最終更新: greenland4 2008年12月21日(日) 07:02:28履歴
『ヤージュニャヴァルキヤ法典』とは、3世紀?から4世紀?にかけてつくられたダルマ・シャーストラのひとつ。聖仙ヤージュニャヴァルキヤがダルマ?(社会的宗教的義務)について説くというスタイルをとっており、韻文?体で書かれている。
『ヤージュニャヴァルキヤ法典』は、『マヌ法典?』(紀元前2世紀?から紀元後2世紀?にかけて成立)が著述されたのち、ウッダーラカ・アールニとならんでウパニシャッド?最大の哲人と称されるヤージュニャヴァルキヤ(紀元前7世紀?から紀元前6世紀?にかけて活躍した人)の著作として仮託されたもので、ヒンドゥー社会における生活規範や法規定が集められている。
慣習?・司法?・贖罪?の3部に分かれており、これによりヒンドゥー世界における法 (法学)|法?は格段に進歩を遂げ、伝統的なインド社会の秩序観念を大きく規定したとされる。分量は『マヌ法典』の5分の2程度であり、同法典とならび、後世きわめて重視されて、数々の注釈書が刊行された。
慣習?・司法?・贖罪?の3部に分かれており、これによりヒンドゥー世界における法 (法学)|法?は格段に進歩を遂げ、伝統的なインド社会の秩序観念を大きく規定したとされる。分量は『マヌ法典』の5分の2程度であり、同法典とならび、後世きわめて重視されて、数々の注釈書が刊行された。
- 井狩弥介、渡瀬信之訳『ヤージュニャヴァルキヤ法典』 平凡社?〈東洋文庫〉、2002年1月、ISBN 4582806988
- 中野義照訳・著 『ヤーヂュニャワ゛ルキヤ法典』 大空社、2001年5月、ISBN 4756806198(1950年中野教授還暦記念会刊復刻)
- ヤージュニャヴァルキヤ
- ダルマ・シャーストラ
- マヌ法典?
- 辛島昇・前田専学・江島惠教ら監修『南アジアを知る事典』平凡社、1992年10月、ISBN 4-582-12634-0
- Books Esoterica 第12号『ヒンドゥー教の本』学習研究社、1995年5月、T1066951231206
- [http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/1997/970718.h... 古代インドにおけるヒンドゥーイズムの展開(1997)](京都大学歴史研究会 岡田雅志)
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