真如苑の節分会（寒修行結願・星供養）
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kyo_shimai 2011年01月20日(木) 22:31:51履歴
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真如苑の節分会・寒修行結願・星供養：（せつぶん え けちがん ほしく）
contents
節分会 概要 OutLine
節分とは
節分とは、季節の分かれ目を意味しますが、かつては立春が一年の初めとされていたことから、もっぱら春の節分である立春の前日を指すようになりました。この日は、神社仏閣を中心に、広く一般家庭まで、豆まきが行われております。起源
その起源は中国にあり、古代中国では疫病、災害を払うため、災厄をもたらす鬼を桃の弓と葦{あし}の矢、矛と盾とで追い出す「追儺{ついな}」の儀式が行われていました。
これが遣唐使によって我が国に伝えられ、宮中での年末行事となり、やがて民間にも「節分の豆まき」として普及していったのです。
豆は魔目、あるいは魔滅に通じることから、鬼の目をつぶし、魔を滅ぼす意味がこめられているようです。
冬至と節分
冬至は昼が最も短く、陽光の衰えるときですが、それは取りも直さず、この日より、日一日と陽が伸びていく起点であり、太陽復活の日ともされました。
しかし、太陽の熱が大地に浸透するまで数十日のずれがあり、実際の寒さが極まるのは大寒から節分の頃で、暖かさが増していく起点が立春というわけです。
そこで古代中国では、立春を一年の初めとする暦が作られるようになり、日本でも永らくこれが使用されておりました。
冬至から節分は、陽の気が最も弱くなることから、身を浄め、旧年の邪気を払って、新たな年に踏み出すエネルギーを蓄える大切な期間であったのです。
昔から星祭りや寒修行がこの期間に行われるのは、こうした意味があったわけです。
真如苑の節分会
真如苑においても、節分会は寒修行の結願でもあることから、法要後には喜びの中に盛大に豆まきが行われます。また冬至の開白より祈願のこめられた星供も結願を迎え、星札が下附されます。
真如双親さまが不動明王をお迎えして初の寒修行を満願された夜、摂受院さまが霊能を相承されたことも、世を照らす光に暖かさが増し始める大自然の相に重ねて、あらためて尊く感じられます。
節分の豆まきについて真如教主さまは、「豆をまく時に『福は内、鬼は外』と唱えますが、不思議にこのことは、私たちが所依とします大般涅槃経の聖行品に、功徳天と暗黒天の譬{たと}えとして詳しく説かれています。――即ち、福の神を功徳天として福徳を授けるもの、鬼を暗黒天として財宝を衰耗させるものとし、両者は鴛鴦{おしどり}の雌雄の如く必ずついてまわるものだから、苦しみだけを避け、喜びだけを得ることはできません。しかし、如来の常住を信ずるなら、この世は苦しみでなく常に楽しい、と世尊は仰せられて『福は内、鬼は外』の真実義を実に二千六百年もの昔に明らかにされています」と、涅槃経に則してご親教くださいました。
自らの幸福のためと思って財宝を求める我欲の心が、実は不幸の鬼をも呼び込んでいたのです。私たちは、常住の真如双親さま、両童子さまを信じて、我欲の執着を離れ、利他大乗の如来法に生きることこそ、限りない幸福に生かされる道であることを知らねばなりません。
恐ろしき鬼と云うのも我にぞ住む
執われ捨てなば鬼は去らなん
この節分を、旧来の執われを捨て去って、新たな希望の世界へと転生する節目の時としていくことが大切です。
真如苑の節分会・寒修行結願・星供養：（せつぶん え けちがん ほしく） 
＜キーワード＞ 真如苑 節分会 寒修行 結願 星供養 星札 豆まき 滿願 立教
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節分会 概要 OutLine
節分とは
節分とは、季節の分かれ目を意味しますが、かつては立春が一年の初めとされていたことから、もっぱら春の節分である立春の前日を指すようになりました。この日は、神社仏閣を中心に、広く一般家庭まで、豆まきが行われております。
起源
その起源は中国にあり、古代中国では疫病、災害を払うため、災厄をもたらす鬼を桃の弓と葦{あし}の矢、矛と盾とで追い出す「追儺{ついな}」の儀式が行われていました。
これが遣唐使によって我が国に伝えられ、宮中での年末行事となり、やがて民間にも「節分の豆まき」として普及していったのです。
豆は魔目、あるいは魔滅に通じることから、鬼の目をつぶし、魔を滅ぼす意味がこめられているようです。
冬至と節分
冬至は昼が最も短く、陽光の衰えるときですが、それは取りも直さず、この日より、日一日と陽が伸びていく起点であり、太陽復活の日ともされました。
しかし、太陽の熱が大地に浸透するまで数十日のずれがあり、実際の寒さが極まるのは大寒から節分の頃で、暖かさが増していく起点が立春というわけです。
そこで古代中国では、立春を一年の初めとする暦が作られるようになり、日本でも永らくこれが使用されておりました。
冬至から節分は、陽の気が最も弱くなることから、身を浄め、旧年の邪気を払って、新たな年に踏み出すエネルギーを蓄える大切な期間であったのです。
昔から星祭りや寒修行がこの期間に行われるのは、こうした意味があったわけです。
真如苑の節分会
真如苑においても、節分会は寒修行の結願でもあることから、法要後には喜びの中に盛大に豆まきが行われます。また冬至の開白より祈願のこめられた星供も結願を迎え、星札が下附されます。
真如双親さまが不動明王をお迎えして初の寒修行を満願された夜、摂受院さまが霊能を相承されたことも、世を照らす光に暖かさが増し始める大自然の相に重ねて、あらためて尊く感じられます。
節分の豆まきについて真如教主さまは、「豆をまく時に『福は内、鬼は外』と唱えますが、不思議にこのことは、私たちが所依とします大般涅槃経の聖行品に、功徳天と暗黒天の譬{たと}えとして詳しく説かれています。――即ち、福の神を功徳天として福徳を授けるもの、鬼を暗黒天として財宝を衰耗させるものとし、両者は鴛鴦{おしどり}の雌雄の如く必ずついてまわるものだから、苦しみだけを避け、喜びだけを得ることはできません。しかし、如来の常住を信ずるなら、この世は苦しみでなく常に楽しい、と世尊は仰せられて『福は内、鬼は外』の真実義を実に二千六百年もの昔に明らかにされています」と、涅槃経に則してご親教くださいました。
自らの幸福のためと思って財宝を求める我欲の心が、実は不幸の鬼をも呼び込んでいたのです。私たちは、常住の真如双親さま、両童子さまを信じて、我欲の執着を離れ、利他大乗の如来法に生きることこそ、限りない幸福に生かされる道であることを知らねばなりません。
恐ろしき鬼と云うのも我にぞ住む
執われ捨てなば鬼は去らなん
この節分を、旧来の執われを捨て去って、新たな希望の世界へと転生する節目の時としていくことが大切です。
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