アランツァの世界（FT書房ゲームブック）

　マンオークは人間とオークのハーフである。
　もっとも繁殖力の強い2つの種族の組み合わせは、どちらの種族からも嫌われている。
　マンオークは赤茶けた肌をもつ醜い種族で、どちらの社会に育っても激しい差別にあう。
　そのため、人里離れた荒野で孤独な暮らしをしていることが多い。
　どちらかの社会である程度の年齢まで育つか、片親が生きてマンオークをある程度の年齢まで育てた場合、人間とオークの両方に激しい憎しみを抱いているケースが少なくない。
　完全に野生のマンオークであれば、単に人間やオークを外敵とみなすだけで、縄張りを守るために襲いかかってくることはある。
　だが、それ以上のことはない。





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