あっさむ(@assamuchan)の創作設定とか置き場

「貴方は十分、恵まれた人生をお送りになられたのですね。
                  どうやら、私の慈悲は必要なさそうです。」

「生まれかわり」を賭けた権力争いみたいなお話
ヴィラン(ノートル)の設定が気に入りすぎてて、ほぼ彼しか描かない


業と門


肉体の死後、「意識」はどうなるのだろうか。
"次に目が覚めた時"、自分はどこに在るのだろうか。
それが、真っ白で門しかない空間だとしたら───


導入(ちょい長いよ)(読まなくていいよ)


ノートル

銃で頭を撃ち自死した青年。
教職者の息子として生まれ、教職者であることを望まれる人生に苦悩していた。
死後は独善的な正義を振りかざし、生まれ変わることも消滅することもなく天国で"聖母ごっこ"を続けている。

ノートルの思う「救うに値する哀れな魂」とは、「世間に受け入れらぬまま虐げられて死んだ」というような、人間への憎しみを滾らせてるような魂に限られていて、彼らを優先的に生まれ変われさせようとしている。
例えば、大量殺人を犯し死刑になった者に対しては「時代や環境さえ違えば英雄だったかもしれないのに、報われずにかわいそうに」となるわけである。
「物を盗まないと生きていけないような環境に生まれ、そうして育ち犯罪者になるべくしてなって死んだ者」とか、とりあえずそういった魂ばかりを贔屓する。
「"善人"を全うできた人はもう生まれ変わりを望むべきじゃないし、前世で報われなかった人こそが生まれ変わるチャンスを得るべき」ということらしい。

この救済活動を始める前は、自殺を悔いたノートルも生まれ変わりを賭けた競争に参加していた。
そこで自分よりかわいそうだと思える境遇の少女と枠を争う状況になってしまう。
同情したノートルは生まれ変わりを辞退した。
そのとき少女に神を崇めるかのごとく感謝され、そのことが彼を狂わせるきっかけになった。

今現在はこの競争において八百長を繰り返し、邪悪な魂を門の中へ注ぎまくっている。

見た目とかの資料

独白


設定
【天国】
死後の世界をノートルの言葉を借りてこう言う。
真っ白で門しかない空間だが"強い意志"に影響を受ける性質がある。
門の先はいろいろな世界や時代に繋がっていて、通過することで「その世界の自分」を得ることができる。
この場所で"何もしない"魂は次第に薄れ、消滅する。

【門と世界と魂】
天国は"ホスト"、門は"サーバー"、魂は"ユーザー"。
門の先の世界へ行くことは"アバターを得ること"、に似ている。
「死ぬ」とはつまり、アバターをロストして門の先の世界へ行く権利を失った状態。

門を開くことさえできればロストしたアバターを復活させる(もう一度自分に生まれ変わる)こともできる。
同じ時代に同じ魂が2つ存在することもままあり得る。
「自分にそっくりな人は世界に3人いる」というのは別のアバターを着ているもう一人の自分ということ、みたいな…。
他の世界のアバターを新たに得ること(別人に生まれ変わる)もできる。
アバターを変えても、それを操作する魂は不変なので、性格などはどの世界を生きても似通う。

同じ人物をもう一度生きることによる歴史の改変は、起きてもなんの問題もない。
(ソフトのアップデートみたいな感じで更新されていく感じ)
そもそも、門の存在意義が歴史の改変にあると言ってもいい。
何度も歴史を書き換えることによって門に蓄積される情報量を富ませている。
(分岐をどんどん増やしてルート開拓という感じ)
(完成された門は天国にいる神々の読み物=娯楽として消費される)
魂たちはこの仕組みを把握できていないので、雑に、生まれ変わることが門をくぐることだという認識をしている。

小さな門は開きやすい代わりに、得られるアバターの"意志の力"が弱い。
つまり、虫とか魚に生まれ変わることとなる。

【生まれ変わり】
門を通過すること、アバターを得ることを生まれ変わりという。
この権利の争奪戦が非常に厳しい…。
門を開くためには大きな門であればあるほど"意志の力"が必要になる。
魂が何体も寄せ集まってみんなで門が開くことを祈る、そういう儀式が必要なのだ。
この儀式は、「生まれ変わりをかけた競争」として天国で定期的に行われているが、どのような成り行きでこの競争が始まったかを把握しているものはいない。
「競争」が白熱すれば門は開き、順位の高いものが通過していけば自然、意志の総量が少なくなるので門は締まる。
自分の望むアバターを得られるかは順位が高ければわりと高確率で、低ければランダムなので運という感じ。

【前世】
ログ、或いはセーブデータみたいなもの。
天国にいる間は思い出せる。
ひとつの魂に3ストックほど前世の記憶があり、それ以上になると、たとえ天国にいても古いものから忘れていってしまう。
「人」は意志の力が強いため、一度でも人に生まれていれば天国でも自然と人の姿をとる傾向がある。
たとえば前前前世が人間でその後2回虫に生まれ変わっていたとすれば人の姿を無意識的にとりがち。
3回虫に生まれ変わったとすれば天国でも虫の姿になるだろうし、扉を開ける意志も薄弱だろうからそのうち消滅することになるだろう。

【魂の消滅・発生】
魂は天国で何もしなければ消滅する。
発生するときは"ものに宿る"。
物や場所をよりしろに、既存の魂から少しずつ欠片をもらって最終的にひとつの別の魂として発生する。
物や場所が破壊されたとき、肉体を失ったと同義となり天国へ行きまた生まれ変わることとなる。
そのため前世が人形というような魂も存在する。

【神】
天国並びに門の中を眺めまわしているが干渉はしてこない。
巨大な岩石のような姿で、白く発光している。




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