おつかいずんだもんZ
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saiyan_party 2023年01月15日(日) 05:37:28履歴
いいわけをする祭屋 
＜前作
「前作『おつかいずんだもん』をご覧になった方もそうでない方もこんにちわ。ずんだもんなのだ」
「うん、またなのだすまないのだ・・・」
「あの話おかしいのだ。何の説明もなく妖精どもは鈍器使ってるし、ぼくは妖精に毛が生えた程度の戦闘力しかないってどういうことなのだ？」
「開幕の不意打ちは仕方ないにしても、路地裏じゃもっと上手いやり方があったはずなのだ！あんなにおつむ弱い個体にされたのがぼくの不幸なのだ！！」
「『妖精に犯される人型ってかわいそうでかわいいよね・・・』じゃねーのだ。そんな歪んだ愛され方ごめんすぎるのだ」
「あと精神攻撃で幸せな未来を想像→そうはならなかったよ！させすぎなのだ。パターン化してくると陳腐に思われるのだ、傑作量産機くらいバリエーション増やすのだ！！」
「そんなことばっかり考えて見切り発車したから後半で力尽きる羽目になるのだ。ばかたれなのだ。わざわざGの方に投稿してる責務を果たすのだ」
「とにかく腹立って仕方ないのだ。ご主人からも何か言ってほしいのだ！」
『あー、ぷんすこしてるずんだもんもかわいいよ♡』
「そういうことじゃないのだ！ばか！ばか！好き！！」
「あーまったく。どうせならショッピング個体くらいの殺傷能力が欲しかったのだ。あいつ何でもありすぎて羨ましいのだ」
『いやアレ毒舌すぎて可愛くない。こっちのずんだもんデレデレに甘やかしてくれそうで好き』
「はいはい頭おかしくなるくらい嬉しいのだ。ぶっ飛びそうなのだ」
「というかご主人の制裁がぬるいと評判なのだ。ダメだよご主人、あんな奴らはもっともっと苦しめてから苦しめてやらないと・・・」
「イキった冗談はさておき、相談相手にも『優しい人が怒ったらあんなもんじゃ済まないし、済ませちゃダメだよ』って言われたのだ？」
『誤解されてるかもだけど俺はずんだもんが大好きなだけの普通の人間だよ。俺が優しい人間に見えたんならそれは全部ずんだもんに向けてだからね？』
『それはそれとして後半は完全に不完全燃焼でした。こっそり編集するかRFって出すか本気で悩んでた』
「説明するのか惚気るのかどっちかにして欲しいのだ・・・」
「で、何でぼくたちがこんな漫才してるのかって話になるのだ。別にこのスタイルに味を占めたわけじゃないしそうだとしたらマジで頭おかしいのだ」
「とりあえず『正史』としてはあの件からしばらく・・・詳しくはご想像にお任せするけど半年とか年単位？過ぎて心の傷も癒えたのだ。大体のことは時間が解決してくれるのだ」
「ぼくは普段通り生活して、お外にも出歩けるようになったのだ。ガラの悪い妖精を見かけるとブルって足がすくむ程度のトラウマはあるけど、ご主人と仲良くイチャついてるのだ」
「・・・このくらい言い訳して、ちゃんと幸せな未来送ってますよ。という一つの形を示せばあとはやりたい放題なのだ！」
「そういうわけなので以下にどんな凄惨なことが行われていてもそれは別の問題なのだ。可能性は無限大、お好きなルートを通ってほしいのだ」
「長々と失礼したのだ。本編をお楽しみくださいなのだ」
本文
「ぽかぽか、きもちー・・・」
「・・・」
「ずーん・・・ずーん・・・」
キィキィと揺れる安楽椅子に腰かけ、穏やかな寝息を立てる人型ずんだもん。
彼女を溺愛する主人にあてがわれた部屋はさながら温室のようであった。様々な木々や植物に囲まれ、温かな日差しを浴びて気持ちよさそうに眠っている。
[のだのだのだのだ]
[あれぇ、ここはなんなのだ？]
そんな中現れた闖入者、招かれざる客の妖精ずんだもん。吹き抜ける風が気持ちいいからと開けっ放しにされた窓から入ってきてしまったのだろう。
[しぜんがいっぱいなのだ！ぽかぽかするのだ]
[にんげんさん・・・おねんねしてるのだ？]
純粋で好奇心が旺盛な個体なのか。温室内が気になって仕方がない様子でしきりに飛び回る。
眠るずんだもんを見ても物怖じすることなく、周囲を伺っている。
「んー・・・」
煩かったのか、少し不機嫌そうにずんだもんの瞳が開かれる。
[にんげんさん、おっきしたのだ？]
「・・・」
「よう、せい・・・？」
[そうなのだ！いっしょにあそんでほしいのだ！！]
ハイライトの消えたずんだもんの瞳が妖精をはっきりと捉え、認識した。
「妖精・・・！」
「〜〜〜っっ！！！」
瞬間、ずんだもんの目に生気が宿る。純粋な、空っぽだった胸に恐怖、怒り、哀しみ、苦しみ、憎しみ、後悔が去来し、ドス黒く塗りつぶされていく。
「あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！」
[えぇ？にんげんさんどうしたのだ！？ぐあいわるいのだ？]
「うわああああああああああああああああああああああ！！」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！」
錯乱しだしたずんだもんを怪訝そうに見つめる妖精。
ずんだもんは喚きながら、しかし視線には妖精をしっかりと捉え、溢れんばかりの敵意を露わにしていた。
「こないで！こないでええええええええええええええええええええええええええええええ！！！」
[うわっ、ちょっ、あぶないのだ！おちついてほしいのだ！！]
「いや！いや！いやああああああああああああああああああああああああああああああ！！！」
やみくもに両手を振り回し、執拗に妖精を狙う。
突然の事態に混乱したままの妖精はあっけなく叩かれ、地面に転がる。
[がっ！？]
[やめちぇ・・・にんげんさん・・・]
「・・・」
やめて？
あんなに泣いて謝ったのに。どう考えても自分より向こうが悪いのに。
それでも頭を下げた。自分よりも遥かに力が劣るのに、武器を持っただけで気が大きくなった卑怯で、最低のクズに何度も何度も・・・
でも許してもらえなかった。むしろ増長していた。
散々に身体を嬲られた。いやらしいメスだ、最高の穴だと聞くに堪えない罵倒を受け、身体も心も消えない傷を刻まれた。
なのに、なのに、なのになのになのになのになのに！！！！
「うわあああああああああああああああああああああああ！！！」
「あああああああああああああああああ！！ああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！」
グチャッ！グチャッ！！グチャッ！！！
横たわる妖精を踏みつける。何度も、何度も、何度も、何度も。
[・・・]
おそらく最初の一撃で即死だっただろう。ぺしゃんこになった妖精を知ってか知らずか、一心不乱に踏みつけ続ける。
肉片が、体液が飛び散り、もはや原形を留めていなくてもお構いなしに踏む、踏む、踏む・・・。
ずんだもんの瞳はおそらく妖精を見ていなかった。厳密には存在しない、いるはずのない『別の個体』を睨みつけているのだろう。
・・・
「ふーっ、ふーっ、ふーーーーーーーーーーーーーっ」
「はぁーーーーーーーーーっ」
「・・・」
先ほどまでの烈しさが噓のように消え、安楽椅子に腰かけるずんだもん。
しかし頭を、体を灼いた熱はそう簡単に引くことはなかった。
「ん・・・」
「んっ・・・」
あの日から、全てが変わってしまった。
愛する主人はずっと自分を責めていた。何度も何度も泣きながら、震える声で謝った。
クズ共に受けた仕打ちは悲しくて、悔しくて、絶対に許せないと思った。でもそれ以上に自身に対してずっとずっと申し訳なさそうにしている主人を見るのが何よりも辛かった。
もう楽しかった日々は帰ってこないんだな、自分たちが笑える日は来ないのだな。そう思ってしまったのが全てだった。何もかもが嫌になった・・・。
「は・・・ぁっ・・・」
「んん・・・」
気付けばずんだもんは自分の身体をまさぐっていた。
あの日あの時、執拗に責められすぎた乳首。後遺症のように敏感になりすぎてしまった箇所。
普段は置物のように、ぼんやりと日向ぼっこをしている彼女だがひとたび妖精とみるや、徹底的に排除する。
そのあと決まって、火照った身体を鎮めるように、慈しむように。
かりかり、かりかりと、己の身体を慰めるのであった。
「んぅ・・・」
「さきっぽ・・・かりかり、かりかりきもちー・・・」
「ごじゅじん、ごしゅじん・・・！！！」ﾋﾞｸｯﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
別の日
穏やかな寝顔を確かめ、頭を撫でていく主人の手によって室内は快適に保たれていた。
ずんだもんを脅かした妖精の残骸はきれいさっぱり片づけられ跡形もない。
主人はずんだもんの心が壊れてしまったきっかけを作った妖精を激しく憎み、一匹残らず根絶やしにせんとあちこちを飛び回っている。
妖精を憎むものはあっても例えば爆発的な繁殖力だとか、例えばビジネスだとか、様々な理由により根絶してしまおうという人間は少ない。
己がマイノリティだと自覚していても、それでも選んだ道を進むことを諦めることはできなかった。
修羅の道の唯一の癒しがずんだもんであった。
心が壊れてしまおうが、精神が妖精返りしてしまおうが、植物のようになってしまおうが、自分にとっては愛する存在であることに変わりはない。
叶うなら、もう一度だけでいいから自分に笑顔を向けてほしい。楽しかった日々を取り戻したい・・・。
妖精をすべて滅ぼす。そうすれば少なくともずんだもんの目に触れ、フラッシュバックに悩まされることはなくなるはずだ。
それだけを信じ、それだけのために、今日も主人は行動する。
「・・・」
「ずーん・・・ずーん・・・」
今日も穏やかに寝息を立てるずんだもん。水を飲む以外は他を口にすることがなくなり、一日の大半を寝て過ごしエネルギーは日光浴、光合成で賄っているようだ。
そんな普段の生活の様子はある種『観葉ずんだもん』じみていた。人型での例は聞いた覚えがないが似たようなものであろう。
しかしそんな穏やかな今すらも、過去に侵されてしまうのであった。
ずぐん・・・
「・・・うぁっ」
「あっ、あっ・・・」
「おにゃか、おにゃかいたい・・・」
下腹部に感じる激しく、重い痛み。それは・・・
[おぎゃーのだ！][おぎゃーのだ！]
[おぎゃーおぎゃー！！][おぎゃー！！]
[のだのだのだのだ][ずんずんずんずん]
ずんだもんの股座から零れ落ちる妖精・・・。
あの日あの時、散々に凌辱された結果。
全身にこってりと浴びせられ、膣内に注がれた種。
それらは今もなおずんだもんの胎内に宿り、定期的に産み落とされている。
あんなに犯したのに、刻まれた烙印は内側からもずんだもんの尊厳を侵し続けている。
「はーっ・・・はーっ・・・はーっ・・・」
おびただしい量の、望まれない妖精を産み落とし憔悴するずんだもん。
しかし自ら産み落とした仔とはいえ妖精には変わりなく、そうなると向かう先は・・・。
[おぎゃーおぎゃー！]
[おかーちゃ！おかーちゃ！！]
「あ」
「あぁ・・・」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！」
ずんだもんの怒りは、嘆きは、慟哭は産み落とした仔をすべて潰すまで止むことはなかった・・・。
あとがき
開幕からギャグちっくにすれば、なんでも許されると思うなよ。
駄文を書き殴るたび自分が普段どういうものを使っているのかを自供している気がします。手の込んだ自害。
ただこれでも抑えた方なので信じてください。Gは抑えないので許してください。
主人が家を空けがちなのは、壊れたずんだもんに合わせる顔がないというのもあると思います。そのせいで度々妖精見て発狂してるのを放置ってのもどうなのよ。
最後のアレは女王アリの生態を元にしました。一回の結婚飛行で生涯有精卵産めるって持ちがいいですよね。
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このページへのコメント
あのクズヘコずん共のせいで色んな所に被害が
無関係な妖精（善良？ぽく見える）まで脅かすとは、ヘコずん許すまじ
何よりこれから一生心身を内外から苛まれ続ける人型ずんが不憫すぎる・・・
これ、主人が膣内出しして上書きできないかなあ
二人が一番幸せになれるルートが無理心中とか勘弁してほしいのだ
もう子ずんを産み続けるのを止めるには子宮を焼き潰すか手術で切除するしかないかと……
それともうこんな悲劇を起こさないように｢ヘコずん狩り｣をやらないと……
畜生、世間や公式のバカ共がヘコずんをおかしいと思わず容認(黙認)して好き放題やらせまくってるからこんなことに…!!!(怒)自分もヘコずんやクズんだ共のせいで｢ずんだもん=傲慢で極悪非道で性欲旺盛で自己中極まりないゴミクズ害獣｣にしか見えなくなっちまったのに、なぜそのイメージは微塵も規制や弾圧をされないんだよ!?セクハラや強姦ばっかりなのにおかしいだろぉ!?!?!?
最初の犠牲者は善良イメージで寄越しました、彼は運が悪かったですね…。
身も心も侵されたずんだもんの女性部分に刃を入れるのは主人のエゴとか、いろんなもので踏み切れなかったんでしょう。思いつきでひでえ事をしやがる。
序盤の言い訳に問題しかなかったですが、今回は(あくまで俺としては)IFのつもりで思いっきり壊しました。ルートによっては畜生妖精相手に仲良く侵攻☆殲滅しているバカップルの姿を観れるかもしれません。
｢畜生妖精相手に仲良く侵攻☆殲滅しているバカップルの姿｣!?!?
なにそれめっちゃ見てぇ……
＞畜生妖精相手に仲良く侵攻☆殲滅しているバカップル
そっちのルートもぜひ
(口から出まかせのつもりだった)とは今更言えないので前向きに考えさせて頂きます。俺としても頭のシアワセな二人の会話気に入ってますし、可能な限り幸せになってほしいのはマジなので期待せずに今後あったらいいな程度に思っていただければ幸いです。
あのヘコずん共め……死してなおその醜悪な欲望と悪意の産物を永遠に遺しやがって…!!!一度ヘコられたら生涯延々と子ずんを産み続けるとかなんておぞましい進化を遂げやがって…!!これはもう、子宮を手術でなくすしか方法はなさそうだな……(そしていずれは｢ヘコずんキラー｣として自主的に街のゴミ共を滅ぼす存在に…)。
嗚呼……なんでヘコずんは生まれるんだ、なぜヘコずんは大衆から好まれてるんだ!?なぜ奴らの愚行を世の中は認めてやがるんだ!?!?あんな気持ち悪くて悪意と煩悩しかないもの、見てて吐き気を催すだけだというのに…!!!
生涯は言い過ぎにしろ一回出したらしばらくは生殖に問題がない。とした方がヘコずん達が快楽目当てにヤッてる浅ましさ、愚かさ、虚無さが表現できるのかなあと魔が刺しました。
また事後報告になりますが、観葉ずんだもんのアイデアを一部借用させていただきました。このような場で申し訳ありません、問題等ありましたら改めて対応させていただきます。