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19年3月29日 第1分科会 議事録5

議事録1         10 11 12 13 14 15


○野依座長 私は、徳育あるいは道徳教育は大変大事だろうと思いますけれども、今の状況で学校の教科として教えることに若干無理があるのではないかと思います。

 その1点は、多分、先生が尊敬されないと徳育というのは成り立たないんだろうと思って、今の初等教育の先生たちにその資格があるのか。教科書に書いてあって、それを読んでも、なかなかその徳育というのは成り立たないのではないかという点が1点。

 第2点は、そのきちきちの時間の中で、どういうふうにそこの中に割り込んでやるのかということで、無理があるのではないかと思います。しかし、これはやはりやらなければいけないことで、小野委員がおっしゃったようにシニアな、そして、子供たちが尊敬するような人たちが、歳を取ったお父さん、あるいはおじいさん世代でたくさんいるわけですから、そういう人たちが土曜日あるいは日曜日にしかるべきシステムをつくって教えて、それを何らかの形で単位認定みたいな形でやるという方法がないものか。こんなふうに考えます。

○小野副主査 時間の点は、今の道徳をやめて徳育の教科を同じ時間をやるということでございますから、そこは増えるわけではございません。

○白石主査 ありがとうございます。陰山委員、お願いします。

○陰山委員 3点。1つは、今の道徳の授業の在り方が、つい道徳と言うと修身という考え方でおっしゃる方がおられるもので、そういう感じでの授業は、はっきり言って無理だと思います。むしろ今度は『こころのノート』というのを文部科学省の方で編集いただいていますが、こういうものは非常に受け入れられるんです。

 1つは、その社会的な状況として、テレビとか何だとかいうものが、一方で1つの心の在り方の提起をしています。やはりかたいものになってしまうと、結局は本音と建前みたいなものが出てきて、変に道徳で活躍する子は、裏へ回っているといじめの中心になったりするということが結構あったりするんです。

 ですから、自分自身の思いを語らせるというような現代型の教育活動ということを想定していただければ、かなり現場でも受け入れられやすくなるのではないかと思います。

 法についてのことなんですけれども、これは中教審の教育課程部会でも言ったんですが、実は法に対する態度というのは教育課程に入っているんですけれども、法そのものに対する知識理解が実はないんです。このことはちゃんと入れるべきではないかと言ったんですけれども、その態度の中に含まれているみたいな話だったので、これは一遍検討していただければと思います。

 3つ目は、道徳とは直接絡まないんですけれども、例の出席停止の問題の後で、要するに現場では出席停止以外の叱るという規定がないということを思い出していただきたくて、これは何かの形できちんとしようと思うと、だれがどうやって責任を持って、その注意規定をつくっていくのか。

 いわゆる文科省の指導なのか、あるいは学校教育法の不足なのかはちょっとわかりませんけれども、道徳の問題と規範意識の問題とこれを実効あるものにしていくということについては、このことをきちんとしていかないと、学校現場はそうそう言っても、出席停止というのは最後の最後の本当の切り札になりますので、実質的には日常的な指導のためにどうあるのかということを提起してあげる必要があるのではないかと思います。

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2007年05月23日(水) 07:49:16 Modified by ID:NCEu2gHZew




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