「Birth Of New Order」(バースオブニューオーダー)は、2018年3月16日から4月27日まで開催されていた準エリア型イベント。
 キャッチコピーは『出会わなければよかった』『守るべきは戒律か、正義か』。

 本イベントは黒猫のウィズ5周年記念のイベントであり、既存の世界観、キャラクターではなく完全に新規の世界観、キャラで構築されている。

略称
 「BONO」「BoNO」「ボノ」等が見られる。特設サイトのURLが「bono」になっているため、運営もbonoとして扱っている模様。
 ただし、イベント開催前のおせニャん#41では、出演者が「バース(Birth)」という略称を用いており、表記上の略称と口述での略称が一致していない様子である。
開催前
 前イベントの「眠れる遺跡のアウトランダー」から復刻、素材流用の類でないイベントはおよそ一カ月ぶりであり、おせニャんでも重厚なストーリーとアピールされ記念イベントにはそこそこ期待がかかっていた。
 反面、過去に前例がない通常なら一挙に配信されるプロローグの紙芝居が3分割され3日に渡り配信された事、事前情報として明かされた世界観とキャラはどこかで見た様な既視感が溢れており、不安視する声が少なからずあった。

 ただし、前年の「響命クロスディライブ」が薄味で事前の期待を下回る内容だった事、2018年最初の完全新規イベント「SUGARLESS BAMBINA」が非常に出来が悪かった為、いわゆる期待のハードルは前年と比べ大分低い状況ではあった。
開催後
 よく言えば無難で手堅い王道のイベント。悪く言えば事前に危惧された通り、既視感溢れるぱっとしないイベントとなり、予想をいい意味で覆す事は出来なかった。
 ガチャに関しては複属性の光、闇しかなくかなり強い部類である。実際ガメウィズでは9.0と9.5しか付いていない。

イベント内容

  • 前日譚イスカ編(2018年3月13日16:00〜4月27日15:59)
  • 前日譚リュオン編(2018年3月14日16:00〜4月27日15:59)
  • プロローグ(2018年3月15日16:00〜4月27日15:59)
  • 本編 (2018年3月16日16:00〜4月27日15:59)
    • エクストラモード (本編ノーマル6-4クリア後開放、初期実装)
  • 超高難度 (本編ノーマル6-4クリア後開放、2018年3月20日16:00〜4月27日15:59)

新要素

精霊大結晶

 修練場のクーシー、ラナ三姉妹の魔道バーニング-精霊大結晶-と共に同時実装。
 ボスを結晶化するのは従来通りだが、出来た結晶を装備しクエスト中で一定条件を満たすと特殊パネルが付与され、正答すると効果が発動する。
 本イベントの結晶は6-4ボスの「エンテレケイア」を結晶化する事で作成可能。効果値、発動条件は全16種類の中からランダムとなっている。
 詳細は精霊大結晶を参照。

蓄積解放大魔術

 クエスト中での総ダメージ量や累計回復量に応じてダメージアップする大魔術スキル。詳細は蓄積解放大魔術参照。
 スキル反射を無視して光属性または闇属性のダメージを敵全体に与える。
 発動すると累積値がリセットされ、スキルコピーやダブルスキルで発動した2回目ではほとんどダメージが出ない仕様となっている。
 なお同じスキルを持つ精霊を2枚以上入れた場合、こちらは個別に累積するため連発可能となる。
 純属性大魔術や炸裂大魔術と比べて、スキルエフェクトは早い部類で魔道杯向け。5周年魔道杯ではどちらも5T抜けデッキに入っている。
蓄積解放大魔術・聖
 本イベントのヒーローリュオンが持つスキル。
 クエスト中の累計回復量に応じてダメージアップ、上限値は最大25万回復で効果値7000
 魔道杯では雑魚戦をスキル抜けしても戦後回復2である程度回復量が累積する。複数積むとボス戦ではそれなりの効果値が出ている。
蓄積解放大魔術・邪
 本イベントのヒロインイスカが持つスキル。
 クエスト中の被ダメージ量に応じてダメージアップ、上限値は最大18万被ダメージで効果値7000
 魔道杯では自傷ダメージの割合をうまく調節するとボス戦でメアレス3ミリィを発動しやすくなる。

エピソードアイコン

 従来の緑色の本アイコンだけではなく、キャラクターの顔と専用のフォントが使われたバナーをタップする形式がAnother Storyとして登場。
 ちなみに読まないと次のクエストが出ないというような事はなく、サブクエコンプも達成できる。
 なお、特殊クエストバナー自体は新説 桃娘伝 絡繰桃源虹絵巻のエソラゴトの挑戦状が初出である。

ストーリー、キャラ関連

 本作は過去の周年イベントと比べてもシリアス一辺倒で、終始非常に暗く重い雰囲気で話が展開されていく。

良かった点

 前年の「響命クロスディライブ」の反省かキャラ、世界観の説明は専門用語をかなり少なくなっており分かりやすい。
 また執行騎士団サイドのキャラは主役のリュオン以外もそれなりに掘り下げられている点は評価する声がある。

 魔法使いとウィズは導入部で離ればなれになるが、再会後の黒猫の魔法使いの濃密なウィズへの想いの描写はプレイヤーに驚きと好感を与えた。

賛否両論点

ストーリーについて
 王道なストーリーは無難で分かりやすいと一定の評価は得ている。
 反面、キャラも世界観も既視感*1があり、話の流れも容易に予想出来て王道故につまらないという意見もある。
 重厚なストーリーという触れ込みではあるが、単に暗い話を延々展開すれば良いという訳ではないとの指摘もある。
リュオンについて
 主人公のリュオンは仲間想いの男ではあるが、黒猫の魔法使いに対する照れ隠しの?暴力描写が悪目立ちし、この点について一部の女性層からは評価、そうでない層からは不快感を覚えるとの声も強い。

悪かった点

 雑すぎるストーリーに非難が集中していた。
インフェルナについて
 執行騎士団側はそれなりに深く描けているのに対してイスカ以外のキャラの描写が希薄で印象に残りにくい。
聖域について
 サイコロで決めるレベルの仕分け方で聖域に住むか荒野に投げ出されるかが決まり、荒野に投げ出された側はたまに人狩で生贄に捧げられる。
 これらにより聖域に住んでいる側にヘイトが高まるのは客観的に当然のように思えるが、戒律によってリュオン側はかなり後半までそのことに疑問を持たないので、プレイヤーからは単に倫理観が崩壊しているように見える。
マルテュスについて
 ある目的があって大教主まで上り詰めるのだが、その時点で彼の目的は確実に達成可能に見える。失脚するリスクを負ってインフェルナを導く必要性が全く感じられない。
執行騎士サザについて
 執行騎士団サイドのキーキャラに執行騎士サザ(ストーリー開始時点で死亡)がおり、サザの存在はリュオンたちの戦う大きな動機、導きとなっている。
 話の上では極めて重大なキャラではあるが、立ち絵もなく過去回想のセリフも非常に少ない、リュオン達が何度もサザを引きあいに出しているが、プレイヤーからイメージがし辛く温度差が生じる結果になった。

 なお似たような展開が喰牙RIZEのエルロウでもあったが、こちらは外伝で一応登場しているため特に文句などはなかったようだ。
魔法使いについて
 プロローグで魔法使いが善、ウィズが悪と審判されたのだが、前もって「共に出ていっても良い」と言われているのに何故かウィズと共に出ていこうとせずに審判を批判して戦い始めた展開に関しては批判の声が多い。
 なおウィズが悪と認定された事に関してはギルマスセレモニーでのやらかしっぷりからして悪で妥当と言う声も。
精霊大結晶について
 特定の精霊を結晶化するとランダムの効果値を持つ精霊大結晶が入手出来る。
 ハードやエクストラ6-4を何度も周回してエンテレケイアを集め、結晶化しても現時点では苦労に見合った強さとは言えない。
 効果値別にA:4種類、A+:8種類、S:4種類の全16種類あり、Sを引くだけでも大変である。ただの周回ガチャ。
 さらに発動するとパネルを一枚占拠するため連結パネルとの相性も悪い。

演出・BGM

 黒猫のウィズにおいて概ね高い評価をされる演出、BGMではあるが今作のBGMは流用が目立ち、耳に残らない。

クエスト、システムについて

クエスト名
 本イベントではクエスト名の最初に1-1〜6-4までの数字が割り振られており、どの辺りまで進んだかの参考になる。
 これなんてスーパーマリオ?
初見殺し
 ハード・エクストラ6の初戦は最優先で真ん中の敵を倒さないと、全体一万ダメージの攻撃をするため初見殺しとなっている。それ何て黒ウィズミュージアム第2館23階層?
 先制で火水雷属性100%ガードを使うため、光または闇属性の攻撃を当てないと倒せない。
 ノータゲであれば基本的に真ん中へ攻撃が飛んでいく。
戦士縛り
 ハード6-4のみ戦士縛りのサブクエがあり、手持ちが揃っていないと埋めるのに一苦労する。
 敵は光属性が多く、水属性が無理なら他の属性でも問題ない。
 この場合三枚抜きは不可能となり、サブクエ達成は分けることになる。
 ハードモードコンプ報酬はクリスタル5個で慌てる必要がない。
全5戦
 ステージ5や6は雑魚4戦+ボス戦の全5戦構成となっており、いつものクエストより1戦多くなっている。

ガチャ

 全て種族が戦士で光または闇の複属性を有している。新スキルの蓄積解放大魔術を主役二人が搭載。全般的に当たりとの評価である。
 次のガチャのアイドルωキャッツ!!に蓄積開放大魔術やアルルシ型セカンドファスト斬撃がなかったため、もっと引けば良かったという声が多かった。
 執行騎士団側が光属性、インフェルナ側が闇属性となっている。

執行騎士団長 リュオン・テラム

 水/光属性、AS:攻撃・回復、SS:蓄積開放大魔術・聖
 回復寄りのスキルセットで戦後回復兇鮖つ。艦隊を組めばバトル後100%回復も可能。
 コスト62と非常に重い。

新しき希望 イスカ・ニルヴァ

 火/闇属性、AS:自傷3連撃、SS:蓄積開放大魔術・邪
 こちらもコスト61とリュオン並みに重い。

執行騎士監査役 シリス・アロキア

 火/光属性、AS:アルルシ型チェイン攻撃、SS:セカンドファスト型斬撃大魔術
 早くもアルルシの火属性版が登場した。

タイタナスの鉄槌 メルテール・ニセ

 水/闇属性、AS:分散攻撃、SS:瀕死大魔術
 アウトランダーメーベルの水属性版。

執行騎士副団長 ラーシャ・ルツス

 雷/光属性、AS:回復・複属性攻撃強化、SS:撃破強化
 プリフィカちゃんの雷/光版。

牙大剣の使い手 クロッシュ・トラウ

 雷/闇属性、AS:全体攻撃、SS:単体スキチャ
 アイドルアイラと属性被るので使い分けよう。

報酬精霊

 ガチャはアタッカーが多いのに対して、こちらはほとんどヒーラーとなっている。
 エリア型イベントで周回報酬は無い。ボス100%ドロップのエクストラで集めるのが早いと思われる。
 ボスはアウトランダーに続き初期段階と最終進化の二種類しか無い。
 マグエルは最初からLでプレボに送られる。

執行騎士団の大先輩 マグエル

 水神族、AS:回復、SS:解答削り
 ノーマルサブクエコンプ報酬で入手可能、パネブの鬼の水まかたん。
 見破りホリーと組み合わせると見破りループが可能になるが、チェインが増えずデッキを2枠使ってしまう。

海と陸を分かつ審判獣 ティアマギス

 水/光神族、AS:回復、SS:毒
 SSの毒はスキル反射無視であるが、初回発動まで遅く7ターンかかるのでトーナメントでは使いにくい。
 ダメージも1000または3000で結晶による強化が必要かも。

反逆の老戦士 イーロス・ハガー

 水/闇戦士、AS:回復、SS:セカンドファスト型割合削り
 2Pカラーエソラゴトの水属性版。

最終審判 エンテレケイア

 火/光神族、AS:回復、SS:精霊強化
 トシュカトルの火属性版。人外キャラに精霊強化
 覇級ボスのドロップ報酬であるが精霊大結晶化があるため、何枚でも入手可能となっている。

超高難度クエスト

 反動攻撃による露骨なイスカや火闇属性接待クエストとなっており、さらに敵が回復反転を使うためデッキ構築の幅が狭くなっている。
 助っ人のイスカがいるうちに生贄で呼び出して周回した方が良い。この場合サブクエ三枚抜きは出来ない。*2
 クイズレベルも高めで2色や3色パネルが出やすい。初戦は火/闇パネル変換の敵がおり、倒すまでの数ターンはパネルが供給される。
 桃娘伝2のティマを生け贄にすると心眼持ちやパネブ多数の潜在で多少は良いかも。
 時間はかかるが全配布デッキでの攻略も可能。

 しかしそれ以上に今回は3枚集めないと最終進化しない点でかなりの不満の声が挙がっている。

反乱軍頭首 マルテュス

 雷/光戦士、AS:攻撃強化、SS:隣接ブースト
 超高難度報酬。SSが確定ドロップし、三枚集めて進化させる。
 正月ジークの雷属性版。配布のためガチャ産より発動ターンが1遅い。効果値は同じ。
 結晶化でブーストの効果値10アップと自傷ダメージ10%アップ。効果値はしょぼいが自傷ダメージの調整に役に立つかもしれない。
 なお、精霊図鑑No.9999がSS、No.10001がLとなっているが、No.10000には1万精霊達成記念のウィズの遺影肖像画が入る。
 精霊図鑑一覧画面では堂々と中央に陣取っている記念すべき1万精霊達成のウィズなのだが、両脇をこのオッサンに挟まれていて非常にシュールである。

どなたでも編集できます