パイプオルガンやチェンバロの命令に従って動く「人形」。楽譜通りに完璧に演奏することができる自動演奏楽器だが、楽譜に書かれたこと以外はできない。そうした楽器の特性により、彼女も誰かの命令には絶対に従うものの、自分で考えるということができない。
フェインスの考え方として「感情は音楽と楽器には不要」というものがあるが、
パイプオルガンや
チェンバロは全く心の動きがないわけではない。それに対してこの中でも唯一、本当に感情を持たない存在が手回しオルガンなのである。
ネジ式のからくり人形なので、ネジが切れると動けなくなる。ネジを巻くのはたいてい
チェンバロ。
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