幸子 | ふぅ…いい番組でしたねぇ♪最後まで真剣に見てしまいました。 |
智絵里 | 何気なく見始めただけなのに、みんなで見入ってたね…♪ |
蘭子 | しかし、空虚なる時を満たす戯れとしては、価値あるものであった…。 |
幸子 | 自然ドキュメント、流氷の天使クリオネ…!なかなかカワイイ生き物でしたね。 |
智絵里 | 羽をパタパタさせて泳ぎ回るの、海の中を飛んでるみたいで…。 |
蘭子 | うむ。氷海に差し込む光の中、優雅に舞い踊る幻想…流氷の天使の名に偽りはない! |
蘭子 | …でも、クリオネが獲物を食べるシーンは、ビックリしちゃった。 |
智絵里 | そ、そうだね。私も、クリオネが肉食だって知らなかったなぁ…。 |
蘭子 | 可憐な姿に隠されし、獰猛なる本性…これも野生の定め、か。 |
幸子 | しかしボクとしては、あの姿にライバル心を刺激されてしまいますねぇ…。 |
智絵里 | えっ?幸子ちゃんも、肉食に?獲物にバクっと噛みついて…? |
蘭子 | 人ならざる領域に踏み出すと!?さ、幸子ちゃん、行かないで…! |
幸子 | そこじゃありません!だって流氷の天使ですよ、天使! |
幸子 | 正統派天使アイドルのボクとして、見過ごせない存在です! |
智絵里 | そ、そっか。幸子ちゃんも、天使の衣装が似合うアイドルだもんね。 |
蘭子 | 舞台にて、輝きを放つ翼…。信徒の祈りを受け飛び立つ姿は、まさしく天使…。 |
幸子 | フフーン、そうでしょう♪だから負けていられませんよ。 |
幸子 | ここはやっぱり、ボクの方が上だと証明すべきです!クリオネよりカワイイ天使だと! |
智絵里 | 証明って…どんな風に? |
幸子 | そうですねぇ。いろいろイメージはありますが…。 |
幸子 | 『流氷の天使』で検索すると、クリオネより先に輿水幸子が出てくるくらいが理想ですね! |
智絵里 | そこまで!?幸子ちゃんが世界を変えちゃってる…! |
蘭子 | 何たる壮言か!…でも幸子ちゃんなら、できちゃいそうな気もする…。 |
智絵里 | 確かに…幸子ちゃん、いつも自信いっぱいだし…。 |
智絵里 | お仕事でも、一緒にいてくれると頼もしいなぁ…って思います。 |
幸子 | ふたりとも…そんなにボクのカワイさを称えてくれるなんて… |
幸子 | って、他人事じゃありませんよ?智絵里さんも蘭子さんも、天使アイドルじゃないですか! |
智絵里 | えっ?そ、それは…。 |
蘭子 | …否、我は清き天使にあらず。この身は漆黒の炎に焼かれ、魂は闇に染まった…堕天使なり! |
幸子 | ほら、蘭子さんもノリノリですし。智絵里さんも力を合わせて、打倒クリオネを目指しましょう! |
智絵里 | 確かに私も、天使の衣装は前に着ましたけど…そんなに天使ってイメージあるかな? |
蘭子 | …我が友は語ったわ。海を越えた遥かなる異郷でも、その姿に誰もが祈りを捧げた、と。 |
智絵里 | あ…それって、イタリアのお仕事の? |
蘭子 | 故に…智絵里ちゃんも、本当に天使みたいに可愛いし、自信持っていいと思うなっ。 |
智絵里 | 蘭子ちゃん…。ありがとうございます、えへっ。 |
幸子 | その意気ですよ、智絵里さん。3人揃えば天使のカワイさも3倍…いえ、3億倍です♪ |
幸子 | 力を合わせれば、クリオネにだって絶対に勝てますよ! |
蘭子 | 闇と光が重なりし時にこそ、紡がれる美もある。ならば我が力も、野望のために! |
幸子 | その通りです!行きますよ蘭子さん、智絵里さん! |
智絵里 | う、うん。…え、行くってどこへ? |
幸子 | プロデューサーさんのところです。ボクたちの天使アピールのために、お仕事プランを立ててもらいます! |
幸子 | 有能なプロデューサーさんなら、きっといいアイディアをくれますからね♪ |
蘭子 | フフッ…我が友の魔力は無限。その手で生み出す大いなる風が、世界に変革をもたらさん! |
智絵里 | もう、ふたりとも…。でも、お仕事に熱心なのは、いいことなのかな…? |
幸子 | 全世界が見とれるカワイさ、どんどんアピールしましょうね!フフーン♪ |
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