東静高速鉄道グループ資料集

• 営業区間　：三島〜東静浜松
• 駅　　数　：25駅
• 複線区間　：全線
• 電化区間　：全線（直流1500V）
• 運転司令所：静岡線総合司令センター（住所は未掲載）
• 閉塞方式　：ATC（自動列車制御装置）方式
• 保安装置　：D-ATC
• 最高速度　：110km/h

特急列車・快速列車・各駅停車の3種類の列車が運行されている。
全体的には各駅停車の運行を主にした地域性重視の列車の運行を行っているが、優等列車（快速及び特急）の運行も積極的に行っている。

• 広域輸送

特急列車及び快速列車は、一部を除き全列車が全体を通して運行される。
各駅停車についても全体を通して運行される列車は少なからず存在する。

• 地域輸送

列車は、三島・沼津・静岡市・東静浜松発着を基本としている。
静岡市発着の列車については、ほとんどが各駅停車である。
例外としては、新富士駅から乗り入れる塩田鉄道甲富線の列車があり、静岡市・東静浜松方面に下る列車や東静沼津・三島に上る列車が存在。
新富士駅は正式な発着駅ではないが、会社境界駅のために意味合いを持っている（新富士駅で折り返す列車は事実上存在していない）。

・（東静）三島〜静岡市
以前は、三島駅と京神三島駅と分かれており、連絡線が締結された後に、双方からの連絡列車が数多く乗り入れていたが、2010年11月に京神三島駅を廃止し、三島駅を共同利用駅化した。現在、京神急行電鉄線が1〜4番線、静岡線が5〜8番線，三島線が9〜10番線を使用（一部列車が8番線から）する。
東静沼津駅には一大基地の沼津総合車両基地が併設されているため、この車両基地に入庫する回送列車を使用した東静沼津行各停列車も存在。
新富士駅では塩田鉄道甲富線からの連絡線があり、上下の列車を含め、甲府方面から来る特別快速列車（東静線内は快速）が乗り入れてくる。そのため、新富士駅で待避するダイヤを組まれている普通列車も多い。
2019年7月13日より、NK電鉄線との相互直通運転を開始し、特急『しずはね』及び急行列車（NK電鉄線内では快速）、快速列車（NK電鉄線内では快速及び各駅停車）が運転されるが、いずれの列車も静岡市駅発着となる。 2020年3月11日をもって廃止。
快速列車や各駅停車の中には、8両編成で運行されている列車も多く、一部の列車は、後4両を切り離して前4両で東静浜松へ向かう。

・静岡市〜東静浜松・静都浜松
静岡市〜東静浜松の快速列車と特急列車は基本的に三島からの直通列車。
この区間は他社車両も見られ、名古屋急行電鉄線へ直通する各駅停車と同線岡崎駅までを結ぶ快速列車などがそれぞれ運転されている。
この区間で運行される列車の大半は静岡市駅併設の静岡車両基地か東静浜松駅に併設されている浜松車両基地に常駐しているため、三島〜静岡市の区間のように区間列車は存在していない。
2015年3月14日より、浜松天竜川駅より分岐する形で第2の東静浜松駅である静都浜松駅が開業。こちらからは都名電鉄豊松線及び愛姫シティーラインへ直通する列車が運転されている。

三島〜東静浜松の区間には、他社からの直通特急列車なども数多く運転、他社の車両で運行されてるものや、自社の車両で運行されているなど、特急列車のレパートリーも富んでいる。

-『しずはね』三島〜静岡市
NK電鉄線より直通運転している特急列車。 2020年3月11日をもって廃止。

• 『SDLiner』三島〜静岡空港

東静高速鉄道4000形or4200形で運行されている列車。
自社線のみを運行。

• 『静浜シャトル』三島〜東静浜松

東静高速鉄道10000形or5200形で運行される快速列車。
特徴なのは、2階建て車両である4号車と5号車が『普通車指定席』であり、
特別な料金を払わないで乗車する事が出来ることである。

• 『名急線直通快速（仮称）』三島・静岡市〜（名急線）岡崎・名古屋

東静高速鉄道或いは名古屋急行電鉄車両（特筆の無い限りは8両編成）で運転される。運転時間などによって名急線内の種別などが違うので注意。

• 『塩鉄甲富線直通快速（仮称）』三島etc〜（塩田鉄道）甲府・大月等

塩田鉄道車両或いは5700形或いは5200形車両で運転される快速列車。
毎時1本は三島或いは東静沼津から発車している。静岡市･東静浜松発の列車は不定期で運転されている。

• 『Friendship739』三島〜（塩田鉄道）大月 等

毎月第一土曜・日曜日に運転されている臨時快速列車。
塩田鉄道739系電車（主として5両編成）が主に使用されている。

• 特急形車両

7800形（特急グランビュー静浜号）
4000形（夜行快速など）

• 通勤形車両

10000形
10100形
11000形（京神急行電鉄8000系電車の兄弟車両）
5200形（元塩田鉄道739系電車）
5700形（元塩田鉄道739系電車）
5100形（元塩田鉄道713系電車）
5400形
5900形（元東海電気鉄道初代5300形電車）
5800形（塩田鉄道775系電車の設計図を元に自社仕様の改良を加えた自社発注車）
7000形
6000形
3000形
2500形（2000形のVVVF改造車,静岡線のみ運用）

• 事業用車両

東静高速鉄道EL6500形電気機関車
東静高速鉄道EL1100形電気機関車

• 他社保有車両

塩田鉄道739系電車
塩田鉄道769系電車
塩田鉄道737系電車
塩田鉄道713系電車
名古屋急行電鉄1000系電車
名古屋急行電鉄5000系電車
京神急行電鉄8000系電車
京神急行電鉄9000系電車
NK電鉄車両

• 静岡東部交通時代〜

100系
500系

• 東静高速鉄道〜

東静高速鉄道2000形電車（2007年8月31日に定期運用離脱。後に愛佳交通へ貸出されていた車両が2編成併結の8両固定編成として運行再開。2018年4月に運行終了した）
7500形（現在は三島線・西伊豆線にて運用されている。）
東静高速鉄道2700形電車
東静高速鉄道EL6400形電気機関車

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駅名	所在地(県名)	所在地(自治体)	乗換
三島駅	静岡県	三島市	東海道新幹線,JR線,東静高速鉄道三島線,京神急行電鉄神奈川線
黄瀬川駅	静岡県	清水町
東静沼津駅	静岡県	沼津市	JR線,東静高速鉄道沼津線
大諏訪駅	静岡県	沼津市
富士大野駅	静岡県	富士市
新富士駅	静岡県	富士市	東海道新幹線,塩田鉄道甲富線
東静蒲原駅	静岡県	静岡市
東静由比駅	静岡県	静岡市
潮音寺前駅	静岡県	静岡市
東静興津駅	静岡県	静岡市
東静清水駅	静岡県	静岡市
清水桜橋駅	静岡県	静岡市
東静草薙駅	静岡県	静岡市
静岡護国神社前駅	静岡県	静岡市
静岡市駅	静岡県	静岡市
東静焼津駅	静岡県	焼津市
東静藤枝駅	静岡県	藤枝市	東静高速鉄道静岡空港線
東静金谷駅	静岡県	島田市	JR線・大井川鉄道
東静菊川駅	静岡県	菊川市	東静高速鉄道静岡空港線
新掛川駅	静岡県	掛川市	新幹線･JR線･天竜浜名湖鉄道
東静袋井駅	静岡県	袋井市
東静磐田駅	静岡県	磐田市
東静豊田駅	静岡県	磐田市
浜松天竜川駅	静岡県	浜松市	静都浜松駅方面
東静浜松駅	静岡県	浜松市	名古屋急行電鉄湖西線
静都浜松駅	静岡県	浜松市	都名電鉄,愛姫シティーライン

沼津総合車両基地（東静沼津駅併設,東静車輌工業隣接）
静岡車両基地（　静岡市駅併設）
浜松車両基地（東静浜松駅併設）

東静高速鉄道はICカード『IluCa（イルカ）』加盟社局で、接続するグループ会社の鉄道線でも使用する事が可能。
但し、以下の線区ではIluCaの使用はできない。

• 東静浜松駅以西（名急線がIluCa非加盟社局のため）。
• 静都浜松駅以西（都名電鉄線及び愛姫シティーラインがIluCa非加盟社局のため）
• 新富士駅以北（塩田鉄道線がIluCa非加盟社局のため）。

静岡線には不定期であるが東静沼津駅から貨物列車が運転されている。
これは、沼津総合車両基地併設の『東静車輌工業』からの甲種輸送列車（貨物列車の一種）である。牽引する車両は、元JR貨物･JR東日本の電気機関車EF65形改造のEL6500形や、同じく元JR貨物の電気機関車EF64形改造のEL6400形である。最近では東静高速鉄道オリジナルの電気機関車であるEL1100形電気機関車も使用されている模様である。