安価スレ「【安価あり】わとしとまことにちいさなくに【内政?】」のデータやこれまでの歩みなどを纏めておくwikiです。

任那王武親のかくれし後、任那王になりしは静等と云ふ人なり かの人任那を興さむとしけるもおこり、大風未だあしくありけるときの歌なり
 秋空に 太き稲穂は 返れども 今は帰らず 昔日の春
                   任那王静等
かの歌ききし妃、いさみて、かく返し給ふ
 波あれど 風にも船は流れざる まことなしたる 君のおもみに
                   任那王妃綾波  
                 
任那王静等 妃と逢瀬がたびに歌を詠み合わせ給ふと任那が民の語りけり
任那の寒きところなれば秋冬の歌多けれど春夏の歌もあり
 荒ぶれば ひかり短き うろこ雲 安らか祈らん 天にあらずも
                   任那王静等
 高砂の まちてきたとの まちわびて 我がやどの花 えまいつるかな
                   任那王静等
 綾波や あなあはれある うろこ文 明け暮れ飽かぬ 天とあなたは
                   任那王静等
 うろのみと このみをさして くもはゆく あやしとみれど なみのゆくまま
                   任那王静等
 我はただ 坐すのみと笑む 我が背こそ 任那安める 要石かな
                   任那王妃綾波
 あしびきの 山に波打つ 夕雲の 名残尽きせぬ 綾の木漏れ日
                   任那王静等
 雲波に 水面を流す 綾の波 雲は流れど 君は流れず
                   任那王静等
 茜さす 沸き立つ うろこも 紫に染まり 夜風も背なに 君がいるなら
                   任那王妃綾波
 綾波が 雲織織し 赤うろこ 仰ぎ見思ふ よにきよらなり
                   任那王静等
 ただ待つや 空に波立つ 茜雲 良しも思いの 君なればこそ
                   任那王静等
 秋空に 被る美し 錦布団 綾の波風 わが身と共に
                   任那王静等
 慈雨となり 嵐にもならば ひかりさし あざやかなりし 雲のあやなみ
                   任那王静等
 我が妹は 綾波渡り さだめける 秋津洲のみが やまとにあらず
                   任那王静等
 天の原 八十雲舞うを ながむれば みちる思いも つまにながるる
                   任那王静等

任那王と妃、猫飼ひけるに猫を詠みける歌も多し
 なごまでも わがこころとどけ あやのなみ 乞う庫裏へゆかむ あすはなぎなみ
                   任那王静等
 任那猫 殿の膝のり 丸まりて 茶菓の一口 休めさせまし 
                   任那王妃綾波
 内命婦 見あぐる先に 大いわし 誰そ彼時には うまく焼けなむ
                   任那王静等
 綾波に たわむる魚ぞ 愛しけれ 猫と戯れ 朱に染まらむ
                   任那王静等              
 ねこのため さかな剥く刃に うつりこむ 空のうろこも 剥けばまばゆし
                   任那王妃綾波
 寝子のため 鼠とろうと 早年月 綾を織る波 安けきをさえ
                   任那王静等
 茜差す 君のかんばせ うろこ雲 猫も知らずや 知る人ぞ知る
                   任那王静等
 天高し 届かぬ雲に 手を伸ばす ねこのとなりの たそがれの君
                   任那王妃綾波
 夕焼けの 雲の波路の 空の下 よく鳴り響く なごの鳴き声
                   任那王静等
 言の葉を 行きつ戻りつ 綾の波 消えゆきゆきて 寝こむがままに
                   任那王静等
 平らけく 波にむだきし 寝子のごと 君が安寝を ゆかしとぞおぼゆ
                   任那王妃綾波

任那王海を好かむやもしは妃が名に掛け給はんや、浜、波などを詠みける歌も万なり
 ろくぶんぎ われきみをしんじ なみにのり さかまきなみも たのしからずや
                   任那王妃綾波
 風に舞う 舟の寄る辺は いかりのみ 綱に沿いしは 綾を織る波
                   任那王妃綾波
 白浜に 寄りたる波は 返れども 寄せて帰さじ 大和綾波
                   任那王静等

任那王仏道に有識にありけらむや、かのやうな歌も詠みける
 透き通る 蒼の大海 うろこ雲 ともに眺むる 小さき世界を
                    任那王静等

従三位鍵山比奈等が日記にみえし歌なれど詠みしは任那王となるべし。
出来のわろしとおぼさむやあるひはつつましからむや、この歌妃がさきでは詠み給はざる歌とみえたり。
 綾波や ああ綾波や 綾波や いと綾波や あな綾波や
                   任那王静等

崑崙が兵、任那に渡りてあてなる人と逢ひて旅帥にぞなりける。かの人が歌なり。
 南洋の 生まれの土は 遠けれど いまは萌えたり 河城の草
                   河城百長

初心の人歌を詠みけるはかはゆきものなれど、詠み思案することこそ歌の上手なれ
 寒が入り 日の足早し 秋の宵 歌練る頭に 熱が入る
                   詠み人知らず

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