3000系を改良した省エネ電車
3300系は有田市営地下鉄5号線(神門線)との相互直通運転に備えるため、1980年に登場した車両です。
日本車輌製造にて4両×11本(のちに8連化)が製造されています。(架空)
同じ地下鉄直通車であった3000系をベースに、回生ブレーキや界磁添加励磁制御を採用し、経済性に考慮した車両となりました。
主要緒元

車両
3000系をベースにしているため、おおよその設計は3000系に類似しています。
コスト削減のため、側面窓を一段下降式とし回生ブレーキの採用などと合わせ経済性の向上を図っています。

1994年に直通先の有田市営地下鉄神門線が全通し、同時に輸送力増強のため4両から8両への増結が行われることになりました。
これに合わせて1000系をベースとした増結用の中間車が4両×11編成分製造され、順次組み込まれたほか運用数増加に伴い新たに8両編成が2本製造されています。
この増備車は70番台と呼ばれ、機器類以外はほぼ新規設計されており試験的に丸形の拡幅車体を採用しています。
運用
登場時は地下鉄直通運用はもちろんのこと、4両編成と言う手軽さを武器に間合い運用として支線区にも顔を見せるなどの活躍が見られました。
8両化後は基本的に地下鉄直通と休日の有田都市圏での運用に留まっています。
改修
登場から25年が経過し、機器の劣化や内装の陳腐化が目立ってきたため2005年から修繕工事の施工が開始され、2009年2月をもって全ての編成への施工が完了しました。
なお工事の施工は有田総合車両センターで施工されました。
施工内容については以下の通りです。
主要機器
・SIVの更新
・弱電部品の更新
・ATC機器の更新
車体
・側面戸閉確認灯をLED式へ交換
・前面と側面の幕式方向幕を3色式LED表示器へ交換
・転落防止用幌を大型のものへ交換・設置
内装
・床材・化粧板の更新
・LED式案内表示器を設置
・座席をバケットシート化
・仕切り板の大型化(2007年度施工車より)
・ドアチャイムの新設
今後の動き
ギャラリー

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