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19年3月29日 第1分科会 議事録10

議事録1         10 11 12 13 14 15

○門川委員 徳育という言い方よりも道徳の方がいいと思うんですが、心とか命とか、そういう新しいメッセージを強く打ち出していくということなら、必ずしも道徳という言葉にこだわりません。

 道徳も学力も体育も健康も大事で、スポーツ等も振興しなければならないとなってくると、あれもこれもしなければならないとの受け止めになりかねない。今、何が一番問題になっているかと言ったら、学校での学びと家庭や地域、社会での生活からの学びが乖離していること。教えたこと、学んだことが生活の中で生かされ、生きて働く力になっていないこと。また、生活の中に学びがないから、学びへのモチベーションが高まらないことである。

 例えばスポーツ教室を一生懸命やる。ところが、親が車で送り迎えしているとかね。地下鉄に乗って、自分で荷物を運べばそれも運動なんですね。また、一生懸命スポーツをした後にグランドの草むしりをする。側溝を上げてどぶの掃除をする。ものすごい運動なんですね。そんなことをしたことがないから、手にまめをつくるんですね。

 陸上で走るけれども、基礎的な体力はない。これは生活の中で体を鍛えることがないからです。でも、2時間かけて一生懸命トイレ清掃をしたら、ものすごい運動になるんですね。

 そういうことを全部ばらばらにするのではなくて、例えば、トイレ掃除は、実践的な道徳教育であり、感謝の心がわき、体力も付く。幅広い体験学習にもなる。一貫した取組みになっていないから、あれもしなければいけない、これもしなければいけないとなってしまいます。

 朝早く起きて掃除をして、朝ごはんを食べて、早く寝る。こういう生活リズムをきちんと子供たちが身に付ける。その中で本も読む。その中にスポーツ教室もあれば放課後子どもプランもある。

 こういうモデルをつくって、実践しながら、市民運動のような形で親たちや地域社会も含めてやっていかなければなりません。学校が何もかもやりましょうということでは、本当の体力向上にはならないということを感じます。

 もう一つは、京都で.. 20年前に小学校のロードレース、駅伝を始めたんです。ちょうど義家委員が言われたように、学校の中での競争的なものを忌避する風潮が日本の教育界にあった。そんなときに各学校で行政区ごとに予選をやり、本大会では、京都市全体で白バイを先頭にロードレースの駅伝をやるんです。21回目を迎えたんです。

 それに対して初めは反発がありましたけれども、今は地元のKBSというテレビ放送の番組でも視聴率が最高なんです。最終的に.. 50校の子供が走るんですけれども、市民ぐるみで二千数百人のボランティアがそれを実際に支援するんです。何万人もの人が応援をするという仕掛けづくりがもっともっと小学校段階からできればいいのではないかと思います。

議事録1         10 11 12 13 14 15
2007年05月23日(水) 09:01:31 Modified by ID:AR/qxjuSGQ




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