俺の脚に縋りついて懇願する。
あちら側の部屋に溜まる水は、既にエリアルの膝付近まで迫っている。

「まって、今のは違うんです!!駄目ですもうエリアルが!!やめて何でもするのでやめてください!!!」

俺は椅子から立ち、ベルトを外して下を脱ぐ。
ウィンダは呆気に取られて固まり、顔を赤くして目を背ける。

「え、あの、マスター……?」
「舐めろ。」

酷く興奮し固くなったソレを、ウィンダの頬に押し付ける。

「ひっ、やっ、やだ……、あ、まって、舐めます、舐めさせてください!!……うぅ、」

椅子に座り直した俺の前で、膝立ちになって手を伸ばし、指先で触れ、恐る恐る舌を出して近づけるウィンダ。
柔らかい指と、少しずつ触れる更に柔らかい濡れた舌。
たどたどしく拙い刺激と、羞恥と嫌悪の混ざった表情。
技術的には満足とは程遠いいが、恐ろしいほど征服欲を満たされる。

「……うぅ、れろっ、……れろ、へ、あ、あのもがっ!?」

俺はウィンダの頭を掴み、一気に手元に引き、口内へ押し込む。
先端は喉に当たり、それでも全ては入らなかった。
両手で持った頭を動かし、徐々にその速度を上げる。

「んっ、もごっ、やべっ、もがっ、やべてっ、がっ、ぐぉえっ、んがっ、」

ウィンダが悲鳴を上げる度に、舌が当たり刺激を与えてくる。
やがて込み上げてくる感覚に、喉の奥まで可能な限り押し付け頭を押さえる。

「全部飲めよ。」
「んーっ!!、んんっ!?」

ウィンダの口内にぶち撒けられた白い液体は、全て飲み込まれずに口の端、更には鼻からも溢れ出す。
しばらくしてベトベトになったモノを引き抜くと、ウィンダは激しく咳き込み、流し込まれた液体を吐き出してしまう。

「げほっげほっ、……なんでずかこれ゙っ、……う、お゙ぇ゙、ぐぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙っっっっ、はーっ、あっ、」

ウィンダは一瞬俺の顔を見て、急いで振り返る。
水位は既に、半狂乱で壁を叩くエリアルの腹付近まで上がっている。

「ま゙って、まってください、全部飲むんですよね?大丈夫です……う、ひっぐ、……れろっ、んくっ、……ぉ゙ぇ……っ、」

床に溢れた液体に顔を近づけ、一瞬躊躇って舌で舐め取り、えずきながら飲み込むウィンダ。
命令してもいないのに、泣きながら必死に床を舐めている。
土下座の様な姿勢で危機的状況の親友相手に尻を振っている事に、本人は気づいているのだろうか。

なんとか全て飲み干したウィンダは、座り込んだままこちらを見上げ、引き攣った笑みを作っている。

「ま、ますたー、ひっぐ、ぜんぶ、のめ、うっ、飲めました……」
「よくやった。えらいぞ。」

ウィンダの元まで近づき、目線を合わせて頭を撫でる。

「ひっ、……え、あの、えへへ、ありがとうございます。その、あの、そろそろ……」
「ああ、そうだな。そのまま上を向いて口を開けろ。」
「え……?あの、まだ……?」
「満足するまで楽しませろって言っただろ?早くしろよ、もう首まで沈んでるぞ。」

イヤホンからは、助けを求める声が聞こえている。
決闘盤を操作して、あちら側の声が聞こえるように設定し、更に水の勢いを強くする。

「やだやだ、たすけ、たすけて、みず止めておねがいだから、うぃんだっ、うぃんだたすけもがっ、やだがっ、んーっ!!!」
「エリアル!?」

口元が沈んだタイミングで、決闘盤を操作して音声を切る。

「助けたいなら早くしろよ」
「……はい、あ、あの、なにを……んんっ!?」
「今度もぜんぶ飲めよ。」

上を向き開かれた口に向け、勢いよく注がれる先程とは異なる液体。
喉に直接当たる感覚に咽そうになるが、なんとか堪え喉を鳴らして飲み込むウィンダ。
ジョボジョボと音を立て注がれる液体の正体を考えないようにしながら、目を瞑り必死に飲み続ける。

「んっ、んっ、……んくっ、……ぉぇ……んっ、んくっ、……はーっ、はーっ、あのもがっ!?」
「舐めて掃除しろ。」

なんとか飲み干し荒く呼吸するウィンダの口に、再びねじ込み命令する。
ウィンダは必死に舌を動かし、精一杯吸い付く。

「んーっ、もがっ、……はひ、れろっ、ほうれすは……?ちゅーっ、あ、あの、はむっ、れろっ」
「……まあ、もういいか。じゃあ次は……」
「……ぷはっ、はーっ、はーっ、……へ、つぎ……?」

口を開放されたウィンダが呼吸を整えるのを待つと、その目の前にウィンダの杖を投げる。
ウィンダは呆気に取られ、杖と俺を交互に見る。

「あの……?」
「それ使って、イけたらエリアルを開放してやる。」
「え、えっと、あの……」
「いいのか?もう頭まで沈んでるぞ?」
「え!?あの、違うんです!!その……」

エリアルは少しでも水から逃れようともがくが、足枷に抑えられパニックになる。
しかし、もう猶予が無い事は理解している筈のウィンダは、何かに戸惑っているようでなかなか動こうとしない。
そして、ウィンダから投げられた疑問は、俺の予想を超えたものだった。

「その……、『イけたら』ってなんですか……?」

……コイツは、俺をどれだけ楽しませてくれる気なんだ?
笑みが零れそうになる口元を手で隠しながら、椅子に座り直して手招きでウィンダを呼ぶ。

「こっちに来い。……そうだ、そこに立って。少し脚開いて……」
「はい……?あの、ひゃっ、……、えっ、あの、そこ、そこは……」

ウィンダの下半身に、指先を舐めて右手を伸ばし、ピッタリと閉じた割れ目に指で触れる。
突然の刺激に驚き、反射的に腕を両手で掴んでくる。

「離せ。両手は……そうだな、頭の後ろに。……ここ、自分で触った事は?」
「えっ!?さわ……る?んっ、そんなの、あっ、ないです、んんっ、」

人差し指を前後させ、少しずつ沈めていく。
粘度のある湿り気に指で触れ、それを伸ばし塗り込むように刺激を与える。

「……んっ、……ぁ、……あんっ、あっ、あっ、んんっ、」

吐息は熱を帯び、漏れる声には艶のあるものに変わる。
やがて少し顔を見せる小さな突起を、親指で強く押す。

「〜〜〜〜〜!?!?」

初めての刺激に、もはや言葉を失うウィンダ。

「あ、あのっ、ひゃんっ、まって、なに、なにし、たんです、か……?んんっ!?」
「ココ好きなのか。じゃあ、そろそろだろ。ちゃんとおぼえろよ」

人差し指と親指で皮をずらし、露出した小さな突起を一気に抓み上げる。
それと同時に中指を亀裂に押し込み、腹の裏側を思いっきり擦る。

「あっ、まって、だめっ、なんか、やだ、なにこれ、んっ、だめ、だめです、なんか、あっ、あんっ、あっ、やだ、なんか、これっ、しらっ、しらないの、まって、なんか、あっ、ちかちかって、して、だめっ、こわっ、こわいのあっ、ああっ、んんっ、」
「そうそう、それだ。ちゃんと『イく』って宣言しろよ。……こっちも、」

胸に顔を近づけ、先端を舐めて強く噛む。
ウィンダは目を見開き、開いた口がからは涎が垂れている。

「やっ、そこっ、なめあああああああっっ、かんじゃっ、あっ、イっ、んんっ、イくっ、イきます、あっ、あんっ、イっ、イっちゃっ、あっ、んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビクンと跳ね、仰け反る腰と、ガクガクと震える膝。
やがて大きな声とともにその場に崩れ落ち、寝そべり痙攣し始める。

「ウィンダ?なんだ、気絶してるのか……」

俺は椅子に深く腰掛け、もがきながら沈むエリアルと、気絶しながらも時折ビクンと跳ねるウィンダを眺める。
まだ、楽しめそうだな。



――
―――

「……ぁ……?」
「起きたか?」

床に転がっていたウィンダが、起き上がり目を擦る。

「……はい、……あれ……?あの、ますたー?」
「おはよう。寝ぼけててもいいけど、あっちももう呼吸してないぞ?」
「え……?」

俺の言葉に、今に至る状況を思い出したウィンダは顔を真っ青にして立ち上がり、動かなくなった親友の元へと駆け寄り膝をつく。
少し前までジタバタしていたエリアルだったが、今は水底に横たわり口元から溢れていた気泡も見えない。

「エリ、アル……?うそ……?」
「まだ消滅してないけど呼吸は完全に止まってる。親友放置して気持ちよくって気絶するなんて最低だな。」
「……ぃ、」

ウィンダは頭を抱え、髪を掻き毟り、

「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

かつて無いほどの大声で、大絶叫した。

「うそうそうそ、いやなんで、えりある、なんで……、そうだ、マスター!!!!!!!」

ウィンダは何か思い至ったらしく、顔をぐちゃぐちゃにしたまま縋りついてくる。

「あ、あの!!まだ消滅してないって事は、呼吸さえ戻れば大丈夫ですよね!?」
「ああ、そうかもな。」

俺の言葉に僅かな希望を持ち、必死に懇願しはじめる。

「ですよね!!じゃ、じゃあ、水と壁を消してください!!」
「……」
「あの、あのわたし、わたしにできることなら何でもします!!だから、エリアルを助けさせてください!!!」

少し離れ、足元で土下座をするウィンダを見下し、少し眺めてからその頭を踏みつける。
一瞬頭を上げようとして、必死に我慢して床に頭を擦りつけている。

「いっ、あの、どうかお願いします……」
「本当に何でもするんだな?」
「……はい、なのでどうか……」
「まあ、いいか。約束は守れよ。」

足をどかし、決闘盤を操作して水を消してから壁を消す。
あれだけの質量が跡形も無く消えるとは、やはり最先端の技術は凄いな。

「あ、ありがとうございます!!!エリアル!!!!!!!!!」

立ち上がったウィンダは、足を縺れさせながらエリアルの元に駆け寄り、その横にしゃがむ。
エリアルを仰向けに寝かせ、状態を確認しながらブツブツと呟くウィンダ。

「……呼吸は止まってる……けど、……服は濡れてない…………じゃあ体内の水も残って無いはず……じゃあ、すーっ、」

ウィンダは大きく息を吸い込み、エリアルの鼻を抑えて口を開き、ベトベトに汚れたままの自らの口を当てる。
必死に息を吹き込むウィンダだったが、四つん這いのような体勢のためこちらに尻を向け、頭を下げているため、濡れた割れ目が丸見えである。
俺は傍まで近づき、再び固くなったモノを擦り付ける。

「!?ま、マスター!?なにを、あ、あの、後にしてもらえませんか……?」

驚いたウィンダが振り返る。
無視して腰を抑え、擦り付けていたモノをゆっくりと押し挿れる。

「約束だろ?ちゃんと守れよ。」
「い゙っ、い゙だっ、や、やめ、あ、後で、ぎっ、あ゙どに、えりある、えりあるが、あ゙っ、」

身を裂かれる痛みに悲鳴を上げながら、なおも親友を助けようとするウィンダ。
片手で髪を引きながら腰を動かし、一気に奥まで捩じ込む。

「い゙っ、いやっ、あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

濡れてはいたが、体内を抉られる感覚と流血を伴う痛みに悲鳴を上げるウィンダ。
キツ過ぎて動かしづらいが、無理矢理出し入れを続ける。

「い、いたっ、や、やめっ、まって、えりある、えりあるしんじゃうからっ、だっ、」
「別にいいだろ?決闘で死ぬのと、溺れて死ぬのに違いなんて無いだろ?どうせまた召喚すればいいだけだ。」
「そんな、ひっ、ひどいです、いっ、いたっ、あっ、」
「まあ、助けたいなら早く終わるように頑張ってくれ。」
「あっ、まって、んっ、あっ、えっ、な、なん、でっ、あんっ、」

無理矢理動かされ、痛いだけだった筈のウィンダから、少しずつ甘い声が漏れはじめ、段々と滑りが良くなってくる。
先程より深く突き、根本まで押し込むと、外からでもわかるほどウィンダの腹が盛り上がる。

「この状況で、こんなのでもイけるとか、ド変態が。」
「ちっ、ちがっ、やだ、あっ、んっ、んんっ、まってっ、なんかっ、あっ、、さっきより、あんっ、すごっ、しゅごいのっ、おく、あっ、」

込み上げてくる感覚に、さらに激しく腰を前後させる。

「えっ、なにっ、なん、か、あっ、いっ、いっちゃ、いっちゃう、なんで、あっ、いっ、くううううううううううううううううううううううううううううっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

締め上げられる感覚に合わせ、可能な限り深くまで押し込み、擦り込むようにぶちまける。
おれは強い満足感をおぼえていたが、その欲望をぶつけられたウィンダはそれどころではなかった。

内蔵を深く刺激され、さらに何かを注がれる。
その異物感に耐えられなくなったウィンダは、喉の奥に違和感を覚え、慌てて口を押さえる。
が、

「んぷっ、……っ、……ぉぇ……、お゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

先程までなんとか飲み込んでいた液体が胃から込み上げ、ぶち撒けられたそれはその下のエリアルに掛かる。

「お゙え゙、ああっ、エリアル!?ごめん、ごめんねエリアル!!!!汚しちゃった、ごめん、ひっぐ、う、うわあああああああああああああああ!!!!!!!」

エリアルの頭を抱き、泣きながら謝罪するウィンダ。
その声に反応したのか、それとも先程の救命措置の成果か。

「かはっ、…………ぁ……?」

一度咽た後、エリアルがゆっくりと目を開く。

「……うぃん……だ……?」
「エリアル!?……よかった、生きてた、よかったよぉ……。」

泣きながら笑顔でエリアルを抱きしめるウィンダ。
しかしそれに対してエリアルは冷めた表情で、

「離れて、汚い。」
「エリ……アル……?、え、えへへ、そうだよね、ごめんね。」

拒絶された事に少し動揺しながら無理に笑みを作るウィンダと、それを突き放して立ち上がるエリアル。
俺は椅子まで戻り、これから起こるであろう見世物のため、決闘盤に持ち込んだカードをセットする。

今回、俺のリクエストは2つ。
1つは『2人を仲良く生活させること』
そしてもう1つは『エリアルを少しだけ冷遇すること』

「えりある……?」

親友からの拒絶にショックを受けたウィンダが、ぺたんと座ったままエリアルを見上げる。

「……気持ち悪い。私が溺れそうになってるのに、自分だけそいつに媚びて。」
「え……?」

日常生活で植え付けられた猜疑心は、最悪のタイミングで確信に変わったようだ。

「そんな格好で、そんなドロドロになって、嬉しそうにしちゃってさ。」
「ち、ちがっ、ちがうの!!わたし、エリアルを助けようと……」

そこでウィンダは、壁によって互いの声が聞こえなかった事を思い出す。

「だらだらと服脱いで、こっちに尻向けてアイツの咥えて助かったんでしょ?本当に最悪なんだけど。」
「ちがっ、」
「うわっ、私までベトベトじゃん。臭いし気持ち悪い。」

ウィンダは俯き、唇を噛み締める。
しかしエリアルの罵倒は止まらない。

「いつもそうだよね?こっちは1日1回しかご飯もらえないのに「食べきれなかった―」とか自慢してきて、布団に穴空いたとか言われてもこっちは床にそのまま寝てるんだよ?本っっっ当になんなの!?しかもなんかあるごとに泣きながら頼ってくるし、あーーー!!!!」
「……え、なにそれ……?」

エリアルの語るこれまでの生活は、ウィンダとは異なるものだった。
その呆けた様子に、さらに苛立ちを覚えるエリアル。
そして、

「私、アンタのことずーっと、ずーーーーーと嫌いだったの!!!!!!目の前から!!今すぐ!!!消えて!!!!!!!!!!!!!!!!」
「う、………え?」

エリアルの叫びに呼応するように、決闘盤のカードが光り、それと同時にウィンダの足元の床が光る。
そして、大きな牙を持つ魚の口が現れ、最初からそこに乗っているウィンダの下半身に噛みついた。

「い゙っ、な、なに……?」
「え……?」

腹から下を噛まれ、身動きが取れないウィンダと、それを呆然と眺めるエリアル。
俺は手を叩きながら大きく笑い、エリアルにカードを見せながら説明をする。

「いやー、最高だな。ほらこれ。」

手にしたカードは『イビリチュア・マインドオーガス』
ウィンダを捕食しようとする巨大な魚は、その下半身と同一のものである。

「……それ、まさか、」
「流石、自分で理解できるとは。そう、この状況は、お前のせいだよ。」
「じゃあ早く消して!!このままじゃウィンダが!!!!」

睨みながら怒鳴ってくるエリアルをニマニマと笑いながら見下す。

「エリ…アル……。」
「ウィンダ!?違う、違うの!!私、そんなつもりじゃ……、うわああああ、うぃんだ、うぃんだごめ、ごめんね、ああああああああああああああああ!!!!」
「えへへ、だいじょうぶ、だよ。ねえ、また、あえたら、こんども……、あ、」

魚は一度口を開き、その内部へと飲み込まれるウィンダ。

「うぃんだああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

泣き叫び、崩れ落ちるエリアルに視線を合わせる。

「……丸呑みだったから、まだ助かるかもしれないな。」
「!!……じゃあ、」

俺の言葉を聞き顔を上げ、希望を取り戻したエリアル。
そんなエリアルに、ウィンダにしたのと同じ提案をする。

「助けて欲しかったら、俺のことを楽しませろ。」
「え?……あっ。」

絶望した顔で、ウィンダの行動の全てを理解し固まるエリアル。
どうやら、まだまだ楽しませてくれそうだ。

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