地上戦術統制情報システム(ATCIS)編集する

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システムの名称

┏地上戦術C4Iシステム
┃┗地上戦術統制情報システム (ATCIS: Army Tactical Command Information System)
┗後方地域地上戦術C4Iシステム
　 ┗後方地域地上戦術統制情報システム (ATCIS-R: Army Tactical Command Information System-Rear)

概要

地上戦術C4I (Command and Control, Communication, Computer, Intelligence) システムは、軍団級以下戦術梯隊の指揮・統制・通信・情報・コンピュータを有機的に統合して、戦闘遂行手続きを自動化するシステムである。

監視システムと打撃システムを戦術C4Iシステムと連動させ、主要な戦場状況をリアルタイムに共有し、ネットワーク中心の戦い (Network Centric Warfare) の概念を実現すると同時に統合戦闘力の運用を保障するシステムとして、戦場で分散している監視・打撃システムなどの戦闘要素を垂直的・水平的ネットワークに連結・結合して戦場情報を共有し、軍事力を適時に統合することで画期的な情報優位と戦闘力向上の効果を創出するシステムである。

構成

地上戦術C4Iシステムは、一般商用サーバー及びノートブックを含む軍の自主開発装備、防産装備、暗号装備など全64種約7,000点の装備と、大規模開発ソフトウェア及び商用ソフトウェアから構成される大規模複合情報システムである。

戦術的な状況下で運用できるように、軍独自の無線通信網を通信の基盤として活用する。また、動くコンピュータ室と呼ばれるコンピュータシェルター内に核心装備が搭載され、いつでもどこでもシステムを運用できるように設計されている。システムは歩兵部隊の位置を自動伝送して諜報報告ができる小型位置報告接続装置、軍の監視システム（UAV、対砲兵レーダーなど）と打撃システム（BTCSなど）を地上戦術C4Iシステムと連動させるための多機能接続装置、リアルタイムデータ処理器などから構成される。また、デジタル化された指揮所を構成するための状況表示装備が各梯隊指揮所に設置される。

効果

各種監視システムと打撃システムを連結してリアルタイムに打撃できる効果は、既存のシステムに比べて正確度は3倍、迅速性は3.4倍で、総合すると約10倍の戦闘力向上効果があることがわかっている。また、ニア・リアルタイムになされる正確な戦場の機能別状況表示により、指揮官の指揮決心時間を画期的に短縮し、敵より先に見て、決心して、打撃ができる戦闘遂行概念を実現している。

このことが、情報軍・科学軍として発展する基礎となっている。地上戦術C4Iシステムの開発は、通信基盤システムの性能改良、他軍C4Iシステムの開発、各種武器システムの開発を加速させ、開発技術は他のC4Iシステムの開発に活用され、ネットワーク中心の戦いのための軍の基礎となっている。

開発

第1段階
  • 地上戦術C4Iシステム
1996年04月　所要決定
2000年03月から2005年07月　事業着手 / システム開発
2005年07月25日　戦闘用使用「可」判定
2005年08月から2008年12月　戦力化（第1、第3軍及び海兵隊（第2師団））
  • 地上戦術C4Iシステム第1次性能改良事業
2006年05月　探索開発
2007年09月から2008年09月　システム開発
2008年09月30日　運用試験評価結果「戦闘用適合」判定
2008年10月01日から12月05日　性能改良SWシステム戦力化
2009年5月から2010年12月15日　性能改良システム戦力化を終えて第1次性能改良事業終決
  • 後方地域地上戦術C4Iシステム事業
2007年12月20日　所要決定
2008年10月17日　先行研究完了
2008年12月08日　事業推進基本戦略承認
2009年07月24日から探索開発及びシステム開発
2010年07月から2010年12月17日　総合テスト評価ののち、システム開発終了
2011年06月まで戦力化（第2軍）及び事業終決

第2段階
  • 2010年から2014年にかけて、先進型システムを構築する（2011年から2015年までの計画を前倒し）
第3段階
  • 2015年から2020年にかけて、将来型システムを構築する（ATCIS性能改良事業）

その他

  • 軍による紹介
    ttp://www.army.mil.kr/mukihome/mugi/mg10-1.htm
  • 防衛事業庁による解説
    • 地上戦術C4Iシステム (ATCIS)
      ttp://www.dapa.go.kr/open_content/images/atg/pdf/001/3-3.pdf
    • 後方地域地上戦術C4Iシステム (ATCIS-R)（動画）
  • 地上戦術C4Iシステム事業
    ttp://www.dapa.go.kr/internet/information/opening_information/decisionprocessProc.jsp?mode=readForm&boardCode=BDINFO93&curPage=1&searchField=&searchWord=&articleSeq=7423
  • 後方地域地上戦術C4Iシステム事業
    ttp://www.dapa.go.kr/internet/information/opening_information/decisionprocessProc.jsp?mode=readForm&boardCode=BDINFO93&curPage=1&searchField=&searchWord=&articleSeq=7424

ニュース記事

戦場環境の変化に積極的に対処(2011.08.03)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=&writeDate=20110803&kindSeq=1&writeDateChk=20110803

陸軍砲兵学校「戦術指揮情報システム」を活用、高等軍事班 (※1) 戦術教育

陸軍砲兵学校が最近、陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS: Army Tactical Command Information System) を活用した教育によって、高等軍事班の戦術教育をよりいっそう高度なものとしている。

ATCISは、現在、すべての野戦部隊で指揮統制の重要な手段及び戦闘遂行のための必須要素として活用されている。

学校がATCIS教育に力を入れ始めたのは昨年8月からで、野戦部隊と連携した教育をいっそう強化するために端末機60台余りを設置した。これを通じて、ATCISの使用方法などを教育したほか、戦闘指揮訓練にも活用した。

特に、今年からは戦場状況を連想させることができる立体的な戦術案の確立のため、高等軍事班の学生を対象に戦術教育から評価に至るまでATCISを活用した教育を行っている。

ATCISを活用した高等軍事班の戦術教育と評価システムは大きく4種類に区分される。まず、学校ではATCIS熟達のために基本教育時間を従来の4時間から8時間に2倍も増やした。

第2に、戦術学の教育時にATCISを活用し、個人発表とともに敵の進出先と味方部隊の位置をひと目で見て、戦場状況を模擬できるようにしている。

第3に、学校が自主開発したウォーゲームモデルである「プンイクモデル」を活用した砲兵戦闘指揮訓練の際にも、各梯隊別に戦術指揮所をATCISで構築して、野戦と同じ訓練をできるようにしている。最後に、多種多様な任務条件 (METT+TC) を考慮した戦術的措置能力を口述の評価時に活用する。

学校長は、「ATCISを活用した高等軍事班の戦術教育と評価システムは、現在、地上軍が追求するネットワーク中心の同時・統合戦に符合する、C4Iシステムを基盤とした、変化する戦場環境に能動的に適応できる教育ができていると評価している」として「これを契機に、教育生には満足を与え、また、野戦では歓迎される学校教育システムとして発展させて行く」と話した。
※1) 高等軍事班 (Officer Advanced Course: OAC) ：各兵科学校で、大尉以上の将校が受ける補習教育課程。
(2011.08.03.1)

軍団〜小隊まで戦場可視化(2011.04.15)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=&writeDate=20110415&kindSeq=2&writeDateChk=20110415

陸軍、B2CS（大隊級以下戦闘指揮システム）開発、ATCIS（陸軍戦術指揮情報システム）性能改良事業本格推進

軍団から小隊級部隊まで円滑に情報を共有し、戦場を可視化するための「大隊級以下戦闘指揮システム (B2CS: Battalion Battle Command System)」開発事業と、「陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS: Army Tactical Command Information System) 」性能改良事業が本格推進される。

陸軍本部情報化企画室は12日、野戦部隊・兵科学校・防衛事業庁・研究開発業者が参加した中で、「将来戦場を主導するB2CS開発とATCIS性能改良事業着手会議」を開催したことを明らかにした。

この日の会議は、事業庁がサムスンタレスとサムスンSDSを、B2CS開発とATCIS性能改良事業の主管業者として選定し、契約を締結するために用意され、また、陸軍本部がシステム開発のために結成したタスクフォース (Task Force) 発足式として開催された。

会議では、開発計画の発表と関連機関別の協力案などに対する議論がなされた。

ハン・ドンジュ（少将）陸本情報化企画室長は、「開発機関間の有機的な協力により、戦場で使いやすく、また、武器システム間の相互運用性が保障されたC4Iシステムを開発する」と述べた。

現在、大隊級部隊は一部でC4I端末機と位置報告接続装置だけを運用しているのみで、小隊長以下指揮官には装備がない。

このため、戦場の可視化が制限され、先鋒部隊である大隊級全体の戦場状況を共有し、ATCISとの連動を通じて軍団から小隊級まで戦場を可視化するための指揮統制システムを配備する必要性がこれまで要求されてきた。

そこで陸軍は、2009年からB2CS開発とATCIS性能改良のための先行研究を実施し、今年から探索開発を本格的に始めた。

キム・ドゥス（大領）指揮統制システム課長は、「2015年までシステム開発と試験評価を完了し、2020年まで軍団単位で戦力化を進める」と明らかにした。

B2CSは、小隊から大隊級まで指揮統制と状況認識情報を共有し、戦場を可視化して、機動中にあっても指揮統制を保障するためのC4Iシステムを構築する事業のことだ。

また、ATCIS性能改良は、現システムをウェブ (Web) に切り替えて、50個の武器システムとの連動を実現し、指揮所において無線LANを構築など、先進型C4Iシステムを構築する事業だ。

(2011.04.17.1)

C4Iシステム、大隊級以下に拡張(2011.04.08)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=1&menuCnt=&writeDate=20110408&kindSeq=15&writeDateChk=20110408

防衛事業庁、サムスンタレスと探索及びシステム開発契約を締結

ネットワーク中心の戦い (NCW: Network Centric Warfare) の核心要素である地上軍のC4I (Command・Control・Communication・Computer and Intelligence) システムを、大隊級以下の部隊まで拡張する作業が本格化する。

防衛事業庁は7日、ソウル龍山戦争記念館で、所要軍の関係者、開発業者、協力業者などが参加した中で、「大隊級以下戦闘指揮システム事業」着手会議を開催したことを明らかにした。これに先立ち、事業庁は先月、サムスンタレス（株）と今回の事業の探索及びシステム開発に関する契約を締結した。

大隊級以下戦闘指揮システムは、大隊級部隊から小隊級部隊まで、核心的な戦場状況の認識及び指揮統制情報をリアルタイムに共有し、機動中に指揮統制を保障する戦闘指揮システムとして、戦場での戦闘指揮任務遂行のための武器システムだ。

事業庁の関係者は、「大隊級以下戦闘指揮システムが開発されて戦力化されれば、現在、運用中の軍団級C4Iシステムである地上戦術C4Iシステムとの連動を通じて、軍団から小隊まで全梯隊の戦闘遂行能力が大きく向上する」と期待を語った。

C4Iは、指揮官が戦時または平時に与えられた任務を遂行するために、使用可能な資源を最適の時間と場所に配分し、戦闘力の向上効果を発揮できるように、指揮・統制・通信・コンピュータ・情報の各要素を有機的に統合させた自動化指揮統制システムのことだ。また、軍団級以下の戦術梯隊の監視及び打撃システム、通信システム、コンピュータなどと有機的に連結して、リアルタイムに情報を共有し、効率的な監視―決心―打撃の作戦遂行を可能にするシステムだ。

(2011.08.20.1)

後方地域地上戦術C4Iシステム、システム開発終了報告会開催(2010.12.17)

ttp://www.dapa.go.kr/internet/news/media/newsRelease.jsp?mode=readForm&boardCode=BDNEWS01&curPage=1&searchField=&searchWord=&articleSeq=8727

防衛事業庁（庁長チャン・スマン）は12月17日（金）、庁統合事業管理チーム、所要軍、業者関係者など40人余りが参加した中で「後方地域地上戦術C4Iシステム、システム開発終了報告会」を持った (※1) 。

「後方地域地上戦術C4Iシステム」は、後方地域部隊の統合戦闘遂行能力を最大化するために、指揮統制要素と通信システム、コンピュータなどを有機的に連結したシステムとして、民・官・軍の合同防衛作戦などの機能が支援され、KJCCSを初めとする他システムとも連動して広範囲の後方地域における戦場状況を管理することができる。

2009年からシステム開発に着手して開発を完了し、2011年6月まで実戦配置を完了する予定だ。戦力化されれば前方軍団に設置された地上戦術C4Iシステムとともに、我が地上軍の同時・統合戦遂行において核となる役割を果たすことが期待される。
※1) 後方地域とは第2軍だけでなく、民間・行政・軍を含む広い意味として、いわゆる国民総力戦を支援するC4Iシステム。
(2010.12.19.1)

「地上戦術C4Iシステム」第1次性能改良事業終了(2010.12.15)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=1&menuCnt=&writeDate=20101215&kindSeq=42&writeDateChk=20101215

事業庁、14日に報告会

防衛事業庁（庁長チャン・スマン）は14日、チョン統合事業管理チーム・所要軍・業者関係者など100人余りが参加した中で、地上戦術C4Iシステム第1次性能改良事業の終了報告会を持った。

「地上戦術C4Iシステム」は、軍団級以下戦術梯隊を監視・打撃システム、通信システム、コンピュータなどと有機的に連結して、統合戦闘力を最大化するシステムだ。2005年7月に独自開発に成功して2006年から実戦配置し、これと併行して第1次性能改良を進めてきた。事業庁は今回の第1次性能改良を通じて、合同指揮統制システム (KJCCS) 、K-2戦車など先端武器システムを追加連動させ、急速に発展するIT技術をシステムに適用し、軍の要求を大幅に充足した。

事業庁の関係者は、「これから戦術情報通信システム (TICN) の開発に合わせて地上戦術C4Iシステムを第2次性能改良して、作戦司令部・大隊級以下までシステムを拡張し、地上戦術C4Iシステムが将来のネットワーク中心の戦い (NCW) の核心戦力となるべく発展させる計画」と話した。

(2010.12.15.1)

6・25懸里戦闘の教訓を刻んで(2010.05.17)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=&writeDate=20100517&kindSeq=1&writeDateChk=20100517

陸軍第3軍団、12〜14日「ビクトリー第3軍団」大規模作戦計画施行訓練

陸軍第3軍団は、6・25韓国動乱（朝鮮戦争）当時の懸里戦闘の教訓を再確認し、必勝の決意を新たにするために、今月12日から14日まで軍団隷下の全部隊が参加する大規模作戦計画施行訓練を実施した。

訓練が始まった12日明方6時、 防御準備態勢が軍団隷下の全部隊に発令されると、各部隊は営外居住者の招集、食糧・弾薬及び戦闘物資の積載、運搬準備などの戦闘準備体制を整えた。戦闘に必要な軍装を整えた将兵は主要拠点を占領したのに続き、手際よく地雷・鉄条網を設置するなど、実戦を髣髴とさせる素早い動作で戦闘の準備をした。他方では、非人道的化学弾の攻撃によって駐屯地が汚染された状況を仮定、速やかに人体・装備を除毒して大量の戦傷者を救助する訓練をした。

また、軍団では今回の訓練で、野戦指揮所を運用とともに、軍団からGOPを含む大隊級指揮所と遠隔地にいる独立部隊に至るまで、全部隊に「画像報告システム」を配置してリアルタイム状況措置システムを確立した。特に、普段活用している陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS) と機能別共通作戦状況図を野戦指揮所に構築するのに心血を注いだ。これらを通じて、指揮官と参謀のリアルタイムな指揮決心を保障して、統合された戦闘力を発揮できるようにした。

訓練最後の14日には、軍団長を初めとする軍団司令部すべての幹部を含む各級部隊別に、6・25激戦地の戦闘現場を徒歩で歩き、先輩や戦友の崇高な犠牲精神を賛えるのはもちろん、確固たる対敵観・安保思想を確立した。

一方、軍団は、6・25 60周年を思い出し、当時、最も激しかった懸里戦闘の教訓を再確認するために、今回の訓練の名称を「ビクトリー (Victory) 第3軍団作戦計画施行訓練」と命名して、実戦のような訓練を繰り広げた。

(2010.12.04.2)

C4Iシステム、大隊級へ拡大推進、地上戦術C4Iシステム第2次性能改良など2件を議決(2010.04.29)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=1&menuCnt=&writeDate=20100430&kindSeq=2&writeDateChk=20100429

キム・テヨン国防部長官主宰により防衛事業推進委員会を開催

前・後方の軍団及び作戦司令部から連隊まで連動する現在のC4Iシステムが大隊級まで拡大する。

また、情報の送受信のために、スパイダー (SPIDER) 網を基盤とする現システムも戦術情報通信システム (TICN) に変わることで、大容量のデータ伝送が可能になる。

防衛事業庁（庁長ピョン・ムグン）は28日、「キム・テヨン国防部長官主宰により第42回防衛事業推進委員会を開催して、このような内容を骨子とする地上戦術C4Iシステム第2次性能改良システム開発基本計画（案）と、師団偵察用無人航空機 (UAV) システム開発基本計画（案）を上程し、議決した」と明らかにした。

これによって軍は、前方軍団に既に構築された地上戦術C4Iシステムの性能を改良して、作戦司令部級の部隊に対するC4Iシステムを国内技術で開発することになる。

大隊級まで地上軍C4Iシステムが構築されれば、効果的な指揮統制が可能になり、同時・統合戦の遂行に大きく寄与するものと見られる。

併せて、師団偵察用無人航空機（の導入）も、軍の監視・偵察能力が大幅に強化されることで戦力の増加が図られ、また、国内無人航空産業の発展を促進させ、関連業界の国際市場での競争力も強化できると期待されている。

(2010.09.20.2)

第1次性能改良事業にLG CNSを選定、事業庁2010年地上戦術C4Iシステム戦力化事業(2010.04.01)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=1&menuCnt=&writeDate=20100402&kindSeq=1&writeDateChk=20100401

防衛事業庁は先月30日、第73回事業管理分科委員会を開催して、「地上戦術C4Iシステム第1次性能改良2010年度戦力化事業」の交渉対象業者としてLG CNSを選定した。

事業庁は、先月24日から25日まで実施した提案書の評価により、LG CNSを交渉対象業者として選定した。技術及び価格交渉を経て今月内に契約を締結して、年末までに事業を完了する計画だ。

地上戦術C4Iシステムは、軍団級以下戦術梯隊の監視及び打撃システムを、指揮・統制・通信・情報システム及びコンピュータと有機的に連結して統合戦闘力を最大化し、主要な戦場状況をリアルタイムに共有することで、ネットワーク中心の戦い (NCW) の概念を実現するシステムだ。

今回の第1次性能改良事業では、連隊級部隊のコンピュータシェルターの二重化と老朽化したコンピュータ装備を入れ替えて、新規の武器システム導入に伴う連動機能を改善する。

(2010.09.20.2)

地上戦術情報をリアルタイムに共有、陸軍第2作戦司令部、C4Iシステム戦力化の指揮官会議(2010.03.03)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=&writeDate=20100303&kindSeq=2&writeDateChk=20100303

陸軍第2作戦司令部は先月24日、イ・チョルフィ（大将）第2作戦司令官の主催により、後方地域の地上戦術C4Iシステム戦力化事業のソフトウェア (SW) 改善所要指揮官会議を開いた。

会議には、陸軍本部・試験評価団・防衛事業庁・関係業者と大隊長級以上の指揮官などが参加して、C4Iシステムに対する関心の高さをうかがわせた。

作戦司令部は、後方地域の地上戦術C4Iシステムが指揮決心を支援する武器システムである点を勘案して、主な使用者である師団長と連隊長・大隊長の意見を取りまとめるために、今回の会議を用意した。

会議では先に、第2作戦司令部のチョン・ジョンムク（大領）指揮通信参謀処長が事業経過と背景を紹介したのち、参加者が地上戦術C4Iシステムに対する各機能別ソフトウェアの改善所要を発表した。

後方地域の地上戦術C4Iシステムは、作戦地域内の敵の4大脅威の現況と状況をすべての部隊が共有するのはもちろん、後方地域での作戦のために戦場状況を共有できるように支援する機能を遂行する。

また、合同指揮統制システム (KJCCS)・軍事情報統合管理システム (MIMS) と連動して合同作戦を保障し、指揮官中心の戦闘遂行と指揮官・参謀の情報共有も可能にする。

作戦司令部は、2007年11月から後方地域の地上戦術C4Iシステムの戦力化に着手した。

引き続き合同参謀本部から、郷土師団と特空旅団・軍需支援司令部までが連結されるKJCCSを戦力化するのはもちろん、現在、作戦司令部から師団・旅団まで戦力化が完了した後方地域の地上戦術C4Iシステムを、今年末までに連隊・大隊まで構築する予定であると話した。

(2010.09.20.2)

統合戦闘遂行手続き熟達、創造21モデルBCTP実施(2010.01.29)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=&writeDate=20100129&kindSeq=3&writeDateChk=20100129

陸軍7師団

陸軍7師団は26日〜27日、師団指揮統制室と第2軍団戦闘指揮訓練場において、創造21モデルを利用して戦闘指揮訓練 (BCTP) を実施した。

師団長を初めとする隷下部隊指揮官・参謀、支援・配属部隊将兵400人余りが参加した中で開かれた訓練は、現在、戦闘指揮訓練団が統制する訓練と同一水準で進められ、始終一貫して、あたかも実戦であるかのような訓練が繰り広げられた。

特に、師団−連隊−大隊に至るまで、陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS) 共通状況図 (COP) を活用して、リアルタイムに戦場状況を可視化して情報を共有し、適時的な指揮決心によって「先見−先決−先打」がなされるように戦闘能力を向上させた。

師団全将兵も訓練を通じて、指揮官の戦術観を共有することはもちろん、段階別統合戦闘遂行手続きを熟達するなど最上の作戦遂行能力を誇示した。

師団長は訓練終了後、「直ちに戦闘に挑んでも勝利できる精鋭化された先進強軍の威容を確認した意味深い時間だった」として「これから行われる酷寒期野外戦術訓練でも最善の努力で最高の戦術戦技を誇ろう」と強調した。

(2010.11.23.1)

陸軍、中隊級位置報告装置を年末に戦力化[聯合ニュース](2009.10.12)

ttp://media.daum.net/politics/dipdefen/view.html?cateid=1068&newsid=20091012174905473&p=yonhap

陸軍は12日、味方と敵軍の位置について、本部と通信することにより、戦闘力を最大化させる機器である位置報告接続装置 (PRE) の前方部隊での戦力化を、今年末までに完了させる予定であると明らかにした。

PREは、衛星追跡装置 (GPS) が装着された機器で、中隊級部隊が運用することで、味方の位置を作戦本部にリアルタイムで知らせると同時に、本部で収集した敵軍の位置を、該当中隊に知らせることで、戦闘力を最大化させる役目を持つ。

第3軍司令部の隷下部隊に対する配置は終わり、年末までには第1軍司令部の隷下部隊に配置が完了する。

陸軍では、戦場可視化のために進めている陸軍戦術C4I（指揮統制）システム (ATCIS) の進展に歩調が合ったことで、来年までに軍団級ATCISの第1次性能改良（事業）を進める計画だ。

この計画には、PREの戦力化とともに、コンピュータ室が設置された車両（コンピュータシェルター)が移動する場合、発電機を動かすことができずコンピュータ作業が中断されることを防ぐために、2台のコンピュータシェルターが同時に稼働する二重化作業が含まれる。

陸軍は、第1次性能改良事業での最新地図の適用や、他システムとの追加連動などのソフトウェア分野は既に完了している。

併せて、第2作戦司令部は、来年までATCISを25個連隊、117個大隊など142個の部隊の連隊・大隊級まで拡張することにした。

ATCISの第2次性能改良及び大隊級以下戦闘指揮システムの構築は、2011年から2019年まで長期的に進められる。

(2010.09.14.2)

「北の長射程砲情報を定時に伝送できず」[聯合ニュース](2009.10.12)

ttp://news.hankooki.com/lpage/politics/200910/h2009101215340691040.htm

キム・ドンソン議員が主張、ハン・ミング陸軍参謀総長「ありえない」

北朝鮮の長射程砲に対応する我が軍の準備態勢に、一部問題があるという疑惑が提起されていると、ハンナラ党キム・ヨンウ議員が主張した。

キム議員は12日、陸軍国政監査で、「陸軍野戦部隊から除隊した砲兵将校の証言を集めて分析した結果、陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS) に問題があり、敵の長射程砲の位置に関する情報が決まった時間に隷下部隊に転送されなかった」と話した。

ATCISとは、統制部隊と隷下部隊との間で、リアルタイムに情報を共有して円滑な統制を行うための情報システムであり、現在の大隊級部隊ではノートブック端末機1台と位置報告装置5台などから構成されている。

キム議員は、「2006年の国政監査で、当時のユン・グァンウン国防長官は、敵の長射程砲に対して240�个任�6分以内、170�个任�11分以内に撃破が可能だと説明し、陸軍本部はTPQレーダーで標的を探知して打撃するのに要する時間は平均4分12秒と答えたことがある」としたが、「しかし、証言によれば、上級部隊の検閲時には、あらかじめ射撃指揮装甲車などを1か所に集めて、車両別にLANケーブルを接続して検閲を受けるという」との疑惑を提起した。

議員は、「ATCISがスパイダー網を通じて情報を受信するときも、LANケーブル経由で受信するために、長射程砲の位置情報が数秒以内に転送され、検閲で問題になることはない」として、「実際のスパイダー網の運用では、装備の老朽化や気象悪化時などに、通常15分から1時間30分ほど経ってから情報が転送される場合もあるという」と主張した。

キム議員は、「こういう疑惑に対しては軍の徹底した検証が必要だ」として、「抜き打ち監察などの方法により、実際にATCISがどのように運用されるのかを明らかにして、もしこのような疑惑が事実であるならば、対策を講じなければならない」と促した。

ハン・ミング陸軍参謀総長は、「対火力戦の遂行任務は、合同参謀と3軍（陸・海・空）の司令部が行うが、これは戦時作戦統制権返還後、最初の課題として最も重要だ」として、「水準に達しないことを合同参謀本部や陸軍が放置することはありえない」と話した。

地上戦術C4Iシステム、後方まで拡大(2009.07.31)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/HearTypeView.jsp?writeDate=20090810&writeDateChk=20090731&menuCd=3004&menuSeq=1&kindSeq=1&menuCnt=30911

防衛事業庁、急変する戦場環境に対応、来年末の完了を目標

地上戦術C4Iシステムが、前方軍団及び海兵部隊に続いて、後方地域にも拡大・構築される。

防衛事業庁（庁長ピョン・ムグン）は30日、「後方地域地上戦術C4Iシステム事業」主契約業者のサムスンタレス（大田所在、漢城シスコとコンソーシアムを構成）と今月23日に契約を締結したのに続き、31日に事業着手会議を開催して、2010年12月までの完了を目標に、本格的に事業に着手することを明らかにした。

「後方地域地上戦術C4Iシステム」とは、陸軍第2作戦司令部から連隊・大隊級まで、後方地域の作戦面を考慮し、市民・官・軍の諸般作戦要素を統合した指揮統制システムとして、後方地域の作戦遂行条件保障のために必要な武器システムである。

また、後方地域という特性上、師団級以下の指揮統制システムの重要性がより一層重要視される後方地域の核心的な武器システムであることから、前方軍団及び海兵部隊に既に構築されて、運用中である地上戦術C4Iシステムを96%活用することになる。

防衛事業庁は、「今回の事業を通じて、全地上軍に地上戦術C4Iシステムの核心部分を構築することになり、今後、戦時作戦統制権の返還及び将来のネットワーク中心の戦いなど、急変する戦場環境に効果的に備えることができるようになった」として、「情報技術 (IT) の発展に合わせて「後方地域地上戦術C4Iシステム」を持続的に発展させていく計画」と話した。

一方、防衛事業庁は、軍用航空機に対するシステム的な飛行安全性を確保し、内需中心の航空産業を輸出産業へと発展させるために、政府立法により提案された「軍用航空機飛行安全性認証に関する法律」が、8月1日から本格的に施行されることを明らかにした。

(2010.09.20.2)

[プレスリリース]ヒュニード、次期誘導武器事業でTMCSを初出荷[ヒュニード](2009.05.07)

ttp://www.huneed.com/kor/board/default05_view.asp?uid=178&page=4&key=&tb=5&keyfield=

通信シェルターの開発及び試験を完了して初度品を出荷

ヒュニード・テクノロジーズ (www.huneed.com) は、SAM-X（次期誘導武器）事業の一環として進めている通信シェルター (TMCS: Tactical Mobile Communication System) の開発を完了し、先月、すべての環境試験をクリアして、初度品を米レイセオン社に納品したことを明らかにした。

SAM-X通信シェルター (TMCS) は、レーダーを調整する砲台交戦統制所 (ECS: Engagement Control System) と大隊作戦統制所 (ICC: Information and Coordination Central) を連結して、既存の韓国軍の通信システムを支援し、同時に、新しく導入するレーダー及び各システムを連動させる役割を果たす。

ヒュニードが開発したこの装備は、既存の端末機と互換性があり、パトリオットミサイル製造業者の米レイセオン社の要求及び韓国軍の要求を完全に実現し、SAM-X事業の主要な通信装備として、大きな役割を果たすことが期待されている。

ヒュニードの関係者は、「TMCSの成功裏な開発・納品により、通信装備分野でのヒュニードの力量をもう一度確認できた」とし「今後、ミサイル防御体制 (MD) システムなど、関連するビジネスチャンスが多いことが期待される」と話した。

一方、ヒュニードは昨年5月、米レイセオン社とSAM-X（次期誘導武器）事業で、通信システム部門に対する供給契約を締結したことがある。

SAM-X事業は、韓国の次期地対空ミサイル (SAM) を国外から導入する事業であり、我が政府は、2011年までドイツからパトリオットミサイルを購入して、米国レイセオン社からミサイルシステム全体の統合技術協力の支援を受けることになる。地対空ミサイルとは、敵のミサイル攻撃及び航空機の攻撃から味方を保護するための邀撃用ミサイルのことだ。

(2010.09.15.1)

大規模国防情報化事業が動き出す[デジタルタイムス](2009.03.27)

ttp://www.dt.co.kr/contents.html?article_no=2009032702010660745006

来月まで8つの事業に783億ウォン規模の発注、業界、合従連衡に速い動き

防衛事業庁が、「地上戦術指揮統制 (C4I) 第1次性能改良」及び「後方地域地上戦術C4Iシステム」事業などを発注することになり、関連する業界の動きが活発になっている。業界では、来月まで全8つの事業に、約783億ウォン規模の発注があると見通している。

26日、防衛事業庁と業界によれば、約80億ウォン規模の「地上戦術C4I第1次性能改良2009年度戦力化事業」と、約180億ウォン規模の「後方地域地上戦術C4Iシステム事業」が、近い将来、提案書を締め切る。これを含め、来月まで約783億ウォン規模の8つの国防情報化事業が発注される予定だ。

これにより、サムスンSDS、LG CNS、SK C&C、ポスデータ（現ポスコICT）、双龍情報通信、KCC情報通信など、国防分野の事業に参加してきた企業などが、合従連衡をしながらビジネスチャンスを狙っている。

地上戦術C4I第1次性能改良2009年度戦力化事業は、既存の陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS) を戦力化した部隊で、移動型コンピュータ室の電算シェルター (shelter) を二重化し、老朽化した装備の入れ替えなどを進めて、システムを統合するものだ。

今年、新規で進める後方地域地上戦術C4Iシステム事業は、第2軍作戦司令部の効果的な指揮統制のために、情報共有システムの機能を補強して、これを連隊・大隊まで拡張するものだ。この事業が完了すれば、前方部隊中心に構築されたC4Iシステムを、後方地域と全軍に拡大することになる。

この他に、新規事業のための先行研究事業も進められており、業界の注目が集まっている。

既存の地上戦術C4Iシステムに対する性能改良のための「地上戦術C4I第2次性能改良事業先行研究」（1億ウォン）と、既存の地上戦術C4Iシステムを大隊級以下にまで拡張するための「大隊級以下戦闘指揮システム事業先行研究」（1億ウォン）が進められている。LG CNSなど関連する企業は、この事業が今後の（探索開発以降の）事業受注に有利に働くと見て、関心を寄せている。

この他にも、まだ公告はされなかったが、主要事業が発注を控えている。

今年前半期最大の関心事業とされる325億ウォン規模の「空軍戦術C4I性能改良」事業は、昨年下半期に先行研究を行ったSK C&Cを初めとして、LG CNS、ポスデータ（現ポスコICT）、KCC情報通信などが、コンソーシアムを通じた事業参加を進めている。特に、SK C&Cは、空軍作戦及び防空砲兵・基地防御分野で空軍の人材を補強するなど、積極性を見せている。

それ以外には、韓国型合同火力運用システム (JFOS-K) 探索開発事業（3億9000万ウォン規模）、陸軍科学化戦闘訓練団 (KCTC) の旅団級拡張探索開発事業（12億ウォン規模）なども発注を控えている。JFOS-K探索開発事業は、2012年の戦時作戦統制権の返還に備えて、韓国軍主導の独自の対火力戦と前・後方部隊を合わせた作戦遂行システムを構築するためのものであり、KCTC旅団級拡張事業は、無線通信網の国産化の可否を検証するものだ。

(2010.09.14.1)

「地上戦術C4Iシステム」事業終結報告会(2008.12.12)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/HearTypeView.jsp?writeDate=20081217&writeDateChk=20081212&menuCd=3004&menuSeq=1&kindSeq=8&menuCnt=30911

防衛事業庁、関係者100人余り出席

リアルタイムに戦場状況を共有して火力を相互支援できる先端ネットワーク「地上戦術C4Iシステム」が、前方軍団と海兵隊に構築されて、事業が完了したことを防衛事業庁が10日、明らかにした。

防衛事業庁指揮統制通信電子事業部は10日、事業庁大会議室で軍と業者関係者など100人余りが参加した中で、「地上戦術C4I（指揮統制）システム」事業終結報告会を開いた。

地上戦術C4Iシステムとは、軍団級以下の戦術部隊の監視及び打撃システムを、指揮・統制・通信・情報システム及びコンピュータと有機的に連結して、主要戦場状況をリアルタイムに共有するネットワーク中心の戦い (Network Centric Warfare) の概念を実現することで、画期的な情報優位と戦闘力上昇の効果を創り出す武器システムである。2005年7月に我が軍が独自に開発、陸軍第5軍団を始め、前方軍団と海兵隊に構築するのに総額1900億ウォンが投入された。

事業庁の関係者は「地上戦術C4Iシステムは、我が軍に返還される戦時作戦統制権を行使する際に核心的な役割を果たす」として「特に、各軍間の探知−指揮通信−打撃システムがリアルタイムに連動することで、打撃時間を大きく短縮できるだろう」と話した。

また、特に「戦時作戦統制権返還の準備段階として、当初の計画より2年操り上げて戦力化でき、国防予算を節減する成果も収めた」と説明した。

事業庁は、後方地域の地上戦術C4Iシステムについても、本年、先行研究を完了したのに続いて、来年からシステム開発に着手して2010年末に構築を完了する計画だ。

(20110.12.04.2)

軍団から大隊まで情報をリアルタイムに共有(2007.12.20)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/HearTypeView.jsp?writeDate=20071222&writeDateChk=20071220&menuCd=3004&menuSeq=4&kindSeq=2&menuCnt=30911

陸軍第3軍司令部、戦術指揮情報システム戦力化完了

陸軍第3軍司令部は18日、白君基司令官主宰の下、陸軍本部や防衛事業庁・業者・関係者などが参加した中で、陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS) 戦力化事業完了記念行事を開き、情報化・科学化された精鋭野戦軍建設のために今後も最善を尽くすことを約束した。

ATCISは指揮統制機能を通じて各参謀部の機能を統合して、戦場状況に対するリアルタイム判断及び決心と対応措置はもちろん、戦場を可視化することで効率的な戦闘指揮を保障して、指揮官中心の戦闘遂行と、指揮官・参謀の情報共有のために開発されたシステムである。2006年6月に第5軍団が陸軍で最初に戦力化された。

特に、軍団から大隊級に至るまで、緊急・危急状況に関連するさまざまな情報をリアルタイムに共有することで、指揮官の指揮決心時間を短縮して、有事の際に敵より先に見て打撃できる条件を造ったという評価を受けてきた。

今回、ATCIS戦力化事業が完了したことで、これまで韓国軍合同指揮統制システム (KJCCS) との連動が制限され、隣接する軍団との情報流通は軍司令部を経由しなければならないなどの問題点が解消された。これにより、上級及び隣接する軍団間で状況をリアルタイムに共有して、協力した作戦が可能になり、野戦軍の戦闘力も大きく向上することが期待される。

一方、これまで隷下軍団別に自主開発し、運用していたプログラムは、ATCISの戦力化の完了に伴い来年4月1日から廃止される予定である。

(200.12.04.2)

指揮・戦闘システム、2020年まで統合(2007.08.02)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/HearTypeView.jsp?writeDate=20070802&menuCd=3004&menuSeq=4&kindSeq=13&menuCnt=30911

ATCIS <陸軍戦術指揮情報システム> 性能を3段階にわたってアップグレード

2020年には、軍団から各個兵士に至るまで、指揮統制と戦闘システムが統合された将来型システムが完成する見込みだ。
陸軍は1日、作戦環境の変化と情報技術 (IT) の発展及び使用者（軍）の要求によって、2020年まで陸軍戦術指揮情報システム (ATCIS: Army Tactical Command Information System) の性能を、3段階にわたってアップグレードすることを明らかにした。

ATCISとは、陸軍の軍団級以下部隊の指揮・統制・通信・コンピュータ・情報を有機的に統合することで、戦闘遂行手続きを自動化して、監視システムと打撃システムを既存のC4Iシステムと連動させ、戦闘力の相乗効果を最大にするシステムだ。ATCISの性能改良は、2010年まで改善システムを構築する第1段階と、2011年から2015年まで先進型システムを構築する第2段階、2016年から2020年まで将来型システムを構築する第3段階に分けて進める。

第1段階では、まず、中隊級に配置される位置報告接続装置 (PRE) が、特別の中継装備がなくとも資料が通じるように性能を改良する計画だ。改良がなされれば、大隊級以上の指揮所に部隊位置が自動的に図示される。また、地形情報データベースが構築された次世代デジタル地図をシステムに搭載して、3次元地形分析と地形情報の正確性を向上させることで精密な打撃が可能になる予定だ。

先進型システムを構築する第2段階では、連隊級以下部隊のC4Iシステムはもちろん、作戦の迅速性と機動性を保障するために無線LANを構築する。指揮官と参謀の迅速な指揮決心を助ける分析型ソフトウェアも開発する。これと同時に、第1次事業で戦力化対象部隊から除外された第2軍地域と首都防衛司令部・特殊戦司令部・航空作戦司令部などの作戦司令部級の部隊にまでシステムを拡張して、全軍で指揮統制システムが構築されるように進める計画だ。

最終的に、3段階にわたるアップグレードがなされれば、個人戦闘システムの構築によって軍団から各個兵士に至るまで、指揮・統制及び戦闘システムが統合された将来型システムが完成する。そのため、ネットワーク基盤の同時・統合戦遂行のための核心戦力として性能改良がなされる見込みだ。

一方、ATCISは、1999年に開発を始めて2005年に完了、現在は戦力化が進行中だ。戦力化は、軍団・師団・連隊の指揮所を中心に構築を進めており、昨年は2個軍団を対象に戦力化を完了し、今年は4個軍団が同時に戦力化される。来年には2個軍団を戦力化することで、前方軍団の戦力化が完了する予定だ。ATCISが戦力化されれば、情報処理能力は戦力化以前に比べて5倍、標的処理は3倍、現況総合・報告は24倍程に向上する。

(2010.09.14.2)

陸軍、軍団級「地上戦術C4I」初の戦力化[聯合ニュース](2006.06.26)

ttp://www.chosun.com/national/news/200606/200606260305.html

デジタル軍団誕生、「将来のデジタル戦場」を実現

軍団−師団−連隊を、先端ネットワークで連結する地上戦術C4I（情報監視、指揮統制）システムが、創軍以来初めて戦力化された。
防衛事業庁は26日、中部戦線に位置する陸軍第5軍団が、我が軍の歴史上初となる軍団級地上戦術C4Iシステムの構築を完了したことを明らかにした。

陸軍は第5軍団に続き、2008年まで前方のすべての軍団及び機動部隊に地上戦術C4Iを構築する計画で、情報優位を基礎とした我が軍の戦闘力向上に大きく寄与するものと期待されている。

◇地上戦術「C4I」とは、監視、打撃システムを、指揮・統制・通信・情報システム及びコンピュータと有機的に連結して、統合戦闘力を最大化するシステムである。

無人航空機など最先端の装備を活用し、敵を先に見て先に打撃できる、いわゆる「将来のデジタル戦場」の姿が実現されるのである。

実際に戦争が起こった場合、軍団指揮所の大型スクリーンと指揮官のノートブックには、味方と敵軍の位置と移動状況、交戦による被害状況や火力などが表示され、各種の情報がひと目で把握できる。

まず、無人航空機 (UAV) はもちろん、敵航空機の航跡を追跡する低高度探知レーダー (TPS-830K)、標的探知レーダー (TPQ-37) などの各種の先端装備と、敵陣に深々と浸透して各種の情報を報告する「敵深チーム」（敵縦深監視チーム）が敵に対する各種の情報を収集する。

戦場にいる味方も、部隊位置や交戦状態、敵に対する情報などを位置報告伝送装置 (PRE) を通じて入力する。

このような情報は、超高速通信路である戦術通信システム (SPIDER) を通じ、コンピュータセンターのサーバーを経て、軍団、師団、連隊級の部隊まで同時に伝播する。

これにより、軍団長を含む指揮官は、指揮所スクリーンやノートブックを通じて、現在、味方部隊がどこにいるのか、周辺に敵部隊が近接しているのかなどを手相を見るように把握することができる。

スクリーンにリアルタイムに表示される各種情報を基に、味方の状態がどうか、攻撃を開始するのかどうかなどを判断することになる。

指揮官の決定により、敵に対する攻撃命令が下達されれば、隷下部隊はリアルタイムにこれを受信して即時に対応することが可能で、特に、砲兵大隊戦術統制システム (BTCS) とも連動して、自走砲などを利用した遠距離打撃がほとんどリアルタイムになされる。

防衛事業庁は、このような地上戦術C4Iの戦力化に対して、「戦場状況をリアルタイムに共有し、ネットワーク中心の戦い (Network Centric Warfare) の概念を実現することで、画期的な情報優位と戦闘力上昇の効果を期待することができるようになった」と説明した。

◇開発過程及び今後の戦力化計画
陸軍は、将来の戦場環境に必須のデジタル軍を国内技術により育成するという方針に基づき、国内IT技術を活用して2000年12月から昨年7月まで704億ウォンを投じ、軍団級地上戦術C4Iシステムの構築に成功、今回、実戦配置した。

約2年をかけた試験評価の結果、先進国のC4Iシステムと比較しても遜色がなく、また、複数のアジア諸国が関心を示したことで、今後、防衛産業の輸出が期待できる品目として、国益の創出も期待されている。

国内開発及び戦力化を通じて、約8,000億ウォンから1兆2,000億ウォンを節減する効果があったと推算されており、921億ウォンの国内生産増大と5,500人の雇用創出効果があるというのが防衛事業庁の説明である。

また、陸軍は、地上戦術C4Iは迅速性と正確性が現在に比べてそれぞれ3.5倍と3倍に向上し、統合戦闘力の運用面でも10倍以上の効果があるものと推算した。

軍は、今年下半期に1個軍団を追加で戦力化して、2008年末まで前方のすべての軍団と機動部隊に対する戦力化を完了する計画である。

地上戦術C4Iシステムは、長期的には合同参謀本部が既存の指揮統制システムCPAS (Command Post Automation System) を改良して構築しているKJCCSとも連動して、海軍のKNTDS（海軍戦術情報システム）、空軍のMCRC（中央防空統制所）などとも連動する見通しである。

一方、陸軍第5軍団は27日午後3時、軍団司令部で防衛事業庁、陸軍本部、業者関係者など200人余りが参加した中で、地上戦術C4Iシステムの構築を完了する記念行事を開催する。

(2010.09.20.3)

地上戦術C4Iシステムはどのように運用されるのか(2005.10.14)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=30911&writeDate=20051014&kindSeq=1&writeDateChk=20051014

戦況をリアルタイムに確認、敵より先に打撃

陸軍は、戦争様相の変化と国防戦力の現代化に対応するために、1990年代中盤から地上戦術C4Iシステムの開発に着手、これまで約21万の人力と516億ウォンの予算を投じ、7月25日に戦闘使用可判定を受けて、陸軍5軍団が最初に戦力化した。

軍団の地上戦術C4Iは、戦術通信システム・スパイダー (SPIDER) を基盤として、情報保護システム、56種約7,000点の共通・応用ソフトウェア、接続装置、支援装備から構成され、軍団−師団−連隊をネットワークで連結している。

携帯用位置報告接続装置、偵察用無人航空機 (UAV)、新型RASIT（地上監視装備）、電子戦装備、標的探知レーダー、砲兵大隊戦術射撃指揮システム、低高度探知レーダーなどの情報収集資産などと連動する。

これらから収集された情報を通じて、指揮所では戦場のすべての状況をひとつひとつ肉眼で見ることになる。すなわち、無人偵察機が送ってくる映像が座標とともに指揮所にリアルタイム (real time) に伝えられ、位置報告接続装置を通じて部隊の位置が自動で状況図に表示される。また、低高度探知レーダーによって航空機の航跡が状況図にまた、直ちに表示される。

デジタル地図には、標的の距離・方位角・移動時間などが自動計算されて表示される。情報・作戦・火力・戦闘勤務支援などの参謀と実務将校は、コンピュータに事前に入力されたデータベースを活用して、各種の状況をより迅速・正確に分析し、対応手段を講じることができる。

指揮官も、このようなリアルタイムな現況把握と参謀の協力を通じて、素早く指揮決心をしたのち、正確に命令を下達、敵より先に打撃できることになる。

第5軍団の関係者は、「諜報・情報の信頼性が高いだけでなく、諜報収集から打撃に至るまでの所要時間が短縮している」と話した。すなわち、諜報処理速度は以前より5分の1、火力支援（に要する時間）は3分の1に短縮され、化学兵器が使用された状況での迅速性も十倍以上に向上した。

また、C4Iシステムは24時間無中断での運用が可能で、上級部隊との連結が断絶しても独立したシステムとして運用することができる。もちろん温度・湿度・振動などを考慮して開発されており、野戦環境での運用性と生存性も高い。

戦時に、このように有用に使われる地上戦術C4Iは、平時にもGP・GOP・後方地域警戒作戦や野外訓練部隊の統制、戦術的・行政的部隊の移動時の部隊位置管理、状況報告を含む各種指示・報告、文書の交換、会議・ブリーフィングなどに活用することができる。

地上戦術C4Iシステムは、指揮決心時間や作戦反応時間を大幅に短縮する効果がある。軍団から連隊級部隊まで指揮統制範囲が大きく拡大し、要員の情報システム活用能力も高めるきっかけになっている。今後は、第5軍団以外の他の軍団にも順次、戦力化される予定である。

(2010.09.20.3)

「将来戦、どのように戦うか」(2005.08.24)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/HearTypeView.jsp?writeDate=20050829&writeDateChk=20050824&menuCd=3004&menuSeq=4&kindSeq=11&menuCnt=30911

UFL演習C4Iシステム初適用

「先に見て、先に打撃する」というデジタル戦場環境を実現する軍団級戦術C4Iシステムが、2005乙支（ウルチ）フォーカスレンズ (UFL) 演習の一環として、陸軍第5軍団で初めてお披露目された。

戦術C4Iシステムは、陸軍が将来戦に対応するデジタル軍になるために進めている核心事業だ。軍団級以下戦術梯隊の指揮 (Command)・統制 (Control)・通信 (Communication)・コンピュータ (Computer)、そして情報 (Intelligence) を有機的に統合して、戦闘遂行手続きを自動化し、ここに監視システムと打撃システムを連動させ、戦闘力乗数効果を最大化できるように開発されたデジタル戦場指揮システムだ。

陸軍第5軍団は、このC4Iシステムを3月の試験評価を経て12月まで戦力化を終える計画で、本格運用に先立ち、今回のUFL演習に初適用したものだ。

（後略）

(2010.11.06.2)

「敵より先に見て打撃」陸軍地上戦術C4Iシステム構築第1段階事業完了(2002.07.04)

ttp://kookbang.dema.mil.kr/kdd/GisaView.jsp?menuCd=3004&menuSeq=4&menuCnt=30911&writeDate=20020705&kindSeq=7&writeDateChk=20020704

陸軍は2日、自動化された指揮統制システムを構築するために、これまで進めてきた地上戦術C4Iシステム (C4I: Command Control Communication Computer and Intelligence) の第1段階の事業が完了したことを明らかにした。

地上戦術C4Iシステムとは、戦場状況を可視化して、指揮決心に必要なすべての情報をコンピュータを通じて自動的に各戦術部隊に同時に提供することで、相互に連結された監視システム (Sensor) と打撃システム (Shooter) を通じて、リアルタイムに敵を探知及び打撃することができるシステムだ。
一言で言えば、「敵より先に見て（先見）、先に決心して（先決）、先に打撃（先打）する」という先進的な指揮統制システムとして、将来の戦争では勝利のカギとなる決定的な要素であると同時に、将来のデジタル陸軍建設のための核心事業だ。

陸軍は、地上戦術C4Iシステムの開発を2004年までに完了させる予定だが、情報システムとしての特性上、急速に発展する情報技術を取り入れようと、これを3段階に分けて進めている。
今回完了した第1段階は、地上戦術C4Iシステムの基礎になる各種の基盤システムを構築する段階で、2000年12月に事業に着手してから1年6か月が過ぎた。
これによって、大隊級から軍団までリアルタイムに各種の専門処理が可能になり、秘文（秘密文書）など各種の状況報告及び短編命令などがリアルタイムに流通することで、作戦時間が画期的に短縮する見込みだ。

また、軍団で運用中の無人航空機 (UAV) が獲得した諜報映像が、各機能室及び連隊級にまで伝播して活用されることで、実質的な戦場可視化が成り立つことも注目すべき点だ。
前方にいる敵の姿と軍団長の作戦意図が、実際に戦闘任務を遂行中の隷下指揮官にまでリアルタイムに伝播するなど、過去には想像もできなかった作戦の変化だ。

陸軍は、今回の第1段階に続き、第2・第3段階の事業が完了すれば、味方部隊の位置が汎世界位置識別システム (GPS) によって、リアルタイムに作戦状況図に自動で図式され、味方部隊の位置把握と基本的な戦闘力把握のための努力が不要になるとみている。
また、各種の標的探知システムと連動して、リアルタイムに探知された各種の諜報を処理・伝播することで、大隊戦術射撃指揮システム (BTCS) とも連動して、リアルタイムに打撃命令を下達できるようになる。

陸軍では、第2・第3段階の事業が成功裏に進められ、最終的に地上戦術C4Iシステムが構築されれば、これを基礎として、2015年までに究極の目標である「デジタル師団戦力化」を成し遂げることができると期待している。

(2010.09.20.3)










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地上戦術統制情報システム(ATCIS) - 韓国軍のC4I 先頭へ

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