群馬県太田市にあるさくら動物病院です。病院の紹介や、ペットに関する情報を発信していきます。

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猫がかかりやすい病気


◇歯周病◇
猫の歯を支える組織のうち、歯肉にだけ炎症が生じる場合を歯肉炎、歯肉から歯根膜や歯槽骨にまで破壊が及ぶ病気を歯周炎を呼び、猫の歯の表面に蓄積された歯垢中の細菌の増殖が原因となります。猫が歯周炎になると、歯肉が腫れて出血していたり、よだれが多く出たり、口臭がきつくなったりします。そして、歯垢中の細菌が破壊された組織中の血管内に落ちて全身が敗血症という全身感染症を引き起こし、猫の肝臓や心臓、腎臓にまで影響を及ぼします。そのため、猫が小さなころから歯磨きを始めることが大切です。また、定期的に病院に行って検査し、歯垢や歯石の除去、必要があれば、歯の治療を行うこと猫にとって必要です。


◇毛球症◇
毛球症は、猫の胃腸内異物の一種で、毛づくろいの後に、舌に付着して飲み込まれた被毛が、胃内でボール状になって停滞したり、腸管内で絡まって毛糸玉のようになってしまうものです。猫が毛球症になると、食欲不振や嘔吐、便秘などの引き起こし、毛玉を吐き出します。毛球症は猫の内部にある毛玉が外部に排泄されれば、自然と回復してきますが、毛球除去剤などを用いても排泄されず、ひどい場合になると胃や腸を切開して、直接、毛玉を取り出さないといけなくなるので注意が必要です。猫にとって毛球症は予防が大切です。特に長毛の猫や毛が多く抜け変わる季節の変わり目などにはこまめにブラッシングしてあげる事が必要です。


◇猫白血病ウィルス◇
猫の白血病ウイルスは、ウイルス性伝染病の中で一番厄介な病気で、胸腔や腹腔内、皮下にリンパ肉腫と呼ばれる腫れ物が出来たり、異常に血液が増える白血病を起こしたり、貧血などを起こしたりします。このウイルスは世界中の猫に感染が認められており、このウイルスに猫が感染すると、あらゆる病気にかかりやすくなり、また病気にかかった場合直りにくく、死亡率も高くなります。白血病ウイルスは、猫の唾液に多く存在しています。そのため、猫同士の喧嘩による外傷(噛み傷)と口や鼻への直接の接触が最も多い感染源と考えられています。特に外猫は家猫より、感染率が高く、これが猫は家の中で飼育するよう薦める、ひとつの理由になっています。現在では、この病気は予防接種によって、防ぐことができますので、予防接種をすることをお勧めします。


参考:猫の動物学〜飼い方や健康管理

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