飛行基地整備統制無線ネットワーク

概要

ワイブロ (Wireless Broadband Internet) を利用した飛行基地内無線ネットワークシステム。

ニュース記事

空軍、無線ネットワーク構築真っ只中(2009.09.25)
ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=2&menuCnt=30911&writeDate=20090929&kindSeq=3&writeDateChk=20090925

今年まで総額81億7,000万ウォン投入、航空機整備環境、画期的に改善

今年末まで、空軍全飛行基地の整備現場にワイブロ (WiBro) 無線ネットワークが構築される。航空機の整備環境に大きな変化の風が吹くことが予想される。
空軍は23日、「8月から12月末まで、総額81億7000万ウォンを投じて、空軍全飛行基地の整備現場に、ワイブロを基盤とした整備統制無線ネットワークを構築している」と明らかにした。

ワイブロ (Wireless Broadband Internet) は、移動しながら超高速インターネットを利用できる無線携帯インターネットのことだ。空軍がこのような最新インターネット技術を航空機の整備現場に組み入れた理由は、整備効率性の向上のためには、ライン現場の整備環境改善が急務だという指摘のためだ。

これに対して、空軍本部情報化企画室は、整備現場でリアルタイムに整備データに対する検索と入力が可能で、しかし、有線を設置することができないライン現場の特性を勘案し、無線データ通信が可能なワイブロ技術を導入することに決めた。昨年、第10戦闘飛行団を対象に、1年間ワイブロモデルシステムを構築・運営したところ、第一線の整備士から合格点を受けた。

特に、整備現場から事務室に移動して済ませた業務を現場で一括的に遂行でき、整備統制と作業遂行時間の短縮とそれによる整備品質の向上など一石三鳥の効果があることが明らかになった。空軍関係者は、「本事業は、現在のモデルシステムを大々的に改善し、商用技術と標準を適用して、ネットワークの生存性と経済性、今後の拡張性などを向上させたもの」と明らかにした。

また、「軍専用周波数を確保して運営し、暗号装備も来年3月まで装着する予定」として、無線化による保安対策も完全に立てたことを強調した。空軍本部は、これと関連して、18日、情報化企画室長キム・サンギョン准将主管により、事業工事業者と全隷下部隊の情報通信大隊長など関係官が参加した中で、ワイブロを基盤とした飛行基地整備統制無線ネットワーク構築事業に対する事業着手会議を開催して、問題なく事業を進めるようにと、念を押した。

キム・サンギョン准将は、この席で、「空軍のワイブロシステムは、航空機の整備現場の作業効率を上げるために必要だ」として「短い期間で多くの基地に同時にシステムを構築しなければならないだけに、作業に心血を注ぐように」と述べた。

(2010.11.06.1)

衛星全軍防空警報システム

概要

戦時または平時に、航空機及び弾道ミサイル(核を含む)の航跡情報並びに防空統制命令及び防空警報を、軍衛星通信を活用して全軍の野戦部隊にリアルタイムで伝播する。

MCRCシステム及びAMD Cell(弾道ミサイル作戦統制所)システムから受信した航空機及び弾道ミサイルの航跡情報並びに防空統制命令を軍通信衛星を通じて全軍野戦部隊に伝播する統制機(コントローラー)と、統制機から送出された航跡情報及び防空統制命令を軍通信衛星を通じて受信する端末機から構成される。

▼構成

機能及び特徴

  • MCRC及びAMD Cellシステムと連動:航空機及び弾道ミサイル情報の受信及び処理
  • 航跡情報、弾道ミサイル情報及び防空統制命令のリアルタイム伝播
  • 航跡情報及び防空統制命令の表示機能
  • 音声及び文字形態での防空警報の伝播及び保存機能
  • 加入者管理及び放送送出グループ管理機能
  • 実戦及び模擬訓練機能
  • 受信者位置情報表示機能

開発

2012年度に新規事業として着手し、これまでのAM無線網から軍衛星通信を利用する防空警報システムとして確保する。
リアルタイム映像防空警報システム (RAWS) を改良したもの(後掲)。

リアルタイム映像防空警報システム (RAWS)

概要

音声と映像を利用した防空警報システム。

ニュース記事

航跡情報、映像・音声で共有(2006.04.04)
ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=2&menuCnt=30911&writeDate=20060406&kindSeq=1&writeDateChk=20060404

空軍作戦司令部作戦電算所

脅威性航跡情報を捕らえ、正確に映像で見聞きできる画期的なリアルタイム映像防空警報システム (RAWS: Real-time Air defense Warning System) が開発され、陸・海・空軍で全面運用に入った。

空軍作戦司令部(司令官ペ・チャンシク中将)作戦電算所は3日、「これまで音声にだけ依存してきた一元的な防空警報システムを、見聞きできる二元的な映像防空警報システムとして自主開発し、今月から陸・海・空軍で全面運用に入った」と明らかにした。

現在のAM無線網を使用した音声防空警報システムは、受信感度が落ちて老朽化していた。しかし、今では全軍の防空作戦部隊がリアルタイムに脅威性航跡の速度・高度・防衛・位置まで正確に映像と音声で共有できるようになった。

防空作戦能力が一段階格上げされたことはもちろん、これまで使用していた音声防空警報受信装備を配置するのに要する約500億ウォンの費用も節減でき、国防予算節減に大きく寄与することができた。

昨年9月からシステム開発と試験検証を主導した空軍作戦司令部作戦電算所ナム・ヒョンスク(29・士官候補生107期)大尉は、「今回の映像防空警報システムの開発で、リアルタイムに正確な映像・音声データを取得することができ、効率的で立体的な防空作戦を遂行できるようになった」と話した。

(2010.11.06.2)










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