GMは
遭遇をランダムに作成することもできます。「ランダム
遭遇表」――サイコロの目に応じた
遭遇の一覧です――を用いるのは、こうしたやりかたの1つです。「
遭遇表の例」(477ページ)を参照してください。これは最も単純な例です。シナリオのなかには、イベント満載のランダム
遭遇表だけでできたものもあります。これを使えば、たとえ事前に準備をしていなくても、何時間も楽しむことができます。この種のシナリオを使うのは時間の節約にはなりますが、本当の意味での冒険にはなりません。
また、サイコロを振って、登場するNPCの数値を決定する方法もあります。
ランダムな
遭遇に大事な場面を頼るのでなければ、そのバラエティの豊富さによって、
GMはささいな
遭遇を考える手間から解放されます。しかしその場合でも、プレイヤーたちにランダムな
遭遇であることを知られてはいけません。もしその
遭遇が「プロットにないもの」だとわかってしまったら、プレイヤーはいつもと違った対応をするかもしれないからです。