鎬‐切刃

オールディス氏族傘下の家門出身。その家門の当主の子息ということから相応の教養を受け育ってきた
18歳の時にとある騎士団に所属し、その武功をもってわずか三年で騎士団の団長に座することとなる
団長としての執務もあったことから『頭名の儀』を行うのも遅くなり、25歳の時に実行。無事成人として認められることとなった

半年後、次の『頭名の儀』のために『かしらのあかし』の返還のため帰郷したところで、悪夢が始まる
その時期から次々と『かしらのあかし』を有するものが何者かによって殺害される事件が発生しているという話を聞いた直後、自身の家を襲撃する者と対峙
それは次から次へと家の者を襲撃し、自分の前に姿を見せた

言葉を発しない、歪な笑い声だけを漏らす。髪の隙間から覗く狂気に悪寒を走らせる
得体のしれないそれに見せてしまったわずかな隙がかのものの逃亡を許すこととなった

後日、重傷を受けながらも生き残った当主（父）に問い質すと、その人物が自分の異母兄であることが判明
そして彼の凶行を止めることを決意したガラハドは騎士団を辞職、遍歴の騎士として活動することとなった。このことは騎士団の中でも特別信頼を寄せていた人物には明かしている

ガラハドの生家の大元。開祖のオールディス家を含めた13の家門から構成されている
一応明記しておくとガラハドの姓は『オールディス』ではない（オールディス氏族の中のサターナイナス家出身）

オールディス氏族の者は半年に一度、『頭名の儀』という慣習を氏族の間で執り行っている
それぞれの家から選ばれた成人候補は自身の家門から『かしらのしるし』と呼ばれるものを渡され、氏族の他家門で同様に『かしらのしるし』を有する成人候補と“決闘”と呼ばれる、双方が納得する内容の勝負を行う
“決闘”に勝利した成人候補は相手から『かしらのしるし』を受け取り、それらが一定数集まった者だけが初めて（氏族の間では）『成人』として認められるのである
（成人として認められたらそれぞれの家に『かしらのしるし』を返還し、次の成人候補に引き渡されることとなる）

ちなみに『かしらのしるし』はそれぞれの家門に“一つ”しか存在しておらず、それだけこの氏族において成人と認められることが狭き門であるかうかがえられるだろう

「団長という立場となろうが、私は護るためにこの身を尽くす」

原型：どどげざん♂（普通よりちょっぴり小さめ）　　年齢：27歳
おだやかな性格・昼寝をよくする

身長：179cm

一人称：私、俺
二人称：貴殿、貴公、貴女、お前

正史での事件が起きていないため、騎士団の団長を続けている
ただし騎士団の人員が若干不足がちなのか、はたまた現場の状況を確認するためか自ら現場に赴いて事件の解決に動くことを多々している
異母兄であるイザヤの実力を認めており、だからこそ彼に正当な評価を示さなかった周辺の状況に複雑な心境を抱いている様子