ゴーレム
ゴーレムはチャマイでゴブリンによって開発され、ドラッツェンで発達してゴーレム時代に隆盛を極めた存在。
種族と呼んでいいかは、専門家でも意見が分かれるところであろう。
魔法によって生みだされ、人工的なデザインをした存在であり、子どもをつくる力がない。
なによりも生きていると言っていいのかどうか。
ゴーレムを取り巻く環境はそのようであるから、彼らを種族として分類するのは便宜上だけのことなのかもしれない。
ゴーレムには2種類が存在する。
簡単な作業を行うことができるだけの知能の低い存在と、人間などの知的種族をベースとする存在である。
なんらかの理由で命を失いかけた個人が希望するとき、その知性をゴーレムにうつすことでそういったゴーレムは生まれる。
彼らはたいてい人間社会にとけ込んで都市部で生活する。
疲れることがなく、食料も不要であるが、定期的なメンテナンスは必要なため金を稼ぐ必要がある。
メンテナンスは魔術師によって行われるから、田舎で暮らすゴーレムは少ないのだ。
いっぽうで都市部では常に安くで使える労働力を必要としているため、人間よりも文句の少ないゴーレムは重宝するのである。
FT書房ホームページ
コメントをかく