目次
光と色
光の成り立ちと性質
│├光とは
││├電磁波
││├可視光
││└スペクトル
│├光の性質と現象
││├反射、透過、吸収
││├屈折
││├干渉
││├回折
││└散乱
│├光の尺度
││├光束
││├光度
││├輝度
││├照度
││├色温度
││└色度
│└光と色の見えの関係
│ ├分光分布
│ └反射率/透過率
視覚の構造

色の表示


色彩の心理
心理的効果
│├
│└
視覚効果
│├
│└
心理的評価
│├
│└

色彩調和
基本的な配色
│├
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配色技法
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色彩調和論
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色彩の実務
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安全色
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インテリア
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環境
 ├
 └

反射、透過、吸収

光と色>光の成り立ちと性質>光の性質と現象>反射、透過、吸収(AFT3_P047)


光が物質にあたると、反射するか、透過するか、吸収されるかのいずれか、または複数の経路をたどります。

反射 物質の表面で光が跳ね返る事を反射と言います。
鏡のような表面では入射角と反射角は常に等しくなり、このような反射を正反射または鏡面反射と呼ぶ。反対に、表面が圴一でない紙や石などは特定の方向に反射せず、さまざまな方向に散らばって反射する。このような反射を拡散反射と呼ぶ。多くの物質の表面は、正反射と拡散反射が混在しており、その比率が表面のキメや光沢などの質感に影響をする。
(AFT3_P047_図5、P048_図6、AFT2_P039_図4参照参照)

透過 物質内部に光が侵入し通過して外部に出て行く事を透過と言います。
透過にも正透過と拡散透過があり、透明な物質に入射した光は直進して反対側に出て行く。これが正透過である。逆に曇りガラスのような物質に入射した光は様々な方向に散らばって出て行く。こちらが拡散透過である。
(AFT3_P048_図7参照)

吸収 物質の表面または内部で光が吸収されてしまう事。
反射または透過と吸収の比率で見える色が変わる(吸収されずに反射または透過した光で色が見える)。全波長域で圴一に吸収されると無彩色になり、吸収量が多いと黒よりの無彩色になり、少ないと白よりの無彩色になる。波長によって吸収量が圴一でない場合は有彩色になり、たとえば、短波長域のみを吸収する物質は黄に見えるし、短中波長域を吸収すれば赤に見える。これらをブラフで現したものを分光反射率曲線もしくは分光透過率曲線という。
2005年11月28日(月) 22:36:14 Modified by usaginko




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