不確定名:触腕の怪物
球状の頭部と十数本の触腕を持つ怪物。
触腕の長さは成人男性の身長を超え、太さは腕とほぼ同等。触腕と触腕の間には薄い膜がある。
頭部は成人男性の腕で一抱え程で、内部には脳や心臓といった重要な器官が収納されている。ただし、その柔軟かつ強靭な表皮を超えてダメージを与えるには短剣程度では難しい。
この魔物は洞窟型の迷宮で頻繁に見られるが、本来は無色透明で目に映らない、などという事はない。
恐らく、葉脈の迷宮に適応するために独自の変異を起こした亜種。
◆ステータス
◆特殊能力
【不可視の肉体】
この生物は肉眼では容易に捉えられない無色透明の体を持つ。
目視判定に常に-2の補正。
この補正は【魔力視】によって無効化される。
【瞬発力】
この生物は極めて高い瞬発力を持つ。
静止状態からの初撃の回避判定に-5、追撃に-3の補正。
この能力の代償としてこの生物は持久力に欠け、長時間の全力行動を行った場合、あらゆる能力が低下する。
【マナ・エクスチェンジ / 粘液】
この生物は魔力を潤滑性の高い液体に変化させて運用する。
トラップとして利用した場合、踏み入った対象を確実に転倒状態にする。
身に纏った場合はあらゆる物理的ダメージを50%軽減する。
この能力は主に、休息・睡眠・逃走において使用する。
【鋭敏な聴覚】
この生物は敏感な聴覚を持つ。
聞き耳判定に常に+1の補正。
また、一定距離内の音を絶対に聞き逃さない。
◆備考
【1stキャラクター盗賊において】
火の中で弾ける粘液塊の核の欠片に対し、極端な攻撃性を発露させていた。
また、その際攻撃に用いた触腕は変色し白濁化していた。
あなたはこの怪物の触腕の一部と体液を摂取したが、少なくとも短時間は深刻な悪影響はなかった。
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