目次
光と色
光の成り立ちと性質
│├光とは
││├電磁波
││├可視光
││└スペクトル
│├光の性質と現象
││├反射、透過、吸収
││├屈折
││├干渉
││├回折
││└散乱
│├光の尺度
││├光束
││├光度
││├輝度
││├照度
││├色温度
││└色度
│└光と色の見えの関係
│ ├分光分布
│ └反射率/透過率
視覚の構造

色の表示


色彩の心理
心理的効果
│├
│└
視覚効果
│├
│└
心理的評価
│├
│└

色彩調和
基本的な配色
│├
│└
配色技法
│├
│└
色彩調和論
│├
│└

色彩の実務
色彩管理
│├
│└
安全色
│├
│└
安全色
│├
│└
ファッション
│├
│└
プロダクト
│├
│└
インテリア
│├
│└
環境
 ├
 └

散乱

光と色>光の成り立ちと性質>光の性質と現象>散乱(AFT3_P050)


光が小さな粒子にあたってあらゆる方向に散らされる現象。光の波長と粒子の大きさに関係する。回折とは逆に短波長の光の方が散乱されやすい。

青空と夕焼け 青空の青は、大気中の水蒸気や塵などの粒子に太陽光があたり散乱し、多く散乱した短波長の青や紫が見える為である。
夕焼けは地平線近くの長い大気層を通る間に短波長の光が散乱され、散乱の影響の少ない長波長の光が見える為である。
このように散乱の程度が波長で異なる散乱現象をレイリー散乱という。
ちなみに月の空が暗黒なのは、大気がなく光が散乱しないためである。
(AFT3_P050_図14参照)

 雲の水蒸気の粒子は、光の波長よりも大きな粒子なため、太陽光が通過する時に、可視光全域を一様に散乱させるため白く見える。
このように散乱の程度が波長の長さに関係なく一様に散乱する現象をミー散乱という。
2005年11月19日(土) 16:42:14 Modified by usaginko




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