冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

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オペレーションジョナス(1971)


1971年6月初め、スウェーデン心理防衛緊急事態準備委員会は「ソ連がスウェーデンに侵攻し、大都市を攻撃した」という想定の演習"Operation Jonas"を実施した(Geoffrey Lee Williams, 1984)。
演習の規模は国防省などからの参加者900名と限定的で、演習シナリオも非公開だった。また、この演習の主たるシナリオは攻撃そのものではなく、「敵のエージェントであるジャーナリスト対策」だった。



Eino Tubin (2003)によれば、そのシナリオが新聞報道され、ジャーナリスト組合と心理防衛緊急事態準備委員会は協力関係を断つことになった。
ジョナスとジャーナリスト組合

1971年6月8〜12日に、ジョナス(Jonas)と呼ばれた最大規模の心理防衛演習が行われた。それは、新聞と論争や議会オンブズマン(JO )申立やジャーナリスト組合との対立など、注目すべき余波を残した。

演習には、約半数の国家情報センター要員と、フィールドグループと軍事防衛とその他のトータルディフェンスのスタッフが参加した。軍事演習の指揮はStig Synnergren最高司令官が、民間防衛演習の指揮はRagnar Edenman東部民間地域長官がとった。スウェーデン国防大学(Försvarshögskolan) 学長Claës Skoglund少将とウプサラレーン知事Stig Swansteinが補佐した。演習の目的は「中央と地方の心理防衛の連携」と戦時配置要員の任務訓練だった。

シナリオは一年前の軍事幕僚演習LEOでテストされていた。ソビエト連邦(演習ではイエローと呼称)と米国(ホワイト)の緊張が高まり、スウェーデン社会の各側と同調する勢力にも対立が浸透していた。イエローは、バルト海への出口を確保するために、迅速なクーデターによりスウェーデンの一部を占領し、さらにスウェーデンにその地域の領有権を自主的に放棄させるべく強力なプロパガンダを試みた。スウェーデンがイエローの要求を拒否すると、イエローによる手段が強められ、民間施設が攻撃され、スウェーデン全土が占領の危機に陥った。

この全体フレームを、多様な準備手段や動員手段などのレビューへと展開することで、訓練を受けるスタッフたちが、食糧資源、輸送能力、医療資源、宿泊施設、施設の再分配、噂の広がり、世論などの全体像から行動できるようにした。

演習の記録は、かなり劇的かもしれない。左翼のデモは警察と衝突し、西ドイツを国粋的 で好戦的だと非難した。招集は、軍事指導部への不信感を生み出すために、左翼グループに利用された。平和主義者グループがプロパガンダを行い、それが命令拒否と破格工作へとつながった。抗議活動者たちは、徴兵された人々を帰郷させ、武器携行を拒否させようとした。多くの武器や爆発物が盗まれるようになった。軍とその指導部に対する、組織的な投書キャンペーンが新聞上で行われた。演習は、もちろん、2つの正当な理由により、非公開で行われた。ひとつは、トータルディフェンス計画についての情報漏洩防止であり、いま一つは「さらに、演習の情報を公開することで、演習目的を誤解される可能性」だった。

あるいは、報道雑誌FiB-AktuelltのジャーナリストCarsten Palmaerによれば:
「ストックホルム大学ジャーナリスト学科 の同級生の一人によれば、秘密作戦が行われ、左翼グループが警察にぶちのめされた」」

全方位の敵

演習後、ジャーナリスト組合総会に2つの動議が出され、組合から緊急事態準備委員会へ委員候補を出さないよう提案された。組合は委員会の活動への参加を拒否すべきであり、任命された組合員は組合の推薦を失う。

Palmaerは同僚が「秘密作戦」について語ったことを思い出し、FiB-Aktuelltに記事を書いた。その仕事のとき、2人のジャーナリスト学科の学生が、日刊紙にジョナスについての記事を送ったが、Dagens Nyheter紙とAftonbladet紙はともに掲載を拒否したことが明らかになった。Palmaerは2人の参加者にジョナスについてインタビューした。2人はともに発言には慎重だったが、「語られたことから、演習の設定と、それが実際にどのように実施されたかを把握できた。」

しかし、7月26日のFiB-Aktuelltの記事は、Palmaerによれば「少し捻じ曲げられた。」 彼は演習が、『左翼が裏切り者集団であり、警察がそれを阻止すべきだという、エスタブリッシュメントの見方を露見させたものだ』と自信をもって主張したが。しかし、記事は大きく編集された。雑誌は左翼の陰謀論ではなく、売れるスキャンダルを求めていた。

まず、ソビエト連邦が敵国扱いされているという議論が起きた。これはソビエト連邦のミリタリー雑誌が提起したものだ。憤慨したStig Synnergrenが、敵が必ずしも東側から来るわけではないという事実を以って、容易に反論できた。大将は自分が全方位の敵と戦うのは慣れていると明言した。「私は、攻撃者が全方向から来る演習に多く関わってきた。」

しかし、ジョナスのテーマと左翼について、共産党紙Ny Dagが問題にした。その編集長Per Franckeは8月に議会オンブズマンにジョナスについて申立をした。彼によれば、演習は「共産党とその他の進歩勢力が、ソビエト連邦によるスウェーデン占領について結束する」と仮定しており、わが国の急進的勢力に対する強い敵対性によって特徴づけられる。

心理防衛緊急事態準備委員会が前述の方法で、ある政治的方向性の支持者を潜在的な裏切り者として排除する権限を持っているのかのレビュー、及び、いわゆるオペレーションジョナスにある設定の演習にこのように巨費を投じたことへの意見表明を、私は議会オンブズマンに要請する。

彼の議会オンブズマンへの意見書によれば、緊急事態準備委員会は、演習の設定は架空のものであり、プレイされた演習は問題解決のために用意されたものであることを強調していた。緊急事態準備委員会は、FiB-Aktuelltに掲載された記事には、実際に何が行われたかについて誤解を招く写真があり、基本設定について大きく歪曲されていると考えていた。議会オンブズマンは演習についての何らかの秘密資料を精査する必要がある。

議会オンブズマンGunnar Thyressonはこの申立を却下した。決定に添付されたメモで、彼は、外国あるいは集団あるいは個人を不適切に敵視した記述は秘密資料には見当たらなかったと書いて言える。追加ドラフトや初期提案にはあったが、最終版設定にはそれらは含まれなかったと、彼は書いている。

翌年、著作家Jan Myrdalは2つめのFolket i Bild, FiB / Kulturfront no 18/72の記事で、議会オンブズマンと緊急事態準備委員会を攻撃した。多くの秘密文書を裏付けとして、Jan Myrdalは、議会オンブズマンが国民と議会の両方の誤解を招いたと主張した。しかし、誰もその議論を続けられなかった。Myrdalは秘密文書を公開したとして起訴される可能性があった。しかし、実際には起訴されなかった。1970年代に緊急事態準備委員会の委員を務めてジャーナリストBjarne Moelvは自著「Propagandaministeriet(宣伝省)」で、「申立は真実であることが実証され、起訴は政治的に影響を受けることから、当局は沈黙することを選択した」と書いている。

店晒しにされた危機

ジャーナリスト組合が緊急事態準備委員会との協力から撤退すべきという動議提出の動機は、情報センター(Upplysningscentralen )が通常のニュースの競争を阻害していることだった。小さな新聞社は不利になる可能性がある。緊急事態準備委員会の任務はスウェーデンの意志を強化することだった。このコンセプトは論争対象であり、自由労働組合がその任務に関与するべきではない。

ジャーナリスト組合の理事会は次回総会で問題を審議することを提案した。しかし、採決は行われ、過半数を少し上回って、動議は可決された。ジャーナリスト組合は協力から撤退した。ジャーナリスト組合員で緊急事態準備委員会の委員であるCharlotte Reimerssonは組合の推薦を失った。しかし、それは意味を持たなかった。政府が任期を延長したからだ。

1974年の次の会議の後、関係は一緒に修復された。 その間、ジャーナリスト組合はこの問題を調査していた。 ジャーナリスト組合の戦時報道委員会は、以下を推奨した。

報道機関は自由を維持しつつ報道でき、
ニュースソースとの密接な連絡が保障され、
過度の秘密と自己検閲に対抗し、
マスメディアと当局の間の連絡機関は宣伝活動とは独立の機能を有する。

戦時報道委員会は、緊急事態準備委員会の委員候補を推薦してもよいと考えていた。総会では、一部の組合員が否決を求めたが、総会は委員会の推奨案を承認した。

戦争遂行機関内のニュース部門の問題は店晒しにされ、ジャーナリスト組合との長きにわたる関係を壊すことになった。心理防衛緊急事態準備委員会に、Olle Svensson委員長を主導のもと問題調査するワークキンググループが設置された。

ワークキンググループは、ジャーナリスト組合と接触し、情報センターの活動について誤った印象を与えるという理由で、情報センターの指示にある「国民の意志と抵抗精神を維持強化する」という表現を削除すべきだと考えた。

しかし、ニュース部門を維持する必要があった。言い換えれば、緊急事態準備委員会は、ジャーナリスト組合との妥協点を見いだし、時代遅れの戦争組織を維持するために、心理的防衛の実際の任務をトーンダウンする用意があった。誇り高くも、ブルジョア政府は、そのような提案を拒否した。政府が拒否すると、ジャーナリスト組合は1980年に始まった任期中は組合員を推薦しなかった。最後に、国家の情報準備対応への全体的問題があった。それは、ニュース部門の廃止を示唆していた。マスメディアにニュースサービスを提供するというタスクには、既にあるプレスクラブで十分だった。新しいSPF の委員会では、ジャーナリスト組合員はもう必要なかった。

[ Eino Tubin: "FÖRFÄRAS EJ" (2003), pp.81-85 ]

また、議会オンブズマンの対応をめぐり、1973年にスウェーデン議会で質疑があった。その議事録によれば...
Riksdagens protokoll 1973:23
Onsdagen den 14 februari
Kl. 14.00
Nr 23

Onsdagen den 14 februari 1973

§ 7 Granskning av riksdagens ombudsmäns ämbetsförvaltning 1972

Föredrogs konstitutionsutskottets betänkande nr 1 över granskning av riksdagens ombudsmäns ämbetsförvaltning 1972.

Herr MABRINK (vpk):

Herr talman! Den 2 augusti 1971 inkom till JO en anmälan från ansvarige utgivaren för tidningen Ny Dag, Per Francke, i vilken följande anfördes:

Enligt uppgifter som framkommit i bl. a. tidningen FIB-Aktuellt har beredskapsnämnden för psykologiskt försvar genomfört en krigsövning benämnd Operation Jonas. Övningen skall ha engagerat 900 personer och kostat ca I 5 mUjoner kronor.

Förutsättningarna för övningen var präglade av stark fientlighet mot de radikala krafterna i vårt land. Således förutsattes att sedan Sovjet­unionen ockuperat delar av Sverige skulle kommunister och andra progressiva ställa sig solidariska med invasionen och agera mot försvaret av Sveriges nationella självständighet.

Bl. a. ingick i förutsättningarna att den kommunistiska pressen i ledare skulle uttrycka sitt gillande av invasionen.

Det sätt på vilket beredskapsnämnden för psykologiskt försvar gjort upp förutsättningarna för krigsövningen måste ses som en mycket grov anklagelse mot vår tidning och det parti för vilket vi är huvudorgan, Vänsterpartiet Kommunisterna. Anhängare av en viss politisk åsiktsrikt­ning stämplas som potentiella landsförrädare.

Jag hemställer att JO granskar huruvida beredskapsnämnden för psykologiskt försvar har befogenheter att på nämnda sätt utmåla anhängare av en politisk riktning som potentiella landsförrädare och att JO uttalar sig om att man på detta sätt spenderar stora summor på övningar med de förutsättningar som ingick i den s. k. Operation Jonas.


Så långt Per Franckes anmälan till JO.

Den 10 november 1971 offentliggjorde justitieombudsmannen sitt beslut rörande nyss citerade JO-anmälan. Vad kom då JO fram till? Det bör först sägas, att JO byggde sitt yttrande dels på beredskapsnämndens yttrande, dels på bifogade hemligstämplade handlingar.

Ordförande för beredskapsnämnden är en av riksdagens ledamöter. Dessutom ingår ytterligare en ledamot av riksdagen i nämndens styrelse.

Beredskapsnämnden säger bl. a. följande: "Påståendet att förutsätt­ningarna för övningen var präglade av en stark fientlighet mot de radikala krafterna i vårt land är oriktigt."

JO säger i sitt svar bl. a. "att jag vid min genomgång av det hemhga materialet inte funnit något som kan anses otillbörligt ".

Man kan nu fråga sig varför jag i dag tar upp denna fråga, som egentligen låg på riksdagens bord förra året. Svaret är att efter det att riksdagen förra året tog del av JO:s ämbetsberättelse för 1971 har nya fakta framkommit, som gör att jag ser mig nödsakad att här i dag ta upp frågan.

スウェーデン議会議事録1973:23
2月14日水曜日 14:00
23番
1973年2月14日 水曜日

§7 1972年の議会オンブズマン監査の審議

1972年の議会オンブズマンの監査に関する憲法委員会の報告書1号が優先された。

MABRINK議員(スウェーデン左翼党):

議長、1971年8月2日に、新聞Ny Dagの責任発行者であるPer FranckeからJO[議会オンブズマン]に申請が提出され、以下の内容が記載されている。

新聞FIB-Aktuelltに掲載された情報によれば、心理的防衛のための緊急事態準備委員会はオペレーションジョナスと呼ばれる戦争演習を実施した。この演習には900人が参加し、約500万クローナの費用がかかった。

演習の設定は、わが国の過激派勢力に対する強い敵意を特徴としている。したがって、ソビエト連邦がスウェーデンの一部を占領し、これに対して共産主義者と他の進歩派は侵略との連帯を支持し、スウェーデンの国家独立の防衛に反対する行動をとると設定された。

とりわけ、共産党の指導者が報道で、侵略に対して謝意を表明するという設定があった。

戦争演習のために心理防衛緊急準備委員会が設定した内容は、我々の新聞とその母体である左翼党共産党に対する重大な告発とみなすほかないものだった。特定の政治的立場の支持者を、潜在的な裏切り者だというレッテルを貼っている。

私は、議会オンブズマンが『心理的防衛緊急準備委員会に前述の方法で、ある政治的方向の支持者を潜在的裏切り者として社会から排除する権限がある』かを調査し、『そのような設定を含むいわゆるオペレーションジョナスの演習に多額の予算を費やした』ことを表明するように要請する。


このように、Per Franclesは議会オンブズマンに申請を提出した。

1971年11月10日、議会オンブズマンは、引用した申請に対する見解を公表した。それで議会オンブズマンはどう対応したのか?議会オンブズマンは、心理防衛緊急準備委員会の意見と添付秘密文書に基づき、意見を組み立てたと言わざるを得ない。

心理防衛緊急準備委員会の委員長は国会議員である。さらに国会議員のひとりが委員を務めている。

心理防衛緊急準備委員会は、とりわけ次のように述べている。「演習の設定は、わが国の過激派勢力に対する強い敵意を特徴としているという主張は正しくない」

議会オンブズマンは「秘密文書をレビューした結果、不適切と考えられる記述は見当たらなかった」と述べている。

昨年の議会審議にあった、この問題を私が何故、今日とりあげるのか疑問に思う者もいるだろう。その答えは、昨年に議会が議会オンブズマンの公式報告書を審議した後、新たな事実が明らかになり、今日これを取り上げるべきだと考えたからだ。

Folket i Bild kulturfront publicerade en artikel i nr 18 1972 där delar av de av JO åberopade hemliga dokumenten publicerades. Dessa hemliga dokument har inte bemötts och heller inte bestritts av ansvariga Operation Jonas-män. Jag konstaterar därmed - liksom Folket i Bild kulturfront — att Per Francke hade rätt i sin JO-anmälan. JO och beredskapsnämnden för psykologiskt försvar har till riksdagen lämnat oriktiga uppgifter.

Låt mig helt kort — innan jag går över till de s. k. hemliga dokumenten — redogöra för förutsättningarna för Operation Jonas.

Vit, dvs. USA, och Gul, dvs. Sovjetunionen, har råkat i konflikt. Gul ockuperar delar av Sverige.

Jag skall nu gå in på de s. k. hemliga dokumenten. Låt mig citera ett av dem, med följande beteckning:

Fst/Sekt. 3, 1971.05.17 H 260 Underbilaga 3.5. Det heter där:

De av vissa organisationer och VlT-fientliga grupper anordnade demonstrationerna fortsatte med samma tema som tidigare. Främst anklagades Västtyskland för en revanschistisk och krigshetsande politik. Med undantag för vissa städer har emellertid anslutningen till dessa möten snabbt avtagit. Inom krigsmakten fortsatte propagandaverksam­heten av pacifistiska och försvarsnegativa krafter. Ett antal fall av ordervägran samt ett något ökat antal fall av sabotage/skadegörelse bedömdes vara det direkta resultatet av propagandan. Demonstrationer och protestmöten riktade sig inte bara mot beredskapshöjningarna i Sverige utan även i flera VIT-anslutna länder. Dessa åtgärder förklarades vara en utmaning mot stormakt GUL.s strävan att hejda rustningarna och få till stånd förhandlingar om successiva nedrustningar. Beredskapshöj­ningarna och inkallelserna utnyttjades i vissa kretsar i propagandasyfte för att skada krigsmaktens anseende och skapa misstro till den militära ledningen. VlT-fientliga grupper demonstrerade för att få inryckande värnpliktiga att vända hem eller vägra bära vapen.


Jag kan fortsätta att citera ytteriigare i detta s. k. hemliga dokument:

ÖB beslut om GIVAKT och kvarhållande av militär personal över lördag—söndag har väckt mycket blandade reaktioner — frän positiva till begränsade gruppers negativa demonstrationer. Det har förekommit att värnpliktiga trotsat förbudet mot hemresa — bl. a. ca 50 st. vid P 2 i Hässleholm sedan aktionsgrupp från Lund demonstrerat utanför kasernen på fredagseftermiddagen.


Vad jag nu citerat räcker för att utpeka pacifister, radikaler och motståndare mot USA-imperiahsmen som landsförrädare i ett läge när Sveriges nationella oberoende var hotat.

Den politiska polisen hade under Operation Jonas fått en större roll än tidigare inom psykförsvaret - alltså SÄPO, som systematiskt förföljt vänstermänniskor men sett genom fingrarna när det gällt Ustasjafascister och fascistorganisationer av typ Demokratisk allians. Således sägs i de s. k. hemliga dokumenten följande: "Det psykologiska försvaret måste under övningen i större utsträckning än vad som tidigare skett samöva med säkerhetstjänsten för att ges tillfälle att bemöta allmänhetens reaktioner inför subversiv verksamhet samt för att kunna inrikta säkerhetstjänsten på illegal verksamhet som bedrivs i avsikt att påverka motståndsviljan."

Vad detta konkret innebar för övningen kan visas med följande uppräkning ur de s. k. hemliga dokumenten, publicerade i Folket i Bild kulturfront. Försvarsstaben hade gjort upp en s. k. Intressevis spelplan, där det hette beträffande Momentrubrik och övningsändamål: Infiltration i press. Åtgärder mot journalist som sedan maj månad skrivit konsekvent Gul-vänliga artiklar i försvarsfrågor. Under rubriken Spelledare och speldeltagare finner man press och radio, rikspolisen och beredskaps­nämnden. Såsom Eftersträvat övningsutbyte anges samverkan försvars­staben/sektion 3 och försvarsstaben/säkerhetsavdelningen/rikspolisen be­träffande åtgärder samt begränsning av publiceringsrätt. Till slut kommer en anmärkning: Journalisten avslöjas senare som Gul-agent. Jag tycker att kommentarer är överflödiga på den här punkten.

Låt mig inom parentes säga att Per Franckes anmälan inte gällde att övningen lagts upp som en försvarsövning mot ett tänkt anfall från Sovjetunionen. Men jag kan ändock inte låta bli att reagera mot ensidigheten - tänkbart för generaler och andra höga ämbetsmän är tydligen endast att faran kommer från öster. Denna ensidighet är ganska avslöjande och bekräftar ytterligare Per Franckes anklagelse.

Till sist. Jag anser självfallet att hemligstämpeln skall användas när det gäller att skydda försvarshemligheter. Men i det fall som jag nu berört har man använt sig av hemligstämpeln för att skydda höga ämbetsmäns politiska agerande. Den har använts för att skydda dem mot en berättigad kritik. Dessa herrars uppträdande under Operation Jonas har utsatt landet för fara, skadat enskilda och grupper och utgjort ett hot mot medborgarnas grundlagsfästa fri- och rättigheter. Det anmärkningsvärda är att konstitutionsutskottet låtit denna fråga passera utan någon som helst anmärkning.

Folket i Bild/Kulturfront [スウェーデンの雑誌]は、1972年18月18日の記事で、議会オンブズマンが参照した秘密文書の一部を掲載している。これらの秘密文書はこれまで取り上げられたことがなく、また、オペレーションジョナスの責任者たちによっても論じられていない。結果的に、私は、Folket i Bild/Kulturfrontのように、Per Franckeによる議会オンブズマンへの申請が正しかったと気づいた。議会オンブズマンと心理防衛緊急準備委員会は、議会に誤った情報を提示した。

まずオペレーションジョナスの設定を簡単に説明する。

ホワイトすなわち米国と、イエローすなわちソビエト連邦が対立している。イエローがスウェーデンの一部を占領する。

これから秘密文書に触れる。次に指定する文書を引用する。

Fst/Sekt. 3, 1971.05.17 H 260 Underbilaga 3.5.には次のように書かれている:

いくつかの団体とホワイトに敵対的なグループによって組織されたデモは、依然と同じテーマを続けた。主に、失地回復的かつ好戦的政策だと西ドイツが非難された。しかし、いくつかの都市を除いて、これらの集会への参加は進まなかった。軍隊では、平和主義勢力と防衛否定勢力によるプロパガンダが続いた。数々の不服従事件と、わずかに増加した妨害破壊工作/被害事件がプロパガンダの直接的な結果であると判断された。デモや抗議集会はスウェーデンでの緊急事態準備を非難するだけでなく、ホワイト同盟諸国でも行われた。これらの行動は、超大国への挑戦と、非武装への努力と、軍縮交渉開始への活動であると宣言された。緊急事態準備発令と招集が、いちぶの団体では、軍の評判を行い、軍指導部への不信を創り出すためのプロパガンダに利用された。ホワイトに敵対的なグループが、招集された徴兵に帰宅や武装拒否をするようデモを行った。


いわゆる秘密文書から、さらに引用する。

司令官による軍人への注意と土日の帰宅禁止について、一部の肯定的反応と否定的でもという入り乱れた反応を引き起こした。ルンドから来たグループが金曜午後からの兵舎の外でデモを行ったことから、とりわけヘスレホルムの約50名の兵士が帰宅禁止を無視するという事件が起きた。


引用した内容で、スウェーデンの国家の独立が脅かされている状況で、米国帝国主義に対する平和主義者、急進派そして反対者を裏切り者と見なされていることを示すには十分だろう。

オペレーションジョナスでは、政治警察は心理防衛において以前より大きな役割を果たした。すなわち、系統的に左翼の人々を追跡する一方で、民族的ファシスト及び民主同盟系のファシスト団体を看過した。

したがって、いわゆる秘密文書には、次のように書かれている。

演習では、破壊行為に対する大衆の反応に対処し、国民の抵抗する意思に影響を与えることを意図した非合法活動への対処に専念できるように、心理防衛はこれまで以上に保安警備と連携する。


この演習が意味するところは、Folket i Bild/Kulturfronに掲載された秘密文書に列挙されたことが示している。国防省の職員は、いわゆる興味深いゲームプランを作成した。その表題と演習目的は「報道への浸透」だった。 5月以来、防衛問題について、一貫してイエローに好意的な記事を書いているジャーナリストに対する対策。タイトルの下には、ゲームのリーダーと参加者として、報道機関とラジオと国家警察と緊急事態準備委員会が書かれている。演習は、国防省と第3部、国防省と治安部と警察の協力は、出版の自由の制限に関するものだと書かれている。最後に備考が書かれている。ジャーナリストは後に、イエローのエージェントであることが発覚する。これについてコメントすることは冗長だろう。

Per Franckeの告発は、ソビエト連邦からの架空の攻撃に対する防衛演習として設定された演習に対してのものではないと、括弧つきで言っておこう。しかし、危険が東側だけにあると考えている将軍たちや高官たちの一方的態度に、私は反応せざるをえない。この一方的な態度は明白であり、Per Franckeの告発を裏付けるものである。

最後にもちろん、その守秘義務は国防の機密を守るために使われるべきだと思う。しかし、私が今触れた事件では、それを政府高官を保護するために使っている。合法的な批判から彼らを守るために使われている。オペレーションジョナスにおける、これらの人々の行為は、わが国を危険に晒しており、個人及び集団を害し、市民の憲法上の権利と自由を脅かすものである。注目すべきことは、憲法委員会が何のコメントもせずにこの問題を看過したことだ。








Ustasja

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