あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

明かりを遮り、暗くなった部屋。そこに青い光が灯る。やがてその光は魔法陣となって一人の少女を囲む。

「────────」

少女が祈るように呪文を唱えると、眩い光が部屋中に満ちた。

「やった…やったやったぁ!!」
「おめでとうエリア!」
「ヘヘっ!やったじゃん!」
「本当におめでとう…!」

先ほどまで呪文を唱えていた少女─水霊使いエリアは声を弾ませ、親友達と喜びを分かち合った。
四人組の中で唯一霊媒師に目覚めていなかったエリアだったが、修行や研究を重ねようやく水霊媒師へと覚醒したのだ。その証である白い追加衣装が彼女を彩っていた。

「みんなが励ましてくれたおかげだよ…!本当に、グスッありがとう!!」
「あーもう泣くなってば!」
「エリア…よかったねえ…!」
「ほらほら、『お婿さん』もこっちに来なよ♪」

茶髪の霊媒師─アウスにからかわれながら『お婿さん』はエリアの前へと連れ出される

「ギーくんもありがとね、そんな姿になるまで協力してくれて…」

しゃがみ込んで目線を合わせたエリアは涙目になりながら自らの伴侶である使い魔─ガガギゴに感謝した。もっとも今は魔力が低下した影響で小さい頃の姿─ギゴバイトになってしまっているが。越えられない壁を越えたいというエリアの願いで性交という形で魔力を分け与えた結果である。
魔力を貯めなくてはいけない都合上、大好きな乳房に触れられなかったのは辛かった。しかしこうして恋人が霊媒師になれたのはギゴバイトも嬉しく思った。

「ちゃんとお礼はしてあげるからね」

お礼なんていい、そう言おうとしたギゴバイトの口はエリアの口で塞がれた。

「んっ♡ちゅっ♡ちゅーっ…ぷぁ♡えへへ♡ギーくん♡んむっ♡♡れるれる…♡ちゅぷっ♡ギーくん♡大好き♡んーっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡」

「わーお♪」
「うわ…あわわ…」
「」

待って!待ってくれ!みんな見てる!!引き剥がそうとするがびくともせず、ギゴバイトの口内はエリアに蹂躙されるがままだった。
イチャつきをニヤニヤしながら見守るアウス、口を手で押さえ顔を真っ赤に染めながらガン見するウィン、突拍子もない事に意識がフリーズしたヒータ。3人の親友に見守られながらエリアは愛を伴侶に伝え続けたのだった。


結局意識を取り戻したヒータに止められるまでキスされ続けたギゴバイト。エリアは現在説教中でそれが終わるのを座り込んで待っている状況だ。ヒータ曰く「人前であれはやり過ぎ!親友でも限度はあるから!」だそうだ。もっとも肝心の本人は不満気にして反省の色はなさそうだったが。

思い返しているとふといい香りが漂い視界が暗くなり声が聞こえた

「だーれだ♡」

…声でわかるエリアの後輩だろう。

「もー!すぐ当てられたら面白くないじゃないですかーガガギゴさんのいけずぅ〜」

後輩はそのまま後ろからギコバイトを抱きしめ自らの膝上へと座らせた。

「ふふ♡やーっと抱っこ出来ました♡本当に可愛いです♡いつもの姿も今の姿も大好きですよ♡」

むにゅうと柔らかいものが後頭部に当たる感覚がする。その感覚を紛らわそうとギゴバイトは疑問をぶつける。
その、なんで可愛いと言うんだ?エリアもよく言うし、照れくさい…

「んーなんでですかね?ギャップ…でしょうか?」ムニッ

?

「だって普段のガガギゴさんって里の警備やみんなとの訓練もしててムキムキでしょ?ここってそういうたくましい身体の人ってあんまりいないんです」ムニュムニュ

う、うん…

「数少ない鍛えた身体の頼りになる優しい男性。これは惚れちゃいますよね?その大好きな人が自分に甘えてきたり、小さくなっちゃたりしたら…ギャップでやられちゃうんですよ♡」モニュン ムギュウウウ

そ、そういうものなのか…あと離してくれると…

「えー…もうちょっと味わいたかったんですけど…」

ギゴバイトの懇願もあって後輩は彼を手放し、大きく伸びをした。

「ふーっ、久々に触れ合えました♪ガガギゴさん、エリア先輩におめでとうって伝えてあげてくださいね!私も負けてられませんから!」

ああ、君も「んーっ…ちゅっ♡♡♡それでは♡」

またもや口で言葉を遮られたガガギゴは突然の事に後輩を見送るしかなかった。いつか彼女とも話し合わなくてはいけないな…そう考えたのはすっかり彼女の姿が見えなくなってからだった。










〈●〉〈●〉










あの後、いくら待ってもエリアはやって来なかった。ヒータにも話を聞くと

「え、もうとっくに終わってるけど…?何処か行ったのかな?」

とのことだった。とりあえず一度家に戻ろうとギゴバイトは帰路を急いだ。

家の電気はついておらずギゴバイトは明かりをつけようとし、思いとどまった。確か前にも同じ事があったような…
その時、水で出来た縄が音もなくギゴバイトの身体に優しく巻き付く。ああ、やっぱり…と考えをよそに、縄は寝室へと彼を静かに運んだ。



「ギーくん」

ベッドの上では霊媒師の装いのままでエリアが俯いていた。まずい、何か言わなければ…

「後輩ちゃんと…」
「後輩ちゃんと会ってたよね、チューまでしてたでしょ」

まさか、見てて…

「私がお説教されて、苦しい思いしてる時、ギーくんはいい思いしてたんだよね?」

否定のしようがなくギゴバイトは頷き、黙ってエリアの言葉を聞き続けた。

「そっか…でもギーくんがそういう事しちゃった理由わかるよ」

あれは後輩が絡んできただけで、決してエリアを蔑ろにしたわけじゃ…


「私とえっちな事したかったんだよね?」


???

「女の子と会話すれば私が嫉妬して、自分とえっちしてくれる…そう思ってたんだよね?ソノトオリダケド…」

違う!そんな事は思ってない!ギゴバイトは必死に否定したが、エリアは聞く耳を持たない。

「だめだよギーくん、後輩ちゃんを当て馬にしちゃ…♡そんな事しなくたって、私はギーくんの恋人だよ?いつだってシてあげるのに♡」

顔をあげたエリアの眼は深い海のように真っ暗な青色に染まっていた。エリアは衣装の胸部分から乳房を露出させるとギゴバイトを胸元に抱き寄せた。

「はい♡昨日はずーっと我慢させちゃったからね♡あのね、おっぱいちょっとだけ大きくなったんだよ♡」

確かにサイズは上がっているように思える。でもしたいわけじゃない…そう言おうとしたギゴバイトの口にエリアは乳房を押し付ける。

「ほら♡ちゅっちゅっ♡ちゅっちゅっ♡いっぱいちゅうちゅうして♡ね♡」

だめだ…一度言うことを聞いてからじゃないと…仕方無しにギゴバイトは言われる通りエリアの乳房に吸い付く。

ちう…ちゅっちゅっ…ちゅううう…
「あっ♡うんっ♡ギーくんっ♡」

ちろちろ…ぺろぺろ…れろれろ…
「きゃっ♡もう♡違うでしょ♡ちゅっちゅっ♡ちゅーっ♡」

ちゅーっ…ちゅるっ…ちゅっちゅっ…
「そうそう♡いい子いい子♡えへへ♡んんっ♡あっ♡」

ぷしゃりと口の中に液体が弾ける感覚と同事に口に広がる甘い味、これは…母乳…?

「ごめんね♡出ちゃった♡♡でもいいよね♡ギーくんはおっぱい大好きだもんね♡♡♡いっぱい飲んでいいからね♡」

口に含んだ母乳からじわりと魔力が溶け出し身体が熱くなる。今の状況と合わさったことで、ギゴバイトの性器はピンと上を向いてしまった。

「あはっ♡ちゃんと大きく出来たんだね♡えらいぞー♡」

まずい…流されかけてる…頭を撫でるエリアの手をどけようと自らの手を伸ばすギゴバイト。だがその手は逆に握りしめられてしまう。

「手がいいの?いいよ♡いっぱい出してすっきりしちゃおうか♡♡」

やめてほしいという願いは受け入れられず、ギゴバイトの小さな性器はエリアの細い指に優しく包まれる。その感触に思わず身体をびくんと震わせてしまった。

「大丈夫…怖くないよ…♡ほら♡ちゅーっ…♡んうっ♡」

止めなくちゃいけない。だが抵抗する力が今の自分にはない…何て無力なんだ…ギゴバイトは涙を浮かべエリアに授乳手コキされるしかなかった。

「泣いちゃうくらい気持ちいんだね♡もっともーっと気持ちよくなってね♡」

「ふふ…我慢してる…♡でも我慢しなくていいからね♡」

「がんばれ♡がんばれ♡」

「ギーくん♡ギーくん♡私のギーくん♡ちっちゃなギーくん♡」

精一杯の反抗で射精を抑えようとするギゴバイト。だがエリアの甘い声と手付き、喉を通る母乳はそれをいとも容易く壊していき…


「大好き…♡」


ぴゅくん!とぷとぷとぷっ!びゅるる…

エリアの告白と共に射精してしまった。余りにも情けなく顔を埋めるようにギゴバイトは乳房に吸い付くしかなかった。

「ヘヘ…いっぱい出せたね♡いい子♡いい子♡ギーくん本当に可愛い……♡」

かわ、いい…?

「じゃ、次はこっち…かな?」
くちっ…♡

エリアがスカートと下着を取り払い、女性器を開いて見せつける。だがギゴバイトはそれどころではなかった。
かわいい、可愛い、カワイイ、同じ言葉がぐるぐると脳内を巡る。じわりじわりと内側から力が湧いてくる。それはやがて表面にも現れだしてきて

「あっ!よかった!ギーくん元に戻っ、て…?」
「あ、あれ…?何か前よりも大きくない?えっと…きゃあ!?」

普段の姿よりも体躯が大きくなったガガギゴはエリアを見下ろす姿勢になっていた。そしてギラギラとした視線をぶつけられ萎縮したエリアを抱え上げた。

「あうっ!どうしちゃったの!?落ち着い、て…う、うそ…こんなに…?」

エリアの腹に沿うよう押し付けたガガギゴの性器は以前の時よりも太く、大きく、固いものになっていた。もはやエリアの腹部には収まりきらないだろう。

「こ、こんなの入れたら…入れたら…♡」

困惑するエリアをよそにガガギゴは性器を彼女の陰部へとあてがう。授乳手コキをしている間興奮していたのだろうか、そこは十分に濡れていた。

「え?ま、待ってギーくん!まだ心の準備が!準備がひゅうっ!?うっ…♡うあ…♡はぁ…♡はあぁぁ…♡く、くるしいよう…♡」

もっと、もっと奥に入れたい。エリアの腰を掴みぐりぐりと性器をねじ込んでいく

「くぁっ…♡それっ♡ダメぇ…♡お腹♡ぽっこりしてる…♡ギー、くんっ♡ギーくんの顔、見たいよぉ♡身体向かせて…♡」

こちらを振り返って懇願するエリア。だがそれには応えず性器を奥へと突き入れ、同時に胸を刺激する。乳房から出た母乳は虚しくベッドへと吸い込まれていった。

「ひうんっ♡あっ♡やだっ♡やだぁ♡ミルクっ♡無駄になっちゃう♡ギーくんうっ♡どうしてっ♡どうしてこんなことするの…やだよぉ…言う事聞いてよぉ…ひああっ♡」

かわいいって…

「え…?」

かわいいって、言わないでほしい…!

エリアからも後輩からも可愛いと言われてガガギゴは戸惑っていた。エリア達を守れるように鍛えているのにそれが否定されたような気がしたのだ。
ギャップがいいとは聞いたがそれでもくるものはあった。ガガギゴはそんな思いの丈をエリアに伝えたのだった。

「ギー…くん…♡ちょっと…抜くね…んっ♡ひゃうっ♡♡」

抜いた時の刺激でびくんと身体を震わせながらエリアはガガギゴへと向かい合う。

「ギーくん…傷つけちゃってごめんね。なるべく言わないように気をつけるし…後輩ちゃんにも伝える。だから、だから…」


「私の顔を見ながら…えっち…してください…♡」


エリアは地に手を突きガガギゴに懇願した。エリアは自分の願いを聞いてくれた。なら次は自分の番だ。

「んっ、ギーくん…あっ…♡」
ちゅぷり…♡

エリアの顔を上げさせる。そして自分と向かい合せになる位置で性器を合わせ…

ぢゅぷっ ずぶぶぶぶっ ぶちゅん!
「あああっ♡♡くっううう…♡♡はぁっ♡はぁっ♡ギー、くん…♡苦しいけど…♡さっきよりもずっとずっと♡嬉しいよ…♡」

愛を持ってエリアに挿入した。自分を見つめて微笑むエリアの瞳は澄んだ泉のように美しい水色に染まっていた。目尻から溢れる涙をガガギゴは長い舌でそっと舐め取った。

「んっ♡ギーくんのえっち…♡♡れる♡れろれろ♡じゅるっ♡♡じゅうううっ♡♡♡じゅっじゅっ♡♡♡」

愛しい人と舌を絡ませて交わり続ける。時折離れて何かを言おうとするが言わせずに口を合わせる。それはガガギゴからもエリアからもした。もはや言葉なんていらないのだ。

どれくらい続けていただろう。ぐらぐらと身体の底から欲望が這い上がってくる。それを感じ取ったのかエリアはガガギゴの身体を思いっ切り抱きしめる。それに応えガガギゴもまたエリアをぎゅうと抱きしめ奥へと精を放った。
同時にガガギゴの身体と股座に、温かい液体がかかる心地よい感覚が伝わる。


「─────ッ♡♡♡くぅっ♡♡♡はー♡はー♡あつい…♡あ…ごめん…いっぱいかかっちゃったね…♡♡♡」

ふと目をやれば自分の身体はエリアの母乳と潮にまみれていた。身体中からエリアの匂いがして多幸感に包まれる。

「まーきんぐ♡ギーくんにまーきんぐしちゃった♡♡わたしのギーくん♡♡れ…ろっ…♡えへへ♡♡ずっと♡ずーっと♡♡いっしょだよ♡♡♡」

最後にエリアはガガギゴの頬を一舐めすると満足そうに微笑むのだった。


─────────────────────


「とまあ、そんな訳でギーくんと私はその後もずっーーー……とイチャイチャしたんだけど♡後輩ちゃんはどうなの?」

「んんんんんぎーーーー!!ずるいずるいずるいぃぃぃいい!なんで呼んでくれなかったんですか!?」

「後輩ちゃん忙しいかなーって思って♪私に追いつきたいんでしょ?」

「それとこれとは話が違います!私だってガガギゴさんのお願いシーン見たかった!二人とえっちしたかったですーー!」

数日後、外出先で後輩に声を掛けられたエリアは自慢気に自分との行為を語っていた。
往来の場で顔を赤く染めながらあの日の情事を語るエリア、そんなエリアに嫉妬をぶつけてくる後輩のせいで、ガガギゴに向けて生暖かい目線やヒソヒソ話が飛び交っていた。なんだこの状況は…自分のせいなのか…?

「そんなに悔しいなら後輩ちゃんも同じようなことやればいいのに〜♪ま、そんな事後輩ちゃんには」

「いいんですね?」

「え?」

「やっていいんですね?吐いた唾は飲ませませんからね」

エリアの挑発に対してまったく怯まずに後輩はまっすぐな視線をエリアにぶつける。

「で、できるもんなら…!」

「わかりました。先輩方!お願いします!!」

後輩の合図と共に、3色の魔法陣がエリアを拘束する。驚いて言葉が出ないエリアの前に彼女の親友達が現れた。

「やっほー♪」
「エリア…ごめんね…?」
「あんだけ言ったのに…こういう事したく無かったのにさー」

「ちょっと!何で3人とも協力して『合宿』うっ…」

ヒータの合宿という単語を聞いた途端、表情を強張らせるエリア。合宿とは初耳だが。

「えっと、ガガギゴくんは知らないんだっけ?あのね、エリアが霊媒師になれたら強化合宿やろうって決めてたんだ」

「自分自身の力を伸ばす為に使い魔抜きでって感じだったんだけど…まぁ『ギーくんと一緒じゃなきゃ行かない』って駄々こねてさ…」

「で、いいとこに後輩ちゃんが来てこういう運びになったってわけさ。よくわかってるね〜エリアの扱い方」

ウィン、ヒータ、アウスから事情を聞かされたガガギゴは縛り上げられたエリアに呆れたような視線をやった。

「だって…だって…ギーくんいなきゃ生きていけないし…一日でもギーくんと離れたら死んじゃうもん…」

「そんな訳ないって!コイツ居なかった時大丈夫だったじゃん!!」

「コイツじゃない!ギーくんだよ!!」

「そこは問題じゃない!あーもう、連れてくから後輩後よろしく!アウス、ウィン行くよ!」

「はいはーい、合宿頑張ろうねエリア♪」

「治安はいいところだから大丈夫だよ、ガガギゴくんも安心してね」

「あっ!やだぁ!やめてよぉ!ギーくん助けて!二人を止めてえ!」

運ばれて行くエリアに思わず駆け寄ろうとしたガガギゴ。だが後輩が腕を絡めてその動きを止める。

「行ってらっしゃーいエリア先輩♡私がいる限りガガギゴさんに浮気なんてさせませんから♡ちゅっ♡」

頬に柔らかい感触が伝わる


「い…」

「嫌ああああああああ!!!!!!!寝取られるぅううううう!!!!!!ああああぁぁぁぁ……!」


里から出ていくまでエリアの悲鳴は聞こえ続けていた。呆然と見送るしかなかったガガギゴ、そしてその隣には満面の笑みを浮かべる後輩。

「ガガギゴさん…♡エリア先輩に認められる様に頑張りましょうね♡」

何を、何を頑張るんだ…?そして自分はエリアが戻ってきた時、無事でいられるのか?後の事を思うとガガギゴの背筋はほんの少し寒くなるのだった。

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