メリークリスマス！皆様、いかがお過ごしでしょうか？
寒い日が続きますが、どうかお体ご自愛下さいませ。
今作のテーマは、クリスマスにおける「性の6時間」です！
執筆にあたっては、わんわんお様から色々アイデアをいただきました！いつもありがとうございます。
※今回の読み切りは、非常に、卑猥な内容になっておりますので、閲覧の際は特にご注意ください！！
※この小説はフィクションであり、実在の人物･団体･事件とは一切関係ありません。また、特定の社会的立場の人々を揶揄する意図は一切ございません。
クリスマス、どーてーやろうの哀愁と慈愛と傲慢
「おらイけっ！！おらあぁっ！！」 ぱんっ！ぱんっ！
「あぁんっ！イっちゃううううぅっ♡」 びゅくどぴゅっ！
……俺には聞こえる。今宵、世界中の人間のつがいが……
あちこちで、交尾行動に励んでいる。
いやもちろん、実際にその現場にお邪魔したわけじゃない。ただ、何となく聞こえた気がしただけだ。
俺が、孤独に浸りながら、この街をぶらついてる間にも……
あのビルでだって、こっちのマンションでだって、誰と誰が結合していることやら。
何を隠そう、今日は12月24日。クリスマス・イヴの夜、いわゆる「性の6時間」に突入した街を、あてもなく彷徨っているというわけだ。
「聖夜」なんて嘘だ。言うなれば、「性夜」…………性夜！性夜！セイヤッ！！セイヤッ！！
人間のつがいども、あんまりにもこの時間が楽しみすぎて昨日は寝れなかったであろう？
俺も寝れなかった！！
枕を濡らしててなあ！！ （ひとつ選択せよ： 涙で ・ 夜尿で ・ 白濁液で）
……正直言うと、悔しい。
マジメ一筋で生きてきたこの俺は世の女どもからは見向きもされずに、あんなチャラけた能無しの馬鹿どもが何の苦労もせずに彼女を手に入れて、それの体を今まさに、貪っているだなんて。
ありえない話し！！
ああ、何とでも言うがいい。俺は世間でいう「童貞」というやつだ。生まれてこの方、勉強、勉強、勉強。勉強尽くし。
彼女なんて、出来たことがない。イコール年齢、ってやつだ。もしも俺が世間でいう「オタク」と呼ばれる人間なら、それもしょうがないのかもしれない。
え？そんな生易しい表現じゃないって？「キモヲタデブ陰キャ」？
いやいや、仮に俺がその、「キモヲタデブ陰キャ」だったとしてもだ。俺にだって、平等に結合のチャンスは巡ってくるはずだろう？
そうじゃないと、おかしい。
高校にあがれば、彼女なんて、すぐに………………
部活に入れば、彼女なんて、すぐに………………
大学にあがれば、彼女なんて、すぐに………………
サークルに入れば、彼女なんて、すぐに………………
今年こそは、今年こそは………………
…………なじぇだ！！なじぇだ！！
何てことだ。何も大きなイベントが起こらないまま、もう就職の段階まで来てしまったぞ？
意を決して入部した囲碁・将棋部が悪かったのか？本能の赴くままに所属したTRPGサークルが悪かったのか？……いやいや。オタク友達は沢山出来た。悪くはない。女の比率が極端に少なかっただけだ。
女ってイキモノは、勉強して頭が良くなれば、自然と振り向いてくれるものだと思っていた。
だから、女から俺に全く声がかからないのは、まだ俺が勉強不足だからだと思った。
女に振り向いてもらうために、勉強漬けの毎日を送った。そうすれば、いつかは……………
彼女が出来るって思った。
でも、そんなのは俺の勝手な妄想、思い込みだったのかもしれないと、今、ぼんやりと考えている。
だってそうだろう？どの女も、マジメで頭の良い俺より、その辺の有象無象どもを結合相手として選んだんだから。ただチャラい恰好をしてたりとか、スポーツが出来たりとか、そんなどうしようもない理由で。
女よ、お前らは騙されている！と言いたい。そんな、一面だけの、見せかけの……「カッコよさ」みたいな空虚な幻想に流されるな！と言いたい。
そして、俺の彼女になってくれ！と言いたい。
……どうして、俺の彼女になってくれないんだ……？
……だからお前はいつまでたっても童貞なんだ、って？
うるせえ。
……何で家にこもっておとなしく自家発電しないのか、って？
この時間に家にいるのは、すなわち自分の「敗北」を認めるようでイヤだったからだ。
……何との闘いなんだ、って？ 誰に敗北するんだ、って？
……それ以上聞くな。
事実、街を歩いていても、この耳に届いて来るはずのない喘ぎ声を想像してさらに虚しくなるだけだった。
「えーマジ 童貞！？」
「キモーイ」
「童貞が許されるのは 小学生までだよね！」
「キャハハハハハハ」
喘ぎ声だけじゃない。すれ違う人の誰もが、俺のことを嗤っているように聞こえる。
もはや聞き飽きたクリスマス・ソング。
クリスマス本来の目的を、忘れた街。
そんな狂った街に、俺の居場所はなかった。
おとなしく帰ってひとり、寂しくパソコンをつけよう。今年は、チキンを冷まさずに済むかもしれない。
サンタさま
プレゼントには、彼女をください。
ぼんやりと、もはやもらえぬプレゼントを願いながら自宅まで戻ってくると、何かふたつのカタマリが門の前でうごめいていた。
まるで、俺の行く手を塞ぐように。
「へこへこ、へこへこ！！へこへこきもちーのだ！！」
「あんあん！ずんぽ、ずんぽ、ずんぽいいのおおお！！」
……妖精だった。 いや、害獣だった。 いや、ゴミだった。
現代社会におけるすべての悪徳をまんべんなく凝縮したようなおぞましいイキモノが、よりによって俺の家の前で、その醜悪さを見せつけるように交尾していようとは。
なんという嫌がらせか。
「…………どけ」
「のだっ、のだっ、のだっ、のだっ、のだっ、のだっ、のだっ、のだっ…………」
俺の声は、情熱的にまぐわうゴミどもには届いていないようだった。ゴミどもが意図的に俺を無視しているようにも見えて、はらわたが煮えくり返った。
「聞いてんのかゴミども！！どけっつってんだよ！！」
「のだのだのだ！！どーてーやろうがかえってきたのだ！！」
俺が癇癪を起こした子どものように叫ぶと、メス妖精に覆いかぶさって腰を振っていたオス妖精が振り返り、意地汚い笑みを浮かべる。
俺は妖精が発した「どーてーやろう」という言葉に凍り付いた。
「ぱぱずん、“どーてーやろう”って、なんなのだぁ？」
「うまれてきてから、いちどもへこへこしたことないざこのことを、くちょにんげんのことばで、どーてーやろうっていうのだ！」
「ぱぱずんは、かしこいのだ！そしたらこのくちょにんげんは、まけぐみ、いや、まけいぬなのだ！！のーだのだのだ！！」
ゴミの分際で、好き勝手なこと言いやがって。俺の拳は、ぶるぶると震えていた。
「……いちどしか言わないぞ。消えろ、ゴミども」
「どーてーやろうがなんかいってるのだ！きっと、ぼくたちのへこへこがうらやましいのだ！しあわせなぼくたちに、しっとしているのだ！」
「そうね、ぱぱずん！こんなどーてーやろう、はなすだけむだなのだ！ほっとけばいいのだ！」
「おまえのほうがきえるのだ、どーてーやろう！ぼくたちのへこへこをじゃまするなんて、みのほどしらずなのだ！！ほらままずん、へこへこ、へこへこおおおおおおおおお！！」
「ずんぽいいのおおおおおおおお！！」
なおも、ゴミどもは家の前から退こうとしない。俺は、今まで味わったことのない屈辱感に打ち震えていた。
「……おい、まだみてるのだ？さっさときえろ、どーてーやろう！！」
「ぱぱずん、そんなにいじめちゃ、どーてーやろうが、かわいそかわいそなのだ！……おいどーてーやろう！…………へこへこもできないおまえは、おちびちゃん、いっしょーうめないのだ？そだてられないのだ？かわいそすぎてなけちゃうのだ！ひゃーん！ひゃーん！ひゃーん！ひゃーん！」
俺を憐れむかのように、メス妖精はウソ泣きを始める。俺の中で、怒りのメーターがどんどん上がっていくのを感じていた。
妖精ですら、セッ×スしてるというのに、俺は、俺は…………
「しょうがないのだ、ままずん。よくみるのだ、このどーてーやろう、みるからにへこへこできないかおしてるのだ！ぶちゃいく、いや、きもおた、いや、ちーぎゅう、いや…………じゃくしゃだんせー、なのだ！！」
「そしたら、せめてわたしたちのへこへこをみせつけてあげるのだ！そうすれば、どーてーやろうも、まんぞくしてきえてくれるのだ！！あはははははははははははははははははは！！」
「ままずん、けっさくなのだ！あははははははははははははははははははははははははははははははははははは！！」
体を高速で上下に伸び縮みさせながら、俺を煽るように笑い始めるゴミども。
視界が真っ赤になった。今すぐに、このゴミどもをめちゃくちゃにして殺してやる！！八つ裂きにして、死に至る最期のその瞬間まで苦しめて……二度と俺をその気持ち悪い顔で馬鹿に出来ないようにしてやる！！
ゴミどもの言葉は、この瞬間にも、俺の孤独感を余所に結合しまくる有象無象どもの言葉そのものだった。
この世のすべての人間が、俺を嗤っている。ゴミどもの言葉は、それを代表するかのような……
それがどうしても悔しくて、情けなくて…………
理性が吹っ飛び、動物の本能的な破壊衝動だけが、俺を突き動かした。
がしいっ！！
「あはははははは………のばああああああああああああああああああああああああああああああああっ！！」
気が付くと、俺はオス妖精を殴り飛ばしていた。
殴るなんて、マジメで頭の良い俺みたいな人間がすることじゃないと思いつつも、今回に限ってはガマン出来なかった。
頭より先に、体が動く。
「ぱ、ぱぱずん……うわっ！いちゃいいちゃい！！」 ぐぐぐぐ……
次に俺は、呆然としているメス妖精が逃げないように踏みつける。メス妖精のケツには、オス妖精の本体からちぎれたチ×コが突き刺さったまま、ピクピクと脈うっている。
「いちゃいいちゃい、あ、あしをどけろ、どけるのだどーてーやろう！！ぜったいに、ぜったいにぶっころしてやるのだ！！」
「いちゃい…………しょんな、ぼくの、ぼくのずんぽ……ないのだ……ど、どうちて……」
俺の靴の下で喚くメス妖精と、チ×コをなくして絶望するオス妖精。
それを見て、すっと、心が安らぐのを感じる。
そして、もっとこいつらを甚振ってやりたいという衝動に駆られる。
「……ゴミが」 ぎゅぎゅぎゅぎゅううっ……
「ぁほんぼがあああああああああああああああああああああっ！いちゃいいいいい！！ぱ、ぱぱずん！わたしをたすけるのだああああああ！！このどーてーやろうに、つぶされちゃうのだあああああああ！！」
さらに足の力を強めると、メス妖精の悲鳴が激しくなった。それを見たオス妖精が、自分のチ×コがあった場所を舐めるのをやめ、こちらに向かってくる。
「ま、ままずん！！お、おいどーてーやろう！！きえろといったはずなのだ！ままずんをはなさないと、このぼくが、ぶっころ…………のぎゃああああっ！！」
ばきっ！！
「…………」
俺はメス妖精を踏みつけながら、オス妖精を再び殴り飛ばして、郵便受けに叩きつけた。無言のまま、次々と打撃を加える。
ばぎ！どすっ！ぐちゃっ！！
「あ……あがあが……のぎゅぼごおおお……」
オス妖精の顔面が、崩壊していく。このまま、俺が、俺こそが……………誰よりも優れた存在なんだということを、苦痛と死でもってこのゴミどもに理解させて……
「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおお！！どーてーやろう！！ぱぱずんが、ぱぱずんがしんじゃうのだ！！なんでもするから、なんでもするから、ぱぱずんにひどいことするなああああああああああああああっ！！」
「……おいゴミ。頼み方がなってないぞ？“お願いします高貴なる人間様、貴方様のためにわたくしめが何でも致しますから”だろうが」
「ま”、ま”ま”…ずん……こんな、こんなどーてー、やろうの、ことばなんか……ぐぼおおおおおっ！」
ぎゅちゅっ！！
「うっ、うぶっ………はあ、はあ、はあ……」
「や、やめろ、やめ…………やめてください、お、おねがいしますのだ！！なんでもするから、なんでもするから、ぱぱずんだけは……」
「おおおおおぉ〜ん？何でもするんだな？ホントに、何でもするんだなああああぁ〜っ？」
今にも死にそうな呼吸を繰り返すオス妖精と、踏まれながら涙を浮かべて懇願するメス妖精。
俺は、自分の力でゴミどもを服従させたという優越感に酔いしれていた。
…………俺はいったい、今まで何をそんなにキレていたんだ？
「どーてーやろう」だの「じゃくしゃだんせー」だの…………全部、取るに足らないただの害獣の妄言じゃないか。
俺は、強いんだ。
「童貞野郎」でも、「弱者男性」でもない。マジメで頭の良い、最強の、高貴なる人間様だ。
「……なんでもするのだ！おうちさんのおてつだいでも、なんでもするのだ！！」
「ふっ。俺の家に侵入して、乗っ取ろうという魂胆が丸見えなんだよ、ゴミめ……そんな生ぬるいもんじゃない……俺という高貴なる人間様のために、もっと役立つことをしてもらう」
あったぞ。俺の欲求を満たして、かつ、ゴミどもに絶望を味わわせる最適な方法！！
俺は、カチャカチャとジーンズのベルトを緩め、チャックを開け放つと、メス妖精を掴み上げる。何をされるか察したメス妖精が、じたばたと暴れ始める。
「……おい暴れるな。この高貴なる人間様が、お前らゴミどもの大好きな交尾をしてやろうってんだよ」
「い、いやなのだ！いやなのだ！！くちょにんげんとへこへこなんか、したくないのだああああああ！！」
「何でもするって言ったのはお前だろうが、ゴミ！！…………それとも、かわりにこのゴミを殺すか？」 カチャカチャ……ゴソゴソ…………
俺は、片手での作業に手間取りながらも、メス妖精に決断を迫る。
「はあ、はあ……あんしん、あんしんするのだままずん……どうせ、どーてーやろうは、“たんしょー”ずんぽだって、そうばがきまってるのだ！どーてーやろうは、ださいのだ！！のーだのだのだ！！」
「ほ、ほんとうなのだ？ぱぱずん！！…………お、おまえみたいなどーてーやろうのくそざこずんぽをつっこまれても、わたしのあにゃるさんはへいきなんちゃ！！のーだのだのだ！のーだのだのだ！！」
途端に、調子に乗り始めるゴミども。でも、俺はもうブチ切れたりしない。
俺が童貞ならば、童貞なりの「慈愛の精神」が肝心だ。
高貴なる人間様の圧倒的優位性でもって、このゴミどもを処すことが、今の俺には出来る。
ならば、それ相応の敬意を持って臨まなければ。
……それが、「強者」としての義務だろう？
……………ぼろんっ！！
ようやく、パンツという鞘から抜き放たれた俺のチ×コという名の刀が、鎌首をもたげる。
何しろ、俺自身が今までに、この俺以外の誰にも触れることを許さなかった「宝刀」だ。日々の自家発電という厳しい予行演習によって鍛え上げられた潔白（黒）さと、成長したそのサイズ感は、他の有象無象どものヤリチ×などとは一線を画す。
むくむくっ……
自由な長さ調節なんてお手のもの。
イメトレだけでいつものモーション！！（ヘイ！！）
「ひっ…………！？」 「えっ……」
ゴミどもは、みるみるうちに膨れ上がるそのサイズに恐れおののいているかのように、情けない声をあげる。
……ぎんっ！！
やがて俺の宝刀は、本場のフランクフルトのように太く、長く、そして固い意志をもって、完全に立ち上がる。
ケチャップをたっぷりとかけたら美味しそうだ。
「ふううぅ〜〜〜〜っ、ふう〜〜〜〜っ………」
12月下旬の夜。真っ裸になった俺の下半身を冷たい風が直撃するが、雄々しくそそり立ったフランクフルトは、まるで非日常的なこのスリルを楽しむかのように武者震いを始めていた。
「しょ、しょんな、しょんな……ど、どーてーやろう、どういうことなのだ！！どーてーやろうのずんぽが、こんなにおおきいなんて、ありえないのだ！！」
メス妖精が、絶望した表情で俺のチ×コを見つめる。
これが現実だ。もっと、よく見ろ。こいつが、今からお前を貫く！！
「やめろやめろやめろ！！こんなおおきいずんぽ、はいらないちゃ！こわれちゃうのだああああああ！！」
「……」 ぷりゅっ
「あっ、ぱぱずんのずんぽ……」
俺は無言で、暴れるメス妖精を自分のチ×コの前にあてがい、挿入に邪魔なオス妖精のチ×コをメス妖精のけつあなから抜き取った。侵入すべき場所が丸見えになったからか、俺のチ×コは武者震いをさらに激しくする。
「……おい、どーてーやろう…………ままずんになにをするつもりだ！！ぼくのずんぽ、かえせえええええええええええ！！」
多少、息を吹き返したのか、オス妖精が信じられないといった目で俺を見て叫ぶ。
そうだ…………自分がさっきまで結合していたメスを、目の前でこの俺に奪い取られる気持ちはどうだ？
世の中の汚らしいオスどもよ！！
そして…………本当の力関係がわかったら、俺に服従しろ、そして触らせろ！！
世の中の見る目のないメスどもよ！！
ぬぷっ……
「ひっ！あた、あたた、あた、あたってるのだ！！どーてーやろうのずんぽが、あたってるのだああああ！！」
「や……やめろ、やめろやめろやめろやめろ！！なにをするきなのだあああああああああああ！！ままずんのあにゃるさんは、ぼくだけのものなのだああああああ！！」
……ふん。これが有象無象どもの好きな寝取り？寝取られ？ってやつか？
自分がやられたら絶対にイヤだが、やるぶんには最高の娯楽じゃないか。
「クソの役にもたたねぇお前らは、こうやって使うんだよ…………」
「ぱ、ぱぱずん！！たちゅけて、たちゅけて…………たちゅけてほしいのだあああああああああああ………」
みちみちぃ……ずにゅぽっ！！ぶっしゃあああああああああああああっ！！
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！」
満を持して、俺はチ×コでメス妖精のけつあなを貫き、さらに奥へと深く、深く差し込んだ。
それに伴って、口から臓物や体液を一気に吐き出して叫ぶメス妖精。
………そうかそうか。そんなに潮吹きするほど気持ちよかったか。俺のチ×コが！！
「しょ、しょんな…………ままずんのかわいいあにゃるさんが……こんなどーてーやろうなんかに…………」
もはやチ×コを失ったオス妖精は、目に涙をあふれさせて、か細い声で俺を祝福する。
見たか、ゴミ。俺の勝ちだ。俺はにんまりと笑うと、高らかに宣言する。
「…………せめてオナホになって慰めてくれや」
世の中の何の役に立たないこんなゴミども……害獣に、高貴なる人間様であるこの俺が、活躍の場を与えてやっているんだ。感謝くらいしてくれないとな。
ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ！！
「のっ、おっ、ぽっ、ごっ、こっ、おっ、ぼっ……」
俺は右手に握ったメス妖精の体を、ごしごしと動かし始める。あまりの気持ちよさからか、メス妖精は途切れ途切れに声を発するだけになっていた。
害獣とはいえ、オナホとしては最高級のシロモノだった。1往復しごくたびに、メス妖精の体内に残留した臓物や体液がカメアタマによって掻きまわされ、未知の刺激を俺に与える。
「おおぅっふ……ふうぅん、ううぅんぉ…………！！」
恥ずかしながら、俺はあまりの気持ちよさにすぐイキそうになってしまった。すぐに挿入して、すぐにイク……「タイパ」とやらを重視するのも、現代社会に生きる有象無象どもの歪んだ価値観だろうが、俺はそんな低俗なことはしない。
長い時間をかけて、自分を慰める…………これこそが、童貞なりの「慈愛の精神」の神髄！！
「ふぅ、ふうっ！ふっ、ふっ、ふっ、ふっ……！！」
それでも、悲しいかな……この刀を締め付ける気持ちよさには、もう耐えきれそうにもなかった。俺は階段をダッシュで駆け上がるように、さらに右手のしごきを速くする。
ぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっ！！
俺の鮮やかなチ×コ捌きに圧倒されたのか、メス妖精という名のゴミは首をがくがくとさせて言葉を発する余裕もないようだった。
「ま、ままずんが……ままずんが、へこへこ、されてるのだ……ど、どーてーやろうの、ずんぽが、ままずんの、あにゃるさんに……」
ご丁寧に実況してくれるもう1匹のゴミ。それによって、俺の興奮はさらに高まる。
べちゃ！べちゃ！べちゃ！
激しいピストンの圧力に負けたメス妖精の口からは、これから生まれてくるはずだった妖精の胎児がぽこぽこと飛び出し、地面に落ちて肉塊に変わる。
「はあっ、はあっ、はあっ！！ほら、見ろよ、ゴミ！！こいつが産むはずだった、汚らしい赤ん坊が落ちたぞ！！拾え！！」
「お、おちびちゃんが……おちびちゃんが…………しょんな、しょんなああああ！！まだ、まだでてきちゃだめだったのに…………ぼくたちのおちびちゃんを、どーてーやろうが…………た、たりないに…………」
絶望するオス妖精の絞り出すような声が、最高級の愉悦を俺にもたらした。ここが屋外だということも忘れ、俺は住宅街に響き渡るくらいの大声を上げる。
「はぁっはぁっはぁっはぁっ……あぁっ！はぁっ！イク！イクイクイクイク…あっ……ぁ、んあっー！」
ずぼおっ！！びゅくくくくっ！どぴゅるるるるるるっ！！
俺の絶叫とともに、尿道を一気に駆けあがった子種が、ゴミの体内に勢いよく吐き出される。
あまりの快感に、視界がホワイトアウトしかけた。
「ふうぅ……ふうううう……さ、寒っ……」
射精が済んだ途端に、一気に倦怠感が体を支配する。
同時に、強烈な寒さが俺の下半身を襲ったため、強靭さと繊細さを併せ持った俺の刀はたまらず小さくなり、尿意を催す。
「う、お、おしっこ、おしっこ出ちゃ……」
俺は、もはや抵抗力を失ったメス妖精の体をチ×コから引き抜こうとしたが、間に合わない。
じょろろろっ、と音を立てて、俺の聖水が精液に続いてゴミの体内に流し込まれる。
だが、だらしなく口を開いたままのメス妖精は、精液と聖水のミックスジュースをすぐに吐き出してしまった。垂れ落ちたミックスジュースは、ぼたぼたという音とともに地面に落ち、水たまりを形成する。
「……うぅ、ふうぅう………あっ！！おい、何してやがるゴミ！！高貴なる人間様であるこの俺の、貴重なエキスが飲めないというのか！？勿体ないことするなっ！！」
どうやら、俺の大きすぎる刀は、メス妖精の体を完全に貫通してしまっていたようだった。ゴミの口から、カメアタマが「こんにちは」しているのが見える。
「ふっ……立派すぎるのも考えものだな」
幸福感とともに聖水を放出し終わり、ぶるるっ、と体を震わせた俺は、完全に死んだメス妖精を引き抜こうとした。しかし、手がかじかんでうまくいかない。
仕方ない。しばらくはこのままでいよう。これはこれで、ペ×スケースみたいでおしゃれに見えてきた。どこかの国の通過儀礼みたいで粋だろう？
「こ、ころちてころちてころちてころちてころちて！！こんなどーてーやろうなんかに、ままずんが、ねとられるなんて……ずんぽがないぼくは、いきていてもしかたないのだ……」
「まだ生きていたか…………消えろ、ゴミ」 ぐちゃっ
「ぐぴょうっ……」
チ×コを失ったまま震えるオス妖精が死を望んでいたので、お望みどおり踏みつけてやった。
ああ、なんて慈悲深い大賢者なんだろう、俺は！！
こんな慈悲深い俺を、どうして女は結合相手として選ばないんだろうか。不思議でしょうがない。
パオンパオンパオンパオン！！パオンパオンパオンパオン！！
遠くから聞こえるパトカーのサイレン音。
ああ。きっと、「性の6時間」にかこつけて不純異性交遊をしているバカな有象無象どもを逮捕しに来たんだろう。
「はああぁ……やれやれ」
大げさにため息をつく俺。
警察がもっと早く動いてくれれば。
俺の許可なしにあちこちで結合しまくっているバカどもは全員、逮捕されればいい。
「俺こそが、最強だ……高貴なる人間様であって、マジメで頭の良い俺だけが、性の悦びを知る権利があるんだ……」
なぜか、パトカーのサイレン音がこちらの方に近づいてくるのを感じながら、俺はつぶやく。
今の俺なら、何でも出来るような気がしていた。
「…………おっ」
俺は、角を曲がってこちらに歩いてくる女を見つけた。まだ、俺には気づいていない。
あの女を手に入れることだって、今の俺になら簡単なはずだ。この最強の俺を見た途端、嬉々として股を開くだろう。
うううむ。顔面は………甘く採点して、100点満点中68点と言ったところか。合格だ。
俺の結合相手としては、申し分ない。
ゴミどもを甚振ったのは、このための予行演習だと思えばいい。俺の刀は、再び臨戦態勢になった。
むくむくっ……
……………今まで、女が俺を選ばなかった以上、俺の方から直々に女を選んでやるんだ。せいぜいありがたく思うんだな。
「おい、そこの女！！この最強の俺と、セッ×スしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」
メス妖精の残骸をチ×コにつけたまま、俺は女めがけて飛び出した。
〜終〜
ここまで読んでいただきありがとうございます。今年の夏の終わりから、この界隈に物書きとして入った新参者ですが、皆様からいただいたコメントが日々の励みになっております！いつもありがとうございます！
今年もお世話になりました。 来年も何卒よろしくお願いいたします。
来年はまた長編小説にチャレンジしてみたいと思っております！ご期待ください！
けも
寒い日が続きますが、どうかお体ご自愛下さいませ。
今作のテーマは、クリスマスにおける「性の6時間」です！
執筆にあたっては、わんわんお様から色々アイデアをいただきました！いつもありがとうございます。
※今回の読み切りは、非常に、卑猥な内容になっておりますので、閲覧の際は特にご注意ください！！
※この小説はフィクションであり、実在の人物･団体･事件とは一切関係ありません。また、特定の社会的立場の人々を揶揄する意図は一切ございません。
クリスマス、どーてーやろうの哀愁と慈愛と傲慢
「おらイけっ！！おらあぁっ！！」 ぱんっ！ぱんっ！
「あぁんっ！イっちゃううううぅっ♡」 びゅくどぴゅっ！
……俺には聞こえる。今宵、世界中の人間のつがいが……
あちこちで、交尾行動に励んでいる。
いやもちろん、実際にその現場にお邪魔したわけじゃない。ただ、何となく聞こえた気がしただけだ。
俺が、孤独に浸りながら、この街をぶらついてる間にも……
あのビルでだって、こっちのマンションでだって、誰と誰が結合していることやら。
何を隠そう、今日は12月24日。クリスマス・イヴの夜、いわゆる「性の6時間」に突入した街を、あてもなく彷徨っているというわけだ。
「聖夜」なんて嘘だ。言うなれば、「性夜」…………性夜！性夜！セイヤッ！！セイヤッ！！
人間のつがいども、あんまりにもこの時間が楽しみすぎて昨日は寝れなかったであろう？
俺も寝れなかった！！
枕を濡らしててなあ！！ （ひとつ選択せよ： 涙で ・ 夜尿で ・ 白濁液で）
……正直言うと、悔しい。
マジメ一筋で生きてきたこの俺は世の女どもからは見向きもされずに、あんなチャラけた能無しの馬鹿どもが何の苦労もせずに彼女を手に入れて、それの体を今まさに、貪っているだなんて。
ありえない話し！！
ああ、何とでも言うがいい。俺は世間でいう「童貞」というやつだ。生まれてこの方、勉強、勉強、勉強。勉強尽くし。
彼女なんて、出来たことがない。イコール年齢、ってやつだ。もしも俺が世間でいう「オタク」と呼ばれる人間なら、それもしょうがないのかもしれない。
え？そんな生易しい表現じゃないって？「キモヲタデブ陰キャ」？
いやいや、仮に俺がその、「キモヲタデブ陰キャ」だったとしてもだ。俺にだって、平等に結合のチャンスは巡ってくるはずだろう？
そうじゃないと、おかしい。
高校にあがれば、彼女なんて、すぐに………………
部活に入れば、彼女なんて、すぐに………………
大学にあがれば、彼女なんて、すぐに………………
サークルに入れば、彼女なんて、すぐに………………
今年こそは、今年こそは………………
…………なじぇだ！！なじぇだ！！
何てことだ。何も大きなイベントが起こらないまま、もう就職の段階まで来てしまったぞ？
意を決して入部した囲碁・将棋部が悪かったのか？本能の赴くままに所属したTRPGサークルが悪かったのか？……いやいや。オタク友達は沢山出来た。悪くはない。女の比率が極端に少なかっただけだ。
女ってイキモノは、勉強して頭が良くなれば、自然と振り向いてくれるものだと思っていた。
だから、女から俺に全く声がかからないのは、まだ俺が勉強不足だからだと思った。
女に振り向いてもらうために、勉強漬けの毎日を送った。そうすれば、いつかは……………
彼女が出来るって思った。
でも、そんなのは俺の勝手な妄想、思い込みだったのかもしれないと、今、ぼんやりと考えている。
だってそうだろう？どの女も、マジメで頭の良い俺より、その辺の有象無象どもを結合相手として選んだんだから。ただチャラい恰好をしてたりとか、スポーツが出来たりとか、そんなどうしようもない理由で。
女よ、お前らは騙されている！と言いたい。そんな、一面だけの、見せかけの……「カッコよさ」みたいな空虚な幻想に流されるな！と言いたい。
そして、俺の彼女になってくれ！と言いたい。
……どうして、俺の彼女になってくれないんだ……？
……だからお前はいつまでたっても童貞なんだ、って？
うるせえ。
……何で家にこもっておとなしく自家発電しないのか、って？
この時間に家にいるのは、すなわち自分の「敗北」を認めるようでイヤだったからだ。
……何との闘いなんだ、って？ 誰に敗北するんだ、って？
……それ以上聞くな。
事実、街を歩いていても、この耳に届いて来るはずのない喘ぎ声を想像してさらに虚しくなるだけだった。
「えーマジ 童貞！？」
「キモーイ」
「童貞が許されるのは 小学生までだよね！」
「キャハハハハハハ」
喘ぎ声だけじゃない。すれ違う人の誰もが、俺のことを嗤っているように聞こえる。
もはや聞き飽きたクリスマス・ソング。
クリスマス本来の目的を、忘れた街。
そんな狂った街に、俺の居場所はなかった。
おとなしく帰ってひとり、寂しくパソコンをつけよう。今年は、チキンを冷まさずに済むかもしれない。
サンタさま
プレゼントには、彼女をください。
ぼんやりと、もはやもらえぬプレゼントを願いながら自宅まで戻ってくると、何かふたつのカタマリが門の前でうごめいていた。
まるで、俺の行く手を塞ぐように。
「へこへこ、へこへこ！！へこへこきもちーのだ！！」
「あんあん！ずんぽ、ずんぽ、ずんぽいいのおおお！！」
……妖精だった。 いや、害獣だった。 いや、ゴミだった。
現代社会におけるすべての悪徳をまんべんなく凝縮したようなおぞましいイキモノが、よりによって俺の家の前で、その醜悪さを見せつけるように交尾していようとは。
なんという嫌がらせか。
「…………どけ」
「のだっ、のだっ、のだっ、のだっ、のだっ、のだっ、のだっ、のだっ…………」
俺の声は、情熱的にまぐわうゴミどもには届いていないようだった。ゴミどもが意図的に俺を無視しているようにも見えて、はらわたが煮えくり返った。
「聞いてんのかゴミども！！どけっつってんだよ！！」
「のだのだのだ！！どーてーやろうがかえってきたのだ！！」
俺が癇癪を起こした子どものように叫ぶと、メス妖精に覆いかぶさって腰を振っていたオス妖精が振り返り、意地汚い笑みを浮かべる。
俺は妖精が発した「どーてーやろう」という言葉に凍り付いた。
「ぱぱずん、“どーてーやろう”って、なんなのだぁ？」
「うまれてきてから、いちどもへこへこしたことないざこのことを、くちょにんげんのことばで、どーてーやろうっていうのだ！」
「ぱぱずんは、かしこいのだ！そしたらこのくちょにんげんは、まけぐみ、いや、まけいぬなのだ！！のーだのだのだ！！」
ゴミの分際で、好き勝手なこと言いやがって。俺の拳は、ぶるぶると震えていた。
「……いちどしか言わないぞ。消えろ、ゴミども」
「どーてーやろうがなんかいってるのだ！きっと、ぼくたちのへこへこがうらやましいのだ！しあわせなぼくたちに、しっとしているのだ！」
「そうね、ぱぱずん！こんなどーてーやろう、はなすだけむだなのだ！ほっとけばいいのだ！」
「おまえのほうがきえるのだ、どーてーやろう！ぼくたちのへこへこをじゃまするなんて、みのほどしらずなのだ！！ほらままずん、へこへこ、へこへこおおおおおおおおお！！」
「ずんぽいいのおおおおおおおお！！」
なおも、ゴミどもは家の前から退こうとしない。俺は、今まで味わったことのない屈辱感に打ち震えていた。
「……おい、まだみてるのだ？さっさときえろ、どーてーやろう！！」
「ぱぱずん、そんなにいじめちゃ、どーてーやろうが、かわいそかわいそなのだ！……おいどーてーやろう！…………へこへこもできないおまえは、おちびちゃん、いっしょーうめないのだ？そだてられないのだ？かわいそすぎてなけちゃうのだ！ひゃーん！ひゃーん！ひゃーん！ひゃーん！」
俺を憐れむかのように、メス妖精はウソ泣きを始める。俺の中で、怒りのメーターがどんどん上がっていくのを感じていた。
妖精ですら、セッ×スしてるというのに、俺は、俺は…………
「しょうがないのだ、ままずん。よくみるのだ、このどーてーやろう、みるからにへこへこできないかおしてるのだ！ぶちゃいく、いや、きもおた、いや、ちーぎゅう、いや…………じゃくしゃだんせー、なのだ！！」
「そしたら、せめてわたしたちのへこへこをみせつけてあげるのだ！そうすれば、どーてーやろうも、まんぞくしてきえてくれるのだ！！あはははははははははははははははははは！！」
「ままずん、けっさくなのだ！あははははははははははははははははははははははははははははははははははは！！」
体を高速で上下に伸び縮みさせながら、俺を煽るように笑い始めるゴミども。
視界が真っ赤になった。今すぐに、このゴミどもをめちゃくちゃにして殺してやる！！八つ裂きにして、死に至る最期のその瞬間まで苦しめて……二度と俺をその気持ち悪い顔で馬鹿に出来ないようにしてやる！！
ゴミどもの言葉は、この瞬間にも、俺の孤独感を余所に結合しまくる有象無象どもの言葉そのものだった。
この世のすべての人間が、俺を嗤っている。ゴミどもの言葉は、それを代表するかのような……
それがどうしても悔しくて、情けなくて…………
理性が吹っ飛び、動物の本能的な破壊衝動だけが、俺を突き動かした。
がしいっ！！
「あはははははは………のばああああああああああああああああああああああああああああああああっ！！」
気が付くと、俺はオス妖精を殴り飛ばしていた。
殴るなんて、マジメで頭の良い俺みたいな人間がすることじゃないと思いつつも、今回に限ってはガマン出来なかった。
頭より先に、体が動く。
「ぱ、ぱぱずん……うわっ！いちゃいいちゃい！！」 ぐぐぐぐ……
次に俺は、呆然としているメス妖精が逃げないように踏みつける。メス妖精のケツには、オス妖精の本体からちぎれたチ×コが突き刺さったまま、ピクピクと脈うっている。
「いちゃいいちゃい、あ、あしをどけろ、どけるのだどーてーやろう！！ぜったいに、ぜったいにぶっころしてやるのだ！！」
「いちゃい…………しょんな、ぼくの、ぼくのずんぽ……ないのだ……ど、どうちて……」
俺の靴の下で喚くメス妖精と、チ×コをなくして絶望するオス妖精。
それを見て、すっと、心が安らぐのを感じる。
そして、もっとこいつらを甚振ってやりたいという衝動に駆られる。
「……ゴミが」 ぎゅぎゅぎゅぎゅううっ……
「ぁほんぼがあああああああああああああああああああああっ！いちゃいいいいい！！ぱ、ぱぱずん！わたしをたすけるのだああああああ！！このどーてーやろうに、つぶされちゃうのだあああああああ！！」
さらに足の力を強めると、メス妖精の悲鳴が激しくなった。それを見たオス妖精が、自分のチ×コがあった場所を舐めるのをやめ、こちらに向かってくる。
「ま、ままずん！！お、おいどーてーやろう！！きえろといったはずなのだ！ままずんをはなさないと、このぼくが、ぶっころ…………のぎゃああああっ！！」
ばきっ！！
「…………」
俺はメス妖精を踏みつけながら、オス妖精を再び殴り飛ばして、郵便受けに叩きつけた。無言のまま、次々と打撃を加える。
ばぎ！どすっ！ぐちゃっ！！
「あ……あがあが……のぎゅぼごおおお……」
オス妖精の顔面が、崩壊していく。このまま、俺が、俺こそが……………誰よりも優れた存在なんだということを、苦痛と死でもってこのゴミどもに理解させて……
「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおお！！どーてーやろう！！ぱぱずんが、ぱぱずんがしんじゃうのだ！！なんでもするから、なんでもするから、ぱぱずんにひどいことするなああああああああああああああっ！！」
「……おいゴミ。頼み方がなってないぞ？“お願いします高貴なる人間様、貴方様のためにわたくしめが何でも致しますから”だろうが」
「ま”、ま”ま”…ずん……こんな、こんなどーてー、やろうの、ことばなんか……ぐぼおおおおおっ！」
ぎゅちゅっ！！
「うっ、うぶっ………はあ、はあ、はあ……」
「や、やめろ、やめ…………やめてください、お、おねがいしますのだ！！なんでもするから、なんでもするから、ぱぱずんだけは……」
「おおおおおぉ〜ん？何でもするんだな？ホントに、何でもするんだなああああぁ〜っ？」
今にも死にそうな呼吸を繰り返すオス妖精と、踏まれながら涙を浮かべて懇願するメス妖精。
俺は、自分の力でゴミどもを服従させたという優越感に酔いしれていた。
…………俺はいったい、今まで何をそんなにキレていたんだ？
「どーてーやろう」だの「じゃくしゃだんせー」だの…………全部、取るに足らないただの害獣の妄言じゃないか。
俺は、強いんだ。
「童貞野郎」でも、「弱者男性」でもない。マジメで頭の良い、最強の、高貴なる人間様だ。
「……なんでもするのだ！おうちさんのおてつだいでも、なんでもするのだ！！」
「ふっ。俺の家に侵入して、乗っ取ろうという魂胆が丸見えなんだよ、ゴミめ……そんな生ぬるいもんじゃない……俺という高貴なる人間様のために、もっと役立つことをしてもらう」
あったぞ。俺の欲求を満たして、かつ、ゴミどもに絶望を味わわせる最適な方法！！
俺は、カチャカチャとジーンズのベルトを緩め、チャックを開け放つと、メス妖精を掴み上げる。何をされるか察したメス妖精が、じたばたと暴れ始める。
「……おい暴れるな。この高貴なる人間様が、お前らゴミどもの大好きな交尾をしてやろうってんだよ」
「い、いやなのだ！いやなのだ！！くちょにんげんとへこへこなんか、したくないのだああああああ！！」
「何でもするって言ったのはお前だろうが、ゴミ！！…………それとも、かわりにこのゴミを殺すか？」 カチャカチャ……ゴソゴソ…………
俺は、片手での作業に手間取りながらも、メス妖精に決断を迫る。
「はあ、はあ……あんしん、あんしんするのだままずん……どうせ、どーてーやろうは、“たんしょー”ずんぽだって、そうばがきまってるのだ！どーてーやろうは、ださいのだ！！のーだのだのだ！！」
「ほ、ほんとうなのだ？ぱぱずん！！…………お、おまえみたいなどーてーやろうのくそざこずんぽをつっこまれても、わたしのあにゃるさんはへいきなんちゃ！！のーだのだのだ！のーだのだのだ！！」
途端に、調子に乗り始めるゴミども。でも、俺はもうブチ切れたりしない。
俺が童貞ならば、童貞なりの「慈愛の精神」が肝心だ。
高貴なる人間様の圧倒的優位性でもって、このゴミどもを処すことが、今の俺には出来る。
ならば、それ相応の敬意を持って臨まなければ。
……それが、「強者」としての義務だろう？
……………ぼろんっ！！
ようやく、パンツという鞘から抜き放たれた俺のチ×コという名の刀が、鎌首をもたげる。
何しろ、俺自身が今までに、この俺以外の誰にも触れることを許さなかった「宝刀」だ。日々の自家発電という厳しい予行演習によって鍛え上げられた潔白（黒）さと、成長したそのサイズ感は、他の有象無象どものヤリチ×などとは一線を画す。
むくむくっ……
自由な長さ調節なんてお手のもの。
イメトレだけでいつものモーション！！（ヘイ！！）
「ひっ…………！？」 「えっ……」
ゴミどもは、みるみるうちに膨れ上がるそのサイズに恐れおののいているかのように、情けない声をあげる。
……ぎんっ！！
やがて俺の宝刀は、本場のフランクフルトのように太く、長く、そして固い意志をもって、完全に立ち上がる。
ケチャップをたっぷりとかけたら美味しそうだ。
「ふううぅ〜〜〜〜っ、ふう〜〜〜〜っ………」
12月下旬の夜。真っ裸になった俺の下半身を冷たい風が直撃するが、雄々しくそそり立ったフランクフルトは、まるで非日常的なこのスリルを楽しむかのように武者震いを始めていた。
「しょ、しょんな、しょんな……ど、どーてーやろう、どういうことなのだ！！どーてーやろうのずんぽが、こんなにおおきいなんて、ありえないのだ！！」
メス妖精が、絶望した表情で俺のチ×コを見つめる。
これが現実だ。もっと、よく見ろ。こいつが、今からお前を貫く！！
「やめろやめろやめろ！！こんなおおきいずんぽ、はいらないちゃ！こわれちゃうのだああああああ！！」
「……」 ぷりゅっ
「あっ、ぱぱずんのずんぽ……」
俺は無言で、暴れるメス妖精を自分のチ×コの前にあてがい、挿入に邪魔なオス妖精のチ×コをメス妖精のけつあなから抜き取った。侵入すべき場所が丸見えになったからか、俺のチ×コは武者震いをさらに激しくする。
「……おい、どーてーやろう…………ままずんになにをするつもりだ！！ぼくのずんぽ、かえせえええええええええええ！！」
多少、息を吹き返したのか、オス妖精が信じられないといった目で俺を見て叫ぶ。
そうだ…………自分がさっきまで結合していたメスを、目の前でこの俺に奪い取られる気持ちはどうだ？
世の中の汚らしいオスどもよ！！
そして…………本当の力関係がわかったら、俺に服従しろ、そして触らせろ！！
世の中の見る目のないメスどもよ！！
ぬぷっ……
「ひっ！あた、あたた、あた、あたってるのだ！！どーてーやろうのずんぽが、あたってるのだああああ！！」
「や……やめろ、やめろやめろやめろやめろ！！なにをするきなのだあああああああああああ！！ままずんのあにゃるさんは、ぼくだけのものなのだああああああ！！」
……ふん。これが有象無象どもの好きな寝取り？寝取られ？ってやつか？
自分がやられたら絶対にイヤだが、やるぶんには最高の娯楽じゃないか。
「クソの役にもたたねぇお前らは、こうやって使うんだよ…………」
「ぱ、ぱぱずん！！たちゅけて、たちゅけて…………たちゅけてほしいのだあああああああああああ………」
みちみちぃ……ずにゅぽっ！！ぶっしゃあああああああああああああっ！！
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！」
満を持して、俺はチ×コでメス妖精のけつあなを貫き、さらに奥へと深く、深く差し込んだ。
それに伴って、口から臓物や体液を一気に吐き出して叫ぶメス妖精。
………そうかそうか。そんなに潮吹きするほど気持ちよかったか。俺のチ×コが！！
「しょ、しょんな…………ままずんのかわいいあにゃるさんが……こんなどーてーやろうなんかに…………」
もはやチ×コを失ったオス妖精は、目に涙をあふれさせて、か細い声で俺を祝福する。
見たか、ゴミ。俺の勝ちだ。俺はにんまりと笑うと、高らかに宣言する。
「…………せめてオナホになって慰めてくれや」
世の中の何の役に立たないこんなゴミども……害獣に、高貴なる人間様であるこの俺が、活躍の場を与えてやっているんだ。感謝くらいしてくれないとな。
ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ！！
「のっ、おっ、ぽっ、ごっ、こっ、おっ、ぼっ……」
俺は右手に握ったメス妖精の体を、ごしごしと動かし始める。あまりの気持ちよさからか、メス妖精は途切れ途切れに声を発するだけになっていた。
害獣とはいえ、オナホとしては最高級のシロモノだった。1往復しごくたびに、メス妖精の体内に残留した臓物や体液がカメアタマによって掻きまわされ、未知の刺激を俺に与える。
「おおぅっふ……ふうぅん、ううぅんぉ…………！！」
恥ずかしながら、俺はあまりの気持ちよさにすぐイキそうになってしまった。すぐに挿入して、すぐにイク……「タイパ」とやらを重視するのも、現代社会に生きる有象無象どもの歪んだ価値観だろうが、俺はそんな低俗なことはしない。
長い時間をかけて、自分を慰める…………これこそが、童貞なりの「慈愛の精神」の神髄！！
「ふぅ、ふうっ！ふっ、ふっ、ふっ、ふっ……！！」
それでも、悲しいかな……この刀を締め付ける気持ちよさには、もう耐えきれそうにもなかった。俺は階段をダッシュで駆け上がるように、さらに右手のしごきを速くする。
ぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっ！！
俺の鮮やかなチ×コ捌きに圧倒されたのか、メス妖精という名のゴミは首をがくがくとさせて言葉を発する余裕もないようだった。
「ま、ままずんが……ままずんが、へこへこ、されてるのだ……ど、どーてーやろうの、ずんぽが、ままずんの、あにゃるさんに……」
ご丁寧に実況してくれるもう1匹のゴミ。それによって、俺の興奮はさらに高まる。
べちゃ！べちゃ！べちゃ！
激しいピストンの圧力に負けたメス妖精の口からは、これから生まれてくるはずだった妖精の胎児がぽこぽこと飛び出し、地面に落ちて肉塊に変わる。
「はあっ、はあっ、はあっ！！ほら、見ろよ、ゴミ！！こいつが産むはずだった、汚らしい赤ん坊が落ちたぞ！！拾え！！」
「お、おちびちゃんが……おちびちゃんが…………しょんな、しょんなああああ！！まだ、まだでてきちゃだめだったのに…………ぼくたちのおちびちゃんを、どーてーやろうが…………た、たりないに…………」
絶望するオス妖精の絞り出すような声が、最高級の愉悦を俺にもたらした。ここが屋外だということも忘れ、俺は住宅街に響き渡るくらいの大声を上げる。
「はぁっはぁっはぁっはぁっ……あぁっ！はぁっ！イク！イクイクイクイク…あっ……ぁ、んあっー！」
ずぼおっ！！びゅくくくくっ！どぴゅるるるるるるっ！！
俺の絶叫とともに、尿道を一気に駆けあがった子種が、ゴミの体内に勢いよく吐き出される。
あまりの快感に、視界がホワイトアウトしかけた。
「ふうぅ……ふうううう……さ、寒っ……」
射精が済んだ途端に、一気に倦怠感が体を支配する。
同時に、強烈な寒さが俺の下半身を襲ったため、強靭さと繊細さを併せ持った俺の刀はたまらず小さくなり、尿意を催す。
「う、お、おしっこ、おしっこ出ちゃ……」
俺は、もはや抵抗力を失ったメス妖精の体をチ×コから引き抜こうとしたが、間に合わない。
じょろろろっ、と音を立てて、俺の聖水が精液に続いてゴミの体内に流し込まれる。
だが、だらしなく口を開いたままのメス妖精は、精液と聖水のミックスジュースをすぐに吐き出してしまった。垂れ落ちたミックスジュースは、ぼたぼたという音とともに地面に落ち、水たまりを形成する。
「……うぅ、ふうぅう………あっ！！おい、何してやがるゴミ！！高貴なる人間様であるこの俺の、貴重なエキスが飲めないというのか！？勿体ないことするなっ！！」
どうやら、俺の大きすぎる刀は、メス妖精の体を完全に貫通してしまっていたようだった。ゴミの口から、カメアタマが「こんにちは」しているのが見える。
「ふっ……立派すぎるのも考えものだな」
幸福感とともに聖水を放出し終わり、ぶるるっ、と体を震わせた俺は、完全に死んだメス妖精を引き抜こうとした。しかし、手がかじかんでうまくいかない。
仕方ない。しばらくはこのままでいよう。これはこれで、ペ×スケースみたいでおしゃれに見えてきた。どこかの国の通過儀礼みたいで粋だろう？
「こ、ころちてころちてころちてころちてころちて！！こんなどーてーやろうなんかに、ままずんが、ねとられるなんて……ずんぽがないぼくは、いきていてもしかたないのだ……」
「まだ生きていたか…………消えろ、ゴミ」 ぐちゃっ
「ぐぴょうっ……」
チ×コを失ったまま震えるオス妖精が死を望んでいたので、お望みどおり踏みつけてやった。
ああ、なんて慈悲深い大賢者なんだろう、俺は！！
こんな慈悲深い俺を、どうして女は結合相手として選ばないんだろうか。不思議でしょうがない。
パオンパオンパオンパオン！！パオンパオンパオンパオン！！
遠くから聞こえるパトカーのサイレン音。
ああ。きっと、「性の6時間」にかこつけて不純異性交遊をしているバカな有象無象どもを逮捕しに来たんだろう。
「はああぁ……やれやれ」
大げさにため息をつく俺。
警察がもっと早く動いてくれれば。
俺の許可なしにあちこちで結合しまくっているバカどもは全員、逮捕されればいい。
「俺こそが、最強だ……高貴なる人間様であって、マジメで頭の良い俺だけが、性の悦びを知る権利があるんだ……」
なぜか、パトカーのサイレン音がこちらの方に近づいてくるのを感じながら、俺はつぶやく。
今の俺なら、何でも出来るような気がしていた。
「…………おっ」
俺は、角を曲がってこちらに歩いてくる女を見つけた。まだ、俺には気づいていない。
あの女を手に入れることだって、今の俺になら簡単なはずだ。この最強の俺を見た途端、嬉々として股を開くだろう。
うううむ。顔面は………甘く採点して、100点満点中68点と言ったところか。合格だ。
俺の結合相手としては、申し分ない。
ゴミどもを甚振ったのは、このための予行演習だと思えばいい。俺の刀は、再び臨戦態勢になった。
むくむくっ……
……………今まで、女が俺を選ばなかった以上、俺の方から直々に女を選んでやるんだ。せいぜいありがたく思うんだな。
「おい、そこの女！！この最強の俺と、セッ×スしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」
メス妖精の残骸をチ×コにつけたまま、俺は女めがけて飛び出した。
〜終〜
ここまで読んでいただきありがとうございます。今年の夏の終わりから、この界隈に物書きとして入った新参者ですが、皆様からいただいたコメントが日々の励みになっております！いつもありがとうございます！
今年もお世話になりました。 来年も何卒よろしくお願いいたします。
来年はまた長編小説にチャレンジしてみたいと思っております！ご期待ください！
けも
タグ
このページへのコメント
気持ち悪いと思ったけどせっかくなら雄ズンもガン掘りしてるとこも見たかった
♂も♀も関係なく衛生的にヤバそうだけど
コメントありがとうございます。オスずんは、最初から主人公を「どーていやろう」と嘲笑った個体でしたので……ガン掘りするのではなく、復讐心と執念をもって殺したのです！自分を馬鹿にする妖精を殺すことがすなわち、彼が「有象無象ども」とバカにする人々への復讐に繋がりました……
野生の妖精ですので、かな〜り汚いと思います！ご注意を……
よいお年をお迎えください！
主人公よくやった……！
楽しかった！
コメントありがとうございます。『よくやった』と言ってもらえて、彼も獄中で喜ぶと思いますよ！！
楽しんでいただけたのなら何よりです！自分でも、うわあ……って引いちゃうくらいにはヤバい内容でしたので……
よいお年をお迎えください！
レイパーになって妖精レベルに成り下がるぐらいなら金払ってソープにでもいった方が良ゾ(←友人に誘われて卒業した男)
コメントありがとうございます。いいご友人をお持ちですね！！
ただ彼の場合、尊大なプライドが邪魔をして、金を払って卒業することを望まないでしょうね……あくまで、女は自分が選び、自分に服従するべきだという男尊女卑的な思考も入っていそうです()
よいお年をお迎えください！
どーてーかられーぱーに進化してて草
コメントありがとうございます。「どーていやろう」の彼にとっては、初体験こそがゴールだったはずですが……あまりにもあっさりとゴールイン出来た（妖精とですが）ので、万能感を得てしまったんですね……
パトカーが来たのは、『んあっー！』という彼の叫び声を近隣住民が聞きつけ、「変質者がいる」と通報したからです！彼の末路はお察しくださいませ……
よいお年をお迎えください！
最後主人公がヘコずんのように…スッキリしたはずなのに賢者では無いのか…
コメントありがとうございます。ひとたび妖精を屈服させ、初体験を済ませたことで調子に乗った彼は、自分がかつて嫌悪していた「ヘコずん」と同レベルまで落ちてしまったのですね……
それこそ「もりのけんじゃ」のように、どのツラが「賢者」だよ？っていう理論と同じかもしれませんね……
よいお年をお迎えください！