GURPSよろず - サブマスター

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    ベーシックセット』第18章「マスタリング」の「ゲームの進行」より。

    用語:サブマスター(Adversary) B468P/2B148P

     サブマスターというのは、というのはGMのアシスタントです。サブマスターとして経験を積むことは、将来GMになるためのよい訓練になります。
    日本語版では「Adversary(敵役)」を「サブマスター」と訳していますが、これはあくまでサブマスターの役目の一例にすぎません。

    敵性NPCを演じる場合

     「敵役(Adversary)」を担当する際のサブマスターの仕事は、敵をできるだけうまく演じることです。敵を演技する場合、NPCの知識は「本人が本当に知っていること」に制限しなければなりません。GMはパーティー全員の長所や欠点を知っています――しかし、敵のNPCはそうではないのです。これをうまく解決するための1つの方法として、もう1人の別の人間――サブマスターがその敵キャラクターを演じるというものがあります。サブマスターは自らを“無慈悲な殺戮機械”のように演じてはなりません(敵が本当にそういう性格なら話は別ですが)。ある状況下で、そのキャラクターが行なうべきもっともふさわしい行動が「戦闘」だったときには、戦闘すればよいのです。しかし「待ち伏せて岩を落とす」「大声で挑発する」あるいは「即座に走って逃げる」といった行動がふさわしい場合だってあります。
     GMサブマスターの間で意見が食い違った場合、GMの言葉が法律です。しかし優れたGMであれば、可能な限りサブマスターの自由裁量権を認めるはずです。また論争が起こったときには席を外して相談し、会話の内容をプレイヤーに聞かれないようにしてください。

    関連

    サブマスターによる演技
    NPCの知識

    ベーシックセット』第18章「マスタリング」より。