[[教師を見つける>魔法の学習#Finding_a_Teacher]]
魔法の学習の難しさは、その世界における
魔法の役割――特に普及の度合い――に大きく依存します。
魔法が珍しくない世界では、他の手仕事と同じように
魔法が教えられているはずです。魔術師に弟子入りしたり、学校に入って学習するわけです。一方、
魔法が珍しい世界では、教師は遠くはなれた僧院や塔に篭もっているかもしれません。
魔法が禁じられているなら、教師となる魔法使いは姿を隠しているはずです。
魔法を志す者が教師を見つけだしても、自分が生徒になることを認めさせねばなりません。 お金をとって教える教師もいれば、訓練と引き換えになんらかの奉仕を求める教師もいるでしょう。中には前もって見返りを求めず、いざというときに生徒がみずから使命を悟ることを期待する教師もいます。
他の
知力基準の
技能と同じように、教師がいなくても
魔法を学ぶことはできます。ただし、自分が読める
言語で書かれた優れた魔法書がなければいけません。その条件を満たしたとしても、教えてくれる者がいなければ習得に倍の時間がかかり、必要なキャラクターポイント (
CP) 1点あたり 400時間が必要になります (「
魔法の素質」の効果によって習得に必要な時間を減らすことができます)。適切な書物を見つけるのは、教師を見つけるのと同じくらい難しいのです。
即席魔法のある世界 (194 ページ)なら、
魔法の教師は存在しないかもしれません。そうした世界では、魔法使いは実験と数多くの苦難から
魔法を身につけていきます。