NGT48
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everglaceland 2024年04月27日(土) 18:30:34履歴
NGT48【エヌジーティー-フォーティーエイト】 
活動期間：2015.8〜現在。
新潟県を拠点に活動している。
プロデューサーは当然秋元康。
2019年1月に明るみに出た山口真帆暴行事件の収拾に失敗し、活動が停滞。2019年4月にチームN3とチームGを廃し統合。参加メンバー全員を「1期生」と位置づけ、再出発した。
新潟県を拠点に活動している。
プロデューサーは当然秋元康。
2019年1月に明るみに出た山口真帆暴行事件の収拾に失敗し、活動が停滞。2019年4月にチームN3とチームGを廃し統合。参加メンバー全員を「1期生」と位置づけ、再出発した。
メンバーの変遷
2015
- 8月、1期生22名で結成。
2017
- 3月、水澤彩佳(1期・研究生)が卒業。
- 10月、大滝友梨亜(1期・研究生)が卒業。
2018
- 2月、2017ドラフト生5名が加入。
- 4月、北原里英(AKB5期)が卒業。
- 6月、2期生16名が加入。
- 8月、宮島亜弥(1期)が卒業。
- 10月、�盒郷神�(1期)が卒業。
2019
- 3月、羽切瑠菜(2期・研究生)が辞退。
- 5月、山口真帆、長谷川玲奈、菅原りこ(全て1期)が卒業。
- 6月、山崎美里衣、高沢朋花、渡邉歩咲(以上2期・研究生)が活動辞退。
- 8月、村雲颯香(1期)が卒業。
- 9月、佐藤杏樹(1期)が卒業。
2020
- 3月、高倉萌香(1期)が卒業。
- 3月、高橋七実(2017ドラフト生)が辞退。
- 10月、太野彩香(1期)が卒業。
2021
- 1月、加藤美南(2014ドラフト生)が卒業。
- 11月、荻野由佳(1期)が卒業。
- 12月、小見山沙空(2期)が卒業。
2022
- 2月、山田野絵(1期)が卒業。
- 3月、角ゆりあ(1期)が卒業。
- 4月、日下部愛菜(1期)が卒業。
- 6月、3期生12名が加入。
- 6月、中村歩加(1期)が卒業。
- 7月、中島光里(3期・研究生)が辞退。
- 8月、富永有夢、寺田陽菜(共に2期)が卒業。
- 9月、西村菜那子(1期)、對馬優菜子(2017ドラフト生)が卒業。
- 10月、諸橋姫向(2期)が卒業。
- 12月、小熊倫実(1期)が卒業。
2023
- 2月、安藤千伽奈(2017ドラフト生)が卒業。
- 3月、古舘葵(2期)が卒業。
- 4月、柴野夕葵(3期・研究生)が活動終了。
- 8月、中井りか(1期)が卒業。
- 12月、4期生13名が加入。
2024
- 1月、古澤愛(2期)、長谷朱桃(3期・研究生)が卒業。
- 2月、川越紗彩、曽我部優芽(共に2期)、新井りりの(3期・研究生)が卒業。
- 4月、本間日陽(1期)が卒業。
事件・事故・スキャンダル
2015
- 7月、加藤美南（1期）が私的に管理していたツイッターアカウントが発見され、その内容からNGT1次オーディションの直後の2015年6月まで交際相手がいたのではと話題になった。2015年5月、加藤のツイッターに「まさや」なる男性との交際2か月を祝ったとみられるコメントが複数寄せられていたことから明るみに出たものの、その後は言及がないことから6月時にはすでに別れていたと考えられる。
- 2015年8月、「こうたろう」なる別の男性のツイッターアカウントに、この男性と加藤とがカラオケボックスと見られる場所で身を寄せ合って撮影した写真が掲載されていることが発覚した。
- この件について加藤から特にコメントはない。
2016
- 11月、山口真帆(1期)が配信した10分余りの動画が性行為を行いながら撮影されたものではないかとネット上で噂が広がった。この映像は動画配信サイト「SHOWROOM」を通じて夜間に生中継されたもので、映像には自宅のベッドらしき場所で着衣のまま、終始顔のみをアップしたかたちで山口が独りで喋るという形式を採っていた。しかし中継の途中から山口の口調が乱れはじめ、男性のものらしい不審な息遣いと性行為を連想させる肉体音が聴こえるといったことからこのような憶測を招いた。
- この騒動について、NGT側は「ネット上に書かれているような事実は一切ありません」などと否定し、動画は「悪質な編集」をされた作り物であると断言した。また、山口も劇場公演の場を借りてこの動画について言及し、「ただ単にスマホを持って足をバタバタさせていただけ」「体力ないから息切れしただけ」などと否定した。
- 11月、山田野絵(1期)が私的に管理していたツイッターアカウントがファンに見つかり、その中に掲載していた画像がネット上に流出する騒動があった。これは山田が密かに運用していたアカウントから、誤ってこの男性ファンのものをフォローしてしまったことからその存在が発覚。その後、山田はこの男性と握手会でこの件を巡ってトラブルになったとみられ、後日「SHOWROOM」配信の中で個人的に連絡を取り合わなければ学校をばらすなどと脅されたと主張した。男性はツイッターを通じてそうした発言はなかったとすぐさま否定、事のいきさつを説明するとともに、裏アカウントを知り得た証拠として山田を含む男女4人のプリクラ画像を掲示板に投稿した。
- 山田はモバメサービスを通じて写真について釈明。写っているのは友人と元同級生であるとし、男女の関係を否定した。
2017
- 5月、中井りか(1期)が、撮影会で中指を立てたポーズで写した写真がツイッターを通して拡散され、これが不適切ではないかと騒ぎになる出来事があった。この写真は大阪で開催されていた「AKB48写メ会」に中井が参加した際撮られたものであった。
- この件ついて運営側は公式ブログを通じ、「撮影した経緯を本人に直接確認したところ、ポーズを指定された際に多少迷ったものの、深く考えずに応じてしまったとのことでした。今回の件についてはもちろん、厳重注意致しましたが、あわせて、イベントにはルールやマナーがあること、迷ったり困ったことが起きた場合は必ずスタッフに相談すること、そして何よりAKB48グループのメンバーの一員としての重い責任があることをあらためて強く伝えました」と、不適切な行為であったことをファンに謝罪した。
2018
- 2月、佐藤杏樹(1期)のインスタグラムに、突然「スノボのツアー会議」などと字幕が入った動画が投稿され、そこには居酒屋風の店内で男性数名が煙草を吹かしながら寛いでいる姿が映し出されていた。これを見たファンから、佐藤がプライベートで行く旅行の打ち合わせ風景を撮影した動画を誤って投稿したものではないかとの疑惑が持ち上がった。
- これについて、NGT側の支配人がブログを通じて釈明した。ブログでは「本人と全く関係のない動画」と断言したうえで「私、運営スタッフが本人と連絡を取り確認したところ、Instagramアカウントが乗っ取られていたことが判明しました」と、説明した。
- 6月、「週刊文春デジタル」で、中井りか(1期)がファンの男性と「半同棲」状態であるとする熱愛報道を写真などを交えて報じた。それによると、相手の男性は関西出身の20代男性で、中井が出席する握手会にも足繁く通っていたという。取材記者は、この男性が中井の自宅マンションに入った約3時間後に、仕事を終えて戻ってきた中井の姿を目撃、翌朝早朝に中井が出かけた約5時間後、この男性も部屋を後にしたという。熱愛の事実について中井に直接取材を試みたところ、無言で返答はなく、事務所からの回答もなかった。
- 配信当日はAKB総選挙の当日であり、中井はランク入りのスピーチの中で取材を受けたことを明かしていた。またその際、「全貌が明らかになってからネットでどうぞ騒いでください」などと、開き直りとも取れるコメントを連発していた。
- 7月、自身の「SHOWROOM」を通じ、同棲疑惑を否定。男性と連れ立って歩いているように見える写真の相手については文春側の記者だと説明した。
- 12月、公式ブログで羽切瑠菜(2期・研究生)の活動自粛が発表された。運営側の説明によると、自粛の理由は「活動のルールに反する行動」があったため。これが具体的になにを指すのかについては明らかにしなかった。また、自粛期間も未定であるとした。
- 2019年3月、復帰することなく活動を辞退。
2019
- 1月、山口真帆(1期)がSHOWROOMの配信を通じ、突然涙ながらにトラブルに巻き込まれていることを告白する一幕があり、ファンの間に動揺が走った。配信は途中で強制的に打ち切られた。山口はその中で「全部本当のこと言いたいけど、本当のこと言わないと何も解決しない(中略)結局この1か月、待ったけど、何も対処してくれなくて」と前置きしたうえで「今回私は助かったからよかったけど、殺されてたらどうするんだろうって思う」「ずっとずっと言いたかったけど、全部対処してくれるって言ったから、この1か月、怖かったけどずっと待ってた。だけど結果何もしてくれなくて。悪いことしてた人たちも全部そのまま」などと訴えた。山口とメンバーとの間でなんらか揉め事が起き、スタッフの仲裁が入ったものの、その裁定が山口にとって納得のいくものではなかったということは読み取れても、内容に具体性が乏しく、個人的な感情の吐露が中心であったことから、徒に混乱を招き、主にネットを中心としてファンの間で噂話が独り歩きするような状況となった。
- その後、山口は自身のツイッターに鍵を掛けた状態で告白に至ったいきさつを明らかにした。それによると、山口は2018年12月、公演を終えて自宅マンションに戻ったところ、部屋の周辺で待ち構えていた男ふたりに襲われる被害に遭っていた。「部屋に入りすぐドアを閉めようとしたら手が出てきました。そこからこじ開けられました。それから顔を捕まれ(※原文ママ)押し倒されそうになりました。必死に追い出そうとしました。負けたら殺されると思ったから必死に追い出そうとしました。(中略)もう少しでその男を追い出せそうでした。そしたら、違う男が向かいの部屋から出てきました。その部屋は違うメンバーが住んでた部屋でした」「途中エレベーターの音が鳴り相手の注意がそれたときに、このまま家に入れたら閉じ込められて何をされるか分からないと思ったので、自分ごと廊下に出ました。だけど怖くて足がすくんで逃げられませんでした。警察に通報しようとしたら携帯を取られました」と、事件当時の状況を克明に語った。また、それだけではなく「あるメンバーに公演の帰宅時間を教えられ、またあるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人をそそめかしていました(※全て原文ママ)」と、事件の背後にNGTメンバーの関与があったと主張。NGT支配人の今井悦朗はじめとしたスタッフもこの事態を把握しているにもかかわらず、いっこうに対処がなされないでいることに怒りと不信を募らせ、配信による告発に至ったとみられる。
- その後の報道によって、2018年12月、女性宅に押し入ろうとして、新潟市内に住む無職の男と男子大学生(共に当時25才)が暴行容疑で新潟県警に逮捕され、その後不起訴となって釈放されていたことが判明した。当時の警察発表では、被害者は23歳の自営業女性となっており、山口の名は伏せられていた。取り調べに対し、男らは「話がしたかっただけ」などと動機を供述していた。
- この事件が、単にファンの暴力行為というに留まらず、その背後に同僚の影がちらついていたことから、世間一般に大きな衝撃を与えた。運営側は当初マスコミに対し事件にメンバーの関与はないと主張し、県警も犯人の携帯電話等を解析した結果、メンバーとのやり取り等はなかったとする談話を発表していたが、その後の公式HPの声明で「メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまったことを確認しました」と、明かした。また、実行犯ではないものの別の男1名の関与も判明し、全員に出入り禁止の措置を取ったことも明かした。
- 騒動後、山口は新潟市内の劇場公演に出演。そこに集まった観客に対し「この度はたくさんお騒がせしてしまって誠に申し訳ありません」などと、深々と頭を下げて謝罪する一幕があった。被害者である山口に謝罪させるという不可解な善後策に、世間から猛烈な運営批判が沸き起こった。姉妹グループを含めた現役、OGメンバーも運営の対応に容赦なく批判を浴びせるなど、大きな混乱を巻き起こす結果となった。
- 運営の後手に回った対応によって、ネット上の憶測もエスカレート。事件発生後、山口のツイッターから太野彩香(1期)と西潟茉莉奈(2017ドラフト生)らのフォローが外されていたことから、彼女らが犯行グループを山口にけしかけた黒幕ではないかと噂が立った。また、「週刊文春Live」が犯人らが所属していた「Z会」なるファングループのリーダー格の男と中井りか(1期)が交際していたと報じたことから、中井にも疑惑の目が向けられることとなった。これに対し、メンバーはそれぞれのツイッターを通じ、関与を否定。太野と西潟は警察から事情聴取を受けたことを認めつつも、「連日報道されております事件に私は、関与しておりません(太野)」「私は今回の事件に関与していません。話を聞きたいと言われ、新潟警察に行きました。警察の方に携帯を預け、お話をしました(西潟)」と、述べた。また中井も「メディアで、勝手に名指しされてしまったのではっきり言います。私は全く、関係ありません」と、関与を強く否定した。さらに荻野由佳(2015ドラフト生)にも事件への関与が取りざたされている男性ファンと裏で繋がっていた疑惑が持ち上がり、所属事務所のホリプロは公式HPを通じて荻野とファンとの私的交流を否定する声明を発表。「個人的な交流があるかのような投稿等で、今後、本人の名誉を毀損するような行為があった場合には、当社として厳正な対応をとらせて頂きます」と、事件の飛び火を恐れてか、SNS上の動きを牽制するコメントを出した。
- 世間の批判を浴び、運営会社AKSは都内で釈明会見を開いた。取締役の松村匠が代表して会見に臨み、対応に関して不手際があったことを認め、批判を浴びた一連の行動について世間に謝罪した。席上で事実上の更迭となる、NGT支配人今井悦朗の退任と、内部調査のための第三者委員会設置を発表したが、事件の詳しい経緯などについては捜査情報であることを盾に説明を拒否した。
- 事件の影響で、一正蒲鉾はNGTを起用したテレビCMの放送を自粛(2月、契約を終了)。新潟商工会議所もメンバー5人を起用して制作したネット上のPR動画を削除した。また、週刊文春デジタルが犯行に関わったファングループの名称を「Z会」と表したことで、通信教育会社のZ会が公式HPを通じて「一部の報道において『Z会』の名称が語られておりますが、株式会社Z会をはじめとするZ会グループ各社とは一切関係ございません」と、わざわざ釈明する事態まで起きた。ファングループの正式名称は「ジョー会」とされ、文春側がイニシャル表記にしたことで起きた混乱とみられる。
- その後のマスコミ各社の続報により、山口らが入居するマンションにメンバーと接触する目的で犯行グループが入居していたことが判った。運営側は、山口の向かいの部屋に住んでいたのもメンバーではなく犯人の一人であったとした。また、「週刊文春」は事件を起こしたグループを出入り禁止にするよう求めたファンと今井悦朗との音声記録をHP上で公開した。これは2018年夏頃の記録であるとし、その中で今井は「あいつらだってファンなんだから除外するだけじゃだめだよ」と、擁護する姿勢を見せ、2018年6月の中井りか熱愛報道について「これが芸能界。（中略）中井の場合も乱れがあるよ。真っ黒だよって思わせちゃうし、思うところもあるし、実際そういうところあるよ」と、暗に認めるような発言をしていた。こうした報道などで今井が犯人グループと顔見知りの間柄だったのではないかとの憶測が流れたが、2019年5月になって「週刊新潮」の取材に応じ、犯人の男らとは一面識もなかったと証言した。
- 3月、弁護士3名による第三者委員会が調査報告書を提出。グループの公式HPでその全文を公開した。最大の焦点であった事件へのメンバーの関与については、これを否定する内容だった。山口が男が出てきたとする向かいの部屋は、メンバーの居室ではなく実行犯のひとりが借りていた部屋だった。また、事件直後に山口は他のメンバーとともにマンション近くの公園で犯人の男らと話し合いを持っており、その際の音声記録が残されていた(のちの「週刊文春」の報道で、このとき駆け付けたメンバーは村雲颯香で、音声を記録したのも村雲であることが明らかになった)。山口がツイッターで示唆した3名のメンバーは、このときに犯人の男のひとりから出た名前だったが、委員会が独自に検証した結果、これらメンバーが事件に積極的に関与した事実はないと結論付けた。その一方で、ほぼ全メンバーに対して行われた個別聞き取り調査によって、ファンと私的に交流を持っていると考えられる者が12名に及ぶことも発覚した。委員会は事件の背景にこうしたファンとメンバーとの密接さがあり、犯人がたやすく個人情報を得やすい環境にあったとした。また、こうした不適切な関係を把握しておきながら、メンバー、スタッフ共に危機感は希薄で、長年じゅうぶんな施策が講じられることなく、事件発生後も事の重大さを正確に把握することができず傷口を広げたと評した。AKSはこの報告書の内容を受け、再発防止のための施策強化と組織体制の明確化を約束。私的交流を持っていたNGTメンバーらについては、根本的に運営側の責任であるとして不問に付すことを発表した。
- 翌日、AKSは都内で会見を開き、第三者委員会の調査結果をマスコミに報告した。ところがその最中、山口が長期の沈黙を破り会見内容に反論するツイートを投稿。「只今、記者会見を行っている松村匠取締役は第三者委員会が行われる前に『繋がっているメンバーを全員解雇する』と私に約束しました。その為の第三者委員会だと、私も今までずっと耐えてきました。コミュニケーションも何も、このことに関して聞くと連絡が返ってきません」「私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。私が謝罪を拒んだら、『山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる』と言われました。他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました」として、実際に松村が考えて寄越したという謝罪の文案まで公開した。会見中にこのツイートを見た記者から松村にこの質問が飛ぶと、「メンバーなので、こういう事実、謝罪を強要することは一切ありません」と否定した。山口はツイートの中で犯行グループとメンバーとの関係にも触れ、「他のファンには公表できないような、特定のファンとの私的交流を繋がりと言うのはメンバーのみならずファンの皆さんも認識していると思います。証拠がないと仰っていますが、犯人グループとの交際を認めたメンバーもいます」と、接点を強調する内容の書き込みを投稿した。
- 4月、新体制移行に伴う現チームの解散公演を挙行。その場には山口の姿もあったが、公演終盤にグループからの卒業を発表した。みずから用意した文書の中で、山口は「事件のことを発信した際、社長には、不起訴になったイコール事件じゃないってことだって言われ、そして今は、会社を攻撃する加害者だと言われています」「目をそらしてはいけない問題に対して、そらせないなら辞めろ、新生NGT48を始められない、というのがこのグループの答えでした」などと、観客の目の前で運営批判を展開した。また、その中でこれまで寄り添ってくれた仲間として、長谷川玲奈、菅原りこ、村雲颯香(全て1期)の名を特に挙げ感謝を表した。なお、この公演では長谷川と菅原も卒業を発表している。
- 5月、新潟市内の劇場で山口を含む3名だけの卒業公演を開催。山口と懇意のメンバー5名が「サプライズ」として登壇したが、他のメンバーは姿を見せない、終始異様な緊張感の中での公演であった。卒業後、山口は研音への移籍を発表。アイドルからは足を洗い、女優へとシフトした。
- 同月、運営は不起訴となったファンの男ら3人を相手取って新潟地裁に民事訴訟を起こした。運営側は事件によりコンサートツアーの中止や警備費用の計上などで損失、出費が膨らみ、また社会的信用が著しく失墜したとして、3000万円の賠償を請求した。9月、裁判の中で男の一人が山口と「繋がっていた」とする主張を展開していることが判明。8月に「週刊文春デジタル」が、NGTメンバーの保護者を前にした説明会で、支配人の吉成夏子が、山口が犯人たちと「もともと繋がっていた」と説明した音声データを公開していた。しかし山口は事務所を通じ「そのような事実はございません」と、取材に回答している。
- 9月、「週刊文春デジタル」が、かねてから存在が明らかになっていた、事件直後に犯人グループと山口が近所の公園でやり取りした際の音声データをネット上に公開した。音声の内容により、山口が当初から太田と西潟の関与を強く疑っていたことが判明。紹介した記事の中で、犯行当日、男二人が出てきた山口の向かいの部屋には、2018年夏まで太田が入居していたことを紹介。また、男のうちの一人は西潟の熱烈なファンであると同時に、メンバーのひとりと交際していたことを明らかにした。このメンバーは活動自粛のすえに脱退した羽切のことと考えられる。
- 2020年4月、加害男性らを相手取った民事裁判で和解が成立。和解の内容は損害賠償金として5年間で240万円を支払うこと、NGTを含むAKBグループのイベントに参加しないこと、今後AKBグループの名誉やイメージを損なう言動を取ったばあいには、違約金として1000万円を支払うといったものだった。また、男らの運営に向けた謝罪文も公表されており、その中で「山口氏との会話において、『NGT48に所属するほかのメンバーから山口氏の自宅の場所を聞いたり、山口氏の自宅に赴くように唆されたりした。』等の事実と異なる説明を行った結果、同説明の録音媒体・反訳が公表されることにより、NGT48メンバーが本件暴行等に関与しているかの如き誤解を招いたことにより、貴社のNGT48の運営に混乱を招き、支障をきたしたことについて陳謝します」と、事件に関わったメンバーは存在しなかったことを明言した。
- 1月、菅原りこ(1期)が左膝の手術を受けた。2018年12月に負傷し、支障のない範囲での活動を続けてきたが、完治のため手術に踏み切ったという。
- 5月、荻野由佳(2014ドラフト生)に対し、「殺す」などと書いた文書を報道機関にFAXで送信したとして、京都府城陽市に住む無職の男(当時24)が脅迫の容疑で新潟県警に逮捕された。報道によると、男は荻野の名前と共に「殺す」と繰り返し書いたA4用紙1枚を報道機関と新潟県の行政機関に送り付けていた。男は取り調べに対し、「送ったのは間違いない」と、容疑を認めた。
- 荻野の所属事務所ホリプロは、逮捕報道を受け事務所HPで声明を発表。「荻野に対しては全く事実に反する誹謗中傷、いわれのない風評、また本件のような脅迫行為により警備も厳重にせざるを得ず、荻野も恐怖を感じておりましたが、ここまでぎりぎりの精神でずっと耐え忍んでいた次第です」と明かし、「あらゆる脅迫、ネットやSNSなどでの不当な誹謗中傷等の違法行為に対しましては、今後も法的な手続きも含めまして厳正な対処をしていく所存です」と、事件に絡めネット上の批判まで牽制する発言を繰り返した。
- 6月、新潟区検が男を脅迫罪で略式起訴。新潟簡裁は即日罰金30万円の略式命令を出した。
- 5月、加藤美南(1期)が、自身のインスタグラムのストーリーに、山口真帆(1期)の卒業公演のようすを伝えるニュース映像を背景にして「せっかくネイルしてるのにチャンネル変えてほしい」などという文章を挿入した画像を投稿し、ファンから猛烈な批判を浴びた。
- そうした状況を受け、NGT側は公式サイトを通じ「この度、加藤美南のSNSで不適切な投稿がございました。皆様には大変不愉快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と、謝罪。加藤を研究生に降格させるとともに、SNSの運用次第を見直すため全メンバーのアカウントを一斉に一時停止させる措置を取った。また、加藤本人も謝罪文を寄せ、画像は親しい友人に送るつもりだったもので、誤って公開したものだと釈明。そのうえで「親しい友達にしか見せないとはいえ、人の気持ちを考えていない投稿でした。もう一度自分を見つめ直ししっかりと反省して、これからはすべてにおいて責任を持って行動していきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と、不適切な内容であったことを認め、謝罪した。
- 5月、中井りか(1期)のものを髣髴とさせるインスタグラムのアカウントが登場し、その中に「そろそろ気がすんだんじゃない? 嘘ついて仲間売ってまでグループめちゃくちゃにして移籍とか人間のやることじゃない ろくな死に方しない」などと、山口真帆(1期)を批判したと取れる文章があったことで一時ネットを中心に騒然とした。しかし、中井はインスタグラムを利用しておらず、画像にも不自然な点が多かったため、すぐに何者かの捏造であることが判明した。
- 中井の所属事務所太田プロダクションは、マスコミの取材に対し、中井が作成したものではないことを説明。そのうえで「非常に悪質な行為なので、法的措置を取らせていただきます」と、コメントした。
- 9月、公式HPで、加藤美南(1期)に対する脅迫の容疑で男が警察に逮捕されたことを公表した。男の詳しい身元については不明。記事によると、男はSNSのDMを通じ、加藤に対して「危害を加える等のメッセージ」を送り付けていたという。続けて運営は、「他のNGT48メンバーに対するSNSやインターネット上における脅迫、誹謗中傷につきましても、現在、警視庁へ随時ご相談をさせていただいております。所属メンバーに対しては、SNS等における、脅迫、誹謗中傷等の書き込みやメッセージが送られてきており、メンバーの安全が脅かされ、精神的にも傷ついている状況で御座います。当社としましては引き続き、この様な脅迫、誹謗中傷等に対して、刑事・民事を問わず、厳正に対処して参ります」とし、実際の逮捕例を示すことで批判意見の牽制、火消しに躍起になっているさまが窺えた。
2020
- 7月、運営は、清司麗菜(1期)が新型コロナウイルスの抗体検査で陽性反応を示したと発表した。また、スタッフ1名も陽性の反応が出たという。グループは公演再開に向けて全メンバー、スタッフの抗体検査を進めており、その過程で感染が発覚した。
- 8月、全関係者のPCR検査を行った結果、先の抗体検査で陽性反応が出た清司及びスタッフは陰性であったと報告。
- 2022年1月、真下華穂(2期)が感染した。
- 7月、運営関係者が感染し、これを機に実施した検査で計23名の陽性者、濃厚接触者が判明した。いずれも症状は軽いとしたが、感染したメンバーについての情報は明かさなかった。
2023
- 4月、公式HPで柴野夕葵(3期・研究生)の活動終了が発表された。柴野に「ファンの皆様を悲しませる行動」があり、本人から辞退の申し出があったという。具体的にどのような「悲しませる行動」があったかについては言及を避けた。
- 8月、中井りか(1期)が自身の公式Xで衣装担当の運営スタッフに強い不満を漏らす投稿をした。中井は自身の卒業を公演を目前に控えているが、「わたしの卒業ドレスの専用パニエがこの短期間でNGTの衣装チームに無くされました」と打ち明け、こうした杜撰な仕事ぶりはこれがはじめてではないとして、これまでの鬱憤をぶちまけた。「他にも他の子の衣装を平気で当てこんだり、卒コンのアンコール、指定した靴下とちがったり、ジッパーの衣装も全然違う色がごっちゃになってラックにかかっており、『オリジナルで着たい』から借りたのに完全な状態では着れませんでした。この間のRIF(※注 六本木アイドルフェスティバル。7月に開催)に至っては1人分衣装が郵送されておらず、本番ギリギリでマネージャーさんが新潟から持ってきてくださいました」「卒コンリハのときも新潟の衣装チームに何度もドレスの裾を踏まれました。外イベントで靴が入ってないことも何度もありました。帯同しないなら余計にメンバーがどう着て何が足りないか、足りないものはないか、確認して欲しいです。わたしのことを考えて一生懸命作ってくださった衣装です。なんでそんな風に雑に扱えるのかよくわかりません。私は卒業しますが、今後その衣装チームにお世話になるであろうメンバーが不憫でなりません」「責任感のかけらもない。NGTってアイドルグループで、アイドルの衣装できないならやらなくていい。そう言う人たちに限って『NGTやってるんだよ〜』って外で自慢げに話したりします。わたしは衣装を杜撰に扱う衣装チームなんて仲間だと思ってない。仕事もできない、ひとの大切なものも無くすような人たちに仲間面されたくないです」と、強い調子で非難した。敢えてこうした投稿に踏み切った動機については「何度も何度も言って変わらないから私がこうやって外にどれだけヤバいか言うしかないんだよ」などと説明した。
卒業後に起こした事件・事故・スキャンダル
2018
- 8月、「FRIDAY」が、北原里英(AKB5期)の熱愛同居疑惑を写真付きで報じた。それによると、相手は俳優の笠原秀幸。笠原は北原の8才年上。記事によると、記者は笠原が自宅マンションから出て一人でビストロに入店するのを目撃。その後、北原が同じマンションから現れ、やはりビストロに入店、笠原の隣に腰を下ろし、並んで会食をした。ふたりはワインを軽く飲むなど2時間弱の食事を終えたあと、ふたたび別個に歩いて元出たマンションに戻っていったという。
- この件に対し、双方の事務所は「プライベートは本人に任せています」などと話し、関知しない姿勢を見せた。
2019
- 10月、スポーツニッポンが山口真帆(1期)の襲撃事件に関連し、山口が犯人の男らと繋がりを持っていた証拠とする写真複数を掲載した。この写真は犯人のひとりが一般客として山口の写真会に参加したときに撮られたもので、山口が指で「303」、男が「602」などと指しており、それぞれ事件現場となったマンションに入居していたときの部屋番号を示したものであると報じた。
- この報道に対し、山口は自身のツイッターを通じすぐさま反論。「スポニチさんが名誉毀損すぎるのでもう関わりたくないけど言わせてもらいます。ファンの方はご存知の通りイベント写真会はリクエストされたポーズをします。それをカメラ目線でやるので相手が何のポーズしているかもほぼ分かりません。AKB新聞やってて写真会の仕組みも分かっているはずなのに酷すぎる」と、その報道姿勢を非難するとともに、「独占入手って昨日の裁判資料? 横流ししてもらった以外何があるんだろう? 襲われたら会社に謝されて、メンバーにはSNSで嫌がらせされて、辞めてからは他のメンバーがやってたことを私のせいにされて。こんな会社ある? 犯人との私的交流は現メンバーが認めてるのに。出してないけどその音声もあります」と、AKSの関与を疑うツイートまで投稿した。
- また、この騒動の余波がAKB新聞に飛び火。この件を報じた「文春オンライン」が元NGTスタッフの話として「スポニチといえば『AKB新聞(月刊AKB48グループ新聞)』の販売元で、AKSとスポニチの両者が蜜月関係にあるのは公然たる事実」などと書いたこともあって、一部ファンからAKB新聞を非難する声が上がっていた。これに対し、AKB新聞発行元「KimiBoku」代表瀬津真也が公式ツイッターを通じ「弊社代表である私(※注 瀬津真也)に対する名誉棄損がなされる状況に至っています」などとして反論文を掲載した。瀬津によれば、スポニチはAKB新聞の印刷、流通を請け負っているだけで、記事の取材等は一切行っておらず、会社組織としてもまったくの別法人であると、今回の報道との関りを否定した。続けて瀬津は「本通知後もAKB新聞の価値及び弊社の名誉を毀損する行為、又は、弊社代表者を誹謗中傷する行為が継続する場合、悪質なものに対しては法的措置などの対応を行うことも検討しておりますので、予めご承知おきください」と、世間を強く牽制した。
2021
- 9月、北原里英(AKB5期)が自身のSNS等を通じて結婚したことを発表した。相手は俳優の笠原秀幸。笠原は北原の7才年上。
- 北原は2018年4月にグループを卒業後、女優、タレントとして活動を続けていた。
2022
- 11月、高橋七実(2017ドラフト生)が動画配信の中で、在籍中に先輩メンバーからいじめを受けていたと告白し、ファンに動揺が走った。高橋はその後、ブログの中でこの件について詳しく記述した。その内容によると、いじめがあったとするのは山口真帆襲撃事件の事後処理に失敗し崩壊の危機にさらされた2019年のことで、スタッフを交えメンバー間で話し合いを持っていた時期に遡る。高橋が運用ルールに反するSNSの使い方をしていたメンバーがいることをその場で告発したことから先輩のひとりから目を付けられ、関係が悪化。それからしばらく経った2019年4月、週刊誌に内部の話し合いのもようについて書かれた記事が掲載されると、関係が悪化した先輩メンバーにとって不利になるような情報も含まれていたため、「週刊誌に情報を売った犯人」と見なされるようになり、本格的ないじめに発展したという。ヘアメイクをしているときに「高橋とつるんでるやつ全員疑うからな」と、楽屋全体に響き渡る声で叫んだり、「嘘つき！」と叫んで立ち去って行ったりということがあり、さらには生写真撮影のための待機中、「何か言うことないの？」といった言葉で「威圧的」に声を掛けられる。差し向かいで週刊誌にリークした張本人かどうかを厳しく追及され、高橋は涙をこらえながら何度も無実を訴えた。このメンバーは入室する際、ほかのメンバーふたりを伴っており、高橋もほかの研究生ふたりと同室していた。研究生のひとりがこの状況に激しく困惑し泣き出してしまうと、先輩メンバーが「大丈夫、〇〇じゃないって分かってるからね」と、優しい口調で慰め、最後に「私たちの作った〇〇(グループ名)を壊されたくないんだよね」と言われ、「信じられないくらいの怒り、悔しさ、悲しさが込み上げてきて、堪えていた涙が溢れて止まらなくなりました」「私を責めてきた先輩の中には、グループを壊す原因の一つとなる行動をした人だっていたのに」と、いまだ収まらない怒りをぶちまけた。また、帰宅後、先輩メンバーの脇にいた人物のひとりから、先輩メンバーの言動を謝罪するような文面のLINEが届いたことにも、「私はすごく違和感を感じました」「他人が悪くて、自分は悪くないというスタンスでの文章だった」「この人は信用できないと思いました」と非難。もうひとりのメンバーからも「〇〇(私の名前)はそんなことする子じゃないって分かっているよ」と、涙ながらに電話がかかってきて、このメンバーだけは許そうといっとき思ったものの、そののち「信じられない言動」がいくつもあり、以後会話を避けるようになったという。さらにその後、トラブルを聞きつけた先輩のひとりが事実確認を買って出たところ、当の先輩メンバーは「『そんなこと言ってない』と、しらばっくれた」と、そのときのようすを明かした。高橋は2020年3月に活動を辞退しているが、これについては「活動を続けるうちに、私がここでするべきことは無くなったのではないか」「自分はここを出て一人で歩き出さなければいけないという思いが強くなった」からだと説明した。また、このタイミングで過去のグループ内いじめを告白した理由について、「酷い言葉を掛けてきた人(中略)が活動している様子もずっと見ないようにしていましたが、やはりこんな酷い言葉を掛けて深い心の傷を負わせておいて、この傷を癒すために私1人で頑張らなければいけないことが(中略)本当に許せなかったし、ただただ悔しかった」「当時の出来事に向き合えるようになった今、改めてこの一連の出来事を見てみると、やはりこれは『いじめ』に当たる出来事だったと思います。(中略)それを無かったことにされていい訳が無いですし、受けた人が泣き寝入りして、抱えていくべきものでは無いと私は思います。このような考えの下、私は自分の受けた『いじめ』を、世間の皆様に見える形でお話することにしました」と、説明した。
2023
- 1月、「文春オンライン」が、荻野由佳(2014ドラフト生)の熱愛疑惑を写真付きで報じた。記事によると、相手はサッカー選手の松尾祐介(浦和レッズ)。松尾は荻野の2才年上。記者は荻野が松尾の自宅マンションに入り、連れ立って出てくるところを目撃。タクシーで青山の高級焼き肉店に向かい食事を楽しんだあと、ふたたび松尾のマンションに消えていったという。記事にはふたりのことをよく知るとされる人物が登場し、「昨年の夏から秋頃に2人は交際を始め、松尾さんの家で半同棲をしているそうです」と証言。また、松尾の女性関係を巡ってたびたび諍いを起こしているといい、「付き合ったり別れたりを何度も繰り返しています」とも述べていた。記者が荻野に松尾との関係について質問したが期日までに回答はなく、松尾が所属する浦和レッズ側からは「クラブとして回答することはございません」とのコメントがあったという。
2024
- 3月、中井りか(1期)が自身のインスタグラムで結婚したことを報告した。相手は一般の男性。
- 中井は2023年8月にグループを卒業し、以後タレントとして活動していた。
運営、その他の事件・事故・スキャンダル
2017
- 3月、公式HPで、複数のメンバー、スタッフが集団食中毒にかかり一部のメンバーが療養中であることを明かした。それによると、新潟市内の専用劇場に出演していたメンバー、スタッフのうち数名が体調不良を訴え、医療機関に受診したところ、胃腸炎と診断された。発症者全員が公演中に支給された弁当を喫食していたことから、新潟保健所に連絡し、その調査の結果、弁当を提供した飲食店からノロウイルスが検出されたという。感染予防のため、直近に予定されていた握手会へのNGTメンバーの参加が見送られたほか、劇場のロビーが消毒作業のため一時閉鎖されるなどの影響が出た。
2019
- 3月、AKBの元劇場支配人戸賀崎智信が、自身のツイッターにNGT前劇場支配人今村悦朗とAKB劇場支配人細井孝宏との酒席でのようすを写真とともに投稿した。この席では1月に発生した山口真帆襲撃事件についても話し合われたとみられ、それについて「みんなぐたらない(※原文ママ)報道に惑わされないように」「まぁ後で全部わかるよ。なにも心配しなくて大丈夫」「大丈夫。今村さんが近いうちにちゃんと、報告するよ。きっとね」などと書き連ね、対応を非難されて更迭された今村を擁護するような内容になっていた。
- 投稿の翌日、AKB48公式HPでAKS代表の吉成夏子及び松村匠が連名で謝罪文を掲載した。「NGT48に関する事案について第三者委員会にて調査中であるにも関わらず、立場ある人間が不適切な行動をしてしまったことを、会社として厳粛に受け止め、前NGT劇場支配人今村悦朗との間の契約を解除するとともに、AKB48劇場支配人の細川孝宏の退任を発表いたします」とし、「不快な思いをされた全ての方に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
- 戸賀崎は危険ドラッグの使用を写真週刊誌にすっぱ抜かれ、2014年2月に失脚。「AKB48グループカスタマーセンター長」なる新設の閑職に左遷される。2018年8月に退任後は浅草の弁当屋に勤務するなどしており、その零落ぶりが一部で話題となっていた。戸賀崎はこの不祥事を受け、自身のツイッターで「昨日の投稿、沢山の人にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。状況も考えず軽はずみな投稿したこと、取り返しのつかないことをしたと反省しています。被害者の方もいる今回の事件について、軽く考えているわけではないことは伝えておきたいです。辞めて尚迷惑をかけてしまい恥ずかしいです」と、謝罪した。
2020
- 7月、荻野由佳(1期)らメンバー5人を名指しして、覚醒剤を使用しているなどとツイッターに投稿した、東京都新宿区に住む職業不詳の男(当時50)が、名誉棄損の罪で逮捕された。警視庁によると、男は取り調べに対し、山口真帆襲撃事件に触れて「メンバーに対する不信感や怒りがあり、イメージダウンを狙った」と、その動機を供述した。
2021
- 6月、筑波大学の平山朝治教授が、自身の論文を学術論文データベースから削除したのは憲法が保障する学問の自由の侵害に当たるとして、筑波大学とNGT運営会社「Vernalossom(旧AKS)」を相手取り、それぞれ1200万円の賠償と論文の再掲載を求め東京地裁に提訴した。報道によると、平山は2019年1月に発生した山口真帆襲撃事件をテーマに運営側の不手際を指摘する論文を執筆。2020年1月に審査を経て筑波大学のデータベースに登録され、一般に公開された。そうしたところ、同年4月に「Vernalossom」側から論文が名誉棄損に当たるとして、大学側に論文の削除と謝罪文の掲載を要求するとともに、これに従わないばあいは訴訟を提起するという内容の抗議があり、大学側はこれを受け入れ、データベースから論文を削除したという。
- 2024年3月、東京地裁は削除は適法だとして教授の訴えを棄却した。判決では実名と顔写真の掲載を「個人情報の不当な取り扱いだ」と指摘、大学側が論文を削除したことについても「裁量の乱用や逸脱はない」と結論付けた。
