有志による情報提供。(機械的処理のため、誤字脱字を含む可能性大)。関連技能は「設計・修理・使用のための技能」。『ベーシックセット』第17章「科学技術とアーティファクト」p.447/127「新発明」より。
[[必要技能>新発明#REQUIRED_SKILLS]]はじめに、GMはその作業に必要とされる“発明技能(invention skill)”を決定します。これはプレイヤーが行なった発明の記述に基づいて決めます。成功する可能性を“僅かでも”もつためには、発明者はその技能を知っていなければなりません。鎧、乗り物、武器などは、それに関連した専門の〈エンジニア〉技能が必要です。その他の発明では別の技能が必要です。魔法薬なら〈錬金術〉、バイオテクノロジーなら〈生物工学)、ソフトウェアなら〈コンピュータ・プログラミング〉、魔法の呪文なら〈魔法学〉などです。
[[複雑さ>新発明#COMPLEXITY]]次に、発明の「複雑さ」を求めます。これは完全にGM次第です。複雑さを任意に決定するか、最低限必要な技能レベルに基づいて決定するか、その品物の小売価格によって決定するか(これはワールドブックに存在する品物や、現実世界のカタログにあるものを発明する場合)選んでください。以下の表を参考にしてください。
複雑さ | 必要技能レベル | 小売価格 |
---|---|---|
簡単(Simple) | 14以下 | 100$まで |
ふつう(Average) | 15〜17 | 10,000$まで |
複雑(Complex) | 18〜20 | 1,000,000$まで |
驚嘆(Amazing) | 21以上 | 1,000,000$超 |
[[発想>新発明#CONCEPT]]複雑さと必要技能が決まったら、GMは発明者の発明技能に対して“発想判定(Concept roll)”を行ないます。これはまず試そうとする理論を思いつくかどうかです。これには特殊な装備は必要ありません――メモ用のテーブルクロスや、大量のコーヒーなどは別ですが!
[[試作>新発明#PROTOTYPE]]発明者が“発想判定”に成功――もしくはファンブルーすると、研究所でテストのできる理論がひらめきます。次の手順は試作品(実働モデル)を作成することです。これには二度目の「発明技能」判定が必要です。GMはこの“試作判定(Prototype roll)”を密かに行ないます。
[[費用>新発明#Cost]]試作品を作成するのに必要な施設は、発明が簡単なら5万$、ふつうなら10万$、複雑なら25万S、驚嘆なら50万$かかります。1つ上のTLの品物を発明する場合、費用は3倍になります。「複雑さ」が同等以上の関連した計画で使われていた施設を流用する場合、費用を10で割ってください。試作判定を試みたい発明者は、最初に試みる前にこの施設の費用を“前払い”しなければなりません。
[[不具合の検証>新発明#TESTING_AND_BUGS]]試作品の大多数には欠点や“不具合”があります。試作判定でクリティカルしていれば、不具合はありません。成功度が3以上であれば、1D-2個の些細な不具合があります。その他の成功であれば、1D2個の重大な不具合と1D個の些細な不具合があります。些細な不具合は煩わしくはありますが、致命的ではありません。重大な不具合はその機能に対して――ときとして使用者に対しても! 破滅をもたらすことがあります。
[[生産>新発明#PRODUCTION]]発明品の複製を製造する場合、部品を買ってくるだけで済むなら、小売価格の20%で可能です。部品と労働者の費用を払わなければならないなら、小売価格分だけ必要です。1つ生産するのに必要な時間は、試作判定で必要とされる時間の半分です。例えば、複雑な品物を1つ複製するには1D-2ヶ月かかります。