東鉄の次世代を築いたハイテク車両
5300系は、東鉄幹線で活躍していた3000系、1000系初期車などを置き換えるために
2002年より製造されました。
日本車輌と東急車輌(架空)で製造され、6両編成28本が製造されました。
3000系や5000系と同様に地下鉄線乗り入れを考慮し、前面には非常用貫通扉が設けられています。
制御装置にはIGBT素子VVVFインバータ制御が採用され、シングルアームパンタグラフは
この5300系で初めて採用されました。
現在では有田中央線などの幹線での通勤輸送から特急運用に至るまで幅広く運用されています。
主要緒元

車両
車体には日車ブロック工法を採用し、帯色はシール貼り付けにより表現しています。
車内には東鉄初の15インチLCDが2基千鳥配置されており、運行案内の多言語表示、
緊急時の柔軟な案内など、お客様に優しい車両となっています。
一部車両の車内照明もLEDをフル採用するなど地球環境にも考慮した車両となっています。
また、2002〜2007年度と2011〜2013年度に渡り増備されたため、1次車から5次車に分けることができます。
量産先行車
本格的な増備に先立ち、2002年5月に量産先行車の5301Fが落成しました。
前面に非常用貫通路がないのが最大の特徴で、
この他にもライトユニットの処理にも相違点が見られます。
また、貫通路を備えておらず、地下鉄への直通ができないため
この編成のみ1000系との共通運用が組まれています。
αシート改造車
2020年3月より、有田中央線の急行電車でもαシートサービスが開始されるため
5300系2編成の東雲寄り先頭車1両が改造されました。
内装のグレードアップ化や中央ドアの閉鎖、外観デザインの変更などの改造が施工され、
2020年3月よりサービスを開始する予定です。
ギャラリー
αシート改造車(5302F・5323F)

5次車(2012年〜2013年度増備車)
4次車(2011年度増備車)
3次車(2005年〜2007年度増備車)

1次車(2002年〜2004年度増備車)
量産先行車(2002年製造)

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