「私、盗んでなんかいません!」
 八重花桜梨はひびきの高校を退学したのち、家族親戚から厄介者扱いされ、孤島にある全寮制の学校に押し込まれてしまった。人間不信で周囲と溶け込むことができない花桜梨は鬱々と過ごす毎日であったが、ある日事件に巻き込まれてしまう。
 校長の奥さんの真珠のネックレスが盗まれるという事件が発生、窃盗で退学した過去のある花桜梨が疑われたのである。教師たちは身体検査、持ち物検査をした後、家捜しするために寮に向かった。その間、反省室に閉じ込められた花桜梨に悪魔の手が伸びた。
 覆面の人物が数人、部屋に侵入し、花桜梨を押さえつけると彼女の肛門に切り離されたネックレスの真珠を押し込んでいった。蒼白な顔でトイレに向かおうとした花桜梨の前にタイミングの悪いことに教師たちが現れた。
 家捜しの結果、何も見つからなかったために花桜梨が無罪であると判断され、体育館に全校生徒を集めてこれが発表された。だが異議の声が上がる。身体の中は調べたのかと。
 誰かが上げた「浣腸」コールに押し流され、全校生徒の前で浣腸をされる花桜梨。そして花桜梨の肛門から次々と出てくる真珠。花桜梨は犯人と見做され、全校生徒はそのまま彼女の吊るし上げる規則を作り上げた。
 八重花桜梨の制服はひびきの高校のものとし、スカート丈は股下0cmとする。
 八重花桜梨の私服はブルマとし、これ以外の着用を禁じる。
 八重花桜梨がトイレに行くときは申請し、みんなの見える場所で行う。
 様々な無理難題が押し付けられた花桜梨は全校生徒の公衆便所にされ、いつしか犬と呼ばれるようになった。八重犬の誕生である。


 事の発端は校長夫人が真珠のネックレスを校長室に置き忘れ、校門前で気づいて
戻ったときにはそれが無くなっていたことである。このとき、隣の部屋で転入の手続きの
ためにいた一人の少女に疑いが掛けられた。その少女の名前は八重花桜梨という。
彼女はひびきの高校を退学した後、この学校に無理矢理編入させられたのである。
 校長婦人は履歴書に窃盗の前歴が記載されたこの少女が盗んだと思い込み、
彼女を詰って身体検査と所持品検査を行うことを要求した。教師たちは夫人を
なんとか宥めていたが、ある教師が疑われた少女に目を見張った。169cmの
高い身長にB87、W60、H89のメリハリのあるボディ、そしてひびきの高校の
ミニスカートの制服から伸びる美脚・・・この少女を弄びたい、そんな低俗な欲求は
すぐに彼女を陥れる策略に転化された。

「私、盗んでなんかいません!」
「わかってる、わかってる。だけど調べないわけにもいかないだろう」
「一応、かばんと寮の荷物を調べさせてもらうけど・・・まあ形だけだ」
「それが済むまで、ここで待っていてほしい」
 花桜梨は体育館横の倉庫につれて来られた。


「ここで・・・ですか?」
 花桜梨は窃盗の罪を被ったときに連れて来られた反省室を想像していた。
「いや、違う。こっちこっち」
 教師は花桜梨を更に奥へと連れて行った。
「えっ!?ここは?」
 待っているように指示されたのは体育館の中央であった。待たせるだけであったら、
どこかの会議室か、あるいは職員室で十分なはずなのに何故こんなところに連れて
来るのか花桜梨には理解できなかった。
 花桜梨が体育館の中央に着くと準備室のドアが開き、男たちが飛び出してきた。
彼らは校長夫人を取り巻いていたものたちで、いかにもいかにもといった風体を
していた。
「連れて来ました」
 教師は彼らに恭しく挨拶をして、花桜梨を引き渡した。
「な、なにをするんですか!離してください!!」
 男たちは花桜梨の手足を掴んだ。その掴みかたは触るといった生易しいものでは
なく、取り押さえようというくらいの力であった。その行動に驚いた花桜梨は男たちに
抗った。
「えっ!?」
 花桜梨の両手両足には鉄製の手錠がなされた。予想外の行動に花桜梨は激しく
動揺した。
 男たちは花桜梨につけた手錠がきっちりとかかっていることを確認すると手を挙げて
合図を送った。花桜梨はモーターの動く音を耳にした。


「な、なに!?」
 花桜梨の手は天井の方に、足は床にとそれぞれ異なる方向に引っ張られた。
強く身動きをとることができないほどではなかったが、手はほとんど動かすことは
できず、足は閉じることができず、そして座ることができなかった。
「な、なんなんですか!これは!?」
 体育館の真ん中で大の字に起立させられた花桜梨が当然の抗議をした。
「所持品検査が終わるまで、ここでじっとして貰う」
「そ、そんな!」
「な〜に、盗ってないんだったらすぐに解放するから」
「だったら、なんでこんな格好に・・・」
「君は窃盗の前科がある。証拠隠滅をさせないためだ!」
「違います!私は盗ってなんかいません!!」
「むきになるところが怪しいな〜。ここに隠してるんじゃないか?」
 男は87センチを誇る花桜梨のバストを掴んだ。
「けしからんなぁ〜こんなでっかいオッパイは!!」
「や・・・やめて、やめてください・・・」
 男は背後から花桜梨のバストを力強く揉みしだいた。その力のあまりの強さに
花桜梨のブラのホックが壊れ、外れた状態にされてしまった。
「いっ、痛い!や、やめて・・・」
「検査だ、検査」
「こっちはどうかな」
 別の男が花桜梨のスカートをめくる。
「そ、そんなとこ・・・はうっ!」
 このまま、ここで弄ばれるのではないか。花桜梨がそんな恐怖を抱き始めた頃、
他の男がこの二人に寮の花桜梨の部屋の家捜しに行くよう命じた。二人は名残
惜しそうにその場から立ち去った。
 花桜梨は体育館の中で束縛されたまま一人取り残された。自分は盗んでいない
から嫌疑はすぐに晴れるだろう、だがその前に所持品検査というレイプまがいの
ことをされるのか、そんな恐怖が花桜梨を包んでいた。すると体育館の扉が開いた。
いよいよ検査が始まるのか、花桜梨は恐怖した。しかし入ってきた黒服の男では
なかった。入ってきたのは覆面をつけた二人の男たちであった。その男たちは
花桜梨を破滅へと導く存在であった。


 二人は扉を開けると素早く中に入り、静かに戸を閉めた。そして忍び足で
花桜梨の元に近づいた。花桜梨は二人の不気味な動きに問いただすことも
助けを求める声も発することができなかった。
 一人の男が手にした袋から洗面器を取り出した。
「そっ、それは・・・!?」
 花桜梨は絶句した。洗面器の中には真珠のネックレスがあったからだ。
そのネックレスについている真珠は大粒で高価なものであることは花桜梨
にも理解できた。だが問題はこの二人の男がなぜ、ここにこれを持ってきた
のかということかであった。落し物、あるいは返却するつもりだったらわざわざ
こんなところに持ってくるはずなどない。二人の目的は花桜梨を陥れることに
間違いはないだろう。
 花桜梨は恐怖した。以前にクラブの仲間をかばったときのことを思い出した
のである。しかし、今回は彼女ではなく他のものによって陥れられようとして
いた。この学校でも・・・花桜梨は絶望に打ちのめされようとしていた。だが、
事態は彼女の想像を超えて展開しようとしていた。
 男は真珠のネックレスを引きちぎったのである。バラバラになった真珠は
洗面器の中に散らばった。


「な・・・何を!?」
 男は真珠の入った洗面器を花桜梨に足元に置いた。そして二人はそれぞれ
花桜梨の正面と背後に分かれた。
「あっ!ああっ!」
 二人は花桜梨のパンツを降ろしたのである。花桜梨はお尻と大事なところを
露にされた。隠そうにも抵抗しようにも手を拘束されたためにすることが
できなかった。二人は無抵抗の花桜梨に対して悪魔のような仕打ちを遂行した。
「あっ・・・い、いやっ!やめて!!」
 男は花桜梨の大事な場所に真珠を一個ずつ入れ始めた。もう一人の方は
花桜梨の肛門に同じように真珠を入れ始めたのである。
「ああっ!ダメ!・・・そんなの入れないで!!」
 花桜梨は身体を揺らしたり、力を入れて前の穴と後ろの穴を引き締めたりして
真珠の挿入を阻止しようとした。だが、そんな行為は多少の妨害程度にしか
ならず、男たちは気に止めることもなく作業を続行していった。
「離して!・・・だ、誰か・・・誰か助けて!!」
 花桜梨は大声で助けを求めたが誰も来ることはなかった。
 結局、花桜梨は前後の穴に校長夫人のネックレスについている全ての
真珠を入れられてしまったのである。男たちは花桜梨のパンツを上げ、
体育館から出て行った。


「ふぅあっ・・・くふっ!」
 花桜梨の大事なところと肛門に押し詰められた大粒の真珠は彼女を
苦しめていた。それぞれに目一杯入れられたために僅かな身じろぎで
さえも彼女の膣と直腸を刺激し、激烈な痛みを生じさせており、また同時に
予想だにもしなかった快感を伴っていた。
 しかし、問題はそれだけに留まらなかった。花桜梨の中に押し込まれた
大粒の真珠はおそらくは盗品に違いなく、彼女を窃盗犯に仕立て上げる
にはこれ以上にない重要な物証になるのは容易に想像できた。そして、
あの二人の助平な男たちは検査と称して花桜梨の大事なところを探す
ことであろう。花桜梨の脳裏には友達に裏切られた悪夢が過っていた。
「(なんとか・・・しないと・・・)」
 だが焦る花桜梨の思いとは裏腹に彼女を拘束している縛めは固く、
解くことなど全くできなかった。

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