冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

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英国政府の核シェルター


2018年のExpressの報道で、連戦時代に用意されていた英国政府の核シェルターすべてを配置した地図と概説が掲載された。


[ KARA GODFREY: "World War 3: The secret nuclear bunkers built in the UK in the event of disaster MAPPED" (2018//10/15) on Express ]
報道によれば、各施設は...
  • Brackla, Bridgend
    1960年代に、家屋の地下に建設された。防衛省が核指揮所シェルターとして使うために内務省が設計したが、2年以上にわたり放置された。
  • Central Government War Headquarters, Wiltshire
    地下36mに建設され、核攻撃の時にロンドンの外での政府非常時司令部として使われることになっていた。1991年に防衛省の管轄下となり、2017年に閉鎖された。
  • Brighton Road bunker, Horsham
    鉄筋コンクリートの扉と、その背後に除染エリアがあり、核攻撃時には最大22名を防護できるバンカーだった。不動産デベロッパーに売却され、住宅に改築された。
  • Drakelow Tunnels, Worcestershire
    一連のトンネルとして建設されたが、核攻撃時の英国政府の最終施設として改築された。個人に売却されたが、地下から大麻885本7万8000ポンド相当が見つかり2016年に収監された。
  • Hack Green Secret Nuclear Bunker, Cheshire
    もとは政府の核バンカーだったが、現在は一般公開されている。
  • Kelvedon Hatch Secret Nuclear Bunker, Essex
    Brentwoodにあるバンカーで、冷戦時代には政府本部候補拠点だった、数百名を最大3か月間収容できたが、閉鎖され、現在は博物館となっている。
  • Kingsway Telephone Exchange, London
    High Holborn streetの地下にあり、1940年代に空襲シェルターとして建設された。それ以降、政府の通信センターすなわち郵便本局として使用されたが、現在は売り出し中。
  • RAF Alconbury, Cambridge
    米軍空軍基地だった場所に建設され、Magic Mountainとして知られていた。除染設備と通信設備と空調設備があった。1991年に閉鎖されたが、攻撃および自然災害対応のため再設計される計画がある、
  • Region 6 War Room, Reading
    広島や長崎クラスの核攻撃に耐えるよう設計されたが、後に核攻撃後に人間を収容できるものではないことが明らかになった。
  • RNAD Coulport, Argyll
    英国海軍Depot Coulport兵器廠(略称RNAD Coulport)は、スコットランドのArgyllのLoch Longにある。冷戦中に当初は貯蔵施設として使用されていたが、現在はトライデント弾頭貯蔵に使われている。
  • PAWN, Worcestershire
    Worcestershireにあり、ビクトリア調の家屋として知られており、第2次世界大戦中はBBCが使用していた。1960年代に、放射性降下物シェルターが建設され、Protected Area Wood Norton (PAWN)と呼ばれた。現在はホテルとして使用されている。
  • York Cold War Bunker, York
    1961年代に建設され、核攻撃の観測および核攻撃からの防護手段として使われることになっていた。2層の施設で、60名を収容できたが、現在は観光用となっている。





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