乃絵美が意識を回復したのは昼近くのことであった。身体にねっとりと付いた
精液が昨夜の出来事が現実であることを物語っていた。レイプされたこと、
穢されたこと、そして何よりも両親の大事な店を護れなかったこと、その事実が
乃絵美を打ちのめしていた。
 そのとき、電話が鳴り響いた。乃絵美は驚き、立ち上がることができなかった。
やがて電話は留守電に替わる。電話の相手はクラスの担任で無断欠席となった
乃絵美への確認の電話であった。乃絵美は病弱で学校を休みがちであり、
また優等生であったために担任の電話は確認程度のものであった。
「お店・・・きれいにしないと・・・・・・」
 乃絵美凌辱の舞台となった店内にはその爪あとがいたる所に残されていた。
本来の位置にないテーブルや椅子、放置された食器や調理器具、壁や床に残る
男どもの白濁した粘着物、そして厨房には乃絵美の・・・
 乃絵美は落ち着いてから担任に今日、体調不良を理由に休むことを電話しようと
思った。それは仮病でも何でもなかった。実際、1ダースの男に輪姦された乃絵美の
身体はあちこちに痛みが存在していた。特に全員のものを咥えた秘所と肛門、
更には10本分の浣腸の原液が入った大腸から直腸にかけての部分はいまだ
激痛と呼べるくらいのものが収まっていなかった。しかし、乃絵美はその苦痛で
寝込もうとは思わなかった。乃絵美には今日を一日使って、店内を片付けると仕事が
残されていた。このロムレットの惨状を明日帰宅する両親に見せないように、
明日営業ができるように。
 何から手を付けたらいいか・・・緩慢に、しかし力を振り絞って立ち上がった乃絵美は
机の上に封筒があることに気づいた。A3の大きい封筒には「伊藤乃絵美ちゃんへ」と
書かれ、乃絵美の携帯が重石代わりに置かれていた。
 言い知れぬ不安に襲われながらも乃絵美は封筒を開けた。その封筒の中身は
彼女を驚愕させ、絶望の淵に追い詰めるに十分のものであった。


 封筒にはA3の紙とB5サイズの便箋が1枚ずつ入っていた。A3の紙はカラー印刷
されたポスターのようなもので、ゴシック体の文字が大きく躍っていた。
「ロムレット名物 乃絵美カレー!美味しいよ」
 そこには厨房で荒縄に縛られ吊るされた乃絵美がうんちを噴出した瞬間がA3に
引き伸ばされ映っていた。乃絵美の下にはご飯を盛られたロムレットの食器があり、
そこにはうんちがたっぷりとかかっていた。ご丁寧にも文字の横には乃絵美のうんちが
注がれた食器にスプーンが入れられ丸印で囲まれていた。その写真からは乃絵美が
強姦されていることは明白であったが、ロムレットであることも同時に明白であった。
これが人目につけばロムレットの破滅的なダメージを受けることは間違いなかった。
 ポスターに映し出された自分の痴態に乃絵美は怯え、震えが止まらなかった。
もう一枚のB5の便箋には真ん中にたった一言「他言無用」と書かれていた。そして
乃絵美の携帯には着信のメールが一通あった。その見覚えのない差出人の名前の
メールには「この名前で連絡するから。無視したらどうなるか、分かるよな?」と
記されていた。
 乃絵美は愕然として、床にへたりこんだ。そして、A3のポスターを握り締めたまま、
泣き崩れた。今まで耐えてきた分の全てが一斉にあふれ出したのである。だが、
それもすぐに終わった。乃絵美の携帯からメールの着信を知らせる音が鳴った。
乃絵美は怯えながら、携帯を取る。メールを読んだ乃絵美の顔からはみるみる
血の気が引いていった。
 乃絵美にはもはや幸せな未来など存在はしない・・・


”乃絵美の凌辱バレンタイン”ようやく終わりました。
それも乃絵美の誕生日に・・・(^^;;;

ご声援、ご感想くださいました皆様、ありがとうございましたm(_ _)m。
機会があれば、いずれまた続編とかパラレルなのを出したいと思います。
「乃絵美の輪姦学校」とか「乃絵美の日曜調教」とか、乃絵美以外でも
菜織レイプものとか”ロムレット制服Pia化計画”とか。プロットだけなら
いっぱい思いつくんだけどね・・・

問題は調子にのって”悠久幻想曲”のパティの凌辱ネタを使ってしまったこと。
厨房で浣腸は当初のプロットにはなく、パティのを持ってきたんです。要再構成。

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