広背筋
latissimus dorsi muscle
【特徴】
大円筋の走行と一致するため、鑑別が必要となる。【起始】
下位6個の胸椎棘突起・腰仙椎棘突起腸骨稜外唇
下部肋骨
肩甲骨下角
【停止】
上腕骨小結節稜【支配神経】
胸背神経(C5・6)【作用】
肩関節伸展・内転・内旋上肢を固定した場合には、骨盤の引き上げ作用がある。
【備考】
上肢を固定した場合には、肋骨に起始する線維群は引き上げ吸気に関与する。投球障害肩で後方に疼痛を訴える症例の一部には、下角部付近での広背筋損傷が伴う。
肩関節周囲炎では、大円筋とともに筋短縮を起こし、肩甲上腕リズムの崩れを引き起こす事がある。
2007年11月12日(月) 21:35:14 Modified by mediwiki_kaiboseiri