【22:00】


あなたは少年の語る光の魔法に関する理論を、苦労しながら咀嚼していく。

声と同時に耳に入るのは、少女が木を削る音。
それがどうにも子守唄のように聞こえ始め、あなたの意識が地上を離れ行こうとする。

しかし、パチン、という音が意識の逃避行を遮った。
目の前では少年が、あなたの額を弾いた手をそのままに、にこやかに笑っていた。



>>↓1 コンマ判定 【腹痛抵抗】

耐久 7

生食 -2

目標値 5


【腹痛抵抗】

目標値 5  出目 6

失敗……



あなたは少年に謝り、再度講義に集中しようとする。

が、それを邪魔する物は、あなたの体の中から現れた。


ぐるる、と獣が唸るような音。
音量こそ極小だったが、それは確かな不吉さを伴っていた。

音と同時に、腸を捻り上げるような痛みがあなたを襲う。
激痛、と呼んで良いだろう。
過去に経験がないほどの内臓の悲鳴に、あなたはたまらず地面に這い蹲る。


すぐ近くに居る二人は即座に気付く。
慌ててあなたを抱え起こし声をかけるも、とてもではないが返答の余裕はない。
痛みを耐えるために歯を食いしばる事だけが、今のあなたの限界だった。

勿論、魔法の習得など望むべくもない!


腹を押さえるあなたの様子から、原因を察したのだろう。
あなたを心配しつつ、さっさと街に戻っておけば良かった、と少女は嘆いている。


>>↓1  どうする?

緊急事態だったのだ……仕方なかったのだ


出す物出したら楽になるかも。

原因を体外に排出するのが良いでしょう。


言葉は違うが、意味する所と無慈悲さは全く同じ意見を、二人は告げる。
理論上は間違いなく正しく、そして激しい便意を感じているのも確かだ。
しかし、激しい腹痛に耐えながらの移動などあなた一人では難しく、この場での排泄など恥だけで死に至りかねない。

……やむを得ない、とあなたは諦めた。

せめて同性である少女に、何とか搾り出した声で、木陰に連れていって欲しいと頼んだ。
勿論、仲間であり友人である少女が、無碍に断る理由はない。
いかに不浄な事態であろうと、そこまでの非情さは少女にはなかったのだ。





……ところで、少女は人並み程度の力しか持たない。
当然、あなたを支えて、広間から完全に隠れられる場所まで移動するには、時間がかかっただろう。
あなたは酷い腹痛で体が強張っており、その労力は常よりも多いだろう事も予想できる。

果たして、あなたは十分な我慢が出来ただろうか?



>>↓1 コンマ判定 【便意抵抗】

耐久 7

腹痛 -2

目標値 5


【便意抵抗】

目標値 5  出目 3

成功!



あなたは精神力を限界まで振り絞り、木陰までの道程を耐え切った。

しかし、最早一刻の猶予もない。
あなたは過去最高の速度で下半身を露出させ、下着を剥ぎ取る。
そのままの勢いでその場にしゃがみ込み……。

そして、絶望が解き放たれた。



◆ あなたの尊厳に配慮し、描写を省略します。



……あなたは情けなさに涙を零しながら、少女に謝った。

余りにも酷い音で、酷い臭いであった。
もし自身がこんな醜態を晒す他人を見たならば、と想像して暗鬱な気分が更に深まっていく。

初めての仲間、初めての友人。
それを、こんな形で失ってしまうのか、と。

しかし。


◆ 友好度判定……成功


『……仕方ないわよ、あんたは悪くないわ。
 あんたは私達を助けたかった一心でアレを食べたんでしょう?
 責められるわけないじゃない。

 もういいから、街に戻りましょ。
 暖かくして休めば、きっとすぐに良くなるわ』


少女は努めて優しく、あなたの涙を拭う。
その顔に、嫌悪感を見て取る事は、少なくともあなたには出来なかった。

これが、真の友情なのか。

あなたは繰り返す謝罪を止め、感謝を告げるのだった。


あなたは荷物から取り出したボロ布で後始末をした後、
僅かに楽になった体を、それでも引き摺るように広間へと戻った。

少年は律儀に広間の隅まで距離を取り、あなたへと背を向けている。
決して耳に入れないよう配慮してくれたのだ。



あなたには、未だ余裕はない。
顔は脂汗に塗れたままで、その足取りは赤子のようだ。

たった今の排泄のお陰で若干の行動は可能だろう。
この隙に街まで急いで戻り、便器の存在する宿屋に駆け込むのが、賢い選択と言えるのではないだろうか。



>>↓1  どうする?

町に戻ってトイレへGO
少年少女には薬を買ってきてもらう


◆ 街へ戻ります



少女の武器作成時間が 【1:30】 のため、武器を一個獲得できます。


1) 投石器

2) 投槍器

3) 投げ槍


>>↓1

1


【木製の投石器】 を獲得しました。

パーティーの共有品に追加されます。





【1日目】

【0:30】


それからしばらく後、あなた達は宿へと辿り着いた。

辛く苦しい道程であった。
その詳細を語る事は、あえてしない。
だが、街から迷宮へと繋がる河の跡。
水の残らぬ、谷のようなそこが、あなたの救いとなってくれた、とだけ知っていれば良いだろう。


眠っていた主人を叩き起こし、部屋を確保してから、少年と少女は薬師の下へ走った。
きっとそれがあなたの助けとなると、固く信じて。



【時間短縮 / 腹痛快復】

耐久 7
薬効 3

目標値 10 (自動成功)




【10:45】


あなたの体はようやく、とりあえずの落ち着きを見せた。

部屋の中にはあなた一人だけ。
二人はあなたの看病をしながら交代で休息を取り、再び迷宮に向かった。
少年に時間制限がある以上、仕方のない事である。

ベットの横には戦利品と、一枚の書置き。
処分の時間が取れなかったため、あなたに一任するとの事だ。
また、完全に体調が戻るまで無理をせず、落ち着いてから来るように、と大きく書かれている。


※ アイテムの持ち帰り鑑定に成功しました、情報が開示されます。



■ 迷宮瓜

価値 : D

無毒。
迷宮の魔力によって変異を起こした瓜。
従来の瓜とは一線を画す甘みがあり、可食部も多い事から、新種の作物として期待される。
食材としては硬い部類で、生食には向かないようだ。



■ 闇色の狼の心臓

価値 : C-

魔力を含んだ臓器。
そのままでは使い道は乏しいが、加工する事で魔道具の素材となる。
その技法は錬金術師の秘伝とされている。



■ 大蜘蛛の脚甲

価値 : C

高い硬度を誇る大蜘蛛の甲殻、その脚部分。
素材の質自体は腹部の物と同等だが、形状のために加工に手間がかかる分、取引価格は割安となる。
主に防具などに使用される。



■ 大蜘蛛の爪の欠片 / 大蜘蛛の牙の欠片

価値 : D-

無加工でも十分な凶器である大蜘蛛の爪牙……の欠片。
余りにも用途が限定されるため、価値は著しく低下している。



■ 投石用の石

価値 : -

そこらに幾らでも落ちている石。
無価値。


※ 街への帰還がいつでも可能になったため、所持金額と商品の値段が数値化されます。


【1日目 11:00】

【所持金 : 500】



あなたは街中で自由に行動が出来る程度には快復した。
迷宮に潜るなどという無謀は未だ慎んだ方が良いだろうが、戦利品の売却と攻略の準備は十分可能だろう。



>>↓1  どうする?

■ 闇色の狼の心臓の売却

所持金だけぽんと出しても意味なかった。

宿一部屋 : 50 (人数によらず固定、食事別)





あなたはまず心臓の売却に向かった。

迷宮の中で聞いた少年の言葉を思い出す。
それによれば、心臓を売るならば魔道具店を選ぶべきであるという。


無事にそれらしき看板を見つけたあなたは、カウンターの向こうに座る老婆へ心臓を見せた。


『……ふぅん、まぁ悪くない。
 きっちり処理してるようだしね。
 これなら、この値でどうだい』


老婆はカウンターに銀貨を置き、あなたへと示した。




◆ 【1200】 で売りますか?

>>↓1

売る


【1日目 11:45】

【所持金 : 1700】


あなたは心臓の売却を終えて店を出た。
重みをずしりと増やした財布に、あなたは心強さを感じた事だろう。



>>↓1  どうする?

防具屋に行って殻から防具作成依頼


あなたは大蜘蛛の甲殻を抱えて防具屋へ向かった。

自身の戦闘スタイルを考えれば、当然の選択だろう。
受けて斬る……もしくは殴る、を十全に行うには、堅牢な装備が何より求められるのだ。



あなたが店の扉をくぐれば、即座に職人の少年が駆け寄ってきた。
頬を染めて歓迎の言葉を投げかけるのを押し止め、依頼を試みる。


『えぇ、勿論そういうのもやってます。
 是非任せて下さい!
 あなたにぴったりのをお作りします!』


少年はあなたの手を握り、熱弁する。

彼の言によれば、素材の持ち込みであれば然程高い料金は発生しないようだ。
また、既存の装備の補強という形でも出来るという。

ただし、脚の甲殻の形状がネックとなり、鎧や盾にするのは時間がかかる、との事だ。


■ 大蜘蛛装備の基本性能


手間賃 : 300

防御補正 : 3
命中補正 : 0
回避補正 : 0


この数値が、既存の装備の能力値、あるいは新規装備の基礎能力値に 【加算】 されます。


>>↓1  どの部位の装備を作成、もしくは強化しますか? (複数可)

兜の補強で


あなたは少年の手に硬貨を置き、兜の補強を依頼した。
脱いだ兜を預け、どの程度の時間がかかるかを尋ねる。

返答によれば、明日の朝までには終わっているだろう、との事だ。



◆ 【所持金 : 1700→1400】

◆ 【大蜘蛛の脚甲】 の内一個が 【大蜘蛛の脚甲(半)】 に変化しました


※ 2日目 9:00 以降に装備を受け取る事が出来ます。


【1日目 12:15】

【所持金 : 1400】



日はまだ中天に上りきったばかり。
財布の中身にも余裕があり、自由な行動が可能だろう。


>>↓1  どうする?

水食料の補給


■ ステータスが更新されます


【女性 / 19歳】


【筋力】 9  【耐久】 7
【敏捷】 1  【感覚】 7
【知識】 1  【意志】 3
【魔力】 8  【幸運】 9


【魔法剣士】

低難度の魔力行使が確実に成功する
物理攻撃時、魔力を消費する事で威力を増加させるコマンドを任意で使用可能


【探索目的】

迷宮の主の撃破



■ 所持品一覧

 【使い慣れた双剣】 E

 【鉄製のネックガード +1】 E
 【使い慣れた皮鎧】 E
 【使い慣れたガントレット】 E
 【異形の手袋】 E
 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【緋色鹿革の兜 +1】 防具屋にて預かり中
 【使い慣れたブーツ】

 【投石用の石 x28】

 【携帯食 x1】
 【?水筒 / 55%】

 【ポーション x1】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】


■ パーティーの共有品

 【迷宮瓜 x4】
 【大蜘蛛の爪の欠片 x8】
 【大蜘蛛の牙の欠片 x4】
 【大蜘蛛の脚甲】
 【大蜘蛛の脚甲(半)】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】


■ 所持金

 1400 Kootz (数字だけだと味気ないので通貨名称を開示します、特に重要な意味はありません)


【1日目 12:15】

【所持金 : 1400 Kootz】



◆ 【?水筒 / 55%】 → 【?水筒 / 100%】


あなたは井戸を使って水筒を満たしてから、雑貨屋へと向かった。
以前、携帯食を購入した時と同じ店である。

店の棚にはサンプルとして数種類の保存食が並べられている。



■ 堅焼きパン

価格 : 5 Kootz

最も安価な保存食。
その分味は悪く、また硬すぎるため水分なしでは食べるのが難しい。
食事の際、水を多く消費する。


■ 堅焼きビスケット (旧:携帯食)

価格 : 10 Kootz

複数の穀物を練り混ぜ焼いた保存食。
味はそこそこだが食感が良く、冒険者の間では好評。


■ 干し肉

価格 : 10 Kootz

乾燥させた肉。
塩気がややきついが、肉食系冒険者に人気がある。
食事の際、水を多く消費する。


■ ドライフルーツ

価格 : 15 Kootz

値段の割に量が少なく、腹に溜まらないと評判。
その代わり味は素晴らしく、迷宮内での一服の清涼剤となりうる。
空腹になるまでの時間が短い。


■ チーズ

価格 : 20 Kootz

がっちりとした濃厚なチーズ。
保存食の中では最も美味であり、財布に余裕のある冒険者がこぞって購入する。


>>↓1  どれを何個購入しますか?

干し肉 10個



【所持金 1400 → 1300】

◆ 【干し肉 x10】 を獲得しました。



あなたは店主から商品を受け取り、その数を確認した。
当然問題はなく、満足してリュックへと仕舞い込む。

今回あなたが選んだのは、肉である。

肉。
素晴らしい響きではないか、とあなたは笑んだ。
これがあなたの好みの品であるという事は、購入した数からしても明白であるだろう。



>>↓1  他に雑貨屋で購入する物はありますか?

ウエストバックと水袋油袋油松明


※ 油袋は液状の油を買えば自動でついてくるという事で構いません。



あなたは更に店内を見て回る。

並べられている中で、特に目に付いた商品は、以下の通りだ。



■ ウェストバッグ(小)

価格 : 50 Kootz

掌よりも少々大きい程度の、腰につけるバッグ。
収納量は少ない。


■ ウェストバッグ(大)

価格 : 100 Kootz

人の頭とほぼ同等の大きさの、腰につけるバッグ。
収納量が多い。


■ 水袋

価格 : 50 Kootz

水を持ち運ぶための、革製の袋。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。


■ 獣脂

価格 : 5 Kootz

掌にすっぽり収まる程度の、固形の燃料。
とにかく安いが、かといって品質が悪いわけではない。
一般的なランタンを三時間ほど灯せるだろう。


■ 植物油

価格 : 15 Kootz

液状の油。
一般的なランタンを三時間ほど灯せるだろう。


■ ポーション

価格 : 200 kootz

良質の薬草と少量の魔力を用いて作られる薬品。
傷にかければ消毒、血止め、治癒促進の効果がある。
また、飲み込む事で疲労を回復する事も出来る。


■ 松明

価格 : 10 Kootz

火を付けて光源として扱える道具。
また、火を火として持ち運ぶならば最適と言える。
光量は十分だが、煙と音を発する。


■ 小型のランタン

価格 : 50 Kootz

火を付けて光源として扱える道具。
使用には油が必要になる。
小型の物であるため、光量にはやや不安が残る。


■ 大型のランタン

価格 : 100 Kootz

火を付けて光源として扱える道具。
使用には油が必要になる。


>>↓1 購入する物を指定して下さい。

松明とウエストバッグ大 ポーション2ビスケット10


◆ 【所持金 1300 → 690】

◆ 【堅焼きビスケット x10】 【ポーション x2】 【大型ウェストバッグ】 【松明】 を獲得しました。



あなたは店主から商品を受け取り、その数を確認した。
当然問題はなく、満足してリュックへと仕舞い込む。

また、ウェストバッグはその場で調整を済ませ、腰へと装着した。


あなたは自身の荷物の量を確認する。
食料と石がやや嵩張るものの、まだ余裕はあるだろう。

ただし、パーティーの共有品である脚甲や瓜をこのまま迷宮に持ち込むならば、話は別だ。
これらを処分するか、あるいは宿にでも預けるか。
どちらかを選ばなければ荷袋から一切の余裕が消え去る事は間違いない。


【12:45】


>>↓1  自由に行動できます。

植物油2水袋1購入




◆ 【所持金 690 → 610】

◆ 【植物油 x2】 【水袋 / 100%】 を獲得しました。



あなたは店主から商品を受け取り、その数を確認した。
当然問題はなく、満足してリュックへと仕舞い込む。

倍になった水の分、荷が重く感じられる。
だが、人外とも呼べる筋力を持つあなたにとっては、何の問題もない事だ。
これが更に倍に増えでもすれば、何らかの支障はあるかも知れないが。


【13:00】


>>↓1  自由に行動できます。

防具屋で甲殻半分の売却 防具購入


あなたは再び防具屋に戻り、甲殻の売却を持ちかけた。

初めは少年が対応しようとしていたのだが、割腹の良い男性によって追い払われる。
どうやら素材の査定が任されるような地位では、まだまだないらしい。


『ったく、あいつにも困ったもんだ。
 さて、こいつの査定だな。
 脚の甲殻で、半分だったらこんなもんだ』


男は銀貨を並べ、あなたに示す。



◆ 【大蜘蛛の脚甲(半)】 を 【700】 で売りますか?


>>↓1

まだまだ居るんだ問題ないな

売る


◆ 所持金 【610 → 1310】


【13:30】


続いて、あなたは防具を購入する事とした。


防具屋に並んでいる物を買い、そのまま身につける冒険者はまず居ない。
その店の職人によって、体に合うように微調整を行う必要があるのだ。

それには多少なりとも時間がかかるし、購入数が増えればその分だけ当然伸びるだろう。

それを踏まえた上で、どのような防具を見るべきだろうか?


>>↓1

篭手とミスターブシドーみたいな面具


■ 鉄製のガントレット

価格 : 800 Kootz

攻撃補正 : 1
防御補正 : 1
命中補正 : 0
回避補正 : 0


■ 大蜘蛛のガントレット

価格 : 300 Kootz (素材持込、翌日仕上がり)

攻撃補正 : 1
防御補正 : 4
命中補正 : 0
回避補正 : 0


■ 鉄製の面頬

価格 : 800 Kootz

防御補正 : 1
回避補正 : 0


■ 大蜘蛛の面頬

価格 : 300 Kootz (素材持込、翌日仕上がり)

防御補正 : 4
回避補正 : 0


>>↓1  どうする?

大蜘蛛の篭手とメンポ購入 
その際ガントレットを脚甲つかって補強しつつ牙や爪でトゲトゲスパイクつけれないか防具屋のおっさんと相談。
後姉の剣の切っ先篭手に付けれないかしらん


◆ 所持金 【1310 → 710】

◆ 【大蜘蛛の脚甲】 が消費されました。



あなたは大蜘蛛の脚甲を渡し、防具の作成を依頼した。
職人達は慣れた様子で甲殻を店の裏へと運んでいく。

恰幅の良い男の返答によれば、明日の朝までには終わっているだろう、との事だ。



※ 2日目 9:00 以降に装備を受け取る事が出来ます。




更にあなたは荷物から幾つかの素材を取り出し、ガントレットを強化できないかと尋ねる。


『いや、まぁ出来なくはないけどよ。
 そういうのは武器屋の職人の方が詳しいぜ。
 俺らじゃあ、どう配置すれば威力が出るか、なんてのは専門外だ』


男は頭を掻きながらそう答え、武器屋を紹介してくれた。
どうやら親しい知人の店であるらしい。

また、あなたが望むなら、ガントレットが仕上がり次第武器屋の職人に持ち込んでくれる、とも。

勿論、あなたはどの程度の効果があるのか、また費用がどの程度になるかを知らない。
決断は武器屋での確認後にするのが良いだろう。



【14:00】


>>↓1  武器屋に向かいますか?

行ってみよう 行く


【14:30】


あなたは紹介された店へと足を運んだ。

カウンターに座るのは、引き締まった体の壮年の男だ。
細いながらも強固な筋肉が衣服を盛り上げているのが、あなたにはハッキリと分かっただろう。

いかにも頑固親父、といった風貌にやや及び腰になりながら、ガントレットの強化について質問する。


『拳で戦おうってのか、迷宮の化け物共と。
 常識って物を学んでこい、アホめ。

 ……ほれ、これが代金と、必要な素材だ』


■ 大蜘蛛ガントレットの強化

強化価格 : 300 Kootz
素材消費 : 大蜘蛛の爪の欠片 x4 / 大蜘蛛の牙の欠片 x4

攻撃補正 : 3
防御補正 : 4
命中補正 : 0
回避補正 : 0



『それとだ、その折れた剣だがな。
 そのままガントレットに付けた所で強度が持たん。
 ぶん殴ればどっかに飛んでいくぞ。

 見た所、そいつは希少な魔法金属だ。
 一旦溶かしちまった方が、幾らかマシだろうよ』



■ 大英雄の剣片

このアイテムは、一度溶かして斬撃属性を持つ武器の強化に用いる事で、以下の性能を武器に加算する。


攻撃補正 : 2
命中補正 : 1

◆ 特殊能力

【貫通 : 魔】

このアイテムを用いた攻撃は魔力による防御を無効化する。


◆ 所持金 【710 Kootz】


>>↓1  どうする?

剣片を使って双剣を強化する場合の価格を訊こう

あなたは男に更に質問した。
剣片を用いて強化を行うならば、費用はいかほどになるか、と。

それに対し、男は挑むような目で答える。


『てめぇが価値を理解してねぇのは分かったがよ、今ここで覚えておけ。

 それ程の希少金属を扱えるなら、代金を取る気は微塵もねぇよ。

 俺ならタダでやってやる。
 絶対に余所に持ち込むんじゃねぇぞ……いいな?』


男はあなたが頷くまで、しつこく食い下がり続けた……。


男はあなたの返事に満足し、カウンターに乗り出していた体を引いた。

圧力が消え、あなたはほっと息を吐く。



>>↓1  どうする?

大剣作って素早い敵は殴るや投石か


『新しく一から作るなら、そうだな……。
 三日は見ておけ。
 特殊な素材なら、物によっちゃもっと掛かる事もある。

 そこらに並べてる出来合いの奴なら、調整ぐらいのもんだ。
 大した時間はかからん、今この場で済む』


あなたは周囲を見渡す。
店の中には所狭しと武器が並べられている。
刀剣、鈍器、斧、槍……多種様々だ。


>>↓1  どうする?

とりあえずガントレットだけ頼む


◆ 所持金 【710 → 410 Kootz】


あなたは剣片を一旦保留し、ガントレットの強化だけを依頼した。

剣片はあなたの姉の形見である。
そう簡単に判断が出来る事ではなかった。


店主は頷き、仕上がりの時間をあなたに告げた。


※ 2日目 12:00 以降 受け取りが可能になります。




【1日目 15:00】


日がやや傾き始めている。


あなたは強い空腹を覚えた。
最後の食事から、それなりの時間が経過している。

もっとも、ここは街の中であるし、空腹で倒れるような事態は未だ遥か遠い。
行動を続けても特に支障はないだろう。



>>↓1  どうする?

防具屋の少年にお勧めの食べ物屋を聞いてみる


あなたは店内に置かれている双剣を見て回る事にした。

……どれも、現在の資金では手の届かない物ばかりである。
命を預ける武器防具が高価になるのは致し方ない所だが、残念なものは残念だった。



■ 鉄製の双剣

価格 : 800 Kootz

攻撃補正 : 1
防御補正 : 1
命中補正 : 1


■ 魔鉄製の双剣

価格 : 1700 Kootz

攻撃補正 : 2
防御補正 : 2
命中補正 : 2


■ 蜘蛛爪の双剣

価格 : 3200 Kootz

攻撃補正 : 3
防御補正 : 3
命中補正 : 1


■ 異形の双剣

価格 : 4000 Kootz

攻撃補正 : 5
防御補正 : 0
命中補正 : 1

【脆弱 : 物理】

このアイテムに、敵の攻撃による物理的ダメージが与えられた場合、武器破壊判定が発生する。
判定難度は繰り返す毎に上昇していく。




あなたは武器屋を出ると、すぐさま防具屋に引き返した。

あなたは現在空きっ腹である。
これを埋めるためには、食堂か酒場か、あるいは屋台を利用する必要がある。
それも、出来るだけ美味い店が好ましい。

そういった情報を知るのは地元に暮らす人間であるはずで、その中であなたが気軽に質問できる相手と言えば。




『えぇ、勿論教えましょう!
 何だったらご一緒しませんか!
 なぁに、払いは俺に任せてください!』


給料は結構貰ってるんですよ、などと、職人の少年はあなたへと自身の魅力をアピールする事も忘れない。

……ともかく、あなたは美味くて多くて安いという、とある大衆食堂の存在を知った。



>>↓1  どうする?

自分の分は自分で払うが教えてくれたのだから一緒に食べる


あなたは少年の誘いに乗る事にした。
食堂を教えてくれた恩は返しておこうかと思ったのだ。
勿論、自分の分は自分で払う、とも付け加える。
少なくとも現状では、少年に奢ってもらうような関係ではない。

少年は大袈裟なほどに大喜びした。
既に職人らしい硬さを持ち始めている手であなたの両手を握り、満面の笑顔で感謝を告げる。

そしてそのまま、あなたの手を引き防具屋を出ようとした。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 6 (職人の少年)

時間 -3

目標値 3


【不運の回避】

目標値 3  出目 10

ファンブル!!



その時、少年の眼前に何かが立ち塞がった。
額に青筋を幾本も浮かべた、恰幅の良い男である。


『おう、良い度胸だな。
 仕事中に抜け出して女と飯食います、ってか。
 初めてだぜ、ここまで俺をコケにしてくれた奴はよぉ……』


地の底から響くような重低音。
それに正面から晒された少年はたまったものではなかろう。
哀れな程にガタガタと震え、冷や汗が止まる様子もない。



……少年は、胸倉を掴んで持ち上げられたまま、店の裏へと消えていった。
同僚の職人達は手を合わせ、彼の冥福を神に祈る口上を述べている。
無論、実際に死ぬような目には合わないだろう。
しかし、死んだ方がマシだと思えるような説教が待っているはずだ、と同僚達は語った。

悪い事をしたかも知れない。
あなたは若干の後悔を抱くのだった。



>>↓1  どうする?

また今度仕事休みか終わった時に行きましょうと手紙を書いて少年に渡してくれるように頼んでから酒場へ


しかし、後悔しようが今のあなたには何も出来ない。
これは職場内での事なのだ。
部外者が踏み入って仲裁など考えるべきではない。

あなたは荷物から取り出した布切れに、また今度ご一緒しましょう、とだけ書いて少年の同僚に手渡した。
少年が開放されたら渡して欲しい、と言付けて。


『おい、あいつまだ勝ちの目が残ってるみたいだぞ』

『いっちょまえにやるなぁ……俺も見習うべきかね』


そんな声を背に受けながら、あなたは酒場へと向かう。


【1日目 16:00】



この酒場を訪れるのは、これで三度目である。
顔ぶれは相変わらずで、見慣れたものだ。

唯一、少年と少女が居らず、代わりにすらりとした長身の女性が座っている。
テーブルには杖が立てかけられているが、あなたはそこに魔力を感じない。
杖を持ってはいるが、魔法使いの類ではないのかも知れない。


それはともかく、あなたは酒場に来た目的を果たす事とした。



>>↓1  どうする? (食事をするならば 【20 Kootz】 消費します)

適当に聞き耳を立てつつ食事を楽しむ


◆ 所持金 【410 → 390 Kootz】



あなたは温かい料理に舌鼓を打った。
食い道楽、と呼ばれる魔術師が通うだけの事はある。
数多ある酒場の中でも、料理の味だけを取るならば一、二を争うのではないかと、あなたは感心しただろう。

さて、食事を楽しむ時間も、あなたは有効に活用した。
酒場に飛び交う話に、聞き耳を立てようとしたのである。

が、しかし。


一人静かに酒を楽しむ戦士らしき男……当然、何も話しなどしない。

野菜の煮込みをじっと眺める、陰気な魔術師……身動きすらしない。

今回初めて見る長身の女……ただ、サラダを食む音がするだけだ。


なんという事か。
今現在この店には、あなたも含めて独り者しかいないのだ。



>>↓1  どうする?

グルメ魔術師のところへ行ってペーストのお礼をしよう
瓜も見せてみる



陰気な魔術師を見て、ふと思い出す事があった。

蜘蛛の心臓ペーストである。
大変な美味であったそれのお礼を、まだ伝えていないと気付いたのだ。
また、迷宮で入手した瓜も、彼ならば高値を付ける可能性もある。

あなたは早速魔術師に近付き、声をかけた。


『…………』


が、魔術師は反応を示さない。
目の前の煮込み料理を細い目で凝視するだけ。

もう一度、と口を開きかけたその時だ。
あなたは、眼前で恐ろしい程の高等技能が行使されている事に気付く。

魔力視ですら捉えられるかどうか。
そういったレベルの極小規模の魔力の粒が、料理と魔術師の間を往復しているのだ。
このような粒は、あなたはこれまで認識した事すらないだろう。
生み出すだけでも神業と言って良く、まして自在に操るなど既に人の域の技量ではありえない。


『……調べているのだ、この料理をな。
 ここの店主の腕は実に見事だ。
 出来る事ならば盗みたいと考えるのは、料理人ならば当然の心理だろう』


魔術師は自身の行いを、あなたにそう説明した。



■ 食い道楽の魔術師

◆ 特殊能力

【完全再現】

このキャラクターは、一度食べた料理の全てを解明し、自身の調理で完全に再現出来る。
ただし、当然の事ながら同じ素材を必要とする。


料理の調査が終わったのだろう。
魔術師は煮込みをペロリと平らげると、あなたへ向き直った。


『で、礼だったか。
 それは不要な物だ。
 食べて貰う事、それ自体が私にとっての報酬であるのだからな』


それが当然、という顔である。
魔術師は心の底から、あなたの礼に何も感じてはいない、と確信できるほど。

若干戸惑いつつも、あなたは続いて瓜を取り出し……。


『……!
 それは何だ……私が見た事もない野菜など、そうはない。
 どこで手に入れたのかね?
 味は見たか?
 幾らならば私に譲ってくれるのだ?』


あなたが何を言うまでもなく、魔術師は凄まじい食いつきを見せた。
椅子を蹴立てて立ち上がり、次々とまくし立てる。



>>↓1  どうする?

魔術師の知る主や迷宮奥部の情報と引きかえようか
瓜の入手場所もちゃんと教えて


あなたは魔術師に対し、情報交換を持ちかけた。

差し出す物は瓜の現物と入手場所。
受け取る物は主と森奥部の情報。
魔術師は快諾したが、その表情は渋いものであるように、あなたには感じられた。

何か不都合があっただろうか。
そう不安を抱くあなたへ、魔術師は告げた。


『主の情報に関して、だが。
 教えるのは構わん。
 ただ、そちらが受け取る事が出来るかどうかは、分からんぞ』


あなたは怪訝に眉を顰める。
魔術師の言葉の意味がよく理解できなかったためだ。
受け取れるかどうか分からない、とは一体どういう事か。


『……まぁ良い。
 試してみれば分かる事だ。

 白の森の主。
 その正体は、私の推測が正しければ―――』






【意思対抗】

基準値 5

意思 3

意思 -21 (??????・??????)

目標値 -13 (自動失敗)


『で、どうだ。
 今の話を思い出せるかね?』


その言葉で、あなたの静止していた意識が再び動き始めた。
何があったのかと記憶を振り返ろうとして、その一切がスッポリと抜け落ちている事に気付く。


『……やはり駄目か。
 どうにも、森の主は不正を嫌う性質のようでな。
 己の力量のみを以って我が正体を解き明かせ、と言いたいらしい。

 すまないが、主に関して私が教えられる事は、何もあるまい』


魔術師が語る事実に、あなたは愕然とする。

……ここは迷宮ではない。
魔物の手が届かない、絶対に安全なはずの、街の中の酒場である。


だというのに、確かに今、主の手はあなたにまで届いていたのだ。


■ ステータスが更新されます


【女性 / 19歳】


【筋力】 9  【耐久】 7
【敏捷】 1  【感覚】 7
【知識】 1  【意志】 3
【魔力】 8  【幸運】 9


【魔法剣士】

低難度の魔力行使が確実に成功する
物理攻撃時、魔力を消費する事で威力を増加させるコマンドを任意で使用可能


【探索目的】

迷宮の主の撃破



■ 所持品一覧

 【使い慣れた双剣】 E

 【鉄製のネックガード +1】 E
 【使い慣れた皮鎧】 E
 【使い慣れたガントレット】 E
 【異形の手袋】 E
 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E
 【大型ウェストバッグ】 E ← NEW

 【使い慣れたブーツ】

 【投石用の石 x28】

 【堅焼きビスケット x11】 ← NEW
 【干し肉 x10】 ← NEW
 【?水筒 / 100%】 ← NEW
 【水袋 / 100%】 ← NEW

 【ポーション x3】 ← NEW

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【松明】 ← NEW
 【植物油 x2】 ← NEW

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】


■ パーティーの共有品

 【迷宮瓜 x4】
 【大蜘蛛の爪の欠片 x4】 ← USED

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】


■ 預かり中

 【緋色鹿革の兜 +1】 強化中 2日目 9:00〜
 【大蜘蛛のガントレット】 作成及び強化中 2日目 12:00〜
 【大蜘蛛の面頬】 作成中 2日目 9:00〜


■ 所持金

 390 Kootz


迷宮の主、その手の長さに戦慄するあなたへ、魔術師は続ける。


『さて、そういう訳だ。
 主の正体そのものは、この取引においては何ら価値を持たん。

 が、奥部方面について、私に答えられる事ならば、全て答えよう。
 無論、タダではないがね』


あなたは自由に質問を行う事が出来る。

ただし代償として、初めに瓜の入手場所の情報を、二つ目からは迷宮瓜の現物を渡さねばならない。

最大で五回。
それがあなたに許された回数である。


また、瓜を金銭と引き換える事も可能だ。
その場合は一個につき 【500 Kootz】 を支払うと、魔術師は提案した。


あなたは魔術師の対面に座りながら、頭を働かせた。


>>↓1  どうする?

情報と全部交換だなここは

とりあえず
・音を出さない魔物が居るそうです。 巨大な鳥と、小さな蛇。 どちらも夜に活発化する魔物です。
これに対する対処法と倒した際の処理の仕方
は聞いておきたい


あなたは少年の言葉を思い出す。

森の奥に潜むという、巨大な鳥と小さな蛇。
そのどちらも、無音で行動するという。
少女の耳を最大の索敵手段とするあなた達には、大きな脅威となるだろう。

対処法について知っておく事は、大きな武器となるはずだ。

また、死体の処理方法についても彼は詳しいと思われる。
併せて聞いておくのも忘れない。


『それらならば知っている。
 食した事もあるからな。

 片方だけを知りたいならば一つと、両方知りたいならば二つと交換しよう』


1) 瓜の情報と現物一個を渡し、鳥と蛇の情報を得る

2) 瓜の情報だけを渡し、鳥の情報を得る

3) 瓜の情報だけを渡し、蛇の情報を得る


>>↓1  選択して下さい

1



あなたは魔術師へと瓜を一個手渡した。
それを受け取り満足げに、しかし陰鬱な顔のままで撫で回す魔術師は答える。


鳥の正体は、人と同等の巨体を持つ、盲目のミミズクであるという。

獲物を探る手段は聴覚と、受動的な魔力感知。
耳の方は並程度であるようだが、魔力の動きには極めて鋭い。
近くで魔法など扱えば、確実な発見は免れないようだ。

また、無音での行動は初撃のみであるらしい。
滑空からの爪の一撃をどうにか回避すれば、羽ばたきの音を探るのは難しくはない。


そして対処法。
これを聞いてあなたは安心した。

巨鳥は、その巨体を浮かせるために、強力な魔法で自身の重量を軽減している。
魔力を含んだ濃霧の中でも、違和感をハッキリと感知できるだろう。





■ 不確定名 : 盲目の巨鳥


◆ 特殊能力

【アンチ・グラビティ】

この生物は、魔法を用いて自身の重量を軽減できる。

【魔力感知】

この生物は、魔力を高い精度で感知する。
一定距離内での魔力行使を確実に把握する。

【無音の一撃】

この生物は、枝から飛び立っての初撃のみ無音で攻撃できる。
感知・回避判定に補正を与える。


◆ 戦利品情報 (注意 : 食い道楽の魔術師による情報)

心臓 : 魔力を宿す、美味

肝臓 : 癖がなく食べやすい

胸肉 : よく引き締まった歯応えのある肉質、淡白で調理に失敗すると酷く味が落ちる

腿肉 : 極めて強靭、味は良いがその硬さをどうにかする必要がある


続いて、蛇についてもあなたは知る。


蛇は木々の枝に擬態している。
枝に絡みつきじっと動かず、獲物が付近を通れば飛び掛り、巻き付いてから牙を突き立てるのだそうだ。

刃のような鱗と牙には毒があり、それは血を止まらなくする効果を持つ。
血止めの効果を持つ薬品がない場合、死の危険すらあるほどの強さ。

あなたの荷物にはポーションが存在する。
ポーションが持つ効能は、この毒に一定の効果を発揮するだろう。

目と鼻は存在するという話なので、視覚と嗅覚は存在すると思われる。
だが、臭いを消し、濃霧に紛れても襲われる事もあるらしい。
先制発見は困難であり、奇襲による被害をどう防ぐかを考えるべきだ、との事だ。





■ 樹皮の毒蛇


◆ 特殊能力

【刃の鱗】

この生物は、剣のように鋭い鱗を持つ。

【出血毒】

この生物は、牙と鱗に強力な毒を持つ。
血管内に注入された場合、出血の状態異常発生率が劇的に上昇し、出血状態の解除が不可能になる。

【擬態】

この生物は、木の枝に擬態する。
擬態中の発見判定に補正を与える。


◆ 戦利品情報 (注意 : 食い道楽の魔術師による情報)

蛇肉 : 食べられるが臭みが酷く、処理が難しい

内臓 : 食べられるが臭みが酷く、処理が難しい

心臓 : 魔力を含まない

毒袋 : 牙の根元と鱗の裏に存在し、処理に失敗すると可食部がほぼなくなる



■ 剣

斬撃 / 刺突属性

盾と同時に扱う事を前提として作成されている。
防御に成功すると次回行動が有利になる。

軽く扱いやすいため、命中補正は高め。

ただし、攻撃補正は全武器の中でも下位。


■ 槍

刺突属性

リーチが長く、遠くまで届く。
一定の距離を保ったままの戦闘に向く。

距離を詰められると、攻撃に用いる事が出来なくなる。

補正に大きな特徴はない。


■ 斧

斬撃属性

最大の攻撃補正を持つ。

重く大きいため、命中補正がマイナス。


■ 短剣

斬撃 / 刺突属性

最大の命中補正を持つ。

が、攻撃補正は全武器の中でも下位。
また、リーチが短い。


■ 鈍器

打撃属性

壁や床などと挟むように攻撃した場合、威力が増加する。
一定以上の威力を叩き付けた場合、対象の装甲を破壊できる事がある。

補正に大きな特徴はない。


■ 棒

打撃属性

軽く、取り回しが容易。
工夫によって変幻自在の攻撃が可能。

命中以外のあらゆる補正が低い。


■ 杖

打撃属性

魔力行使を容易にする。

命中以外のあらゆる補正が低い。


■ 弓

刺突属性

遠距離から一方的な攻撃が可能。

距離を詰められると、攻撃に用いる事が出来なくなる。
基本的に命中補正が存在しない。


手持ちの瓜は、残り三個となった。

これをどう利用するか考え、あなたは口を開く。



>>↓1  どうする?

魔術師はどうやって主について知ったのか


魔術師は、迷宮の主の正体を掴んでいるらしい。

その情報自体は、妨害によって知る事が出来ない。
だが、正体を推測した方法についてはどうだろうか。

あなたはそう質問した。


『ふむ、試してみる価値はあるかも知れんな。

 私の場合は、簡単に推測しただけの事だ。

 一つ目、森の魔物は、従来の森の住人が変異した物だ。
 外部から来た物が混じっていた例は、今の所存在しない。

 二つ目、森が迷宮と化した日より、河の全ての水が失われたという。
 ここから、主は水に関わるものではないかとされている。

 三つ目、―――』


◆ 意思対抗……自動失敗


……不自然な意識の断絶は、再び起こった。
気付くと、魔術師は気遣わしげな瞳で、あなたを覗き込んでいる所だった。


『ふむ、やはり駄目か。

 ……まぁ、そう難しい正体ではない。
 探索を行っていれば、その内に分かるだろう』


情報を受け取れなかった以上、あなたが瓜を差し出す義務は無い。
このまま次の質問に移っても良いだろう。



>>↓1  どうする?

ダンジョンの主って食べたらどんな味がすると思いますか、って聞いてみる。


ダンジョンの主、その味についてはどうだろうか。
正体そのものは無理だった。
だが、この程度ならば知る事の出来る可能性があり、そして推測にも役立つかも知れない。


『ほう、そう来るか。
 良いぞ、実に私好みだ。

 ……だが、残念な事に味はあるまい。
 臭いも怪しい所だ』


口に入れても無害だろうが、食材としての特別な価値は無い、と魔術師は語る。


情報を出したのだから、これは貰うぞ。
そう言って、テーブルの上の瓜を魔術師は引き寄せた。

瓜の残りは二個。

あなたはどうするかを考える。



>>↓1  どうする?

昼間に気を付けないといけない魔物を一つ 対処法と処理


『日が出ている間は、熊に気を付けると良い。

 奴の異常に発達した前足は生半な防具など容易く砕く。
 また、体毛は魔力を弾き、皮膚は刃を通さない。

 この上なく面倒な相手だ』


魔術師は陰気な顔を更にうんざりと歪め、首を振る。
どうやら相当に苦労させられた経験があるようだ。


『幸い、索敵手段は通常の獣と変わりないようだ。
 避けるのは比較的に容易だろう。

 もし倒すならば、正確に急所を狙う必要があると覚えておけ』





■ 剛腕熊


◆ 特殊能力

【装備破壊】

この生物は、前足での攻撃に装備破壊能力を持つ。
装備破壊判定の発生には、一定以上の物理的ダメージ量が必要。

【耐性 : 魔】

この生物は、魔力を弾く体毛を持つ。
あらゆる魔力的被害を軽減する。

【耐性 : 物理】

この生物は、強靭な皮膚を持つ。
あらゆる物理的被害を軽減する。

【迷宮の珍味】

この生物を食料として扱った時、幸運判定が発生する。
成功すると有益な効果が得られる。


◆ 戦利品情報

心臓 : 魔力を含まない

肝臓 : 薬の素材であり高価、一部の状態異常抑制に効果がある

熊肉 : 臭みがあるが美味、一部の状態異常抑制に効果がある

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