【定義】
円鏡�△琉佞貌韻検�結制安居に参集してともに修行する全ての人々の役職名と僧名とを、文殊大士または陳如尊者を筆頭に、戒臘順に榜に列記した物で制中に入るとき、僧堂と法堂に用意する。僧堂戒臘牌は維那が管理し、法堂戒臘牌は方丈で管理する。
道元禅師は「戒臘牓」という名称で、「草単」の書式を記しておられる。
榜式かくのごとし。
某国某州某山某寺、今夏、結夏海衆、戒臘如後。
陳如尊者
堂頭和尚
建保元戒
某甲上座 某甲蔵主
某甲上座 某甲上座
建保二戒
某甲西堂 某甲維那
某甲首座 某甲知客
某甲上座 某甲浴主
建暦元戒
某甲直歳 某甲侍者
某甲首座 某甲首座
某甲化主 某甲上座
某甲典座 某甲堂主
建暦三戒
某甲書記 某甲上座
某甲西堂 某甲首座
某甲上座 某甲上座
右謹具呈、若有誤錯、各請指揮、謹状。
某年四月三日堂司比丘〈某甲〉謹状。
かくのごとくかく。しろきかみにかく。真書にかく、草書・隷書等をもちいず。かくるには、布線のふとさ両米粒許なるを、その紙榜頭につけてかくるなり。たとへば、簾・額のすぐならんかごとし。四月五日の放参罷に、をさめをはりぬ。 『正法眼蔵』「安居」巻
なお、戒臘牌は以上の「戒臘牓（草単）」に基づいて、夏安居・冬安居ともに首座入寺式の前日に維那が作って、堂行が住持に呈上して検閲を受ける。
なお、現在では九十日間の安居が終わる前に、その集会の第一座である首座に、その立身の証として住持から送る戒臘図を指す（下掲画像は、最初期の内容ではない）。
瑩山禅師は、戒臘牌（円鏡）の寸法についての記述を残される。
このように、永平寺にて用いられていたものを、そのまま永光寺でも通用させていたことが伺える。
円鏡�△琉佞貌韻検�結制安居に参集してともに修行する全ての人々の役職名と僧名とを、文殊大士または陳如尊者を筆頭に、戒臘順に榜に列記した物で制中に入るとき、僧堂と法堂に用意する。僧堂戒臘牌は維那が管理し、法堂戒臘牌は方丈で管理する。
道元禅師は「戒臘牓」という名称で、「草単」の書式を記しておられる。
榜式かくのごとし。
某国某州某山某寺、今夏、結夏海衆、戒臘如後。
陳如尊者
堂頭和尚
建保元戒
某甲上座 某甲蔵主
某甲上座 某甲上座
建保二戒
某甲西堂 某甲維那
某甲首座 某甲知客
某甲上座 某甲浴主
建暦元戒
某甲直歳 某甲侍者
某甲首座 某甲首座
某甲化主 某甲上座
某甲典座 某甲堂主
建暦三戒
某甲書記 某甲上座
某甲西堂 某甲首座
某甲上座 某甲上座
右謹具呈、若有誤錯、各請指揮、謹状。
某年四月三日堂司比丘〈某甲〉謹状。
かくのごとくかく。しろきかみにかく。真書にかく、草書・隷書等をもちいず。かくるには、布線のふとさ両米粒許なるを、その紙榜頭につけてかくるなり。たとへば、簾・額のすぐならんかごとし。四月五日の放参罷に、をさめをはりぬ。 『正法眼蔵』「安居」巻
なお、戒臘牌は以上の「戒臘牓（草単）」に基づいて、夏安居・冬安居ともに首座入寺式の前日に維那が作って、堂行が住持に呈上して検閲を受ける。
十五日粥罷、僧堂前の南間に僧堂に向かって高く戒臘牌を掛く。卓に香華・茶湯を荘え供養す。僧堂礼賀の後、主人以下大衆、随意に焼香礼拝せよ。此の牌は維那の所管なり。侍者、亦、戒臘牌を打調し、同じく粥罷上堂以前に、法堂東間に法座に向かいて高く安置し、香華供養す。十五日の晩、僧堂戒臘牌は維那寮に安んじ、法堂戒臘牌は方丈裏に安んず。 『瑩山清規（上）』
なお、現在では九十日間の安居が終わる前に、その集会の第一座である首座に、その立身の証として住持から送る戒臘図を指す（下掲画像は、最初期の内容ではない）。
瑩山禅師は、戒臘牌（円鏡）の寸法についての記述を残される。
戒臘の牌の寸法は、所に随って定まらずと雖も、当寺は、大ならず小ならず。聊か永平の牌を慕う。 『瑩山清規（上）』
このように、永平寺にて用いられていたものを、そのまま永光寺でも通用させていたことが伺える。
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