冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

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東映の「第三次世界大戦 四十一時間の恐怖」を取り上げたLIFE (1960)


今でもDVDなどで見れる世界大戦争 (1961)と同じ頃に先行して制作されたが、モノクロ&特撮しょぼいなどにより、ほぼ見る機会のない第三次世界大戦 四十一時間の恐怖 (1960)という東映の映画。制作当時は、ゴールデンゲートブリッジを破壊したことで、LIFE誌に取り上げられている。

大爆発とともに、鋼鉄の雨をサンフランシスコ湾とフォートポイントに降らせながら、ゴールデンゲートブリッジが崩壊する。

ゴールデンゲート崩壊
日本人が映画のために橋を破壊する
映画「四十一時間の恐怖」のための架空の第3次世界大戦の予測として、日本の脚本家がサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを破壊することにした。それで、スタジオ模型製作者たちが、初めて、大きな湾と周囲の丘陵と有名な橋を再現した。橋の下には、1914年に老朽化したと判断されて放棄されるまで、西海岸の国防重要拠点だった南北戦争時代の要塞フォートポイントが再現された。今は、空洞でそこにある。映画制作者たちの要求に従って、すべてが細部まで再現されると、カメラが回り始め、火薬が点火された。大きな爆発と、ナットとボルトと鋼鉄の雨とともに、これらが崩れ落ちた。

スタジオの作業者たちが、崩壊することになる橋のディテールの作業をしている。

[ "Golden Gate Going - Japanese wreck bridge for a film", LIFE 1960/11/28 ]

なお、これ以外の雑誌や新聞に掲載された形跡は今のところない。(Googleの雑誌スキャンが進めば、見つかるかもしれないが。)





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