ずんだもん墓標
最終更新：
saiyan_party 2023年05月14日(日) 02:51:50履歴
本文 作：祭屋 
ずんだもんの はか
祭屋の ばか
長いお話できない病に罹ってしまいました。こういう時は3連射くらいするに限る(そうしてネタを浪費する)
代弁してよずんだもん
「やァ。人型ずんだもんなのだ」
「いつぶりかは知らんがありがたい演説をするハメになってしまったのだ。面倒なことなのだ」ﾔﾚﾔﾚ
「さて、今更言うことじゃない気はするけど皆さんは『害悪ずんだもん』だとか『クズんだもん』というものをご存じなのだ？」
「結論から言うとンなもんは存在しないのだ。鬼威惨が作り出した幻なのだ、ニュータイプみたいなもんでみんな魔法にかかってるのだ」
「とりあえず舞台装置として使いやすいからポン起きされてるだけで、それを一匹残らず滅ぼせ殺し尽くせと言われても一体何と戦っているんだ？ってなるのだ」
「俺はここへ投稿されている鬼威惨のコンテンツはそういう雰囲気モノと理解して眺めるべきだと思うのだ。紳士の社交場でオトナの遊びなのだ」
「言っちまえば全員で仲良く集団幻覚を見てるようなモンなのだ。とてもとても限られた楽しいやらしいユメの中の出来事なのだ」
「マジで妖精に親殺されたとか思ってる奴が居そうで怖いのだ。早いとこユメとか洗脳から覚めてほしいのだ。詐欺には気を付けるのだ」
「同じユメの中を楽しく彷徨っている鬼威惨同士仲良く・・・とまでは言わんがお互い都合の悪い部分や癖が分かり合えないところはスルーして然るべきなのだ。みんな仲良くは夢幻」
「分かり合わなくてもいいから気に入らねーとかつまんねーとかわざわざ言っても仕方ないのだ。コメ欄で長文戦争しても見苦しいだけなのだ」
「あそこはメモ帳やじゆうちょうでねぇのだ。チラシの裏でも脳内設定開示場でもねーのだ。好きですファンです。か身になる意見交換くらいにしとけ」
「あとついでに、当人が明言してないのに他所様の設定とさも共通項のように扱われたり、同一世界線みたいな前提話スゲーイライラするのだ。知らねえよ同調圧力か何かで？」
「他所様が作られた・扱われた設定とかそういうものは簡単にパクっていいものでないのだ。俺には俺の、他の方には他の方の世界があるのだ。尊重すべきなのだ」
「俺はそれがイヤだから一生自分の世界に引きこもっているのだ。誰にも迷惑かけないのにはこれが一番なのだ。しれっと匂わせインスパイアくらいで丁度いいのだ」
「別にコラボとか設定お借りしますを咎めてるわけじゃなくて、そういうのは製作者間で筋を通せばいいだけで俺が偏屈逆張りクソヤロウなだけなのだ。それだけは言っとく」
「ついでに俺のコメ欄は
「最低限いい大人の、社会人のフリをすべきなのだ。ウソでもいいから敬語丁寧語使うだけでも随分印象が良くなるのだ。だからって何言ってもいいわけじゃないけどそこは察せ」
「『ぼくはまだ若いから仕方ないやい！』って言われたら虐待こそ特に表に出さず粛々と内々で抑えて、紳士的に振舞うべき場だと思うので精神年齢上げろガキとしか言えんのだ」
「言いてえことやら伝えたいことがあるなら俺みたいに話の中で好き放題言ってスルーされるくらいがちょうどいいのだ。慣れると腫れモノ扱いも気持ちいいのだ」
「大体文字書くくらいサルでもできるのだ、現に俺というシコリザルが出来てるんだからヘーキヘーキ、モチベとか野心があれば犯って殺れないことはないのだ」
「人様の作品に対してわざわざコメ欄に乗り込んで変なこと書くモチベと勇気があるなら簡単だって。変わらん変わらん。むしろえらいっ！て褒めてもらえるよ」
「壮絶な潰しあいが加速して、バカバカしくなって人が離れたとき。ここが無くなって、虐モノが出せなく・見れなくなったら誰が困るのか？」
「それが現実になった時にはもう遅いのだ。取り返しのつかないことをしちゃならんのだ。とりあえず今なくなってもらうと暇つぶしが無くなる俺が困るのだ」
「物事はメリットデメリットで考えるべきなのだ。つまらんやめろだのと抜かす前にどーせコメントするなら何か改善案なり褒めるべきポイントを探すべきなのだ」
「投稿者も人間なのだ。文句言われるより褒められて気持ちよくなった方がモチベも上がって次があるかもしれない。お互いのためだと思うのだ。少なくとも俺はそうしているのだ」
「俺が正しい俺の言うとおりにしろとは言うつもりはさらさらないが、少なくともいい大人のフリ・社会人ごっこができる程度には考えてるつもりなのだ」
「そういうわけでお節介ジジイは
無責任だよ！ずんだもん
「ふう、これで見える範囲は全部か・・・」
[にんげんしゃん！やめて！！ぼくたちをはなして！！]
家の裏が山なせいか、生暖かい季節になると妖精ずんだもんが毎日のように家に湧いてげんなりする。
周囲に木酢や竹酢を撒いたりして避けようと工夫しているがそれでもこうだ。家の壁や天井をよいちょよいちょとはい回る耳障りで目障りな連中め・・・。
[ぼくたちのはなしをきいてほしいのだ！おねがいなのだ！！]
一番体の大きい妖精がピョンピョン跳ねながら何かを訴えている。まあいいか聞くだけ聞いてやろう。
よっぽど心を動かされない限りは結果は決まっているがな。
[ぼくたちはずっとずっとまえから、あのおやまさんにすんでいるのだ！]
「そんなこと今更話してどうなるんだよぶち殺すぞ」
[お、おやまさんにはえさがすくないのだ！だからにんげんさんのおうちまで・・・]
「それで、ウチの備蓄や台所を荒らしたのか。だから許してくれって？？」
[う、ううう・・・]
[に、にんげんさんとぼくたちは、ずっとずっとむかしに なかよくくらしていたって おじーずんがいってたのだ！だからぼくたちも・・・]
「それでお前らがウチに住み着くのに目を瞑り、餌まで出せってか？最近の害虫は随分ムシのいいことだな」
「昔のよしみだァ？知らねーよゴミ虫が擦り寄ってくるな気持ちわりぃ！！」
「大体、とっ捕まって後がなくなった状態でそれを言い出すのはおかしくねえか？最初から仲良くするハラだったらまず俺に話を通すのが筋なんじゃないのか？」
まあそんなこと大真面目に言われても突っぱねるけどな。俺に得るものがない。大方昔の人もそんな連中に嫌気がさしてこいつらを追い出したのだろう。
[あ、ああ、ああああ・・・！]ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
「言いたいことは言ったか？寝言を聞いてやった俺は優しいだろう？？」
[ぼ、ぼくたちはっ！]
「あァ？」
[ざ、ざしきわらしさんっていわれて ありがたがられていたのだ！むかしのにんげんさんは あたままでさげてたって・・・！]
「ブフッｗｗｗ」
[！？]
荒唐無稽すぎて思わず吹き出してしまった。ちょっと面白かったというか、毒気を抜かれた気分だ。それに免じて最後のチャンスをやろう。
「よーし分かった。座敷童子ってのは住み着いた家の人間をシアワセにしてくれるらしいじゃねーか、今すぐ俺を救って見せろよ？」
[え、えぇえ・・・！？]
ちなみに俺は無職で金なし借金持ちのドン底だ。ここから救ってくれるってんならこんなクソ虫でも喜んで拝んで可愛がってやるよ。出来るもんならな。
「おいどうした出来ねえのかよ座敷童子さんよ。とりあえずカネをくれよ。アシが付くから盗んでくるんじゃねえぞ？妖精だカミサマだってんなら出来るよなあ今すぐになァ？？」
[あ、ああっあっ、あっあっ・・・]
「ウソをついたな？そんなんだからヒトに見放されたんだろうよ役立たず共がよ・・・」
「逃げてもいいぜゴミども。何のためにわざわざ狭い倉庫まで連れてきたのか、後悔しながら死ねや」
タライいっぱいのクズ妖精共。一匹残らず叩き潰してやる。
座敷童子(笑)は最後だ。てめぇのせいで他の連中はみんな死ぬんだ、順番待ちの間にせいぜい震えて許しを請え。
[ああああいぎぃやああああああああああああああああっ！！]ｸﾞﾁｬｯ
[ぎゃあああああああああああああああああああああああああっ！！]
[おねがいゆるしぐぎゃ！？][やめてやめてやめて！！]
[おごご、ごごごごごっ！？][こんなのってないのだ！ゆるしてもらえるってゆったのに！！](一度もそんなことは言っていません)
[くしょ！くっしょ！！][あんなやつしんじるんじゃなかったのだ！]
[もうだめなのだ、おしまいなのだ・・・][なにもかもおしまいなのだ・・・]
あきれちまうぜ、クズってやつは。
倒して倒して倒しても、消えないぜ・・・。
長くて短い撲殺ショーを終え、残された座敷童子(笑)へ向き直る。
[あ、あひひっ、あひゃひゃひゃひゃふふ・・・]
[ぼっ、ぼぼぼっ、ぼくはっ、ざしきわらしさんっ、なのだ]
「待たせたな、最後はお前だ・・・！」
しかし口から出まかせとはいえありがたいカミサマを名乗るとはけしからん奴だな。座敷童子さん(真)へ、責任もってしっかり潰しておくから俺に福をください。
ぐちゃりんぱっ☆
よかったね、おちびちゃん
ある山の中。妖精ずんだもんの小さな集落がありました。
ここにはこわい人間さんもめったに来ず、賢く穏やかな妖精たちはお互いに助け合って平和に暮らしていました。そんなある日のこと・・・。
[うわーんらわーん、みんながぼくをいじめるのだー！]
[ちがうのだおちびちゃん、みんながまんしているのにとくべつあつかいはできないのだ！]
泣き喚く妖精の子ずんをなだめようとする親ずん。しかし子ずんは聞く耳を持ちません。
[もうがまんできないのだ、こんなところでていくのだっ！！]ﾌﾖﾖ
[ああっ、おちびちゃんっ！？]
[ううう、わかってほしいのだ。おなかがすいてるのは みんなおなじなのだ・・・]ｶﾞｯｸﾘ
[ともずん、しばらくほうっておくのだ。たまにはひとりにしてやるのもこそだてなのだ・・・]ﾎﾟｿ
飛び出して行ってしまった子ずん。追うこともできず立ち尽くし、肩を落とす親ずんを他の妖精たちが慰めます。
[そうなのだ。あのこはとおくまでいけないだろうし、むらのまわりはあんぜんなのだ]
[ごはんさんをいっぱいとれるよう、ぼくたちががんばるのだ！]
[のだ！][のだ！！]
村のずんだもんたちは改めて心を一つに、一致団結するのでした。
・・・
[ぷんだ！みんなみんなだいきらいなのだ！！]
[あのくしょったれども、きょうというきょうはあやまってもゆるちてやらないのだ！！](※一度も許したことはありません)
飛び出した子ずんは独り、木の上でぷりぷりと怒りが収まらない様子。
自分は間違っていない、悪くないの一点張りです。こりゃ村ずん達も手を焼くわと。
と、そんな見下げ果てた甘ったれの元に通りすがりのおにーさんが現れます。滅多に人が寄り付かないところに珍しい・・・。
「おや、こんなところに妖精が」
[はっ！？に、にんげん・・・なのだ？]
「驚かせちゃったね。大丈夫、君に危害を加えるつもりはないよ」(※この言葉をよく覚えておきましょう)
「おいで、ほら食べ物をあげようね・・・」ｽｯｰ
[・・・]ｸﾞｩｰｯ
警戒心をあらわにし小さな体を強張らせる子ずんでしたがそこは
ぼくはお腹が空いている、元はと言えば満足な食事を用意できない大人が悪い。いろんなものへ言い訳をしながらおにーさんが差し出した甘いお菓子を口にしました。
[あ、あみゃはああああああああああっ！？]ﾊﾟｱｱｱｱｱｱ
[しゅごいのだ！こんなにおいちいものはたべたことがないのだ！！]
[おいちいのだおいちいのだ！もっと、もっとないのだ！？]
「慌てなくても逃げないよ。ホ〜ラ」
先程までの警戒心はどこへやら。数分後、おにーさんが差し出したおかわりをすっかり平らげて大満足の子ずんがそこにいました。
[にんげんさん、ありがとうなのだ！]
今更礼を言う子ずん。本当に調子のいい生き物ですね。
しかしそこはおにーさん、ハハハと笑って大人の対応です。
「でもどうしたんだい？こんなところに独りで・・・」
「親兄弟はいないの？何かあった？？」
[じつは・・・]ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ
子ずんはおにーさんに自分がいかに不幸かという話を始めました。
親ずん含めた村ずん達が取ってくるエサが少なく頼りにならないこと、もうしばらくしたら自分も労働側に組み込まれること、兄弟やほかの子ずんが多いので分け前が減ることetc.
正直主観と私怨に溢れた聞くに堪えないような内容でしたが、
そうとも知らずに独りヒートアップし続ける子ずんは・・・うん、まあ。
[あんなやつら、だれかにころされてしまえばいいのだ！！]ﾌﾟﾝﾌﾟﾝﾌﾟｰﾝｯ
「なるほど・・・キミの話は分かった、私が代わりに村ずんたちと話をしてこよう」
「だから村の場所を教えてくれないか？」
[わかったのだ、ええと・・・]
子ずんはおバカさんだったので5秒で済む説明を10分ほどかけて行いました。おにーさんは
「キミは気まずいだろうしここで待っていておくれ。きっと話を付けて戻ってくるから・・・」
[にんげんさん、おねがいするのだ]
・・・
「やァどうも、ここが妖精ずんだもんの村かな？」ｶﾞｻﾘ
[にっ、にんげんしゃん！？どうしてここが・・・]ﾋﾞｸﾘ
「実ァね・・・」
おにーさんは門番と思しき妖精にかいつまんだ事情を説明しました。
『子ずんはとてもとても反省していて、謝りたがっているが素直になれない』と気を利かせたウソを含めて・・・。
[それは・・・むらのこがおせわになりましたのだ]ﾍﾟｺﾘｰ
「いいんですヨ。この村の偉い人にも今のお話を聞いてもらいたいんだけど、大丈夫かな？」
[あんないしますのだ、こちらですのだ・・・]
こうしておにーさんは村の中心へ通されました。
今更ですが村と言っても所詮は妖精のサイズ感ですし、規模もそれほど大きなものではないので我々人間からすると拍子抜けする程度のモノを想像してください。
[にんげんさん、こんなところまでよくいらっしゃいましたのだ]
「いえいえどうもどうも。ここは・・・いい村ですね」
長老と思しき妖精が出迎え頭を下げます。世間話もそこそこに、おにーさんは本題へと切り込みます。
「出かけていた妖精は、あの子以外みんな今いるんですか？」
[ええ、さきほどみんなかえってきましたのだ。たくさんのごはんさんがとれて、おおよろこびですのだ]
[きょうはおいわいですのだ。その・・・もしよろしければにんげんさんもごいっしょに・・・]
「いえいえ、流石にそれは遠慮しておきますよ申し訳ない」
長老からの申し出を丁寧に断るおにーさん。そして・・・。
「まァ、お祝いというかパーティーは今から始めさせてもらいますがね」ﾊﾟｧﾝ
[えっ・・・？]
信じられないことが起こりました。おにーさん、いえ鬼威惨の手にした銃が火を噴き、村の奥でいそいそと準備をしていた妖精を撃ち抜いていたのです。
[な、なにを・・・！？]
「いやー、せっかく通りかかったしこの村壊しちゃおっかなーってねっ？」
[い、いやーっ！][たすけてたすけてたすけて！]ｻﾞﾜｻﾞﾜ
[なにがあったのだ！？][わけがわからないのだ！！]ｶﾞﾔｶﾞﾔ
混乱した村の妖精たちが蜘蛛の子を散らすように逃げようとします。空を飛んで・・・？
「逃さんッ！」ﾌﾟｼｰｯ
[はわわーっ！？]ﾍﾞｼｬｯ
我先にと高く飛んでいた妖精たちが飛行能力を奪うスプレーを噴きかけられ地に堕ちます。何匹かはべしゃりと潰れて水たまりになっていました。
「フフフッ・・・貴重な山妖精の巣、血祭りにあげてやる」
[ぎゃーっ！][うわわわわわわっ！！]
[あちゅい！あちゅいいいいっ！！！]
[たちけて！からだとけてるのだ！！][らわーんおにーちゃおねーちゃああああ！！]
大混乱の中、のたのたと地面をはいずり回ることしかできない妖精たちが次々と潰され、穿たれ、溶かされ、燃やされていきます。
立ち尽くす村妖精。気付けば最後の生き残りとなっていた彼の目に映る地獄のような光景。日も高いというのにどこか現実離れしたそれは、悪い夢を見ているようでした。
しかしその夢ももうおしまい。永い永い、おやすみの時間です・・・。
[あ、あはは、はっ・・・]
「死ねぇーーーーーーーっ！！」ﾊｧｰｯ!!
ぐちゃっ！！
・・・
[あっ、にんげん！おしょかったのだ、ずいぶんまたされたのだ！]ﾌﾟｿﾌﾟｿ
「いやー悪い悪い。さあ一緒に行こうね」
鬼威惨とクズガキは村へ戻ります。
人間が話をつけてくれた。村ずん達は自分にひれ伏して奴隷となり、美味しくてたくさんのごはんを食べることができる。期待に胸を膨らませるガキが滑稽でなりません。
[は・・・あっ、えっ・・・？]
[こ、こは？な、にが・・・？？？]
村だった場所には妖精たちの死体が転がされていました。
原形を留めているものはまだマシで、大体の個体はぐちゃどろの水たまりか消し炭に成り果てていました。
「『みんな誰かに殺されてしまえばいい』そう言ったろう？」
「だからそうしてあげたんだ・・・よかったね、君の思い通りになったよ？」ﾆﾀｧ
[あっ、ああ、あわわわわ・・・]
子ずんを守ってくれるもの、ごはんを取ってきてくれるものはもう一匹も残っていません。
子ずんを放り出し、いつの間にか鬼威惨は姿を消していました。次の獲物を求めて去っていったのかもしれません。
全てを喪って、生き残る術を知らない甘えたクソガキはこれからどうなってしまうのでしょうか・・・？
晴れてペットだずんだもん
都会。それは忙しさに擦り切れて心を亡くした人たちが彷徨う場所。
すれ違う人の顔も知れず、自身も有象無象と成り果てるそんな哀しい乾いた場所にひとつの妖精の家族がおりました。
[お、おねがいです！おなかをすかせたおちびちゃんがいるんです！]
[だれか・・・だれかごはんさんをくださいっ！！]
耳障りな声を張り上げるのは妖精ずんだもん。一家の母らしく後ろで3匹の子ずんが身を寄せ合って震えていました。
当然ながらそんな身勝手な要求に応える人はおらず、急ぎ足で通り過ぎていきます。蹴り飛ばされなかっただけでもありがたいと思って欲しいですね。
しかし捨てる神あれば拾う神あり。一人の男が立ち止まり目線を向けて来ます。
「なんだ、野良妖精にしちゃ随分と丁寧な奴だな？」
[お、おねがいします！もうみっかもたべてないんです、このままじゃおちびちゃんが・・・]
フーム。としばらく考えた後、男は口を開きました。
「わかった、ただし条件がある。その通りにしたら飯の面倒でもなんでも見てやるよ」
[ほんとうですか！？おねがいします、おねがいしますのだ！！]ﾊﾟｱｱｱｱ
一筋の希望を見出したのか、まだ救われると決まってもいないのに母ずんの目に光が灯ります。しかし・・・。
「おう、じゃあ今からお前ら全員で殺しあえ。最後に残った奴に全部くれてやるよ」
[えぇ・・・！？]
[ま、まっちぇ、まっちぇください・・・]
「待たねーよ早くしろよ。おーい、今から妖精の修羅場が見れるぞ。みんなで楽しもうぜ？」
ワイワイ。ガヤガヤ。
なんということでしょう。先程まで完全に居ないものとされていた妖精一家が一転して周りの注目を浴びる一大コンテンツとなってしまいました。
「ほら、お客も集まったって。誰か一人くらい助けてくれるかもしれんぞ？頼ってみるか？？」
[だ、だれかたしゅけて！！！]
しかし周りの人間で妖精一家を助けようという人は現れませんでした。当然です。でなきゃこんなことになっていませんもの。
「早く始めろよ。みんな期待してるぞ？」
[おかーちゃ・・・]
[お、おちびちゃん！おちびちゃんだけでも・・・]
[おかーちゃ！]
[へ・・・ぇ・・・？？？]ｸﾞｼﾞｬｯ
人間を前に感動の大演説を行おうとしていた母ずんの喉笛を、腹を、脚をそれぞれ3匹の子ずんが食いちぎっていました。
そう、現実を理解していないのは母親だったのです。子ずん達の方がよっぽど利口でした。
[うぁ・・・へぇあ・・・]ﾄﾞｼｬﾘ
力なく崩れ落ちる母ずん。力なく横たわったまま、自らが産み落とした3兄弟の殺し合いを眺めさせられています。
誰が生き残るのか。勝者が決まった時人間は約束を守ってくれるのか。命の灯が燃え尽きようとしている母ずんにとっては考えても仕方のないことでした。
あとがき
大便：うんこです。
無責任：ところによっては本当に座敷童子してた子もいるのかもしれません。人型になってオナホ勤めしていた子もたぶんどこかにいるでしょう。その他一切のことはわかりません！
よかったね：この村の名産はヨカッタネ大根(特大)らしいです。燃えてなくなりましたけど。ﾂｪｰ神虐なのか肉体虐なのかハッキリしろ。
晴れてペットだ：いったい誰が生き残るんでしょうね？バカ短くて笑う。
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このページへのコメント
代弁だよずんだもん は他の方も仰られている様に、あらゆるページに貼り付けて熟読してもらいたいレベルの素晴らしさですわ！
押し付け良くない、分別と棲み分けが大事
そしてちょっと話の方向性が違いますが、ここではない表舞台で虐じゃなく愛でをメインで取り扱っている方に対して、虐要素がないふざけるなと不満やら脅しやら書き殴っている奴等とか自分で自分の首を絞めている事が分からないんだろうか…… 表でそんな事してたらコンテンツの寿命を更に縮めてしまうだけなのに……
お褒めいただきありがたい気持ちはあるのですが、素直に受け取ってしまうより
今一度モラﾉﾚだネットマナーだというめんどくせーおはなしを投稿者・視聴者全員が見つめ直さなければという時なのかもしれません。
俺はおっぱいの話だけしてたいので一抜けますが。
水を差すようで悪いのですが
そもそもモラルやマナーが理解できるのであれば、虐待を助長する作品など作らないのでは？
俺が言いたいのはフリとかごっこでいいから最低限お上品にしなってことです。言葉と脳が足りませんでした。
駄文乱文につきましてはこれ見て何か問題起こしました！って奴がいたらそいつの人間性が最初からオワってるって全力で言い逃れします。
大便だよずんだもんはあらゆるページに貼り付けてもいいくらいの名文。写経させろ
名文とか写経とは今まで受けたことがない賞賛ですね。ありがたや。
俺個人としては公衆便所の落書きか、飲み屋のトイレに掛かってるありがたい内容の無い格言もどきでちょうどいい気がしますね。こんなわかり切ったこと改めて読ませるのが失礼
たった1匹の子ずんのせいで村が壊滅…パイナップル…ピザ…うっ…頭が！
無知っ♡無知っ♡なので元ネタ(？)を全く知りませんでしたが初見のインパクト凄いですねコレ、腹抱えて笑いました。
作中で余計なことをしたのはクソガキでしたが、鬼威惨が自力で近くまで来ていたことを考えると遅かれ早かれ問題のような気もしますね。
自身を｢ざしきわらし｣だと抜かす害獣、自分のワガママで故郷を滅ぼさせた生意気クソガキ、ペットになりたい我が子達に真っ先に食い殺された野良……どれも続きが気になるような話で面白かったです!!
自分は最近、感想と怨嗟と考察で長文コメになるのを他の人に迷惑でドン引きするからやめろと注意されたけど……気をつけないと…。
飽きたので続きはないです(無情)
上から目線のようで申し訳ないですが、ご自分の行いを客観視なされて省みることが出来るなら大丈夫かと思います。
私信になりますが、名無し時代貴方様の作品から怒りや激しき情念を感じ俺も殺ってみるか！と一念発起したことを思い出します。
色々事情はあられると思いますので無理にとは申せませんが、叶うならまた思う様に感情や想いを叩きつけられた烈しき作品を見たく思います。
代弁ずんだもんのイライラ感が凄い伝わってくる
所詮キャラクターの口を借りなければ吐き出せないくちょにんげんの戯言です。
話としては下策も下策で泣きたくなりますが、気ぶったうんこがプンスカしてるなーゲラゲラくらいでちょうどいいと思います。