議事録１　２　３　４　５　６　７　８　９　１０　１１　１２　１３　１４　１５

---

○白石主査　ありがとうございます。では、渡邉委員、お願いします。

○渡邉委員　３点あります。まず１つは、その徳育は大賛成であります。ただ、その中で難しいなと思いますのは、あるべき日本人の姿というのをどう表現するのかということです。

　先ほどの資料１を見ますと、ふるさとに誇りを持たせる教材ということで、日本という国に対して誇りを持たせるような表現はわざと省いていらっしゃると見受けられるわけでして、そうなると私たちは自分の学校で夢教育と言っているんですが、男はこうあるべきだといったところから教育が始まっているわけでして、そのあるべき日本人の姿をどう合意を取っていくのかということは非常に難しいのではないかということをまず感じました。

　２つ目は、徳育の充実のために特別免許状の制度を利用するということはあるんですが、ここについてはもう一度議論した方がいいのかなと思っています。というのは、ものすごい抵抗です。特別免許状を使って、このあるべき教育を実現していきましょうということで、教育委員会で何回言っても、最終的には免許を持っている人や先生になっていない人がいるのではないか。かわいそうではないかという話で、その子供の方がもっとかわいそうだろうという話をしても、なかなか理解してくれない。つまり先生たちは先生たちの相談といいますか。スクラムをしっかり組んでいらっしゃるということで、この特別免許状を本当に活用するのであれば、それを活用させるための何かが必要だと、教育委員会の現場として強く思っています。

　３点目としまして、選挙ということなんですけれども、これは参考までにということで、私の学校で子供たちに選挙権の歴史を教えて、また参政権の大切さを教えて、模擬選挙というのを積極的にやっています。

　今回、都知事選で石原さんが当選しましたが、それはともかくとしまして、子供たちに選挙に対して意識を持たせる。これは非常に今の日本の無責任な棄権層に対して、強いアピールになると思います。恐らくうちの学校の子供たちは、選挙を棄権しない子たちになってくいと思います。

　これは教育再生会議としても、選挙に参加させるために、徳育とはまた別に、このことはしっかりと何か形とすることはできないかと思います。

　以上、３点でした。

○白石主査　ありがとうございました。では、野依委員、お願いします。

議事録１　２　３　４　５　６　７　８　９　１０　１１　１２　１３　１４　１５

---