7月15日に発売されるDSのファイアーエムブレム 新・紋章の謎 光と影の英雄の攻略サイト・wikiです。

シリウスとクリス♀1

シリウス「む、貴殿は…」

クリス 「クリスと申します。
     …シリウス殿
     でしたね。」

シリウス「いかにも。
     …しかし、
     ぶしつけだな。
     その殺気は、もしや
     わたしに向いているのか。」

クリス 「ええ。
     私は、貴殿を信用していません。
     まず、顔や身分を隠している事。
     シリウスと言うのも、偽名でしょう。」

シリウス「…。」

クリス 「そして何より…
     隙が無さ過ぎます。
     名のある、武人ですね。」

シリウス「ふっ、隙の無さなど…。
     そのような事、
     戦場では、当たり前であろう。」

クリス 「誤魔化さないで。
     貴殿の、騎士としての力は
     その程度ではないはずです!
     教えなさい、あなたの素性を。」

シリウス「話せぬ、と言ったら?」

クリス 「マルス様は、お優しい方…
     けれど、そこにつけこむ
     悪党もいます。
     私はそのような者たちから
     マルス様を守ります。
     この命にかけて。」

シリウス「残念だが、
     話し合いでは
     解決できぬようだな。」

クリス 「ええ。」

シリウス「では、参る。」

クリス 「なっ!?
     速…すぎる。」

シリウス「峰打ちだ。
     すぐに、冷やしておけ。」

クリス 「く…っ。」

シリウスとクリス♀2

クリス 「シリウス殿!」

シリウス「クリス殿か。」

クリス 「先日は、無礼を働きました。
     申し訳ありません!
     戦場での、貴殿の戦いぶり…。
     誠の、騎士のものでした。」

シリウス「いや、良いのだ。
     どうか頭を上げられよ。
     わたしの方こそ、先日は
     結果的に、貴殿を試すような
     事態を招いてしまった。
     この通りだ。
     どうか、許して欲しい。」

クリス 「な…!
     シリウス殿、
     どうして貴殿が
     頭を伏せられるのです!」

シリウス「先日の、貴殿の行動は
     一人の主君に仕える者として
     正しかったと、思っている。
     わたしは知っている。
     その行動を、起こせなかったが故に
     悲劇を生み出した者を。」

クリス 「シリウス…殿?」

シリウス「クリス殿。
     先日の、貴殿の問いに
     お答えしよう。
     私の、真の名は…」

クリス 「いえ、シリウス殿。
     もう、いいのです。
     私はきっと…
     その事実を
     知らぬ方が良いのでしょう?」

シリウス「!」

クリス 「貴殿の事は、
     剣を交えた際に
     良く分かりました。
     何より、マルス様が認めた者に
     悪人など…
     いるはずも無かったのです。」

シリウス「クリス殿…。」

クリス 「シリウス殿。
     これからも、よろしく頼みます。」

シリウス「かたじけない。」 

シリウスとクリス♀3

クリス 「シリウス殿。」

シリウス 「クリス殿か。」

クリス 「これは…
     武器の手入れをしているのですね。」

シリウス 「ああ。
      かつての任務にて、武器が尽き…
      不覚を取った事を、思い出してな。」

クリス 「なっ、
     シリウス殿が、そのような…。
     それは何か、特別な
     任務だったのですか?」

シリウス 「うむ。
      要人警護…いや、
      亡命ほう助と言う方が、正しかったか。
      少数の騎兵と共に、一人の司祭を護り…
      盗賊の居る山を駆け抜ける。
      そんな作戦だった。」

クリス 「護る事と、駆ける事の両方…。
     困難な、作戦ですね。」

シリウス 「ああ。
      何より…
      敵の数が膨大でな。
      如何に強力な剛槍とて、
      折れてしまえば、それまでだった。」

クリス 「そう…でしょうね。」

シリウス 「まあ、それもあるが…
      武器の手入れの理由は、
      他にもある。」

クリス 「えっ、
     それは何ですか?」

シリウス 「主君を慕う、有能な兵に
      突然、斬りかかられては
      敵わぬからな。」

クリス 「あ、あれは…
     本当に、申し訳ありませんでした…。」

シリウス 「ふふ、失礼。」

クリス 「…!
     人の気配…!」

シリウス 「クリス殿、後ろだ!」

クリス 「なっ、しまった…!?」

シリウス 「危ない!」

クリス 「…!!
     …助かった、のね。
     どうやら、敵は
     逃げ去ったみたい…。
     すみません。
     あなたが突き飛ばしてくれなければ
     今頃わたしは…
     !
     シリウス殿。
     仮面が…!」

シリウス 「…今、見たものは
      全て忘れて欲しい。
      それで、貸し借りは無しだ。」

クリス 「ええ、分かったわ。」

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