7月15日に発売されるDSのファイアーエムブレム 新・紋章の謎 光と影の英雄の攻略サイト・wikiです。

マリーシアとクリス♀1

マリーシア「ね、あなた
       マルス様のお付きの騎士ね?」

クリス   「ええ、そうよ。
       私はクリス。
       あなたは?」

マリーシア「わたし、マリーシア。
       あなたに教えて欲しいことがあるの。
       わたしの王子様…
       マルス様のこと。」

クリス   「わたしの王子様?
       確かにマルス様は王子様だけど…」

マリーシア「マルス様はね、
       他のけだもののような男たちとは
       全然違うの。
       とても優しい目で、
       わたしにそっと手を
       差し伸べてくれたのよ。
       おばあちゃまの前で
       結婚の約束までしてくれて…」

クリス   「そ、そうなの?
       私が聞いてた話とは
       違うみたいだけど…」

マリーシア「ああ、今目を閉じても思い出すわ。
       マリーシアが山賊に襲われそうになって
       助けてーって叫んだ時…
       白馬に乗ったマルス様が
       さっそうと駆けてきて…」

クリス   「いや、
       マルス様は白馬には乗ってないわ。」

マリーシア「細かいことは良いの。
       ああ、二人の結婚式は
       どこがいいかしら?
       マルス様はアリティアを望まれるかも、
       でもおばあちゃまにもマリーシアの
       花嫁姿を見せてあげたいし…
       それから式の後はね、
       二人きりでお城の窓から
       夜空を見つめたりして…
       『きれいね』ってわたしが言うと、
       『君の方がもっと綺麗だよ』とか
       マルス様がささやいてくれて…
       それで、それで二人はね、
       そっとくちづけを…
       きゃーきゃー、
       マリーシアったら!」

クリス   「あの…
       盛り上がっているところ
       ごめんなさい…」

マリーシア「もうだめですマルス様ったら、
       マリーシア、はずかしい!」

クリス   「マルス様は
       先日ご婚約されたばかり…」

マリーシア「でもでも、マルス様が
       望まれるのならマリーシア…
       きゃっ。」

クリス   「まったく聞いてないみたい…
       しばらくそっとしておきましょう。」

マリーシアとクリス2♀

マリーシア「ひどい、ひどいわ…
       くすんくすん。
       マリーシア、もてあそばれたの。」

クリス   「ああ…その話なら聞いたわ。
       あなたジェイガン様に言ったそうね。
       『マルス様と結婚したいから
       二人だけで会わせて欲しい』って…
       それは、ジェイガン様に
       雷落とされるのも無理ないわ…」

マリーシア「だって、マルス様ったら
       あんなにキラキラした目で
       見つめてきたのよ。
       おばあちゃまだって
       すっかりその気でいたのに…
       ああ…マルス様は
       マリーシアの乙女心を
       もてあそんだの…」

クリス   「いやいや、違うでしょ。
       誤解を生むような発言はやめなさい。
       私の主君に
       おかしな風評が広がったら困るわ。」

マリーシア「だって、初恋だったんだもの…
       くすんくすん。」

クリス   「な、泣かないで…
       わかったわ、
       焼き菓子を買ってあげるから。」

マリーシア「子ども扱いしないで。
       マリーシアもうオトナなの!
       それに、焼き菓子なら
       甘いのじゃないとダメなんだから…」

クリス   「結局、焼き菓子は欲しいのね…」

マリーシア「マリーシア、
       おばあちゃまが焼いてくれるような
       甘いパイが好きなんだから…」

クリス   「わかったわ。
       なんとかするから元気を出して、ね?」

マリーシア「クリス…ありがとう。
       わたしとマルス様の恋を
       応援してくれるのね。」

クリス   「え?」

マリーシア「そうよね。
       こういうことって
       本人たちの気持ちが大切だもの。
       じいのジェイガン様に反対されたって
       マリーシア、くじけないわ。
       ありがとう、クリス。
       マリーシアがんばるからね。」

クリス   「…どうしましょう。」



マリーシアとクリス3♀

マリーシア「あ、クリス。」

クリス   「あ、マリーシア。
       近頃はマルス様のお部屋に
       忍び込もうとしなくなったわね。
       私も仕事が一つ減って良かったわ。」

マリーシア「うん、わたしね、
       実は最近迷ってるの。
       マルス様との恋、
       どうしようかなって…」

クリス   「そう。
       あなたもやっと
       わかってくれたのね。
       あなたは少し思い込みの
       激しいところがあるから…
       これからは
       もっと広い世界を見た方が良いわ。」

マリーシア「マリーシア、もうオトナよ!」

クリス   「ええ、
       私も村で暮らしてる頃は
       そう思ってたわ。
       でも、騎士訓練で仲間と出会って、
       今もこの戦いを重ねて…
       そのたびに気付かされたの。
       あの時の私は子供だった。
       もっと色々な世界を
       見聞きしないといけないって。」

マリーシア「そうなの?」

クリス   「ええ。あなたはまだ若いわ。
       将来を決める選択は
       ゆっくり考えれば良いの。
       あなたはこれから成長して、
       もっと魅力的な女性になるんだから。」

マリーシア「クリス…
       ありがとう、クリス。」

クリス   「わかってくれたならいいのよ。」

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