アニメ『ダンガンロンパ3』の問題点・疑問点などをまとめたwikiです

#10 Death,Destruction,Despair

宗方との最後の戦いを受け入れる苗木。これまでの思い出が蘇る中、どんなに悲しいことがあってもただひたすら前に進むことを決意する。その強さは、まさに希望そのものであった。宗方もまた、過去を振り返り、すべてを終わらせるべく苗木のもとへ向かっていた。そしてついにふたつの希望がぶつかりあう。

苗木、数少ない活躍の回。

疑問点

OPの生存者数

霧切が死に、OPでおなじみの「残り生存者数」の表記に関心が寄せられた。実際の表記は6人
全話の放送を終えた今考えると苗木、朝日奈、宗方、御手洗、逆蔵、霧切ということなのだろうか?しかし、だとすると前回の9人から減った3人分の説明がつかない。霧切は一度完全に死んだものとして扱われ、ゲーム終了後に生き返ったとするならば、霧切の代わりにカウントされているのは誰なのか?
施設の外にいる葉隠を生存者に数えるならば、途中で葉隠と合流した十神も数に入れて然るべきである。
この残り生存者数はよくわからない部分が多い。

宗方VS苗木

宗方のNG行動
この10話にてようやく宗方のNG行動が確定となるが、宗方のNG行動は未来編2話の時点で視聴者はすでに予想されていたものであり、今更感がある
たいしたことがない謎のつもりなら早期に明かしていると考えられるので、脚本家的にはこの9話でなるほどそうだったのか!と思わせるように描いていたと思われる。
歩く宗方
緊迫した状況にもかからわらず、宗方は悠長に歩いて苗木を追う。
苗木のNG行動は「廊下を走る」であるため、走ってすぐに追いついては脚本通りに物語が進まないためか。
苗木の作戦
苗木の狙いは、宗方を扉のある密室に連れ込むこと。
「扉を開く」がNG行動の宗方は、苗木を殺すと扉を開ける人物がいなくなる=密室から出られない=苗木は殺せないという状況を作りたかったようだ。
しかし、以前ゴズが廊下の床に穴を開けて宗方から逃げ降りたこの場所は、部屋なのか廊下なのかは不明だが、密室であるという描写はなかった。
少なくとも宗方は一度この場所から脱出しており、その気になれば刀で扉や壁を壊して脱出することも容易く、苗木はそのことを知っているはずである。
また、苗木のやり方は逆蔵の存在を想定していない。誰かが外部から扉を開ければ、その時点で破綻する作戦である。
事実、苗木の指示を無視して朝比奈と御手洗が扉を開けて入って来ている。二人の闖入がもう少し早ければ苗木は躊躇いなく殺されていたかもしれない。

このように肝心の頭脳戦が穴だらけなので、未来機関が無能の烙印を押される原因ともなっている。考慮不足を指摘するスタッフは誰もいなかったのだろうか。

襲撃者の正体

この9話にて、天願の口パクの謎が明かされる。
曰く、「襲撃者は1人ではない。あえて言うなら、この場の未来機関全員だ。」
続く雪染の絶望堕ちを示唆する発言により、宗方はこの場の未来機関全員が絶望に染まっていると誤解するのだが、天願は襲撃者=絶望とは言っていない
つまり、宗方はただの誤解で逆蔵を絶望と認定してしまい刺したということになる。逆蔵は刺され損である。
ややこしい言い回しをする天願も天願である。宗方を煽ってコロシアイを加速させるためだろうか。

雪染の写真

第6話で宗方が雪染の遺体から見つけた2枚の写真が明らかになる。
1枚目は雪染と園児が戯れている写真、2枚目は雪染が園児の遺体を背景に笑っている写真で、2枚目には「私だよ♡」という書き込みがされている。
これを見た宗方は雪染が園児を殺害した絶望であると確信し、暴走を始めるのだが、あまりにも写真の存在が不自然で説明的である。
雪染は自身の死後に宗方が絶望することを期待して常に写真を持ち歩いており、書き込みは写真の真贋を証明するサイン代わりだと考えれば納得できなくはないが、宗方より先に遺体を検めた霧切が写真に気付かないのもおかしい。
検死中の霧切と共にいた天願なら隙を見て写真を置いていくことも可能かもしれないが、それなら直接宗方に写真を見せれば済む話である。

視聴者の肝を冷やそうと凄惨さばかりを重視して裏付けが足りていないのでご都合主義と云われる所以である。
絶望編において雪染らが園児を殺害し、小泉に撮影してもらった写真を大事に懐にしまうシーンでもあれば印象も違ったのだろうが、放送倫理上それは無理な相談だろう。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

管理人/副管理人のみ編集できます