曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

大智禅師が、寂山入道(菊池武重か?)に示した仮名法語。明和3年(1766)に刊行された。全1巻。

【内容】

内容は、まず生死大事を極めるには、菩提心を発さなければならず、菩提心とは観無常に他ならないとされる。そして、無常を観ずれば、一刻も早く仏道帰依をして、修行しなければならない。その際、もっとも勝れている修行は坐禅であり、坐禅をしたならば三昧現前がなければならないとされるのである。

後半は、在家の修行者としての心構えなどを示している。最後には、『十二時法語』との関わりを述べているため、両者には関連があると見るべきである。また、多くの場合、この仮名法語と、『十二時法語』は合冊にて刊行される。現在は『曹洞宗全書』「法語」巻で見ることができる。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます