| LIVE会場 |
ほたる | 私たち、しっかり練習してきました……! |
千鶴 | あとは精一杯かわいく、だよね……!3人で力を合わせれば、きっと…… |
裕美 | 想いは届く。今日は、支えてくれる皆に、笑顔で伝えさせて。ありがとうって! |
観客たち | ワアアアアアアアア |
| 彼女たちのステージから感じたのは、熱気。楽しさ。堂々としたフォーマンス。 |
| それから、眩しいくらい晴れやかな笑顔でした。 |
泰葉 | プロデューサーさん……あの、今日は連れてきてくれて、ありがとうございました。 |
泰葉 | もちろん勉強にもなりましたし…心を決めました。私、やっぱりユニット活動にも力を入れたいです! |
泰葉 | 今までもたくさんユニットを組ませてもらいましたし、ソロとしても活動していきますけど…… |
泰葉 | 今日、改めて思ったんです。ライバルで、仲間で、友だちになった子たちと、輝きたいって。 |
泰葉 | それで、プロデューサーさんにお願いが……ふふっ、もう全部わかってるって顔ですね。 |
泰葉 | もしかして、最初から私もメンバーに入れる予定でした?LIVEにも連れてきてくれましたし。 |
泰葉 | ……でも、3人には、私から言わせてください。自分の言葉で、お願いしたいんです。 |
泰葉 | LIVEが終わったら、楽屋にお邪魔させてもらいます。プロデューサーさんは……関係者への挨拶ですか? |
泰葉 | 大丈夫、場所はわかってますし先に行ってますね。LIVEの感想も伝えたいですし……何より、3人と早く話したいんです♪ |
千鶴 | MC中の笑顔……上手くできてなかったんじゃ……あの振りも私には可愛すぎて似合ってなかったんじゃ……ハッ! |
泰葉 | (千鶴ちゃん……全部声に出てる……) |
裕美 | ………………………………。 |
泰葉 | (裕美ちゃんは、また集中してる……) |
ほたる | ど、どうしよう……ポットのお湯が沸かないなんて……私のせいかも……。 |
泰葉 | 電源は……入ってますね。コードが断線したのかな?危ないから、コンセントは抜いた方がいいかも。 |
ほたる | わわっ、泰葉さん……!すみません……気づかなくて……お茶を出しておもてなしもできませんし……。 |
泰葉 | 気にしないで。今日は挨拶とかLIVEの感想とか……あと、伝えたいことがあったから寄っただけなので。 |
千鶴 | 感想、ですか……。 |
泰葉 | 邪魔しちゃったかな……?LIVE前後はひとりでいたいって人もいるだろうし……。 |
千鶴 | いえ、違うんです!泰葉さんは芸歴も長いから……至らないところが目についちゃったんじゃないかなって……。 |
裕美 | そっか……泰葉さん、先輩だったんだよね。私、ずっと同い年くらいだと思ってて……。 |
泰葉 | 大丈夫、気にしてないですから。 |
裕美 | じゃあ、泰葉さんも敬語はなしで……ダメかな? |
泰葉 | はい、わかりまし……うん、わかった……♪ |
泰葉 | それで、LIVEの感想なんだけど……すっごく素敵だったよ。 |
泰葉 | お客さんも喜んでたし、みんなの笑顔も可愛かったし。 |
千鶴 | か、可愛かったんだ……よかった……。 |
ほたる | 私も、安心しました……大きなトラブルもなくて……レッスンの努力も、実を結びましたし……! |
泰葉 | (不思議……ステージの上ではみんな堂々としてたのに……楽屋だと、普通の、ちょっと弱気な女の子なんだ) |
千鶴 | 次も、もっと頑張りましょう! |
ほたる | はい……!憧れの自分に、もっと近づきたいから…! |
泰葉 | 憧れ? |
裕美 | うん。私たちには、なりたい自分のイメージがあって……ユニット名のGIRLS BEも、それにちなんでつけられたんだ。 |
千鶴 | GIRLS BEの続きは、それぞれになりたい自分や目標を思い描くんです。 |
裕美 | 例えば……今日の私は、GIRLS BESMILEYを目標にしてたんだよ。 |
ほたる | ……次は、GIRLS BEの続きを、みんなで一緒に考えるのもいいかも……? |
千鶴 | たしかに、LIVEも無事できましたし、そろそろ次の目標を考える時期ですよね。 |
裕美 | 私はやっぱり、一歩ずつでいいから、可愛い笑顔が見せられるようになりたいな。 |
ほたる | 私は……アイドルとして進めるだけで何より幸せで……目標も、次に進む、みたいなものにしたいです……。 |
千鶴 | 私は、自信を持って一歩を踏み出せるようになりたいなって思ってます。 |
裕美 | やっぱりちょっとずつ違うよね。無理に合わせる必要もない……かなぁ……。 |
泰葉 | そう?私は、みんなちゃんと同じ方向を向いていると思うよ。 |
泰葉 | 一歩ずつでも次のステップへ |
泰葉 | それが、皆の目標なんだね。 |
泰葉 | (3人とも、私にとってはライバルで、負けたくない存在……でも、それ以上に……) |
泰葉 | (私も、彼女たちと一緒に、次の一歩を踏み出せたら……) |
裕美 | そっか!ありがとう、泰葉さん。つまり、今の私たちが目標にするのは、GIRLS BE―― |
4人 | NEXT STEP! |
ほたる | すごい……!息ぴったりです……! |
千鶴 | 泰葉さんも、一緒に言ってくれて、ありがとうございます。 |
泰葉 | うん、私も、みんなの話し合いを聞いて参考になったし……それに、次の目標を決めた今だから、伝えられると思う。 |
泰葉 | あのね、私が今日ここに来たのは、LIVEの感想を伝えたかったっていうのももちろんあるけど…… |
泰葉 | みんなにお願いしたいことがあって来たんだ。 |
ほたる | 泰葉さんが、私たちに……ですか? |
泰葉 | うん、私はずっと芸能界にいて……でも、見落としてきたこともたくさんあったの。 |
泰葉 | 仕事の楽しさとか、友だちとか……だから、今度は一歩ずつ歩んでいきたいって思ってる。 |
裕美 | それって、つまり…… |
泰葉 | 私を、みんなのユニットに入れてください! |
泰葉 | プロデューサーも、いいよって言ってくれたんだ。どうかな? |
裕美 | もちろんだよ。 |
千鶴 | 泰葉さんがいれば、もっと心強いですし。 |
ほたる | よ、よろしくお願いします……! |
裕美 | あっじゃあさ、記念にちょっとやってみたいことがあって…… |
裕美 | みんなで手を重ねて、ユニット名を叫んで、気合を入れるの……。ちょっと気が早いかな? |
ほたる | 私も……やってみたいです!……その、今までは不幸が移るかもって怖くて、あまりやったことがなくて…… |
ほたる | あっでも、みんなには移してもいいとか思ってるわけでもなくて……! |
千鶴 | 大丈夫、わかってます。むしろ私としては、みんなで気合入れるのが幸せって言うか…… |
千鶴 | 上手く言えないけど、やってみましょう! |
泰葉 | じゃあ号令は千鶴ちゃんが? |
千鶴 | えっと……私がそんな大役なんて……号令の言葉も思いつかなくて……ほたるちゃんは? |
ほたる | えっ……あの……私は大きな声を出すと部屋が停電しちゃうかもしれないから……裕美ちゃんに……。 |
裕美 | 私?ええっと……そのー……泰葉さん……。 |
泰葉 | 一周したね。でも、やらせてもらえるのは嬉しいな。ちゃんと仲間に入れたってことだもん。 |
泰葉 | それじゃあ、いくよ!私たち、GIRLS BE―― |
4人 | NEXT STEP! |
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