最終更新: isotope_manager 2012年06月14日(木) 02:31:16履歴
化学的性質が酷似したイオンが簡単な操作で分離できるので、RIの精製に用いられます。
イオン交換樹脂には、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂、キレート試薬を組み込んだキレート樹脂などがあります。
イオン交換樹脂には、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂、キレート試薬を組み込んだキレート樹脂などがあります。
元素の特徴により、蒸発、蒸留で分離できるものがあります。
蒸留操作で精製する場合、RIを気体にするので操作時に逸失しないように注意します。
蒸留操作で精製する場合、RIを気体にするので操作時に逸失しないように注意します。
元素 | 蒸発する化合物 | 操作条件 |
As | AsH3, AsCl3, AsBr3 | 発生期のH2で還元(AsH3), HCl + H2SO4, HBr + H2SO4 |
B | B(OCH3)3 | H2SO4 + CH3OHで加熱 |
Br | Br2 | K2CrO4 + H2SO4で加熱 |
Cl | Cl2, HCl | |
Cr | CrO2Cl4 | HCl + HClO4で加熱 |
F | H2SiF4 | SiO2 + H2SO4で加熱 |
Ge | GeCl4 | HCl + HNO3 + HClO4 |
Hg | Hg, HgCl2 | 還元加熱でHg, HCl + H2SO4加熱で、HgCl2 |
I | I2 | |
Os | OsO4 | |
Re | ReO4 | |
Ru | RuO4 | |
S | H2S, SO2 | 硫化物 + HClで加熱(H2S), 燃焼でSO2 |
Sb | SbCl3, SbBr3 | HCl + H3PO4, HBr + H2SO4で加熱 |
Si | SiF4 | HF + H2SO4加熱 |
Se | SeBr4, SeO2 | HBr + H2SO4加熱(SeBr4), HNO3 + H2SO4加熱(SeO2) |
Sn | SNCl4, SNBr4 | HCl + HClO4, HBr + HClO4で加熱 |
Tc | Tc2O7 |
大きさがμm以下の粒子が分散している溶液をコロイド溶液、分散している粒子をコロイドといいます。コロイドは体積に比べて表面積が大きいので、繊維、ガラス、沈殿などに吸着されやすく、フィルタの孔径以下の大きさでも、かなりの部分が沈殿やろ紙に保持されます。
溶液中に超低濃度で含まれるRIは、溶解度より低い濃度でもコロイドの特徴を示すことがあります。
放射性コロイドなので、ラジオコロイドといわれます。
ラジオコロイドはろ過、吸着、沈降、遠心、分離、透析、電気泳動によって分離できます。
溶液中に超低濃度で含まれるRIは、溶解度より低い濃度でもコロイドの特徴を示すことがあります。
放射性コロイドなので、ラジオコロイドといわれます。
ラジオコロイドはろ過、吸着、沈降、遠心、分離、透析、電気泳動によって分離できます。
金属が陽イオンになり、溶解する傾向の順をイオン化傾向といい、水溶液中では
K > Ca > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Ni > Sn > Pb > (H) > Cu > Hg > Ag > Pt > Au
金属イオン溶液にその金属よりイオン化傾向の大きい元素の金属を加えると、イオン化傾向の大きい金属がイオンとなって溶液中に溶解し、イオン化傾向の小さい元素のイオンは金属となって析出します。
水素よりイオン化傾向の大きい元素の金属に酸を加えると、その金属は酸に溶解してイオンとなり、水素を放出します。
水素よりイオン化傾向の小さい貴金属元素などは酸に溶解しません。
K > Ca > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Ni > Sn > Pb > (H) > Cu > Hg > Ag > Pt > Au
金属イオン溶液にその金属よりイオン化傾向の大きい元素の金属を加えると、イオン化傾向の大きい金属がイオンとなって溶液中に溶解し、イオン化傾向の小さい元素のイオンは金属となって析出します。
水素よりイオン化傾向の大きい元素の金属に酸を加えると、その金属は酸に溶解してイオンとなり、水素を放出します。
水素よりイオン化傾向の小さい貴金属元素などは酸に溶解しません。
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