最終更新: meishoannai 2021年01月27日(水) 15:58:46履歴
毎日のように駅で見かけるサイン、そのほとんどは横書きで作られています。
しかし、名所案内の中には昔ながらの縦書きで作られているものがいくつかあります。ここではその縦書き名所案内を集めてみました。
ちなみに、現在のJR各社では縦書きの名所案内は見かけません。縦書きの名所案内は私鉄でしか見られないものなのです。
伊豆長岡駅
駿豆線は13駅中10駅に名所案内が設置されていて、そのすべてが縦書きという「縦書き名所案内王国」です。
江戸時代の高札のように「一、○○」と箇条書きで書かれた名所や、漢数字で表記された距離など、縦書きに似合う要素が多いのもポイント。源頼朝ゆかりのスポットが多い駿豆線にはぴったりの名所案内かもしれません。
終点の修善寺駅には、名所の件数が多いので横に伸ばされた名所案内もあります。
修善寺駅
なお、同じ伊豆箱根鉄道の大雄山線にも名所案内が多く設置されていますが、そちらは横書きのごく一般的なスタイル。同じ事業者の路線なのにまったく違う様式の名所案内が採用されています。
大雄山線大雄山駅の名所案内
金沢八景駅
金沢八景駅の名所案内も縦書きです。しかし日ノ出町駅とはうってかわって、金沢八景駅の名所案内は非常に特徴的。
木製の板面に手書きの筆文字、支える柱も丸太風と、クラシックさにこだわった造りになっています。内容も金沢八景をはじめとして景勝地が多く、観光を強く意識した名所案内のようです。
同じ路線で同じ縦書きの名所案内なのに、これだけスタイルが違うというのもおもしろいです。
那珂湊駅
これぞ究極の縦書き名所案内!金沢八景駅と同じく木製・筆文字の名所案内ですが、那珂湊駅のものはあえて木製・縦書きにしたのではなく、そのスタイルがあたり前だった時代に作られた年代物のようです。
距離が漢数字なのはもちろん、メートルを「米」と表記するのも古さを感じさせます。書き直した跡があるのもチャームポイントです。
しかし、名所案内の中には昔ながらの縦書きで作られているものがいくつかあります。ここではその縦書き名所案内を集めてみました。
ちなみに、現在のJR各社では縦書きの名所案内は見かけません。縦書きの名所案内は私鉄でしか見られないものなのです。
伊豆長岡駅
駿豆線は13駅中10駅に名所案内が設置されていて、そのすべてが縦書きという「縦書き名所案内王国」です。
江戸時代の高札のように「一、○○」と箇条書きで書かれた名所や、漢数字で表記された距離など、縦書きに似合う要素が多いのもポイント。源頼朝ゆかりのスポットが多い駿豆線にはぴったりの名所案内かもしれません。
終点の修善寺駅には、名所の件数が多いので横に伸ばされた名所案内もあります。
修善寺駅
なお、同じ伊豆箱根鉄道の大雄山線にも名所案内が多く設置されていますが、そちらは横書きのごく一般的なスタイル。同じ事業者の路線なのにまったく違う様式の名所案内が採用されています。
大雄山線大雄山駅の名所案内
金沢八景駅
金沢八景駅の名所案内も縦書きです。しかし日ノ出町駅とはうってかわって、金沢八景駅の名所案内は非常に特徴的。
木製の板面に手書きの筆文字、支える柱も丸太風と、クラシックさにこだわった造りになっています。内容も金沢八景をはじめとして景勝地が多く、観光を強く意識した名所案内のようです。
同じ路線で同じ縦書きの名所案内なのに、これだけスタイルが違うというのもおもしろいです。
那珂湊駅
これぞ究極の縦書き名所案内!金沢八景駅と同じく木製・筆文字の名所案内ですが、那珂湊駅のものはあえて木製・縦書きにしたのではなく、そのスタイルがあたり前だった時代に作られた年代物のようです。
距離が漢数字なのはもちろん、メートルを「米」と表記するのも古さを感じさせます。書き直した跡があるのもチャームポイントです。
名所案内の表示板は横に長い形が一般的なので、縦書きにするほうが行数を多く稼ぐことができ、その分名所の件数も増やせます。駿豆線の場合、名所の件数が多い駅がいくつかあるため、縦書きのほうがいいと考えられたのかもしれません。
韮山駅の名所案内 縦書きで16件掲載
宇佐駅の名所案内 横書き・解説付きで7件掲載
韮山駅・宇佐駅ともに、小さな文字でびっしりと名所が書かれていますが、縦書きの韮山駅のほうが倍以上の名所を掲載できることがわかります。
一方、名所・アクセスに加えて名所の解説も書き入れる場合、どうしても1行あたりの文字数が多くなってしまうため、上下方向(=1行あたりの文字数)が短い縦書きは不向きなことも見て取れます。
韮山駅の名所案内 縦書きで16件掲載
宇佐駅の名所案内 横書き・解説付きで7件掲載
韮山駅・宇佐駅ともに、小さな文字でびっしりと名所が書かれていますが、縦書きの韮山駅のほうが倍以上の名所を掲載できることがわかります。
一方、名所・アクセスに加えて名所の解説も書き入れる場合、どうしても1行あたりの文字数が多くなってしまうため、上下方向(=1行あたりの文字数)が短い縦書きは不向きなことも見て取れます。
かつては名所案内も縦書きが当たり前でした。古い時代(おそらく昭和20〜30年代くらい)の写真を見ると、国鉄の駅でも縦書きの名所案内が写っていることがあります。
ただ名所案内は古いものがほとんど残っておらず、JRでは民営化後に新調されたものが大半を占めています。
そんな中で、那珂湊駅にはその当時に作られた縦書きの名所案内が今も残っていて、かなり貴重なものだと思います。
ただ名所案内は古いものがほとんど残っておらず、JRでは民営化後に新調されたものが大半を占めています。
そんな中で、那珂湊駅にはその当時に作られた縦書きの名所案内が今も残っていて、かなり貴重なものだと思います。
いまひとつ理由がわからないのが日ノ出町駅の名所案内です。件数も多くなく、スタイルも平凡で、さほど古そうにも見えないので、あえて縦書きにした理由が思いつかないのです。やっぱり京急は縦書き名所案内が好きなのかもしれません。
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