4ドア地下鉄直通対応の個性派車両
3500系は東鉄布牧線と、有田市営地下鉄不知通線との相互直通運転開始に伴い、
直通運転開始前年の2001年に登場しました。
全車が日本車輌で製造され、4両編成11本が製造されました。
東鉄では初めての日車ブロック工法による滑らかなステンレス車体と
東鉄初採用のIGBT素子VVVFインバータ制御を備え、更には地下鉄との直通運転協定に基づいた4ドアの車体が特徴です。
主要緒元

車両
有田市営地下鉄との直通運転協定に基づいた性能、設計となっており、東鉄標準の3ドアの拡幅車体ではなく、4ドアの狭小車体となっているのが特徴です。
また、地下鉄用のアンテナや非常脱出貫通路なども備えています。
最高速度が低いため、他の車両と比べるとモーター出力も控えめに設定されています。
運用
前述の様に、地下鉄直通に特化した非常に特殊な規格・設計となっているため、
2020年1月現在では東鉄布牧線と地下鉄不知通線以外での定期運用はありませんが、
イベント開催時などには臨時運用として本線系統にも顔を見せることがあります。
また、2007年のダイヤ改正までは朝夕の送り込み運用として有田中央線での運用がありました。
近年の小変化
2017年頃から2018年の初頭にかけて、電球の前照灯がLEDに交換されました。
また、3501Fについては2019年5月の検査入場時に、
線路と架線のモニタリング装置が搭載されています。
この為、検測機器が干渉する2号車(モハ3401)のクーラーが集中式に交換された他、
パンタグラフが1基を撤去の上で、シングルアーム式に交換されています。
この他にも、3501〜3507Fと3511Fのみ、方向幕がフルカラーLEDに交換されています。
ギャラリー

オリジナル

3501F(モニタリング改造車)

前照灯・方向幕交換車

ラッピング車(布牧線開業100周年)

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