冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

アトミックトーイ

フランスの原子力自動車「アルベル・シンメトリック」(1958)


Rob Margeitの記事によれば、構想あるいは絵のレベルで存在したフランスの原子力自動車があった:
1958 Arbel Symétric

While Ford was busy building scale models of its nuclear-powered Nucleon, French company Arbel conceived the Symétric which, according to the company's brochure, was powered by a 40kW nuclear generator, dubbed the 'Genestatom'.

It was fuelled by "energy cartridges" filled with radioactive nuclear waste that could power the Arbel Symétric for five years or so before needing to be swapped out.

Arbel also highlighted some of the Symétric's features such captain's chairs all around and bumpers that glowed in the dark. No word on whether that phosphorescent glow was the result of excess exposure to radiation.

フォードが原子力駆動ニュークレオンの縮尺モデルの製作に忙しかった一方で、フランスのアルベル社は、同社のパンフレットによれば、「ジェネスタトム」と呼ばれる40kWの原子力発電機を動力源とするシメトリックを考案した。

放射性核廃棄物で満たされた「エネルギーカートリッジ」によって燃料が供給されており、交換が必要になるまで約5年間、或るベル・シンメトリックに電力を供給することができた。

アルベルはまた、周囲にあるキャプテンチェアや暗闇で光るバンパーなど、シンメトリックの特徴のいくつかを強調した。 その燐光が放射線への過剰被曝の結果であるかどうかについては何も語られていない。



[ Rob Margeit: "Nuclear-powered cars were once a real possibility…" (2023/08/10) ]

1958年当時の雑誌記事によれば...


フランスの未来の車はガソリンタンク不要

フランスの設計者が現実化できれば、>明日の車は電力で駆動され、ガソリンタンクは不要になる。アルベルと呼ばれる夢の車は、車体後部に搭載されたエンジンで電力を供給する。独立した電気モーターで各車輪を駆動する。トランスミッションは使わない。車体は空洞の頑丈なパイプで造られ、燃料タンクとして使われる。いまだ夢ではあるが、この車は原子力を利用可能である。

[ Popular Mechanics Jun 1958 ]





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